クセありまくりな追加戦士：ジェラミー・ブラシエリ！
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
ジェラミー・ブラシエリ。時代遅れの、語り部さ。『キングオージャー』の物語は、第2ステージへと突入。今回は、追加戦士：スパイダークモノスの変身者であるジェラミーの初登場回でしたが、当の本人はラストまで素顔を見せず、また現行戦士たちも変身したのはギラ／クワガタオージャーのみという、変わった展開となりました。
どちら側のキャラか現段階では不明という設定はジェラミーの性格ともマッチしていていい感じ。ただ、今回はかなりもったいぶっている節があり、若干わざと尺を引き伸ばしている感じもあったので、次回初変身したあとどう化けるかが気になるなぁ。単純にバグナラク側に洗脳されている…ってワケじゃ、なさそうだぞ。
なお、前回（第10話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、レジェンドキングオージャーを召喚しチキューの危機を救ったギラたち。表向きはラクレスが成し遂げたこととされていましたが、当然このことには裏があると考えないラクレスではありませんでした。そんな彼への対抗策として、ヤンマたちは、ギラの葬儀を行い、ここぞというところで復活し生きているさまを見せつけることを提案。しかし、その復活の仕方の理想は三者三様で…？アバンタイトルでの蜘蛛仮面＝ジェラミーとデズナラク8世たちのやり取りのあと、序盤ではギラたちのやり取りが展開。ラクレスの手柄の独り占めを黙認していたヤンマたちでしたが、当然それを単純に良しとしているはずがなく、ギラが生きているということを利用して、葬儀のクライマックスで一泡吹かせてやろうと考えていました。ここでの、ギラ復活につきあれこれ妄想するシーンは、ギラたちの仲が深まってきていると感じると同時に、各王たちの人間味が感じられる貴重な描写。ただ、若干そのシーンに時間を割きすぎていた感があり、わざと尺の引き伸ばしもしているのかなと感じられました。今回、ジェラミーがスパイダークモノスに変身しなかったのも意図的なものだろうし、販促面や今後の放送日程面から、こうした形になったのかな。
いよいよ、ギラの葬儀開催の時。復活の仕方はともかく、大方の流れ自体には合意したヤンマたちは、ラクレスが驚くさまを期待しながら、葬儀を見守ります。ところが、ギラ復活のタイミングになってもギラは出てこず、棺桶を開ける予定の兵士たちも、そのフタを開けられずじまい。それもそのはず、謎の白装束の男性＝蜘蛛仮面が、蜘蛛の糸のようなものでぴっちりとフタを閉じていたからでした。やがて蜘蛛仮面は、ギラを棺桶ごと誘拐。人気のない場所で棺桶を開け、彼に語り掛けます。あれこれ考えていた葬儀の際の復活シーンは、蜘蛛仮面の介入により全ておじゃんに。棺桶ごとギラを誘拐した蜘蛛仮面は、ギラを通じてレジェンドキングオージャーを我が物にしようとしているのかなとも思われましたが、意味深なセリフを吐いたのち、ナガバジーム野出現と同時に姿を消してしまいます。ここでの、蜘蛛仮面のウンチになぞらえた人間とバグナラクの関係性にかかる発言は、今回最も注目すべきポイント。彼が言わんとしていることはよくわかるし、その喩えとしてウンチを持ってくるのはなるほどドンピシャリと感じましたが…やっぱり、「この人なんで初対面の相手にウンチの話してるの！？」という印象は拭えなかったかなぁ。
ナガバジームが出現し、1人レジェンドキングオージャーを召喚して勝利したクワガタオージャー／ギラ。しかし、それこそがバグナラク側の狙いであり、逆に三大守護神を奪取されてしまいます。デズナラク8世は、蜘蛛仮面から聞かされた伝説通りに事を運びますが、世界をひっくり返すような出来事は起きずじまい。代わりに起きたのは、蜘蛛仮面の仮面が外れ、ジェラミー・ブラシエリとしての素顔と、専用武器であるクモノスレイヤーとヴェノミックシューターを取り戻すということでした。終盤では、レジェンドキングオージャーが登場。前回あれだけの強さを誇ったそれが、ナガバジームごときに負けるはずがありませんでしたが、ゼロ距離攻撃には意外に弱いという弱点が露呈します。前回からワナが仕込まれてたとは…、シュゴッドたちも気づかなかったのかなぁ。そんなアクシデントを経て、三大守護神はデズナラク8世のもとへ。しかし、彼に蜘蛛仮面が吹き込んでいた守護神の伝説はウソであり、これを利用して仮面を脱ぎ、専用武器を奪還。ジェラミーとしての素顔を見せた彼は、デズナラク8世に攻撃を仕掛け、立ち去るのでした。思わせぶりなセリフと動きをし、ラストのナレーションで『キングオージャー』の物語をジャックしてしまうというこのさま、強烈なインパクトがあったと同時に、実に興味深いストーリー構成だなと感じました。さて、本当に『キングオージャー』の物語は、スパイダークモノスの物語に乗っ取られてしまうのかな？
人類も、そしてバグナラクも統治する、「全てを統べる王様」を自称するジェラミー。その真意とは何か。ギラたちもデズナラク8世も彼に惑わされる中、ついに彼は、スパイダークモノスへと変身する！
次回は、いよいよジェラミーの変身態であるスパイダークモノスのデビュー回。初登場補正もかかった強さを見せてくれるんだろうけど、ジェラミーが一体何者で、どんなことを意図しているのか―、それが明かされるのは、もう少し先かな。
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします！
