お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガヴ』第14話 ちょっとした感想

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ケーキと思いの力の結晶!ケーキングフォーム

 

 

 

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ここでやられて、悲しみで返すわけにはいかない…。これからもっと、笑顔で、お返ししていくんだ!今回の『仮面ライダーガヴ』は、クリスマス商戦の要にして、中間強化フォーム第1弾となるケーキングフォームの初登場回。その強さとシータの撃破というカタルシスはもちろんのこと、それらを補強するドラマにもしっかりと力が入れられており、ドラマ面・特撮面ともにかなり楽しめる一編になっていました。

 

ケーキングフォームの誕生過程のドラマに力が入れられるのは、当然と言えばそうなのですが、ジープとシータのショウマに対する恨みについてもしっかり描かれていたのは、本当に秀逸。前回までの描写だけでも十分説得力はあるのですが、今回はそれにプラスして彼らに対する様々な感情を視聴者に抱かせてくれました。結局ジープだけが生き残ることになったけど、そのうち第3勢力としてまたストーリーに関わってきそうだな…。

 

なお、前回(第13話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ジープとシータの攻撃を受け、崖下に転落したガヴ/ショウマ。彼は重傷を負いながらも奇跡的に生き延びており、絆斗に発見されてはぴばれに戻ります。ショウマの惨状にさすがの幸果も心配する中、ショウマが希望したのは、皆で作ったケーキを食べること。幸果と共にそうしたことで、ショウマは、お菓子を食べることに、カロリーとしてパワーを得ること以外の大きなものに気づくのでした。序盤では、ボロボロになったショウマがはぴばれに戻り、幸果とともにケーキを食べるさまが描写。ショウマの状態を考えれば、グラニューとであるため人間に比べると回復が早いことを加味しても、少なくともケーキをゆっくり食べているような状況ではないのですが、ここに「ジープとシータがいつ襲ってくるかわからない」という要素を付加することで、このタイミングでケーキを食べることに説得力を持たせているのがGoodです。そうだよね、このタイミングを逃して、ジープとシータを退けるまでは食べてる余裕ないもんね。このようにして、若干無理をして食べたケーキは、ショウマに不思議な感覚を与えることに。この感覚を通して彼は、お菓子をはじめとする料理を作ること、そしてそれを他の誰かとともに食べることへの喜びを痛感します。こうした感覚をしっかり描くことで、ショウマの気づきを視聴者に印象付けると同時に、ケーキングフォームが今までのフォームに比べてより強大なパワーを持っている理由付けになっているのが、これまたGood。一見するとベタなドラマ展開に見えますが、しっかりとこの後の展開を見据えて挿入されているのが素晴らしいです。

 

ショウマの死体を発見できず、彼を誘い出すため市街地を襲うジープとシータ。そのさまと、彼らからの挑戦状を知ったショウマは、絆斗に最低限のことだけ告げて、彼には可児を追わせ、自分は指定された倉庫へと向かいます。そして、再び対峙したジープとシータから投げかけられるは、恨みつらみばかり。しかし、ショウマはそれに一切屈さず、彼らとの戦いに挑みます。中盤では、ジープとシータによる市街地への侵攻が開始。このさまを見、またそこに表示されたグラニュートの文字を読んで、ショウマは彼らが自分に挑戦状をたたきつけていることに気づきます。ここで彼は、絆斗とともにはぴばれを飛び出すのですが、絆斗と別れる際のシーンは、ちょっとだけ緊張感を覚えました。被害を受けている市街地とは別の方向(呼び出された倉庫)に向かおうとするショウマに対し、当然絆斗は疑問を投げかけるのですが、それに対しショウマが、「自分はグラニュートである」というところまで答えちゃうんじゃないかとハラハラしたんですよね。しかし実際は、ジープとシータは母親の仇だと語るのみでおしまい。個人的にはひと安心しました。でもやっぱり、ショウマがグラニュートであることがバレるドラマは、絶対避けては通れないだろうなぁ。ニエルブが酸賀とも接触していたし、第2クール中にそれにかかるドラマが展開されるかも…?こうして絆斗と別れ、ジープとシータと対峙するショウマ。2人はショウマに対し恨みつらみをぶつけてきますが、それに折れるショウマではありませんでした。ジープとシータがショウマを蔑んでいたことは、前回までで何度も描写されていましたが、今回はそれにプラスして、ある種の羨ましさを持っていたことが判明するのが、非情に興味深いところ。ショウマはずっとみちると軟禁状態で不自由していましたが、肉親と常にかかわっていられるという点に、ジープとシータはずっと羨ましがっていたんですね。ジープとシータがどこか歪んでいる今の関係性になっちゃったのは、あの環境下から考えると、ある意味必然だったのかもしれませんね。そう考えると、同情はできないけど、彼らもかわいそうだよねぇ。

 

だいぶ回復したとはいえ、ジープとシータに劣勢気味のガヴ。しかし、それでも負けたくない、幸果のもとに帰るという強い意志が、ケーキングゴチゾウを生み出します。こうして誕生したケーキングフォームは、圧倒的な力を見せ、形勢を逆転。ジープとシータに必殺技を放ちますが、ジープはシータに庇われ生存。こうしてショウマは、無事幸果のもとに帰る一方、ジープは深い悲しみに包まれ、帰る場所もなく独りきりとなり―。終盤では、ケーキングフォームが登場!不屈の強い意思で立ち上がり、ケーキングゴチゾウを生み出すガヴの姿は、本当にカッコよかったですね。その後展開される戦闘も、実際のアクションとCG合成を駆使することで、ダイナミックな表現をしていてGood。単にCG合成をマシマシしてエフェクトをハデにするだけでなく、ケーキングフォームのエフェクトで実際の液状素材を使用したり、港湾の倉庫街であることを活かして、実物のクレーンとワイヤーアクションを組み合わせたりと、実際に大掛かりな撮影をすることで、ケーキングフォームのあらゆるアクション・攻撃を魅せてくれていたのが素晴らしかったです。こうしてケーキングフォームは破竹の勢いで攻撃を繰り返し、一気に戦況をひっくり返してジープとシータを追い詰めることに。ケーキングフィニッシュで2人とも倒そうとしますが、実際に倒されたのはシータのみであり、ジープは生き延びることになります。生き延びた、というよりも生き延びてしまった感のあるジープ。今の彼には、シータを失った悲しみを中心に、彼女を守れなかった自分、彼女を倒したガヴ、そして自分たちを見捨てたランゴらストマック家への、各方面への恨みがあることでしょう。これがどのように今後の彼の行動に影響を与え、ドラマにかかわっていくのか―楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絆斗から逃げ出したはずの可児が、ストマック社から抜けだしたいとショウマにすがってきた。果たしてその意思は本物か。絆斗が信用ならないとバッサリ切り捨てる一方で、可児はエージェントたちに襲われ、ショウマの心は揺れ動く。その末に、ショウマがとる選択とは?

 

次回は、今回倒されるかと思いきや、倒されず逃亡した可児/ロジョーにかかる一編になりそう。ラーゲ9も登場するみたいだし、可児は次回で退場しそうな気がしますね。問題はその仕方。本当にストマック社から抜け出したいのか、あるいはショウマたちのスキを突いて倒すためのハッタリか―どっちなんだろう?

 

…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ40 ちょっとした感想」に続きます。

 

 

 

 

 

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