
ついに決別した復讐心!
これでいいんだよな、母ちゃん―。今回の『仮面ライダーガヴ』は、絆斗の仇敵と言えるグラニュート:ラゴーとのお話後編。彼がラゴーを前にしてどのような行動と判断をするかが最大の焦点ですが、やはり彼自身はラゴーを倒すという選択をとらず、ストマック家(グロッタ)によって倒されるというオチになりました。
絆斗のドラマだけでも十分お話として見ごたえがありますが、そこにプラスしてジープのビターガヴへの変身も組み込んでいたのが、さらにドラマを見逃せないものにしていてGood。ガヴ マスターモードのアクションも、目を瞠るものがありました。でも、絆斗のドラマに比べればインパクトには欠けるから、ジープがちょっとかわいそうでもあったかな…。
なお、前回(第37話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、健二/ラゴーが、母:早恵をさらった犯人であることを知った絆斗。はぴばれに戻った彼は、ショウマたちの話を聞いてもなお、自身の復讐心を抑えることができませんでした。ショウマの提案で、再び和菓子屋を訪れることにした絆斗は、健二とともに外に出て、彼の過去と抱えていた事情を知ります。それを聞いてもなお、絆斗は怒りは収まらず…。序盤では、健二の語りから、彼の今までの過去が判明。グラニュート界で菓子店を営んでいたものの、経営に行き詰まり店をたたんだ彼は、闇菓子製造に加担することになり、その中で早恵を誘拐。その後今の和菓子店にも素材集めのために潜入しましたが、そこで過ごすうちに本来の自分の好きなお菓子作りを再認識し、人間界に溶け込む選択をしていました。この後のドラマ展開や戦闘パートに時間を割かなければならないためか、健二の語りはかなりコンパクト。それでも、彼の過去がキチンと分かるようになっていたのでいいのですが、欲を言えば、彼が闇菓子に手を出した事情が、生活のためだったのか、もしくは菓子店をたたんだストレスで中毒になってしまったのか、どちらだったのかくらいは触れてほしかったですね(おそらくお話の流れ的には前者)。そうした背景を知っても、やはり怒りを抑えきれない絆斗。彼のさまを見たショウマは、ラキアに復讐心について相談し、絆斗と似たような答えが返ってくるも、その言葉の裏にあった苦しみを察知していました。ショウマの言う通り、復讐心を抱えて相手を倒そうとすることは、自分自身もツラいし、それを成し遂げたあとも幸福が待っているとは限らないもの。でも、かといって、相手の事情を汲んでただ赦すというのも、ベストな選択肢ではないと思うんだよなぁ。
ショウマを倒すことに並々ならぬ執念を燃やすジープは、ニエルブによる身体改造の提案を受け入れ、自身の身体に黒ガヴをセット。そして、ショウマとラキアの元に現れ、ビターガヴ バキバキスティックフォームへと変身します。ニエルブの言う通り、ガヴ ポッピングミフォーム/ショウマやヴラム/ラキアを圧倒しますが、ガヴがゴチポッドでマスターモードに強化変身してから、形成は瞬時に逆転。ビターガヴはあっという間に追い詰められ、ジープは火だるまになりながら逃げていくのでした。中盤~後半では、絆斗のドラマに並行して、ショウマたちとジープの戦闘が描写。ビターガヴ バキバキスティックフォームで、最初こそガヴたちを圧倒するジープでしたが、ガヴ マスターモードの敵ではありませんでした。この戦闘シーンとドラマは、とにかくジープが憐れ。変身直後こそ、ガヴを追いつめる強さを発揮したものの、最終的にはガヴ マスターモードの前にコテンパンにやられており、彼から見れば、「ショウマと同じところにまで堕ちた(人工的なガヴを取り付けたため)のに、結局ガヴに勝てない」という容赦ない現実を叩きつけられたのですから、彼の精神的・肉体的な追いつめられ具合は、もう極限まで達していると言えるでしょう。よく考えてみると、最初の優勢だったときも、勝っているとはいえガヴもヴラムも初期フォームの姿だったので、この時点で調子に乗っていたのもまた憐れに感じますよね。そんなビターガヴに対し、勝利したガヴ マスターモード。初登場時でも見せた高速戦闘もそうですが、かなり高いタワーのてっぺんに上ってポーズを決めるさまが、とてもカッコよく印象に残りましたね。あれ、たぶん合成じゃなくてガチでやってるよなぁ。
アニマル和菓子が完成した報せを聞き、三度和菓子店を訪れる絆斗と幸果。それは、絆斗が健二に復讐を行うタイムリミットが来たことを意味していました。健二は川辺でわざとラゴーに変身し、絆斗はこれに刺激されたことでヴァレンに変身。一発パンチを食らわせたあと、攻撃の雨あられを食らわせて―!アニマル和菓子が完成したことで、絆斗に倒される覚悟をキメた健二。そんな彼に対する絆斗/ヴァレンの行動は、数回彼を攻撃するも、その命までは奪わないというものでした。寛人のことを思ってこの選択をした絆斗の行動は、予想通りであったものの、彼らしいなという印象。わざと攻撃を外したあとに「これでグラニュートとしてのお前は死んだ」というセリフを言ったのは、ちょっとベタ過ぎるかなと感じた一方、その後ずっと持っていたグラニュートのイラストを自らの手で破り捨てるさまは、ガツンと印象に残りました。個人的には、この破り捨てる行動にこそ、彼が復讐心と決別したという意味が強く込められているように感じられましたね。このシーンにはグッと来たなぁ。こうして健二は、和菓子店に戻り再び健二として生活をはじめますが、成績不振のグラニュートとしてグロッタに処分されることに。彼の消滅を見た者は、誰もいませんでした。やはり最後には消されてしまった健二。グロッタに倒されることも、今回のドラマ展開で何となく予想出来ましたが、絆斗と別れた直後ではなく、和菓子店に戻ったあとに倒されているのが、エグいなぁと感じます。寛人たちと再会して、そのあとに消されているってことですからね。健二が消されたことを知らずに、このまま寛人は生きていくのでしょうか―。
「人間界のお菓子をもっと食べたい!」というデンテの希望を叶えるため、一肌脱ぐことにしたショウマとラキア。しかしそれにより、ストマック家全体に、彼が生きていることが知れ渡ってしまう。彼の元に押し掛けたグロッタの真意は何か?そしてラキアは、ついにコメルの仇と対面する―!
次回は、ラキアの仇敵と対決にして、アラモードモードの誕生回の前編か。コメルを殺した犯人が誰なのか気になるところですが、残り話数とストマック家と決着のつけ具合から考えると、それはグロッタになるのかなぁ。ほら、大きな鎌も持ってるし…。
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…というワケで、記事は「『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第16話 ちょっとした感想」に続きます。
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