お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダムΖΖ』ちょっとした感想 ΖΖ-2(第4~6話)

f:id:bongore_asterisk:20210910053320j:plain

今回は、機動戦士ガンダムΖΖ』の感想記事第2回目です。

 

ジュドーたちジャンク屋・ブライトたち戦艦アーガマ・マシュマーたちアクシズ側の構図は、前回までとは変わらないものの、ジュドーたちがだんだん心変わりし、ブライトたちに接近していくのが、今回ご紹介の3話のポイント。また、前2作ではできなかったであろう、勧善懲悪系の単発回も挿入されているのが見逃せません。『ΖΖ』、確かに前2作とテイストが違うけど、その分シリーズの幅を広げてくれているような気がするなぁ。

 

なお、前回(第1~3話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第4話「熱血のマシュマー」

1986年3月22日放送
登場した敵他:ガルスJ

f:id:bongore_asterisk:20210910054338j:plain

「ふざけてこんなことができるか!モビルスーツをバラして売るのさ!」


STORY:やっぱりΖガンダムはあきらめきれねぇ!エルの情報でスクラップ置き場に来てみたはいいけど、そこにはもう戦艦アーガマはいない。ガセ情報かと思いきや、そこはマシュマーたちの、戦艦アーガマを落とすための作戦拠点でもあった!マシュマーのガルスJを追って戦艦アーガマに行った俺たちだけど、マシュマーの邪魔が入り、Ζガンダムに乗り込んだジュドーは三度戦いを強いられることになる。戦いの場所は…、今度は宇宙だって!?


マシュマーの騎士道精神が感じられる単発回。相変わらずどこか抜けている彼のキャラクターには笑わされましたね。その一方で、お話の流れ自体は前回とほぼ同じ。ここの描写は違えど、第2話以降今回含めて3回連続で「ジュドーたちがΖガンダム強奪のために戦艦アーガマに侵入→成り行きで戦うことになる→まだあきらめてないからなと立ち去る」を繰り返していますから、さすがにちょっと飽きが来ちゃいます。次回からはストーリーが動いてくれるみたいだけど…、どうなんだろう。


スクラップ置き場に身を隠すことにした戦艦アーガマでしたが、一度マシュマーにバレてしまったため、チマッターの協力で場所を移動。なんとか上手いこと船体を隠すことに成功します。一方のマシュマーは、シャングリラ内のホテルに滞在。ハマーンから直々にその偵察を任されていたマシュマーは、部下であるゴットンから情報を得つつ、十丁目にあるという病院へ向かうのでした。場所を移動し、船体を揺らしてスクラップの山にその船体を隠す戦艦アーガマ。戦艦アーガマ自体が壊れないかどうか心配するブライトたちでしたが、何とか耐えきってくれました。あれだけ落ちてくるスクラップにさらされてたら、いくら戦艦アーガマとはいえもうボロボロだと思うんだけどなぁ。本当に修理して飛べるようになるのかなぁ…。こうして隠れられたことにより、ひと安心するブライトたちですが、マシュマーは既にアクシズの情報網でそれをキャッチ済み。滞在先のホテルを後にした彼は、ゴットンの運転するエレカに乗って、シャングリラの街を偵察します。そして、戦艦アーガマの傷病兵が入院しているという病院へ向かうのでした。ハマーンから直々に命令されるくらいですから、マシュマーはやっぱりそこそこ実力のある軍人なのでしょうが、その行動は今回も変。ホテルのチェックアウトの際は「持ち合わせもカードもないから」と金の延べ棒を差し出し、ゴットンの提案する作戦にはことごとく自分の騎士道精神に合わないとして否定してきます。金の延べ棒はブリーフケースに入れてたので、「この後の展開で使うのかな」と思いきや、結局その後は出番なし。マジで、なんで持ち合わせ1つ持たずに金の延べ棒のブリーフケースだけ持ってたんだ…?


