
今回は、6月7日(土)に敢行した、秩父鉄道秩父本線での撮影等レポート第3回目です。
大麻生No.23踏切での撮影を終えたあと、武川に帰還。そこから三峰口ゆきの各停に乗車し、またも1時間超揺られて終点:三峰口に到着したのは、13時21分のことでした。
なお、前回(永田No.2踏切・武川駅等)での撮影レポートは↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
※今回は、旅程後半で敢行したものを取り上げます。
※今回掲載の画像は、サイズ変更のほか、一部画像では諸々の加工を行っています。また、立ち入りが許可されたエリアから撮影していることを申し添えます。
⑦三峰口駅

三峯神社の最寄り駅であり、秩父鉄道西側の終着駅。淡い緑色をした木造駅舎が目を惹く駅であり、臨時の団体専用改札が設けられているほど規模が大きく、また駅構内も2面2線の構造にプラスして、側線や転車台も設置されており、終着駅にふさわしい風格と規模を備えた駅になっています。

私が乗車した13時21分着の各停は、このあと14時5分に当駅を発車する、羽生ゆきのSLパレオエクスプレスに間に合う最後の列車。そのため、御花畑あたりから乗車人員が急増し、また三峰口到着後も、SL目当ての観光客で駅がごった返していました。SLパレオエクスプレスは、蒸気機関車を使った観光列車として一般にもその名が知られていますが、通常の休日でもこれだけこれを目的とした観光客がいたのには、かなり驚かされましたね。
そんな三峰口で、やや遅めの昼食。当駅は旧荒川村の核となる駅の1つですが、周囲の平地の面積自体がかなり狭いため、集落の規模はそれほど大きくはなく、よって店舗も少なめ。飲食店も決して多くは無いため、駅そばでしゃくし菜そばを食べました。
⑧白久No.4踏切

三峰口で昼食を終えると、SLパレオエクスプレスのC58蒸気機関車の付け替えとその発車を待つ観光客を横目に、線路沿いを歩くこと約8分。到着したのは、住宅が散在する道路の脇にひっそりと設置された、白久No.4踏切です。
三峰口周辺の線形は、アップダウンが激しく、駅前のみ踏切(白久No.5踏切)があり、そこからは盛土上を行くことになるため、道路を越える小さなガーター橋が連続する形に。しかし、今度は道路側の地形がだんだんと線路と同じ高さまで上がってきて、この白久No.4踏切あたりでほぼ同じになるため、ここに踏切が設置されています。
ここで狙うは、もちろん羽生ゆきのSLパレオエクスプレス。撮影するだけなら白久No.5踏切でも良かったのですが、間違いなく観光客で混雑していることが予想されたので、ここ白久No.4踏切で撮影することに。この読みは当たり、当踏切には観光客どころか通行人もゼロで、また踏切自体が第4種踏切で構造物も少なかったため、ゆったりかつのびのびと撮影することが出来ました。



そうして捉えた車両が、上の画像群。先ほど乗ってきた7800系の折返し運用である影森ゆき各停、羽生ゆきのSLパレオエクスプレス、そして羽生ゆきの急行秩父路になります。
このあたりの線形は、三峰口方が緩やかにカーブしており、車両側面を羽生方面ゆきの車両はほぼ正面を撮る構図に。ですが、各車両の迫力は、それなりに出せたのではないかなと思います。

一方、羽生方の線形は直線ストレートなので、架線柱が被ってしまうものの、スパッと車両全体が捉えることが可能。撮影中やってきたのは、6000系の回送でした。永田No.2踏切で捉えた影森ゆきの急行秩父路が、影森到着後回送されてきたものですね。
本列車は営業列車ではないため、当然一般向けの時刻表には掲載されていませんが、三峰口での下車時に駅構内に6000系の姿がなく、また永田No.2踏切でのことを思い出し、「三峰口の発車10分くらい前までに影森から回送されてくるんじゃね?」と思ったら、これがドンピシャリ。6000系の貴重な姿を捉えることが出来ました。またもシャッタースピードを日和ってLED表示幕が切れ気味になっちゃたけど、まあこれはこれでいいでしょう。
⑨三峯神社表参道

白久No.4踏切での撮影を終え、三峰口に戻ったのが14時45分。ここから14時55分発の三峯神社ゆき急行バスに乗車しようと思いましたが、なんと40分くらいの遅延で運行していた状況。この路線バスはもともと遅延しやすいとは聞いていましたが、まさかここまで遅延するとは思ってもみませんでした。あとから調べたところ、GW期間中等は数時間単位で遅れることもザラなんですね。
バスは遅れるものなので、ある程度の遅延は覚悟していましたが、さすがに40分超の遅延となると三峯神社での観光時間が取れないなと思ったので、別の路線バスに乗って途中の大輪という集落で下車。そこから三峯神社への表参道が伸びており、Googleマップ上で「徒歩50分程度」と書かれていたので、歩けない距離ではないなと思いこのルートに変更。大輪バス停に15時18分頃に到着し、そこから歩くことにしました。

しかし、このルートが想像以上に過酷だったのです。
三峯神社は、かなり急峻な三峯山の上のほうにあり、表参道は、現在バス等が通る国道140号線や県道278号線が開通する前に使われていた参拝ルート。そのため、ほぼすべての道が舗装などされていない山道であり、ガチの登山ルートでした。

一の鳥居付近こそ、表参道らしい店舗群や石畳がありましたが、ヘリポートを兼ねたやや広い場所を越えると、いきなり急峻な山道に。できるだけ緩やかな勾配で高さを稼ぐために、道は幾重にもジグザグに配されているほか、山中にある川や滝をいくつも通過。そこには本来全てに橋がありますが、数か月前に秩父を襲った豪雨の影響からか、半分くらいが崩落。あるところは金属製の仮の橋が渡されていましたが、酷いところは橋すらなく川の中を渡るようなルートに変更されており、割と軽い気持ちで観光に来たはずなのに、ろくに装備もない状態でガチ登山をすることになってしまいました。登り行程後半は、もはや生きるために歩き続けていたって感じでしたね。


