コツを使えば使いやすい?ザクザクチップスフォーム
人間は、お前らに食われるために、幸せになるんじゃない!今回の『仮面ライダーガヴ』は、新フォームであるザクザクチップスの初登場回。ショウマと幸果との関わり合いも描かれており、かなり優しい女性であることが窺えました。
まだ始まって2話目ですが、前回から、続く仮面ライダーの悲哀をポツポツ描いていることのほか、着実にメインキャラたち(幸果と絆斗)の動きがショウマと交錯し始めているのが面白いところ。ここからどう化けるのか、引き続き期待です。
なお、前回(第1話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、行倒れでいたところを幸果に救われたショウマ。彼女の事務所であるなんでも屋はぴばれに招かれた彼は、身体をキレイにしたあとに食料をごちそうになりますが、彼が真っ先に手を付けたのは、やはりお菓子でした。一方、ストマック家は今日も、着々と闇菓子の製造が続けられていて…。今回は、前回の序盤からスタートし、行倒れのショウマを幸果が介抱するさまが描写。心配して声をかけるくらいならわかりますが、自分の事務所に連れ込んで風呂も食事も提供するという、ショウマが恐縮するほどの彼女の優しさっぷりには驚かされました。見た目はあんな感じだけど、この行動や終盤で語られている“なんでも屋をやっている事情”からもわかるとおり、根は優しくて困っている人をほっとけないって性質なんでしょうね。そんな幸果に救われたショウマは、タオルを綿菓子と勘違いして食べそうになったり、お菓子を食べるたびに生まれるゴチゾウを隠しながら、出来るだけ普通に振る舞って彼女に正体がバレないよう尽力。同じ頃、彼が抜け出したストマック家では、闇菓子の販路拡大が画策されていました。Aパートにおいて、前回登場しなかったストマック家の面々が相次いで登場。ここでは、誰も彼も、自分たちの父親やみちる(ショウマの母親)を批判しているのが、気になりました。これらの発言から察するに、ストマック家は少なくとも、昔から今のような闇菓子の製造等は行っていなかったらしく、ランゴの代になってからの様子。ということは、『ガヴ』における真の悪は、ランゴということになるのでしょうか?父親との仲違いの理由等、ストマック家の過去も、非常に気になりますね。
幸果の友人である律の引っ越しを、幸果の仕事のバイトとして手伝うことになったショウマ。あっという間にそれを終わらせた彼は、はぴばれに戻ったあと、幸果から1冊のノートをもらい、ここで居候することを許可されます。同じ頃、前回のガヴとハウンドの戦闘について、始の家族とコンタクトをとった絆斗は、実際に会って調査を進めるのでした。中盤では、バカ力を使ってバイトに精を出し、その後幸果からノートをもらうショウマのさまが描写。前者がギャグ感全開で笑えた一方、後者についてはなかなかグッと来ました。自分が食べたお菓子を記述し、パッケージを切り貼りしていくさまは、とても微笑ましく心温まるものでした。これから、ショウマが色んな人に出会ったり、お菓子を食べたりすることで、どんどんノートが書き足されて埋まっていくのでしょう。そして、このノートが埋まるのは、きっと最終回か最強フォーム登場回あたりになるのでしょう。どんな形になるかわかりませんが、このノートはきっと、この物語のカギとなることでしょうね。
夜。はぴばれにいたショウマを呼ぶのは、今まで見たこともないゴチゾウ:ザクザクチップス。それに導かれるままに倉庫に向かった彼は、ヒトプレス化された律を持つ、グラニュートのウィップルと遭遇します。律を救うため、ショウマはガヴに変身。さらにザクザクチップスフォームへとチェンジし、ウィップルを倒して律を救います。そして翌朝、彼ははぴばれから姿を消しており―。終盤では、ガヴとウィップルの戦闘が描写。ガヴはザクザクチップスフォームに変身し、最初こそ武器の特性に困惑するも、じょじょにコツをつかんで勝利をおさめます。ガヴ初めてのフォームチェンジとなったザクザクチップスフォームですが、設定スペックがチェンジ前のポッピングミフォームよりも劣っているうえ、最大の特徴である武器:ザクザクチップスラッシャーも、角度を間違えるとポテトチップスの如くバリバリに崩壊してしまうというクセ強っぷり。お世辞にも使いやすい別フォームという感じではありません。設定的にはかなり興味深いですが、もし再登場するなら、何かしら「このフォームだからこそできる、優れている」ってものが欲しいけど、どうなんだろう?そんなザクザクチップスフォームで、律を救出したガヴ。しかし、彼女からはバケモノと恐れられ、また立ち去る途中の姿を絆斗に見られてしまいます。人を救っても、現状ほとんど報われていないガヴ。今回の場合、律は襲われた際ウィップルの姿を見るどころか、襲われたことすら気づいていないため、「夜道を歩いていると、気がついたら倉庫の中で目の前にガヴが立っている」という認識になっちゃうんですよね。これではガヴがかわいそうだよ…と感じますが、同時にこうした軽いひりつき具合が、お話の雰囲気にいいスパイスを与えてくれているようにも感じました。
筋元という男と出会い、力仕事を頼まれて引き受けるショウマ。そんな中、その筋元がグラニュートに襲われた。ショウマがガヴに変身して戦う中、幸果と絆斗は、ついに眼前でその姿を目撃する!
次回は、ソーダグミをモデルとしたゴチゾウ:パンチングミが登場。なるほど、『ガヴ』におけるゴチゾウは、特定のもので別フォームに変身でき、そのゴチゾウに関連する亜種のゴチゾウは、攻撃アイテムになるというシステムなんですね。
…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ28 ちょっとした感想」に続きます。
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