病院にやってきたマシュマーは、偶然カミーユとファに遭遇。彼女が献身的に看病するさまに、マシュマーは心を打たれます。その後彼は、作戦拠点であるスクラップ置き場に到着。部下たちから作戦概要を聞きますが、相変わらず不満気味。自らガルスJを駆って戦艦アーガマの偵察に行くと言い始めてしまいます。その一部始終を偶然目撃していたジュドーたちは、Ζガンダムを取られまいとしてガルスJを追跡。ジュドーはムチャをしてそれに飛び乗ります。マシュマーの部下が病院を案内したのは、傷病兵を人質にして戦艦アーガマを奪う作戦が案の1つにあったため。しかし、マシュマーは「それは卑怯だ」として即却下します。このシーンは「マシュマー、なかなかカッコいいじゃないか」と思いましたが、その直後ファの姿を見て彼女にメロメロ状態になってしまいます。ファのことを看護師と勘違いしていた上に、カミーユのことを名もなき戦争の犠牲者と捉えるマシュマー。あれ?カミーユΖガンダムパイロットだったってこと、マシュマーは知らないんですね。その後、スクラップ置き場の作戦拠点を訪れたマシュマーは、また部下たちから別の作戦概要を聞かされることに。それに不満を持ったマシュマーは、自ら戦艦アーガマを偵察に行くとして、勝手にガルスJに乗り始めてしまうのでした。「落とし穴を作戦に使うのは卑怯だ」とか「酒の箱ではなくバラの花束でカモフラージュしてガルスJを持ってこい」など、文句たれまくりのマシュマー。前者はわからなくもないけど、後者はもうムチャクチャだよ。というか、バラでカモフラージュした方が絶対バレやすいって!そんなマシュマーたちの動きの一部始終を見ていたのがジュドーたち。このままではΖガンダムを取られると思った彼らは、マシュマーのガルスJを追いかけます。


当初はジュドーに気づいていないマシュマーでしたが、ガルスJのカメラで彼を発見。最初は降りるよう警告しますが、何度言っても聞かないことから、とうとう実力行使に出ます。ビーチャたちの援護の結果、コクピットでもみ合うことになった両者は、激しい戦いの末ジュドーが転落。しかし、ビーチャの車に助けられ、さらに戦艦アーガマを発見します。ジュドーたちの再来を予想していたブライトは、わざと彼らが侵入できるようにしていました。マシュマーのガルスJは、整備が終わっているにもかかわらずなぜかハッチが閉じないまま。これによりジュドーの発見が遅れ、さらにビーチャたちから砂の入った瓶での攻撃を受けることになってしまいます。砂の瓶で目潰しされたマシュマーは、かなり間抜けな感じ。ああ、ちゃんとハッチが閉まれば、こんなことは防げたのに…。その後、コクピットまでたどり着いたジュドーは、マシュマーともみあいになって両者転落寸前に。ハッチを持ってでの蹴りあいが続き、ジュドーが負けてしまいますが、彼はビーチャの車に救われるのでした。ハッチにぶら下がりながら蹴りあうという、これまたちょっとおまぬけな戦闘シーン。あれだけ騎士道精神云々と言っていたマシュマーが、ここぞとばかりに股間や顔をピンポイントで蹴ってくるのが何とも言えません。正々堂々の戦闘スタイルはどこへ行ったんだよ!


戦艦アーガマの格納庫で取り押さえられるビーチャたち。しかし、ジュドーだけは何とか逃げ切り、Ζガンダムに乗り込みます。そのまま脱出しようとした彼ですが、現れたガルスJと交戦するハメに。さらに落とし穴に落っこちたことで、初の宇宙空間での戦闘を強いられます。混乱するジュドーでしたが、ブライトの無線をもとに何とか戦いきり、マシュマーを排除するのでした。前回に続き、マシュマーと戦うことになるジュドー。さすがに3回も乗っているため彼も操縦には慣れてきており、一通りΖガンダムを動かせるようになっていました。でも、ハッチを閉めることはできないのね…。そんなΖガンダムを食い止めるため、マシュマーはやむを得ず用意していた落とし穴を使用。Ζガンダムをハメることに成功しますが、足を引っ張られたせいで自分のも一緒に宇宙空間へ。ジュドーは初めての慣れない宇宙空間での戦いを強いられます。両者ハッチが開きっぱなしだったものの、偶然閉まったため宇宙空間ではハッチが閉じた状態で戦闘。しかし、Ζガンダムの方には空気漏れが発生しており、それがさらにジュドーを苦しめることになります。そんな彼を全面的にバックアップしたのが、ブライト。彼はジュドーの心を落ち着かせ、Ζガンダムの動かし方を指導。これによりジュドーガルスJに強烈なキックを加え、排除に成功します。またも戦いを乗り越えることができたジュドーと、必死になるブライトの姿を見たビーチャたち。ジュドーたち側の考え方や心も、ちょっと変わってきている様子が窺えますね。

