お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ with ガールズリミックス』ちょっとした感想

やっぱり、仮面ライダーは助け合いだね。ガールズ・リミックス、ここに結成!今回は、2022年8月7日より東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信開始、2023年3月8日円盤等発売の、仮面ライダーバイス』スピンオフ作品『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ with ガールズリミックス』の感想記事です。

 

明日より放送開始される仮面ライダーガヴ』から、もう3作品前の作品となった『リバイス』における、ジャンヌ/さくらとアギレラ/花にスポットを当てたスピンオフ作品。作品自体の存在は知っていたのですが、結局観ておらず、この前TwitterのTLに偶然これの話題が流れてきた際、「そういえば観てなかったわ!」ということを思い出したので、ふらっと観てみました。主要キャストがみんな女性ライダーとは聞いていたけど、まさか敵キャラ等含めて男性が1人も出てこないとは、さすがにビックリしたなぁ。

 

なお、本作と時系列的に近い、『リバイス』第36話の本放送当時の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

STORY:巷を騒がせる、謎の電波人間の暗躍。鳴海亜樹子(W)を中心に、さくら(リバイス)含む、女性ライダーやライダーの協力者が集められ、その調査を開始するが、一方の花(リバイス)は、自分の手元に来た姉を自称する者からの手紙が気になっていた。気乗りしないものの、指定された場所に向かった彼女は、そこでユリ子という女性と接触。本当の妹のように接触してくるユリ子に、心を許してしまう花だったが、それこそ敵の罠だった。花を担ぎ上げようとする謎の組織:ブラックサタンと、黒づくめの電波人間の正体とは何か?花は今、血のつながりだけが家族ではないことを知る!

 

本編時間は60分に満たない程度で、ストーリー性も付加されているものの、そこまで重く、「この作品だからこそできる!」というものではない印象(花の“家族”に対する考え方の話は、『リバイス』本編でもふれていますしね)基本的には、普通じゃあり得ないような平成~令和ライダー各作品の女性ライダー&女性キャラのクロスオーバーとその活躍(坂本監督お得意のダイナミックなアクション演出)を楽しむ作品という作りになっています。

 

本作の最大の設定上の関門は、そうした「つながりのない複数作品のキャラをどうやって一堂に会させるか」にありますが、そこはもう、各キャラどうしがすでに知り合いであり、逆に特に理由もつけずに次々に登場してくる形にすることで、かなり強引に解決。強引といえば強引なのですが、ここまで力技でやってくれると逆に清々しく、むしろスッと受け入れられる感じでしたね。『ガッチャードVSレジェンド』のように、何かしら理由をつけて他世界どうしを行き来させるというのも1つの手ですが、この『ガールズリミックス』の場合、視聴者側も「これはお祭り作品である」ということをある程度了解しているから、このような力技もアリなんですよね。普通に紗羽(ビルド)が出てきたときはさすがにビックリしたけど、もう受け入れざるを得なかったよ。

 

そんなガールズリミックスが立ち向かう敵は、ブラックサタン。デッドマンズとは完全に関係ない組織ですが、サタン虫を使って人間を操ろうとしたり、幹部怪人がミス・タイタンという一ツ目タイタン&百目タイタンを明らかにモデルにしていたり、戦闘員はちゃんと黄色い目と犬のような耳が特徴的なマスクをしていたり、謎の電波人間の名前がタックルだったりと、清々しいほど『ストロンガー』のブラックサタンモチーフ。本編を観ている間、ずっと「いつになったらストロンガーとか本物のタックルが出てくるんだ?」と思いながら観ていました。この異常なまでの『ストロンガー』推しはなんなんだ…。そして、ここまで徹底的にやるのなら、『ストロンガー』か、もしくは同じカブトムシモチーフの『カブト』から、誰かしらオリキャスが出てくれると面白かったんだけどなぁ(どちらもかなり難しいのはわかっていますが)。

 

そして、本作の主人公は、タイトルの通りさくらと花。両者ともに悪いヤツではないのですが、要所要所で妙にひりつくその関係性や、最終的にはかなり豪快に力押しで行くさまが、「ああ、この2人ってこんな感じだったよね」ということを思い出させてくれて、懐かしくなりました。こうして観ると、『ガッチャード』のりんね/マジェードって、だいぶ落ち着いたキャラだったよなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

20年超にわたる歴史を通して、着実に、ストーリーに絡む女性レギュラーや、男性に引けを取らない活躍をする女性ライダーが登場するようになったからこそ、実現したと言える『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラ with ガールズリミックス』。今後もっとそうしたキャラが増えてから、第2の『ガールズリミックス』を作ってみるのも、面白そうですね。

 

それには、新たな女性キャラもどんどん必要になりますが、『ガヴ』では女性ライダーが出てくるのでしょうか。数話限定のモブライダーとかであれば、『ギーツ』等でもたくさん出てきたけど、やっぱり『ガッチャード』のような、じっくりしっかり活躍してくれる女性ライダーが出てきてほしいよなぁ。

 

 

 

 

 

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