史上初・おでんの力で正気に戻る悪役
番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。
おでんを食べるのに、余計な知識はいらない。五感で食べるものだ。今回は、みほ／夏美をめぐるつよしと翼の争いが激化し、さらにソノイがタロウ汁の影響から解放されるお話。一見するとまったく関係のない2つの展開ですが、中盤でタロウ・はるか・真一とつよし・翼をそれぞれ別行動させることで、なんとか両立させていました。
カオスな展開の連続で、本当になんでこれでお話がある程度成立しているのか、不思議に思える一編。笑える箇所もたくさんある一方で、つよしと翼が完全にバチバチ状態になっているのが、なんとも言えません。ここからどうやって、みほの真実の解明と、つよしと翼の和解展開に持ち込むんだろう？
なお、前回（ドン33話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回の、ソノイたちの喫茶どんぶら訪問の件を、まだ引きずっていたはるかたち。そんな中、みほ＝夏美であることを確信していた翼は、つよしにコンタクトをとり、以前出来なかった家族ぐるみでの食事の約束を取りつけます。そして、つよしの家で見せられた写真、そして夏美の言葉を口にした際の反応で、やはりみほ＝夏美であると再確信する翼。最終的には、それ以上追及せずに食事はお開きになりますが、みほのほうが翼を追いかけて…。序盤のタロウたちやソノイたちのやり取りでは、前回の喫茶どんぶらでの出来事のその後が描写。はるかたちもソノニたちも、「タロウ／ソノイと似てる」というツッコミをするも頑なに否定され、さらにはるかと真一は、未だに額の「脳人」の文字が消えずにいました。全体的にワチャワチャしていて笑えるシーン。ソノイが豪快にソノニとソノザをぶっ飛ばしてたのには、やり過ぎな感じがしてビックリしちゃったよ。タロウたちがこうしたやり取りをした直後、つよしは翼から、家族ぐるみでの食事の約束の件を持ち出されることに。翼の真の狙いは、みほ＝夏美なのを確かめることであり、彼が口走ったセリフが、みほに夏美としての記憶を蘇らせます。描写的には、みほが夏美の記憶を取り戻したというよりも、夏美の人格（記憶）が前面に出てきた感じ。みほの人格は、おそらく獣人主体のものなのでしょう。ということは、みほという人間は、やっぱり最初からそもそもいなかったことに…！
翼とみほの関係に、つよしがショックを受けた翌日。屋台でおでんを食べていたタロウたちのもとに、正装したソノイたちが登場。タロウに負けぬキャラの濃さでおでんを食べ始め、なんとからしの辛さの力で、ソノイが元に戻ります。このまま平和に終わるかと思われましたが、タロウが相変わらずの辛口採点をしたことで、おでん屋のオヤジがヒトツ鬼＝特捜鬼化。タロウたちは、彼とソノイたちを同時に相手にすることになり…。中盤から、なんの前触れもなく、突然ソノイたちが正装を始め、おでん屋の屋台に直行。この時点でなかなかトンチキなのですが、さらにその場にタロウたちがいて妙な会話のやり取りをし始めるうえ、その場にあったカラシを直舐めすることでソノイが正気に戻るという、文章にしてもなんだがよくわからない展開が連続します。平然とおでんを食べに行くのは、百歩譲ってあり得るとして、なんでカラシを舐めて正気に戻るんだよ！？その事情は…多分永遠に明かされることはないだろうなぁ。そんな、ハチャメチャながらも割と仲良く食べていたタロウたちでしたが、タロウがおでんを32点と評価したことで、オヤジが激昂。特捜鬼としての一面を現し、暴れ始めてしまいます。32点でも、タロウとしてはかなり高得点なんだけど、まあそりゃオヤジ側はそんな事情知るわけないよね。タロウに99点を叩き出させたおにぎりって（第4話）、本当に稀有な例だったんだなぁ。
特捜鬼と特捜鬼ングは、それぞれゴールドンモモタロウとゴールドンオニタイジンの力で撃破。こうしてヒトツ鬼による事件は解決しますが、つよしと翼の対立はまだ続いていました。嫉妬に狂い、翼の言葉を受け入れられなかったつよしは、彼をハメる行動にで、翼はそれにより逮捕されてしまうことに。彼を取調べるために現れた刑事は…。特捜鬼／特捜鬼ングは、攻撃力こそ高かったものの、ゴールドンモモタロウと今回初登場のゴールドンオニタイジンの前には叶わず、ドンブラザーズは割とストレート勝ち。事件も解決してめでたしめでたしかと思われましたが、最後の最後で、つよしの翼に対するえげつない罠が待っていました。つよしの、ヒーローとは思えないようなゲスすぎるハメっぷり。視聴者である我々は、裏事情も知ってるので「やり過ぎだろ」と感じますが、つよしはそんなこと知らないし（一応みほが獣人である可能性は知ってるはずだけど）、いくら知り合いとはいえその相手に妻を奪われていたら、そりゃ怒りと嫉妬に狂うよねぇ。ある意味、行き着くところまで行ってしまったつよしは、今後どうなるんだろう―。
翼を投獄に追い込んだつよしだったが、彼の求めていたみほ／夏美にみほとしての記憶はなく、彼自身もまた投獄されてしまった。奇妙な縁で再会を果たした2人の行く末は？そして、ゆり子から持ちかけられた、獣人を探るためのある作戦とは？
次回は、つよしと翼のメイン回になりそう。獣人の秘密にもさらに迫ることになり、なんだが2人の間のしこりは解決しそうな感じがしますね。その代わり、つよしは大きな代償を払うことになりそうだけど…。
やあやあ、ドン35話の感想記事は↓コチラだ！ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ！
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