身体を張った調のファインプレー!
番組は変わって、『爆上戦隊ブンブンジャー』です。
そんなものに喜びを見出すお前は、地球の敵だ!第3クール最終回となる今回は、ワルイドがついに地球に降り立ち、ブンブンジャーが未だかつてないピンチに陥るも、調の決死の行動で逆転勝利をつかむお話に。大也たちのISAへの疑念が決定的なものになり、波乱の最終クールを予感させるものになっていました。
あるときはギャグあり、またあるときはシリアスと、お話の雰囲気が風邪を引きそうになるほど乱高下していましたが、それを違和感なく同居させているのは驚異的。そしてやはり、調がブンブンワゴンで駆けつけるシーンは、グッと来ましたよね。これからかなりの逆境に立ち向かうことになるであろう大也たちですが、彼らなら、きっとこの難局を乗り越えられることでしょう。
なお、前回(バクアゲ38)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーガヴ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
調がISAにて同期の舞美と再会していた頃、サンシーターたちはグランツの指示でスポンジグルマーを生成。そのスポンジであらゆるものを滑らせ、ブンブンジャーを思いのほか苦戦させます。そして、スポンジグルマーはその吸収力で、あろうことか射士郎たちを吸収していって…。序盤では、調のドラマとスポンジグルマーの登場&戦闘が、交互に描写。調は舞美のことを信頼できる同期だと思い続けていましたが、視聴者へは割とすぐに、常槍本部長との繋がりが明かされる形になり、ドラマにさらなる波乱が起きることを予感させました。調は今回のことを通して、ISAのことを調べてみるとは言っていましたが、そうなると絶対に舞美と本部長との繋がりに行き着きますよね。その事実を知ったとき、彼女はどうするんだろう―。一方、グランツの渡したイグニッションキーで生まれたスポンジグルマーは、想像以上の強さを発揮。最初こそ、放った泡で人々を滑らせ、そこからギャーソリンを集めるという可愛いものでしたが、スポンジそのものの吸収力を利用して、ブンブルーをはじめとするブンブンジャーを吸収してしまうという、とんでもない能力を見せてきます。ここでは、スポンジグルマーの能力に戦慄させられましたが、個人的には戦闘前後の大也たちの反応にも注目したいところ。変身直前の大也と射士郎のアイコンタクトは、明らかにお互いこの戦闘以外の何かを了解したそぶりで気になりましたし、遅れて駆けつけてチェーンを持ってきた玄蕃が、すぐにスポンジグルマーの泡にやられて慌てる姿は、少し残念に思いながらもやっぱり笑えました。
射士郎たちがスポンジグルマーに取り込まれ、孤立したブンレッド。そこにグランツそしてワルイドが現れ、変身解除させられてしまった大也に迫ります。ワルイドの卑劣さに怒る大也でしたが、グランツにブンブンチェンジャーを破壊され、変身すら出来ない大ピンチ。そのさまを見ていた調は、常槍本部長に疑念を抱き、ブンブンたちのもとから飛び出していきます。中盤では、ワルイドの地球降下と、その足で大也のもとへ向かい彼と1対1で話すさまが挿入。前者については、天候がそれほど良くない中で撮影を強行したように見えて「大丈夫なのかこれ」と不安になりましたが、後者では、そうした不安を払拭してあまりある、悪としてのキャラの濃さと威厳を見せてくれました。ワルイドの言によると、地球はギャーソリン集めに最適の星であり、ブンブンの大事なものは全て壊してやると宣言。また、大也たちの目指しているBBGもハシリヤンのシノギになっており、公然と八百長が行われているとのこと。このシーンは、映し方の工夫は凝らされているものの、基本的には大也とワルイドが語っているだけですが、これだけワルイドの威厳、そして大也たちの目指していた夢をぶっ壊すインパクトをひしひしと感じさせていたのは、ドラマ構成として本当に素晴らしいなと感じました。回想シーンやイメージ映像を全く使っていないのに、その語りだけでこれだけのものを端的に感じさせるのは、なかなか難しいですよ。こうした大也のさまを、ブンブンとともに見ていたのが調。ワルイドがBBGの話をしたとき、調は自身の記憶で他人にそのことを話したのは本部長しかいなかったことから、すぐに本部長が怪しいのではないかと気づきます。この調のシーンは、今後のドラマに関わる重要なシーンの1つですが、ちょっとその気づきが飛躍し過ぎかなとも感じました。だって、ワルイドが他の情報筋からそれを入手した可能性も、この段階では全く否定できませんからね。ただ、この繋げ方自体は、それまでのドラマ展開をキチンと受けて挿入されていますから、「ん?」と感じたものの、そこまで大きく違和感を覚えるものでもありませんでした。
大也にスポンジグルマーがジリジリと迫るとき、ブンブンワゴンで現れ、ブンブンチェンジャーを届けたのは調。そのムチャなファインプレーに大也は感謝し、全員でチャンピオンブンブンジャーへと変身します。スポンジグルマーはチャンピオンブンブンジャーの敵ではなく、等身大戦・巨大ロボ戦ともにあっという間に決着。今回の一件を通して、大也たちそして調は、ISAへの疑いを確信するのでした。ブンブンチェンジャーも破壊され、大ピンチの大也のもとに駆けつけたのは、ブンブンワゴンに乗った調。生身の人間がブンブンカーに乗るのは非常に危険な行為でしたが、調はそれをやってのけ、大也に新たなブンブンチェンジャーを届けます。大也と調のシーンは、会話の数がわざと絞られており、そのアイコンタクトで、調の思いを大也が了解するさまがしっかりと挿入されていたのがGood。今までメタメタにやられていましたから、ここから「さあ反撃が始まるぞ!」という、視聴者のテンションもバクアゲになる名シーンでした。その後、チャンピオンブンブンジャーに変身した彼らが、スポンジグルマーに負けることはなし。等身大戦ではチャンピオンブンレッドが、仲間たちのアシストを受けて撃破に成功。巨大ロボ戦では、ブンブンジャーロボチャンピオンレオレスキューカスタムで勝利をおさめます。今回、チャンピオンキャリアーにプラスしてブンブンレオレスキューも合体した「ブンブンジャーロボチャンピオンレオレスキューカスタム」が初登場。合体構造上出来そうだなとは思っていましたが、この段階で劇中に登場したのは、嬉しいサプライズでした。チャンピオンキャリアーの鮮やかなブルーと、レオレスキューの燃えるレッドのコントラストが、抜群のカッコよさを誇っていましたね。
ブンブンジャー大好きという少年が、まさかの本物のブンブンジャーに弟子入り志願!その相手を担当することになったのは、錠だった。街に、人間の恥ずかしい数字を表示する苦魔獣が現れる中、錠はこの事態にどう対処するのか!?
次回は、錠が主人公の単発回になりそう。残り話数的に、単発回ができるのもあと僅かですし、錠の父親役でガオレッドが登場しますから、どこまで見応えあるお話になっているか、期待ですね。
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