隠された切り札！ブーストマークⅡ
あきらめない。そこに願いがある限り―。俺の覚悟を、思い知れ！今回の『仮面ライダーギーツ』は、ギーツの中間強化フォームともいえるブーストマークⅡの初登場回。ストーリー構成はかなりシンプルでしたが、その初登場と圧倒的な戦闘力が、CG合成を駆使して描かれたほか、道長が透の姿に擬態したジャマトと決別するさまも描かれていました。
ブーストマークⅡレイズバックルの入手の仕方は、かなりギーツにとって都合の良いものになっていましたが、それにはちゃんと理由がありそうになっているのにはGood。また、ゲストキャラクターである少年：ショウタの話にも決着をつけているのには、好感が持てました。でも、その分道長の話が圧迫されて、透に擬態したジャマトとの決別の描写は、かなり淡白になっちゃってたかな。
なお、前回（第25話）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、連携攻撃によりギーツを追い詰めていたバッファ／道長。彼の怒涛の攻勢はその後も続き、ギーツはほとんど反撃ができずにいました。そうこうしているうちに、ジャマトグランプリ側のゲームクリア要素である、5つのやぐらの建設のうち2つが作られてしまい、またその攻撃に巻き込まれたタイクーン／景和とナーゴ／祢音が負傷。第2ウェーブが終了したため、ギリギリのところで難を逃れたものの、ギーツ／英寿たち側が圧倒的に不利な状況に変わりはありませんでした。前半では、前回からの続きとして、ひたすら戦闘の様子が描写。終盤のブーストマークⅡ登場のために、ここでギーツのピンチを描いておきたいのはよくわかるのですが、ギーツ側が他のレイズバックルを使おうとしないところが、気になるところです。コマンドツインバックルは、バッファ分として使っているから出せないのはまだわかるけど、パワードビルダーとかはどこ行っちゃったんだ？何かのスーツ改造のために供出されちゃったのかな…。そんな苦しい戦いも、ウェーブの終了によりいったん終わることに。しかし、英寿たち側に不利なのは変わりなく、さすがの英寿も、少し余裕がなくなっていました。いつも通りのジーンの口調に対し、ピシャリと言ってみせる英寿。こんな彼も、珍しい気がします。
願掛けのため、すずなり鬼祭りの神社を訪れた英寿。そこで住職やショウタの話を聞いた彼は、自分たちも進んで協力し、祭りを予定通り実施することを進言します。そして、始まった祭り。景和たちの協力で、子供たちが多く訪れ、ある程度の賑わいを見せますが、そこへジャマトが襲来。祭りを邪魔させないために、英寿は1人変身し、マグナムブーストの力で立ち向かいます。しかし、やはりその姿で応戦するには限界があって…。中盤では、英寿たちが、ショウタらのために、すずなり鬼祭りの開催に尽力するさまが描写。ここで時間を割きすぎているため、終盤での道長と透に擬態したジャマトとの別離や、ショウタの母親との再会シーンを時間的に圧迫している感が否めませんが、ちゃんとゲストキャラのドラマも掘り下げようとしているその気概には、好感が持てました。子供たちに対して笑顔を振りまく英寿たちも、微笑ましく感じられましたしね。
バッファとジャマトライダーに追い詰められ、大ピンチのギーツ。しかし彼は、この状況下で自分の勝利をまったくあきらめておらず、天高く右腕を掲げます。すると、創世の女神が動き出して、ブーストマークⅡレイズバックルが誕生。それを手にしたギーツは、ブーストマークⅡへと変身し、圧倒的なパワーでジャマトライダーを打ち破ります。通常ではありえないこの流れに、ニラムはあることが脳裏によぎっていました。終盤で登場、ブーストマークⅡ。それは創世の女神が、過去の英寿と同じ名を名乗る者たちの願いをもとに生み出した、通常存在しないはずのレイズバックルでした。ブーストマークⅡレイズバックルの誕生シーンは割と淡白であり、「こんなので入手しちゃっていいの？」とも感じましたが、ラストでキチンとニラムによる補足があったので、違和感はそれほどありませんでしたね。そんな、ブーストマークⅡの戦い方は、スピード重視ながら、加速していないときのアクションがゆったりしているのが、大きな特徴。こうしたアクションをすることで、加速時のスピード感をより印象的にしてるんですよね〜。透に擬態するジャマトライダーを、コテンパンに倒すさまは、観ていて確爽快でした。ここで道長がそのジャマトに見切りをつけるのはよくわかるんだけど、もう少し過程があってもよかったかな。確かに、今まで道長が、透に擬態したジャマトに違和感を覚えるさまは何度か挿入されてはいましたが、そこまで「ん？」って感じで接してる様子ではなかったからなぁ…。
ジャマトグランプリ第2回戦は、戦国ゲーム。時代劇風コスプレをして戦うハメとなる英寿たちの裏で、ジーンは、英寿の秘密を探るべく、ニラムに接近する。今明かされる、英寿の真実。彼に隠されたものとは、何なのか！？
次回は、いよいよ英寿に関わる秘密の全てが明かされそう。今回の内容から察するに、彼は本当に西暦元年頃から戦い続けてきて、世界が滅ぶ度に肉体は滅ぶけどデザイアグランプリでの願いで復活して、今日に至るまで生き抜いてきた…って感じなのかな。
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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第2話 ちょっとした感想」に続きます。
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