お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンアーク』第10話 ちょっとした感想

アークイヤーは地獄耳

 

 

 

さようなら。私に出来た、最後の友だち―。今回の『ウルトラマンアーク』は、スーツが数年前に作られたのに、諸事情によりしばらく登場出来ず(ギャラファイには出て来ていましたが)、ようやく「ニュージェネレーションヒーローズ」作品本編デビューとなったノイズラーの登場回。それに付随するドラマは、直接的にはノイズラーに関係ないものでしたが、未知との交流との顛末を描いた、涙を誘うお話になっていました。

 

1つ1つの展開は、ドラマを進めて30分以内に完結させるために、少々極端なところもありましたが、「なぜこのキャラがこうした行動を取るのか」また「ノイズラーによってもたらされる非常事態」等を上手く利用して、その極端さの印象をかなり軽減していた印象。思ったより違和感無く、そして涙なしでは観られないものになっていましたね。改めて考えてみると、「ウルトラシリーズ」らしい単発回になっていたよなぁ。

 

なお、前回(第9話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

ユウマのかつてのクラスメイト:カズオが、遠くの星の宇宙人であるフィオと交流し、そこにノイズラーが介入してくる形になっていた一編。フィオの話とノイズラーの話が、直接的には全く関係ないという形になっていたのは、大胆さを感じました。フィオと交信は途絶してしまったけど、やっぱり彼女が死んでしまい、彼女の星は死の星になってしまった…のかな。

 

地球の衛星軌道上に確認される、謎の生体反応。それは、地球から発される特定の音波と共鳴しており、SKIPの調査で、星元市内のマンションの一室から放たれていることが判明します。ユウマが実際に訪問すると、そこには中学時代のクラスメイトだったカズオの姿が。どことなく気まずい雰囲気になり、少し話して出ていってしまうユウマでしたが、彼はカズオの部屋にこそ何かがあることを、しっかりと察知していました。今回は、序盤の早い段階で、ノイズラーの存在と、それを呼び寄せる電波の発信源がカズオにあることが判明。ユウマはカズオが中学時代のクラスメイトであることもいち早く気づきますが、彼との間に流れる気まずい空気のせいで、いったん撤退を余儀なくされます。部屋の中にあからさまにあるアマチュア無線と、部屋の中に散乱する電波関連の書籍から、カズオが何か隠し事をしていて、それがノイズラーと関係あるとすぐに察するユウマ。本来であればこのままサクサクドラマが進みそうですが、ここに「気まずい空気」という要素を付加することで、ユウマが一時探りを中断する合理的な根拠付けになっているのが興味深いです。それでもなお、カズオの自宅の玄関ドアに耳を当てて、彼が何かと交信していることをスパッと突き止めるユウマはさすがと行ったところ(あま(褒められる行動ではありませんが)。捜査の流れが鈍るのを描写しつつ、ユウマは彼なりにきちんとやることをやっているという描写を両立していてGoodでした。

 

カズオが何かと交信しており、それが生体反応を放つものを呼び寄せているのは明らか。ユウマはそれでも、カズオの思いを汲んで時間をかけて説得しようとしますが、生体反応は地球に近づいており、一刻の猶予もありませんでした。同じ頃、カズオは引き続きフィオと交信するも、その中で彼女の星の惨状を知ることに。突然告げられた衝撃の事実に、カズオはただひたすら交信を続けることしか出来ず、生体反応の正体=ノイズラーが降り立って、ユウマが避難を促しても、彼は動こうとしませんでした。カズオとの交信を経て、高度な科学力を持つ宇宙人であることが予想されるフィオ。それを踏まえて、カズオはいつかフィオの星に行ってみたいと言いますが、彼女はそれをあっさり否定。それは技術的な問題ではなく、彼女の星は滅亡寸前だったからでした。今まで問題なく交信していたフィオでしたが、実は彼女の星は環境汚染が急速に進み、今や生き残っている生命体は彼女1人。カズオがフィオの電波を受信できたのは、最期に誰かと話してみようと考えた、彼女の行動によるものでした。ここで、フィオと彼女の星に関する急速に重い要素が登場。その挿入自体は、なかなか唐突感のあるものですが、これと時同じくしてノイズラーが星元市市街地に出現し、カズオの家に向かっているという非常事態の状況を作り出すことで、その唐突感をかなり軽減してくれていました。ノイズラー接近で、視聴者の関心も「ノイズラーが接近している中で、どうするカズオ!?」というところに関心が行っているため、フィオの星の惨状の要素の唐突感に構ってる余裕が無いんですよね。どこまで意図して挿入されたものかは不明ですが、ナイス采配だなと感じました。

 