 

 

 

第5話「ジュドーの決意」

1986年3月29日放送
登場した敵他:ゲゼ、ガザC

f:id:bongore_asterisk:20210910054453j:plain

「やーい、ボロモビルスーツ!壊れ損ないのΖをやって、何が楽しいんだよ?」


STORY:戦艦アーガマパイロット候補生だなんて、俺たちゃゴメンだね。そんなことするくらいなら学校行くさ。…と思ったら、アクシズモビルスーツ隊が学校に攻めてきた!隊長のゲモンは俺たちを人質に取ったみたいだけど、そんなことさせるかよ。学校から追い出してやらぁ!そしたら、今度はΖガンダムがやってきて、そのゲゼと戦ってるけど、かなり苦戦気味。おーいジュドー、ファの代わりに操縦変わってやれ!このシャングリラを守るんだ!


前回以上に単発回っぽさが強い一編。ジュドーたちの考え方が変わり、じょじょに戦艦アーガマひいてはエゥーゴに協力するそぶりを見せるようになるのは興味深いですが、それ以外は後年の「勇者シリーズ」のようなノリのお話になっていました。「「ガンダムシリーズ」でもこうした純粋な勧善懲悪系のお話ができるのか」と気づかせてくれるお話でもありましたが、やっぱり違和感が凄いですね。作風変更自体はいいけど、『ΖΖ』はそれをちょっと急ぎすぎてる感があるなぁ。


ファが、ジュドーパイロット候補生として戦艦アーガマの一員になることを勧めている頃、突然やってきたゲモン・バジャックと面会していたマシュマー。ゲモンの目的は、自身の開発したモビルスーツ:ゲゼによるアクシズへの参加でした。ゲモンの横柄さに辟易するものの、ハマーンの言葉を思い出し仲間に引き入れることにしたマシュマー。しかし、それでも彼の心には迷いがありました。ジュドーの操縦センスを買って、ファを通じて彼をパイロット候補生にしようと考えたブライト。彼は第3話の時点ですでにそのセンスの良さに気づいていましたが、あれだけ戦艦アーガマに侵入するわΖガンダムを強奪しようとするわとしていたジュドーを仲間に入れようとするとは、かなり柔軟な考えの持ち主だなぁと感じます。さすが、アムロカミーユを育ててきただけのことはあるな…。ジュドーは結局この誘いを拒否するものの、彼を誘う際、シンタとクムがその操縦センスをほめているシーンも、彼らとカミーユの過去を踏まえたものになっていて、感慨深いものがありました。一方その頃、マシュマーは突然やってきたゲモンという男に対応中。彼の目的は、自身の開発したゲゼでアクシズに協力することでした。ハマーンの言葉を思い出してゲモンを仲間に引き入れたマシュマーでしたが、その後も彼は迷いまくりで…。ゲモンは、自分の技術を過信した横柄なジャンク屋。信頼できそうな人物ではなく、マシュマーたちは辟易します。しかし、それでもマシュマーが彼を引き入れたのは、ハマーンの「コロニーの中の人々とは仲良くしろ」という言葉のせい。それに従ったマシュマーですが、心の迷いは強く、自分の部屋で大声でハマーンに救いを求める有様でした。迷いがある時、「信頼できる人のことを思ってそれを問う」という行為自体は、特段おかしくないもの。しかしマシュマーは、よりによってそれを大声で行い、ゴットンに聞かれてしまいます。ゴットンがこれを聞いてしまうシーンは秀逸。思わず「マシュマーのモノローグじゃないんかい!」って突っ込んじゃいました。


