お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー エピソードZ』ちょっとした感想

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画像は映画館に掲示されていた宣伝用ポスター

 

 

 

僕は、ウルトラマンに変身できる…ただの人間だ!今回は、昨日(3月19日)より全国の映画館および「TSUBURAYA IMAGINATION」にて公開&配信されている、『ウルトラマントリガー エピソードZ』の感想記事です。

 

ウルトラマントリガー』本編制作中に急遽企画が決まり、急ピッチで制作された本作。かなり様々な要素を盛り込んでいたので、1つ1つの描写はやや淡白だったものの、しっかりと元ネタである『ティガ』にあった要素やネタを取り込んでドラマを作っていたのは、秀逸だと感じました。お世辞抜きで、想像していたよりもかなり出来が良かったですよ。

 

なお、今回私が観に行ったのは、東京都新宿区にあるEJアニメシアター新宿。お昼12時すぎからの上映だったので、わりと余裕をもって家を出て、観ることができました。いや、家の近くにもいくつか上映館あるんだけどさ、平日の朝っぱらから独身男性が1人でイオンモールの映画館で観に行くのも…アレじゃん?

 

なお、TVシリーズ最終回(第25話[終])の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

STORY:ケンゴ/トリガーが、エタニティコアの安定のために姿を消してから2年。怪獣災害も落ち着き、トキオカ隊長以下新生GUTS-SELECTは順調に戦績を上げていたが、超古代文明人:ライラーの出現が、トリガーを復活させるきっかけを生んだ。アキトたちの尽力で久々に地上に帰還したケンゴだったが、諸事情により変身能力を失っており、その力を取り戻す作業が始まる。相次ぐ怪獣の出現、とある敵を追って再び現れたゼット/ハルキ。そのとある敵の暗躍が続く中、本当の敵が、イーヴィルトリガーとなって現れた!

 

全体的に娯楽色が強めな作品で、かなりのドラマ展開が盛り込まれていること、また終盤でのイーヴィルトリガーとのバトルの時間を長くとるため、1つ1つの描写はやや淡白。サクサク進行していくのはいいのですが、若干物足りない感は否めませんでした。

 

しかし、それをカバーするに十分だったのが、盛り込まれたドラマの主題と、随所に散りばめられていた『ティガ』本編へのオマージュ。今回の映画は、舞台設定やお話の大まかな流れは大きく違うものの、1つ1つの展開に目を向けると、『ティガ』のイーヴィルティガ登場回や映画『TFO』をきちんとベースにしているのがよくわかります。しかも、ただオリジナルをなぞるのではなく、『トリガー』TVシリーズでも見られた「『ティガ』の逆を行く」スタイルもしっかり踏襲。トリガーが初期3タイプの力を取り戻すさまはお粗末でしたが(ギャグとしては笑える描写)、「ああ、『TFO』の逆をやりたいんだな」ということがわかりました。

 

イーヴィルトリガーの誕生シーンも、やはり『ティガ』本編のオマージュ。個人的にそのドラマはよくできてるなと感じ、「『ティガ』においてユザレの話とイーヴィルティガの話が一体的に考えられていたら、こうした展開もあり得たのかなぁ」と思いましたね。

 

また、上述のような娯楽色に隠されてしまっていますが、ただの人間として生きることを選択したケンゴに対し、「それでも君は光の化身で、ウルトラマンへの変身能力を持っているではないか」という物語上の試練が提示され、それに対してケンゴが自分なりの答えを出すというのもGood。しっかりとTVシリーズのドラマをベースにしており、「TVシリーズのその後」を描く作品としては素晴らしい出来になっていました。この作品、多分見た目以上にドラマ面がよく練られていますよ。

 

さらに、ゼット/ハルキをが本作に登場する理由づけも、「ああ、その展開はアリだよね」という感じ。ユカとカブラギが、もっときちんと管理しとけよって思ったけどね…。

 

他方、特撮面に目を向けると、TVシリーズよりもハデで迫力ある特撮シーンが展開。中盤はドラマの展開の都合で(予算抑制のためもあるんだろうけど)山あいでの戦いのシーンが連続しますが、序盤と終盤の市街地での戦闘シーンは、ビルやら橋やらを破壊しまくってて見ごたえ抜群です。その後、ヤケクソだと言わんばかりにイーヴィルトリガーが超巨大化したのは、思わず笑っちゃったけどね。

 

また、戦闘シーンにも随所にコメディタッチなものが挿入されており、その最たる例が、トリガー パワータイプとゼット ベータスマッシュの、タッグマッチ。明らかにプロレスを意識しているものであり、ダイナミックなアクションが楽しめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラシリーズ」としては初となる、劇場公開と公式ネット配信が同時並行で行われた『ウルトラマントリガー エピソードZ』。その影響で劇場物販が無いというマイナス面があるものの、より多くの人に作品をアプローチすることが出来ているのではないかと思います。

 

そんな本作は、『トリガー』TVシリーズの後日譚と呼ぶにふさわしい作品であり出来映え。『トリガー』本編を観た人皆さんに、ぜひ観て欲しい作品ですね。

 

というわけで、最後にこの『ウルトラマントリガー』という作品を、↓コチラで改めて振り返ってみよう!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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