今回は、7月27日(土)に発売された、「ウルトラアクションフィギュア ウルトラマンアーク ソリス&ルーナアーマーセット」のご紹介です。
近年、順調な売上げを記録していることから、「ウルトラシリーズ」の主力商品の1つにまで発展した「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」。『アーク』の場合、そのフィギュア化を前提としたタイプチェンジデザインとされ、今回堂々のリリースとなりました。
価格は約5000円と、それまでのウルトラアクションフィギュアに比べると値が張りますが、これで3タイプ遊べると考えると、決して高くはないと言えるでしょう。それにしても、一気に初期3タイプを1つのパッケージで発売するなんて、なかなか思い切ったことしたよなぁ。
なお、本商品前後に発売された、ソフビのウルトラマンアークのレビューは↓コチラです。
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フィギュア本体をパッケージから取り出すと、こんな感じ。体形自体は、ウルトラマン系のウルトラアクションフィギュアとして標準的なものになっており、身体が華奢でやや頭でっかちな造形。しかし、アークの場合、頭部デザインがシンプルでそれほど重たくされておらず、上部に向かって収束していくようなものになっていることから、頭のデカさはほとんど気になりません。デザインの勝利ですね。
造形・塗装ともに劇中スーツを的確に再現。後者については、一部細かい点および背面が省略されていますが、塗装自体ももともとシンプルであり使用塗色も少ないので、パッと見ではほとんど塗装省略に気づきません。
可動箇所およびその範囲も、ウルトラマン系のウルトラアクションフィギュアとしては標準的なもの。アークの場合、肩アーマーのデザインがないことから、特に造形物が動きに干渉することなく、ガシガシ動いてくれます。アークファイナライズが再現しにくいのが難点ではありますが、これは仕込まれた関節の限界によるものなので、仕方ないですね。
そして、このセットには、アークの専用武器であるアークアイソードも付属。さすがに完全塗装はされていませんが、シルバーとメタリックブルーで塗分けるというそこそこ豪華な仕様になっており、遊びに幅を持たせてくれています。
これで遊んでいて気付いたのが、アークアイソードにかかるポーズとしてポピュラーな、アークが顔面でそれを召喚する際の再現には、想像以上に肘関節を曲げる必要があるということ。上の画像では少しごまかしていますが、ウルトラアクションフィギュア程度の可動域だと、正直再現はちょっと厳しいです。そう考えると、アークって意外に躍動的というか、細かな動きがいるポーズが多いんだなぁ。
さて、このセットによる遊びが、アークのフィギュアのみにとどまらないのは周知の事実。付属しているソリスアーマーオブジェクト・ルーナアーマーオブジェクトを使うことで、アークの初期タイプであるソリスアーマーとルーナアーマーを再現することが出来ます!
まずは、ソリスアーマーから。一見すると複雑そうに見えるオブジェクトの合体は、それほど苦なく分解することが可能。一部パーツをいったん取り外してから、胸部にアーマーを合体させ、その後両腕に装飾をつけると完成です。
劇中スーツから受ける力強い印象は、ウルトラアクションフィギュアになっても健在。細かくパーツ分割したり、ボールジョイントを仕込むことで、劇中再現しつつ可能な限り可動域の制限を無くそうとしているのは素晴らしいですが、腕の装飾を別パーツにしているため、少し外れやすいのが難点です。それでも、普通に動かしている分には、ずれる程度の動きでポロポロ落ちる等はないので、かなり頑張っていると言えるでしょう。
続いて、ルーナアーマー。こちらも合体機構はソリスアーマーと同じですが、両腕の装飾がルーナソーサーのみにとどめられていること、また胸部パーツがかなりフィットすることから、少々激しく動かしても、パーツが脱落することはなし。また両肩を除いてもともとのアークのフィギュアそのものの可動箇所に干渉していないことから、かなり柔軟なポージングが可能です。
アーマーをつけているにもかかわらず、装着前のアークのフィギュアと、ほとんど動かしている感覚が変わらないのは、本当に秀逸。設計の完成度の高さを感じると同時に、現場でのアーマーの使いやすさも感じられるように思えました。デザインのカッコよさとしてはソリスアーマーに、フィギュアの動かしやすさとしてはルーナアーマーに、それぞれ軍配が上がりますね。
『アーク』におけるウルトラアクションフィギュアの攻勢はまだまだ続く予定であり、いよいよ今月は、パワーアップタイプであるギャラクシーアーマー登場に合わせて、それが商品化予定。素体フィギュアをどうするのかなと気になっていましたが、アークの色変えをしてルティオンとして売り出すとは、なかなか考えたなぁと感じました。
ギャラクシーアーマーの合体機構は、ソリスアーマーのそれと似ているようですが、手首部分に装飾がないため、パーツ脱落のリスクはやや軽減されてそう。どんな仕様になっているか、楽しみです。
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