お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガヴ』第1話 ちょっとした感想

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人外であることを受け入れて立つ、6代目令和ライダー!

 

 


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そうだ、バケモノだ。俺も、お前もな!令和ライダーも6作目に突入し、とうとう始まった『仮面ライダーガヴ』。その第1話となる今回は、そのポップな見た目に反して、とても仮面ライダーらしい要素を包含したものになっていました。

 

お話の作り自体は、ショウマとストマック家にかなりの因縁があることを何度もにおわせながら後半ではデビュー戦に重きを置いて描く構成に。これだけわかりやすく、ショウマの母親のことに関する描写が挿入されているということは、これにかかる謎は第1クールあたりで決着がつくのかなと思いました。クリスマス回か冬映画で、大きな動きがあるんじゃないかなぁ。

 

なお、前作『仮面ライダーガッチャード』最終回の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

追っ手から逃れ、人間界にやってきたショウマは、気が付くと海辺で倒れており、通りがかった少年:始に助けられることに。彼にあれこれ訊きながら、ショウマは人間界への理解を深めていきますが、その行動から、自分が人間ではないことがバレてしまいます。同じ頃、フリーライターの辛木田絆斗は、市街地にたびたび出現するというモンスター=グラニュートの情報を追い続けていました。序盤では、ショウマと始の出会いを通して、ショウマが人間界のことについて理解を深めていくさまが挿入。ストマック家から追われて逃げるさまや、フラッシュバックする母親との記憶等、ストーリーに関わるであろう謎を多数におわせつつ、ワンボックスカーにぶつかっても平気だったり、始に人間じゃないのではないかということを指摘されてあっさり認めたりという描写が連続しており、「謎を抱えているのに人外であることは全く隠していない」という、謎めいているのかあけっぴろげにしているのか、なんとも言えないショウマの立ち位置が、面白く感じられました。これはショウマが素直であることの証明なのですが、にも関わらずこうした雰囲気にできるのは、お話の組み立て方の上手さにあると言えるでしょう。いや、よくこれだけの要素をぶっこんで、こんな感じに出来るよなぁ。

 

始の秘密基地にかくまわれ、そこで初めて人間界のお菓子を口にするショウマ。自分が人間ではないことを、改めて始に明かした彼は、腹の口=ガヴを彼に見せた直後、体調不良を引き起こします。彼のお中から出てきたのは、ゴチゾウ。それが自分の眷属だと確信するショウマをよそに、始は家の事情でいったん自宅に帰ることにしますが、その際不審な男と遭遇。彼こそがグラニュート・ハウンドであり、海辺のコンテナヤードで始を襲います。始にお菓子を振る舞われたショウマは、それを食べては感激。このシーンでは、ショウマが各お菓子の名前を知っている一方で、その味等は知らないということがわかります。ストマック家が食べるお菓子は、人間のものとは異なるのでしょうか。でも、ショウマはおそらく、母親の言いつけを守っていたから、闇菓子は食べていないはずなんですよね。じゃあ、ストマック家では何を食べていたのかな?そんなショウマをかくまった始は、帰宅中に謎の男に襲われるハメに。その男もまた、グラニュートでした。本作の怪人枠となるグラニュートは、ガヴを持つ人間が変身するもの。「定期的に闇菓子を補充しないといけないことから、指示されるがままに人間を襲わざるを得ない」というのは、なかなかよく練られた設定だなと感じます。

 

始のピンチを察知し、駆けつけたショウマ。自身もグラニュートであることを自覚している彼は、それを隠さずに応戦しますが、生身の姿では全く歯が立ちません。そのとき、先ほど生み出したゴチゾウが目の前に現れ、ショウマはそれを使って仮面ライダーガヴへと変身。ハウンドと応戦し、別の場所に追い詰めた末、ついに撃破し勝利を収めます。こうして事件を解決し、始のことを思って彼の秘密基地から出ていった彼でしたが、1週間後、再び空腹で倒れてしまうことに。始に続いて彼を見つけたのは…。終盤では、ショウマ/ガヴとハウンドの戦闘が描写。ギリギリまで生身で戦い、変身後は人外であることを受け入れて人々を守るさまは、本当に“仮面ライダー”してるなと感じました。そのポップなデザインはかなり異質ですが、背負っているものは間違いなく、令和ライダー中最も仮面ライダーらしいものであると感じましたね。そんなガヴによる戦闘は、初戦闘にも関わらず、柔軟でダイナミックな、伸び伸びとしたアクションが魅力的。かつての『ゼロワン』第1話を、さらにハデにしたような作りになっていました。東映もちゃんと時間とお金をかければ、見応えのあるCG合成が出来るじゃないか…。このテイストがどこまで続けられるかはわかりませんが、『ガヴ』は、そのアクションにも期待が持てそうな感じがしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

空腹で倒れたショウマを続いて救ったのは、何でも屋の社長である甘根幸果だった。弁当やお菓子を譲ってもらったのもつかの間、彼は彼女の友人からの依頼を手伝うことになる。ジョギング中に人々を襲うグラニュートを、ショウマは撃破できるのか!?

 

次回は、ショウマと本作のメインヒロインである幸果との出会いを描く一編になりそう。あらすじだけを読むと、次回も今回と同様、グラニュートがドラマと直接的に関係なく登場するような感じになってるけど、『ガヴ』はこうしたスタイルでお話を進めていくのでしょうか?ショウマと絆斗がどのようにして出会うかも、気になるよなぁ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ27 ちょっとした感想」に続きます。

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