お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンアーク』第8話 ちょっとした感想

CRY!夢が熱く叫んでるよ

 

 

 

ウルトラマンともコラボして、皆を楽しませる。これが、トップ・オブ・トップの配信者!今回の『ウルトラマンアーク』は、以前から告知されていたカネゴンの登場回。「ウルトラシリーズ」のマスコット怪獣的な存在だったカネゴンですが、今回はインターネット空間におけるバーチャル怪獣として、アークと戦うことになり、登場から60年近く経って初めて戦闘をすることになりました。

 

全体的にギャグ回という感じで、『Q』のオマージュも多めですが、お話の中に盛り込まれていた要素は、かなり先見の明があるんじゃないかなという印象。「インターネット上に生息するAI怪獣」というだけなら、そこまで珍しい設定ではありませんが、さらに別の設定やドラマ展開を付与したり、要所要所で細かい縛りを加えることで、違和感のない秀逸なドラマを展開していたのが、面白かったですね。単なるギャグ回とだけで処理するには、もったいない味わいがある一編だなと感じました。

 

なお、前回(第7話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

誰もが知っている怪獣カネゴンを、AIで作られたインターネット怪獣という設定に大胆に変更し、それにより引き起こされる騒動と戦闘を描いた一編。序盤からギャグ描写が多めなので、その中に織り交ぜられている要素をスルーしそうになってしまいますが、なかなか鋭い着眼点が多数盛り込まれていたのではないかなと感じました。冒頭述べた通り、「デジタル通貨を食べるカネゴン」という設定だけなら、決して珍しい発想という感じではないのですが、そこから派生する設定やドラマ展開は、かなり面白いものだったなと思いましたね。今回を、ギャグ一辺倒の面白回というだけで評価を終わらせるのは、もったいないと思います。

 

最近の物価高のあおりを受け、徹底した節約を求められるユウマたちSKIP。そうした中で、自身の飲むコーヒーにまで制限をかけるハメとなったシュウは、星元市の地域通貨:ホシペイの配信機能を使い、動画配信者となり投げ銭を得て、状況を打開しようと試みます。半ばムリヤリユウマを誘って始めるも、案の定、投げ銭どころか登録者数も増えない有様。頭を抱えるシュウは、有名配信者とコラボして登録者数を稼ごうとしますが、そんなとき存在を知ったのが、インターネット・カネゴンでした。今回は、アバンタイトルでインターネット・カネゴンの存在を描写したのち、すぐにユウマたちの様子へと移行。過度な節約志向に頭を悩ませるユウマたちでしたが、誰よりもそれに参っており、ヤキが回った挙句突飛な行動に出始めていたのは、シュウでした。シュウのイカレっぷりは、序盤からかなりフルスロットル。コーヒー1日3杯までと自分に制限を賭けたのはよかったのですが、何とかコーヒーにかけられる費用を捻出しようと動画配信による投げ銭に目をつけ、その配信が伸びないことにショックを受けると、今度はSKIPや防衛隊の機密情報を使ってまで登録者数を獲得しようと躍起になります。シュウはやたらと節約についてあれこれ語っていましたが、やってることがもう節約じゃなくて副業なのよ。そういえば、防衛隊とかSKIPって、副業可能なのかなぁ?ちなみにこのシーンでは、ホシペイにかかる動画配信の設定が語られており、ホシペイの中に動画配信プラットフォームがあり、そこにホシペイで投げ銭ができるようになっていることがしっかり説明。こうすることで、なぜインターネット・カネゴンの与える影響が星元市のみであるのかという、端的な説明になっているのが素晴らしいです。

 

シュウがインターネット・カネゴンにコラボを打診しようとした矢先、SKIPに飛び込んできたのは、ホシペイの開発者である銅金カナオからの電話。彼女に会ったユウマとシュウは、インターネット・カネゴンは彼女の開発したAIであるが、暴走し手を付けられない状態になっていること、そのインターネット・カネゴンに集まる投げ銭が、間接的に星元市の経済危機を引き起こしていることを知ります。星元市の経済を救うため、カナオとともにインターネット・カネゴンを食い止めることにしたSKIPは、それが必ず経由するサーバーに入ってきたときを狙って、無事隔離サーバーに移送しますが…。星元市で人気急上昇中のインターネット・カネゴン。一見すると、投げ銭を集めまくるだけで特に無害な存在かと思われましたが、その行動に、間接的に星元市の経済にダメージを与える危険要素がありました。インターネット・カネゴンは、ホシペイの普及のために制作されたAIでしたが、その学習スピードが速く、結果としてカナオの手を離れ暴走。投げ銭を集めるだけ集めるも使おうとしないそれにより、市場へのお金の流通が悪くなり、それが今のような経済危機を招いていました。ここでは、カナオによる経済に関する説明に注目が行きがちですが、個人的には、インターネット・カネゴンの設定に注目したいところ。単に動画配信をするためのAIではなく、視聴者たちの好み等を分析し、それに基づいて最適な娯楽を提供するというものでした。誰もが動画配信者になれる時代になり、AI技術も日々進化を遂げていることから、完全にAIの配信者が現実世界でもそう遠くない未来に登場しそうな現代。これはとても面白いことであると同時に、ある種の恐怖でもありますよね。インターネット・カネゴンと同じく、視聴者の好みに応じて行動するようになるAI配信者がもし登場したら、そのうちAIの害悪YouTuberみたいなものも登場するかもしれません。そして、それがもし本当に登場したとき、誰がその責を負うのか?これは未来で必ず議論になることでしょう。どこまで意図して挿入された設定なのかはわかりませんが、このインターネット・カネゴンの設定は、近未来を見据えた鋭いものだと感じましたね。

 

