
ショウマが確立した自己の象徴!ガヴ マスターモード
今ここにいる俺は、ショウマは―、ここにいられて良かったと思ってる!今回の『仮面ライダーガヴ』は、ガヴ マスターモード(マスターガヴ)の初登場回にして、ランゴの撃破回。マスターモードの誕生過程よりも、前回心身ともにやられてしまったショウマの復活そして自己の確立に重きが置かれており、それによりマスターモードが誕生するというドラマの流れが、美しいなと感じました。
ランゴは確かに倒されましたが、爆炎の中に消えており、その生死がハッキリしていないのが見逃せない点。もしかして、瀕死の状態で生きてたりするのかな?マスターモードの活躍的には、倒されていたほうがいいんだけど、ドラマ的には、ギリギリのところで生き延びて、ジャルダック家に一矢報いてほしいんだよなぁ。
なお、前回(第35話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、ランゴにやられたショウマたち。肉体的にも精神的にも深いダメージを負っていた彼らでしたが、絆斗の提案をキッカケに、再びランゴの企みに対抗すべく行動を起こします。その後、ショウマがグラニュート界に繋がる扉を探していたとき、ジープが突然現れ、不敵にも次のランゴの襲撃場所を予告してくるのでした。前回のあらすじ紹介後は、ラキアのアジトからお話がスタート。前回ランゴにかけられた言葉を回想するショウマに、絆斗は気にすることはないと声をかけ、一般市民たちにグラニュートへの危機感を持ってもらうよう、わざとその情報を小出しにして流すことを提案します。前回飛行機でかき消された、ランゴの肝心要の言葉。「ニチアサの放送コードギリギリであるため、それを隠したのか」と思われていましたが、今回初っ端からアッサリ公開されているあたり、単に今回のこのシーンに繋げるための前フリ演出だったようです。「なんだよ!」と拍子抜けしてしまいましたが、前回のこの演出で、視聴者側は確かに「次の回はどうなるんだろう?」と惹きつけられたことから、制作側の意図した演出としては、成功と言えるでしょう。こうしたやり取りののち、ショウマたちは行動を開始。行き詰まりかけていた調査でしたが、ジープの出現で一気に進展することになります。
ランゴの次なる襲撃地点は、律も参加予定のU.M.A.のライブ会場。遠回しに律に参加取り止めを提案するショウマたちでしたが、彼女がそれを聞くはずもなく、やむを得ず会場内での警備を開始します。そして、ライブが始まる直前になって、会場内で集団昏睡事件が発生。ランゴの仕業だと気付いたショウマは、自身がランゴの後を追うとして、この場を絆斗とラキアに任せ、2人はグラニュートとエージェントをそれぞれ撃破するのでした。中盤より、舞台はライブ会場へと移行。その気になれば律をムリヤリにでも止めることが出来たはずですが、彼女のU.M.A.に対する思いを知ったことで、あえてスッと引きライブ会場の警護に方針を変更していることに、ショウマたちの優しさを感じました。そして、ライブ会場はジープの予告通り、ランゴにより襲撃。毒素を空中散布する手法を、デンテの用意した防毒マスクで乗り切った絆斗とラキアは、それぞれヴァレンとヴラムに変身し、グラニュートとエージェントに挑みます。今回はガヴがメインのため、2人の戦闘は最低限。それでも、両者ともに敵を全て撃破していたので、キッチリ見せ場は確保されていましたね。ちなみに、今回の戦いで、ラキアのヴラスタムギアが大破しますが、これは今後登場する最終フォームへの布石なのは明らかなので、そんなに心配にはならなかったかな。
とうとうランゴに追いつき、対峙するショウマ。彼は既に立ち直っており、ランゴに言い返すと、その言葉に感動したゴチゾウたちの力で、ゴチポッドがモードチェンジし、ガヴ マスターモードへと変身します。マスターモードは、オーバーモードに比べると、スピードが増した分パワーに劣るという欠点がありましたが、ガヴはモードをこまめに使い分けることでこれを克服。ついに必殺技を繰り出し、ランゴは大爆発の中に消えるのでした。終盤では、ガヴ マスターモードの誕生と戦闘が描写。これまでの経験を思い出し、また絆斗の書き込みに対してついた、かつて救った人々の感謝の言葉を踏まえ、生まれはどうであれ、今ここにいることを自分自身で肯定し立ち上がるショウマの姿は、大変カッコよく、そして今まで生まれのせいで蔑んできたランゴに対しての最大の反撃であると感じましたね。これに対するランゴも、怒って全否定するのではなく、「なかなか言うじゃねぇか」という表情で見つめているのも、大変興味深かったです。ああいう口ぶりだったけど、やっぱりほんの少しだけ、血縁であるがゆえのショウマに対する情を持っていたのかな。その後展開される、マスターモードとランゴの戦闘は、全体で見ればマスターモードの優勢ではあったものの、一強状態ではなかったのが興味深いところ。スピードが強化された分パワーが落ちており、それをオーバーモードに素早く変身することで克服する戦い方は、それぞれのモードの存在意義をしっかり作り出していてGoodでしたね。最終フォームが2種類あるなんて、『アギト』のバーニングフォーム&シャイニングフォームみたいだと思いましたが、ガヴの場合、それ以上に小刻みに、そしてスピーディーに使い分けてくれそうです。
マスターモードによって倒されたランゴ。しかし、冒頭で触れた通り、彼の死は明確に描かれていません。また、ランゴが爆発したときのジープの反応、あれは、家族を失ったことの悲しみか、己の計画が狂ったことへの恨みか―。いずれにせよ、『ガヴ』の物語は、まだまだ波乱がありそうな気がしますね。
はぴばれに舞い込んだ、和菓子屋再生の依頼。ショウマたちがそれに尽力する中、ジープの襲撃を受ける。そのとき絆斗は確実に見た。母:早恵を連れ去ったグラニュートの姿を!
次回はいよいよ、早恵をさらった絆斗の仇敵が登場か?『ガヴ』が例年通り8月終了なら、絆斗とラキアの最後の各主役回前後編をやるには、ちょうどいい時期なんですよね。ということは、ここで登場するグラニュートこそ、真の仇なのかなぁ。
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…というワケで、記事は「『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第14話 ちょっとした感想」に続きます。
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