明日の神話に仰天する巨人、タローマンである。
今回は、東京都港区にある岡本太郎記念館のレポートです。
先週末の8月6日(土)、川崎市岡本太郎美術館をあとにした私は、思ったより時間に余裕があることに気づき、そのままの足でここに行くことを決意。夕方3時半頃の訪問になりました。館内は狭いからか、川崎市岡本太郎美術館以上に混雑している感があったなぁ。
なお、これの前に訪れた、川崎市岡本太郎美術館のレポートは↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、全ての発端となった『岡本太郎式特撮活劇 TAROMAN(タローマン)』のレビューは↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
岡本太郎記念館は、生前岡本太郎氏の自宅兼アトリエだったものを、一般向けに開放しているもの。そのため、館内は決して広くはなく、展示作品数もそこまで多くはありません。
メインとなっていたのは、2階の企画展。私が行ったときは「岡本太郎の1世紀」と題して、生前氏が各年代で作成した作品が展示されていました。
個人的に、最も強いインスピレーションを感じたのが、「母と子」という作品。母体から子供が飛び出す力強さが描かれていますが、母も子も、ともに奇怪な感じで描かれています。
氏は家族関係で特に大きな問題を抱えてはいなかったので、家族に対しマイナスのイメージは持っていないだろうと思われますが、この作品からは、子が「生まれた!」という喜びと「生まれて“しまった”」というある種の悲しみを同時に表現しているように感じました。ダイナミックさの中に、非常に繊細なものがあるように思えるんですよね。
そんな2階では、企画展のほか、100周年記念事業や「明日の神話」修復作業の映像も公開。小規模ながら、なかなか濃厚な体験ができました。
また1階では、氏が生前多くの作品を生み出したアトリエが、作品のレプリカとともに保存。レプリカの展示は外の庭にまでおよんでおり、現物が他地域に存在する作品も、間近で見ることができました。
そして、時間の都合上翌日になりましたが、京王井の頭線の渋谷駅・渋谷マークシティ内にある「明日の神話」もじっくり堪能。その大規模さとエネルギッシュさには、圧倒されました。
マークシティのこの通路は、頻繁には通らないけど、それでも何度か通ったことはあるんだよね。本当、今まで全く気にしてなかったなぁ。
昨日・今日と紹介してきた、東京都・神奈川県内の岡本太郎関連施設は、1日で巡ることが可能。しかも、うまい具合に小田急線の直通運転や、地下鉄でつながっているため、一筆書きをするかのように、スムーズにまわることが可能です。
2022年現在、小田急の東京メトロ千代田線方面直通の日中ダイヤは、川崎市岡本太郎美術館の最寄り駅である向ヶ丘遊園駅起点が基本になっているのもGood。①川崎市岡本太郎美術館→(小田急線・千代田線)→②岡本太郎記念館→(徒歩or銀座線・半蔵門線)→③渋谷マークシティと行くと、効率的なルートをとれますよ。
↓なんだこれは!?
bongore-asterisk.hatenablog.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!