インターネット・カネゴンは、空腹のあまり暴れ出し、それがホシペイのサーバーにかかわる飛行船の挙動に異常をきたさせることに。ユウマはアークに変身し、飛行船を持ち上げようとしますが、その前にインターネット・カネゴンの手でサーバー内に引きずり込まれてしまいます。インターネット上という特異な空間と、そこにいる怪獣という珍奇な状況に苦しめられるアークでしたが、リンがあらかじめ開発していたユピーの新機能のアシストもあり、最後はルーナアーマーとなって、カナオの開発したプログラムをインターネット・カネゴンに投与することに成功。こうして星元市の経済危機は救われますが、シュウとユウマはその後も動画配信者として活動を続けていて…?インターネット・カネゴンは、隔離サーバーに閉じ込められたものの、そこで暴れ始めてしまうことに。偶然その中に引きずり込まれてしまったアークが、これに対処することになりますが、ユピーやリンたちのアシストがなければ、絶対に勝てていない相手でした。詳細は後述しますが、今回のアークの戦闘は、ギャグ調であるうえに『グリッドマン』オマージュも挿入されていて、なかなかドタバタなものに。笑いながら観ることができましたね。そんなインターネット・カネゴンは、アーク ルーナアーマーにより投与されたプログラムで落ち着き、ホシペイが還元されたことで、星元市は経済危機から脱却。そうした中でも、シュウは動画配信を続けており、ある日インターネット・カネゴンから投げ銭をもらうと、今度は自分がそのインターネット・カネゴンになってしまうのでした。最後の最後でも、『Q』のカネゴンのオマージュが挿入。シュウの今後が気になるところですが…、まあ、次回では多分何事もなかったかのように戦線復帰しているでしょうね。

 

 

 

◎特撮面

インターネット空間という、特異な環境下での戦闘が描かれることになった、今回の特撮(戦闘)パート。バーチャル空間というと、『グリッドマン』のようなポリゴンイメージや、『ティガ』や『メビウス』のようなだだっ広い荒野のイメージがありますが、今回のような日本要素ごった煮のようなイメージも面白いなと思いました。CG合成も大胆に使ってハチャメチャ感を演出してくれてたけど、ちょっと実景からは浮いちゃってたかな…。

 

星元市の経済危機の間接的な犯人は、インターネット・カネゴン。それの暴走を食い止めるため、プログラムを投与すべく、リンは隔離サーバーへとインターネット・カネゴンを閉じ込めますが、インターネット・カネゴンはその中で暴れ始めてしまい、それがホシペイの運用に重要な飛行船の運行に支障をきたすことに。ユウマは、飛行船の墜落を防ぐべくアークに変身しますが、なぜかインターネット・カネゴンの手でインターネット空間に引きずり込まれてしまいます。インターネット・カネゴンのいるインターネット空間は、外国人が想像する日本文化をごちゃまぜにしたようなもの。このような、遊び心満載のミニチュアセットも、なかなか面白いですよね。ちなみに、アークがインターネット空間に引きずり込まれる際の演出は、明らかに『グリッドマン』のそれのオマージュ。ときどき角度が変わる演出までしっかり再現されていて、細かいなぁと感じました。

 

インターネット・カネゴンは、ホシペイを求めて大暴れ。アークも応戦はするものの、特異な空間での戦闘に慣れず、意外なほど苦戦を強いられます。そんな中、ユピーがプログラムを引っ提げて加勢に現れますが、星元市からの準備金を保管していたサーバーを破壊したインターネット・カネゴンは、ホシペイを大量に摂取したことで、超巨大化してしまいます。アークとインターネット・カネゴンの戦闘は、ギャグ調とゲームの雰囲気をミックスさせた、独特なものに。相手がダメージを受けるたびに、コインが飛び散る演出が挿入されてたけど、あれもホシペイだったのかなぁ?こうした戦闘の中で、インターネット・カネゴンは、準備金の保管サーバーを破壊。超巨大化してアークたちに襲い掛かります。今回唯一のミニチュア破壊シーンはここ。それだけに、かなり気合の入った演出になっていましたね。カネゴンが市街地を破壊するさま、意外に似合ってたな…。

 

超巨大化したインターネット・カネゴンから、距離をとろうとしたアークでしたが、ユピーの活動時間が限界を迎えて万事休すの状態に。しかし、ここでルーナアーマーへのアーマーチェンジを行い、ルーナソーサーがコインに見えることを生かして、それにプログラムを合成させてインターネット・カネゴンに投与。これでインターネット・カネゴンの暴走は止まり、アークは大量のホシペイとともに、現実世界への帰還を果たします。ユピーも消えてしまい、エネルギーも尽き欠けてピンチのアーク。ここで彼を救ったのが、ルーナアーマーの力でした。前回デビューを果たしたルーナアーマーが、今回もその万能さを披露。BGMにOPを使うことで、今までの雰囲気を払拭しようとしていたのには、ちょっと笑わされました。確かに、今回はルーナアーマーじゃないと絶対に乗り切れないシチュエーションだったけどさ、登場2話目の活躍がこれって…。でも、ちゃんと相手に勝利しているから、まあいいか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンの恩師である山神教授。しかし今、そんな彼に、怪獣細胞横流しの疑惑が浮上していた。山神の無実を信じながらも、調査に協力するリンが見た真実とは何か?そして、現れたネロンガとパゴスは、何を意味するのだろうか?

 

次回は、今回から一転してシリアスなお話になりそう。リンが退場しないことは間違いないので、誰視点での「さよなら、リン」なのかが気になるところです。円谷プロ作品のサブタイトルには、ときどきダブルミーニングのものもあるから、次回のお話も期待大だな~!

 

 

↓次回も走れ、ユウマ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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