ノイズラーがカズオの自宅に迫る中、ユウマはアークに変身。リンたちの推測を耳にしたこともあって、音を使ってノイズラーを誘導し、ある程度ダメージを与えたのち、宇宙へと帰してやります。こうして、カズオの自宅を中心とする電波と音の状況は元通りになり、カズオはフィオと最後の交信をして、フィオの交信は途絶。話し相手にして友だちを失ったカズオの心は、深い傷を負いますが―。電波や音を食うノイズラーは、防衛隊のミサイル攻撃の雨あられを全く意に関せずに、星元市市街地をを侵攻。しかし、電波や音に引き寄せられる特性、そして特定の音を嫌う弱点を利用したアークにより、ある程度ダメージを与えたのち宇宙に還されます。アークアイソード等でバンバン攻撃していたので、てっきりそのまま倒すのかと思いきや、まさかの倒さずに宇宙に還すENDで決着が着いた、アークとノイズラーの戦闘。まあ確かに、カズオとフィオの交信電波に偶然引き寄せられただけだから、元から悪意のある怪獣ではなかったので、このような結末もありでしょう。こうして事件は解決し、再び一瞬だけフィオとの交信が復活したものの、彼女は別れの言葉を告げてそのまま途絶。以降、カズオのもとに通信が入ることなありませんでした。今回は、フィオのことについて悲しい結末になりましたが、しっかりとその後のことを描き、ユウマがカズオを元気づけているさまが挿入されているのがGood。ユウマがお節介過ぎると言えばそうかもしれませんが、それこそが、彼の良い一面とも言えるでしょう。

 

 

 

◎特撮面

ホムガー以来の夜戦が展開されることになった、今回の特撮パート。地上で行われるノイズラーへの集中砲火や、上空で展開されるアークとノイズラーの戦闘等、1つ1つのシーンは短かったものの、それを矢継ぎ早に挿入していくスピーディーな演出は、前回とはまた違った魅力にあふれるものになっていました。ノイズラーも、すっかり『80』を代表するレジェンド怪獣という扱いになっていて、個人的にはとても嬉しいですね。

 

カズオとフィオの交信電波に誘われて、ついに星元市に降りてきてしまったノイズラー。防衛隊によるミサイル攻撃が始まりますが、着弾してもあまり効果が無いほか、着弾前に撃墜されてしまうものも多々ありました。カズオに危険が迫りますが、フィオとの交信に躍起な彼を引き剥がすことが出来ず、ユウマはアークに変身します。夜の市街地に現れたノイズラーは、蹂躙しながら侵攻。ミサイル攻撃を受けてもびくともしないその姿は圧巻で、『ブレーザー』のVSバザンガ戦を想起させるドハデなものに仕上がっていました。夜戦にはやっぱり火薬爆破が映えるよなぁ!そんなノイズラーに立ち向かうのが、我らがウルトラマンアーク。変身してカズオのマンションをバックに膝立ちするさまは、巨大感がよく表現出来ていました。

 

アークはノイズラーに挑みますが、相手は音波を利用した特殊な攻撃をしてきており、やがて上空を飛ぶ戦闘機の轟音に誘われて、大空へと飛翔。リンたちよ推測を耳にしたアークは、アークギガバリヤーとアークエクサスラッシュを組み合わせて、上空で音の乱反射を引き起こし、戦闘機が襲われるのを防ぎます。アークがリンの話に聞き耳を立ててから、上空でノイズラーに挑むさまは、今回最も印象に残るのは戦闘シーン。ですが個人的には、その直前に挿入された、ノイズラーの攻撃でガラスが木っ端微塵に吹っ飛ぶミニチュアビルの破壊描写にも、「おおっ」と驚かされました。シーンの時間自体はかなり短いものでしたが、壊れていくさまにも段階がしっかりとつけられており、あの短いシーンだけで終わらせてしまうにはもったいないと感じるくらいの、面白い破壊演出でしたね。

 

上空でノイズラーを取り囲んだアークは、アークアイソードで攻め立ててダウンさせることに成功。やがてアークにも活動限界が迫り、カラータイマーが明滅しますが、それに対してノイズラーは酷い嫌悪感を示します。ノイズラーの弱点がカラータイマーの音にあると気づいたアークは、再びアークエクサスラッシュを上空高くへと放ち、そのまま宇宙へ。ノイズラーもそれを追いかけるように宇宙の彼方へと飛んでいき、やがて見えなく鳴るのでした。上空で展開されるノイズラーとの肉弾戦は、『ブレーザー』のVSデルタンダル戦を想起させるようなものになっていたのが特徴。今回アークはアーマーチェンジをしませんでしたが、アークキューブの販促のために、ソリスアーマーキューブをきちんとアークアイソードで使っていたのは、しっかりしているなぁと感じました。そんなアークの攻撃で、ダウンしたノイズラーは、アークのカラータイマーの音が苦手な様子。最後にアークはアークエクサスラッシュを再び放って、宇宙へとノイズラーを還します。ノイズラーがカラータイマーの音に怯んでいる際に、アークがアークエクサスラッシュを発動したため、「まさかこのタイミングで真っ二つにしちゃうのか!?」とちょっと心配しましたが、実際はそんなことはなし。むしろノイズラーを殺さず、宇宙へ戻していました。アークエクサスラッシュに限らず、アークの光線を応用した技って、本当に万能で柔軟な使い方が出来ますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙から突然降りてきた、謎のロボット:ギヴァス。謎の音やフレーズを発するそれに、ユウマは意思の存在を感じて対話を試みるが…その結末やいかに!?

 

次回は、ウルトラ怪獣アドバンスとして発売されるギヴァスの登場回にして、『アーク』初の前後編。大体この手のドラマは、こちらから歩み寄ろうとするも、怪獣側が思ったよりも非情だったり極端だったりする考えを持っていて決裂…って流れになることが往々にしてあるような気がするけど、どうなるんだろう。

 

 

↓次回も走れ、ユウマ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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