そんな表参道は、一般人からすると過酷なルートですが、通常のバスルートでは絶対に見られないような史跡やスポットも存在。これらをその目で見れたのは、貴重な経験になりました。特に印象に残ったのは、薬師堂跡。ここは一の鳥居から歩いて2/3くらい行ったところの地点にあり、かつては参拝者の休憩所として機能していたところ。ちょうどこのあたりになると、実際に視界が開け日の光がかなり差し込むようになるため、「やっとここまでたどり着いたぞ!」という安堵の気持ちが沸き上がり、先人たちが参拝しようこの道を登り続けた末薬師堂を発見した際の気持ちを、追体験できたような気がしました。
このような表参道も、だんだんと行程終盤に近付くにつれ、神社関係者の住宅があったり、倉庫があったりと、人の営みが感じられるように。こうして苦労して無事登りきり、三峯神社境内の端に到着したのは、16時23分頃のことでした。通常であれば2時間30分かかるルートを、1時間5分で踏破出来た計算になります。よく頑張ったよ、私(自画自賛)!
⑩三峯神社

三峯神社は、秩父三社の1つで、縁結びやパワースポットとして全国に知られる神社。「秩父鉄道沿線に行くのなら、やっぱりここに行かなきゃダメでしょ!」と思ったので旅程に組み込むことにしました。現地まで直通する急行バスが日に8本しかないため、旅程作成はけっこう難儀しましたね。当初は西武秩父に到着後最初にこちらを訪問する予定でしたが、逆転の発想で最後夕方に訪問する旅程にすると、今回たどった行程の通りわりとスムーズなものになったので、作成できたときは喜びの余り興奮しましたね(実際には、上述の通り、当初想定していなかった表参道の登山をすることになりましたが)。


そうしてたどり着いた三峯神社は、かなり境内が広く、本堂も立派。ほぼ山頂にある神社らしい、澄んだ空気と見晴らしの良い景色、そして厳かな雰囲気が、歴史ある神社の風格を醸し出しており、心が洗われる気分になりました。ここに到着するまでにかなり苦労しているので、喜びもひとしおでしたね。
参拝した時間帯は夕方であり、三峰口方面ゆきの急行バスの最終が発車してしまうという時間帯でしたが、参拝客はまだまだ多数存在。おそらく皆、車で来ていたのでしょう。中には、およそ登山にも神社参拝にも向かないようなラフな恰好をしている人もいて、現代人の軟弱さを感じました(過激派)。まあ、苦労して登山し、1人で勝手に汗だくになっていたのは、自分のせいなんだけどね…。
この三峯神社には、30分ほど滞在。上述の通り、既に三峰口・西武秩父に直通する急行バスはこの時点で終わってしまっていましたが、表参道入口である大輪バス停を通過する同行先のバスは、まだ17時42分の最終便が残っていたため、これに乗るべく先ほどの表参道を急いで下山。帰り道はほぼずっと下りで、かつ要所要所の風景を覚えていたため、特に迷うことなく下りきり、17時37分に大輪バス停に到着しました。所要時間は55分。不可能かと思われた行程を、最後は自分の脚力でなんとか可能にしました。
⑪御花畑駅

大輪バス停から17時42分発のバスに乗り、西武秩父に到着したのは18時25分。ここからそのまま特急ちちぶで東京都心に戻ってもよかったのですが、行きと同じ行程じゃつまらないし、まだまだ1日フリーきっぷが使えるので、秩父鉄道で熊谷まで出て、そこからJR高崎線を使って帰るルートを選択。その際、御花畑から列車に乗車しました。

御花畑は、秩父市役所の最寄り駅であるほか、駅名こそ異なるものの、徒歩数分で西武秩父に連絡できる駅として有名。乗換え駅どうしの位置も名前も異なっており、かつ秩父鉄道側には別に秩父駅があることから、普通であれば観光客の多くが混乱しそうな感じがしますが、ここはかなり名前が知られているからか、混乱している観光客は1人もいませんでした。
そんな御花畑は、2面2線の構造。駅舎自体はある程度大きいものの、狭隘な通路側に面しているせいで、かなり窮屈な印象を受けます。その分、ホームは広くとられていましたね。
上述のような構造であるため、向かい側のホームへ行くには跨線橋を渡る必要がありますが、利用者の便を図り、西武線からの直通列車を除きほぼすべての列車が駅舎側のホームに停車するようにダイヤが調整。おかげで駅入場から列車の乗車が非常にスムーズでした。対向列車がないことを利用した、このようなダイヤの組み方は、神戸電鉄の谷上でも見られるものですよね。

ちなみに、御花畑駅前にある踏切では、偶然影森ゆきの急行秩父路(最終)を撮影することに成功。6000系のリバイバルカラー車両が使用されており、この日初めての遭遇になりました。
⑫おまけ


今回の旅行において、鉄道界隈に限らず「次は オマエダ」のLED表示でネタにされる小前田を、上り2回・下り1回の計3回通過。そのとき自分のスマホで、「次は オマエダ」を撮影しました。

さて、御花畑から熊谷ゆきに乗り、終点の熊谷に着いたのは19時50分。そこで夕食をとり、少しだけぶらぶらしてから、家路につきました。
今回の旅は確かに充実していましたが、熊谷以東を全然観光できてなかった等、ちょっと心残りもあるたびになりましたね。今度は秩父鉄道東側を攻める旅をしても、いいかもなぁ。
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