今回は、昨年(2022年)7月に発売された、「ミニプラ 暴太郎合体シリーズ01 ドンオニタイジン」のレビューです。
驚異の可動域とプロポーションを誇るDX版に負けないクオリティーとして発売された、ドンオニタイジンの食玩版商品。発売日時点では売り切れているスーパー等も多く、全6種コンプリートするのに、私も1ヶ月かかりました。
バラ売りだと、アソートに差があるので歯抜けで売られてたりすることが多かったけど、意外にコンプリートセットはまだ在庫が残っているところが多かったんだよな。購入時、そのことにもっと早く気づいていれば、こんな苦労はしなかったのに…。
そして、こうした苦労をしたにも関わらず、例によって購入したことで満足してしまい、そのまま組立てに着手せずじまい。いよいよ『ドンブラザーズ』本編が終わってしまうということで、あわてて作り始めました。
商品は全6種で構成。ドンロボタロウのみ2種にまたがっており、それ以外は1箱で1種作れる形に。それらを組立てた結果が、上の画像のとおりになります。
戦隊ロボのミニプラは久しぶりに組立てましたが(積みプラがまだまだたくさんある…)、構造自体は複雑なものの、パーツ1つ1つはそれほど小さくないので、そこまで難しくない印象。しかしそのぶん、シール貼りが鬼門になっています。
ミニプラのクオリティーが上がるに比例して、シールの数もどんどん増えて行っていますが、本商品ではその数が本当に異常。一番多いのがオニシスターロボタロウであり、その数なんと42種類です。完成度の高い商品を提供しようとする気概は本当にありがたいけど、さすがにこれはちょっとゲッソリしましたね。しかも、けっこう細かいところやカーブの部分等を貼らせるんだよこれ!
そうして出来た各ロボタロウは、ドンロボタロウとサルブラザーロボタロウがかなり柔軟に可動するのに対して、オニシスターロボタロウ・イヌブラザーロボタロウ・キジブラザーロボタロウは、かなり可動が限定的。ですが、これは合体機構上仕方がない面が多分にあり、個人的には許容範囲です。オニシスターロボタロウが、ほぼ直立不動状態だけどね…。
では、5体のロボタロウを暴太郎合体させ、ドンオニタイジンへとパワーアップさせましょう。
「お供たち、合体だ!!」
5体のロボタロウを変形させ、ドンロボタロウを中心に暴太郎合体!これにより、ドンオニタイジンが完成します。
食玩版の合体ロボだと、どうしても余剰パーツが多々出てしまいがちですが、このドンオニタイジンの場合、それはサルブラザーロボタロウの腹筋パーツのみ。それ以外のパーツは、合体に使用orパーツの中に収納することで、無駄のない合体機構を実現しています。このシステムはなかなか秀逸ですよ。
ヘッドパーツは、顔自体は完全塗装で再現されているほか、周辺パーツはシールで細かい塗装を表現。DX版と対等に渡り合えるくらいのクオリティーの高さを誇っています。以前のキュウレンオーの時でも、そのクオリティーの高さに驚かされましたが、ドンオニタイジンはそれ以上です。「食玩版もここまで来たか!」って感じですね。
可動域は、かなりの広さを誇り、ポージングをつけるために必要な関節部分は、ほぼすべて可動。足が大きめに造形されていることから、多少無理なポーズをとらせても、自律させることができます。
ただ、合体機構の都合上、両腕(サルブラザーロボタロウの関節部分)が若干脱落しやすいのが難点。ジョイントをもう少し太くして、抜けにくいようにしてくれたら、もっと良かったですね。
背面(正確には、両肩部後部)にある剣は取り外し可能で、それを使用したポージングが可能。今気づきましたけど、1号ロボの武装がデフォルトで二刀流って、珍しいですよね。
また、オプションパーツとして台座が付属。ドンオニタイジンをそのまま載せることができますが、若干台座が小さすぎます。もう一回り大きければ、完璧だったかな。
さて、『ドンブラザーズ』はいよいよ最終回。どんなドラマ展開になるか非常に気になるところですか、なんとなくロボ系はもう出てこないような気がします(販促期間も終わりだしね)。
そして、いよいよ来週からは『王様戦隊キングオージャー』が放送開始。1号ロボであるキングオージャーのCGは頑張ってると感じますが、いかんせんウネウネ動きすぎて正直キモいんですよね。さて、ここからミニプラはどうなるか…。
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