おとなしく学校へと向かったジュドーたちでしたが、直後エルが情報を持って到着。それに反応した彼らは、学校を飛び出そうとします。ところがその直後、ゲモン率いるゲゼとガザC部隊が学校を急襲。ジュドーたちを人質に取り、Ζガンダムとの決闘を要求します。ゲモンがわざわざこの学校にやってきたのは、シンタとクムの行動に起因する勘違いのせいでした。ファのもとを立ち去る際に宣言した通り、ちゃんと学校に行ったジュドーたち。てっきりその時の言葉は、その場を抜け出すためのウソなのかなと思ってましたから、ちょっと意外でした。しかし、彼らが授業を受けだした直後、エルが到着。その情報に食いついた彼らは、学校を抜け出そうとします。そこに現れたのは、ゲモンの乗るゲゼでした。エルがつかんでいた情報は、マシュマーの新たな戦艦アーガマの攻撃作戦。彼女はエンドラに直接乗り込み、それをキャッチしていました。一回のジャンク屋とはいえ、この行動力はなかなかのもの。エル、スパイの素質あるんじゃないか?そんなジュドーたちの前に立ちはだかったのが、ゲモンのゲゼ。彼はジュドーたちを人質に取ったと宣言し、Ζガンダムとの決闘を要求し始めます。この学校がΖガンダムと何か関係あると勘違いし、このような大胆な行動に出たゲモン。その理由は、学校にやってきたシンタとクムが、初めて見た消石灰(ラインパウダー)で遊び、運動場に「ZG」とデカデカと書いたからでした。なんでこんな紛らわしいことするんだよ…。


ゲモンの横暴に黙っているジュドーたちではなく、彼らは協力してゲゼを引き倒すことに成功。怒ったゲモンは学校を破壊しようとしますが、そこにようやくファの乗るΖガンダムがやってきます。場所を変えて戦うファでしたが、ただでさえボロボロの上、慣れない機体で出力調整をしながら戦わなければならないため大苦戦。そんな彼女のもとに駆け付けたジュドーたちは、新たな作戦を展開するのでした。学校の生徒や教師たちがビビって動けないため、ゲゼにはジュドーたちだけが立ち向かうことに。運動場にいるエルと協力して、ジュドー・モンド・リィナ・シンタ・クムが屋上からゲゼを引き付けている間、ビーチャ・イーノ・エルがゲゼの足をロープで縛り、それを使って引き倒します。このロープをジープで引っ張ったことにより、ゲゼは転倒。ゲモンは怒って学校を破壊しようとします。ジュドーたちの連係プレーは、なかなか見事。この後、ゲゼが襲ってくる際、シンタたちが大声でΖガンダムの名を叫び、それに応えるようにΖガンダムが現れるさまもたまりません。なんだか、「勇者シリーズ」みたいな後年の低年齢層向けロボットアニメみたいな感じだな!このΖガンダムにはファが登場しており、彼女は被害を最小限に抑えるため場所を変更。ついにゲゼとの戦いが始まります。しかし、慣れないボロボロの機体で出力調整もしないといけないことがファにとって足かせとなり、あっという間に追い詰められてしまいます。そういえばファって、今までΖガンダムを操縦したことってなかったんだっけ。そりゃあ戦闘にもひと苦労だよなぁ。


ジュドーたちは廃ガスタンクを利用して、ゲゼを攻撃。さらにジュドーは、自らΖガンダムに張り付き、ファの代わりに操縦しようとします。最初は振り落とされそうになるも、何とか乗り込んだジュドーは、ファとともにゲゼの撃破に成功。さらにゲモンの言葉からマシュマーの存在を知ったジュドーは、アクシズへの怒りを募らせます。じょじょにジュドーたちの心に、何かが芽生え始めていました。ジュドーたちの活躍で、Ζガンダムは窮地を脱出。態勢を立て直しますが、ファは当初ジュドーに操縦を代わらせないつもりでいました。ジュドーら民間人の子供を巻き込まないために、自力で戦おうとしていたファ。それはいいんだけど、ジュドーが張り付いた状態で機体を動かしまくるのは、ちょっとひどすぎるんじゃないか?そんなファの行動により振り落とされかけたジュドーでしたが、なんとかコクピットに乗り込むことに成功。ファの上に乗る形でΖガンダムを操縦士、ゲゼに勝利します。すっかり操縦になれたジュドーは、今回徒手空拳を用いた戦闘スタイルを披露。そして、最後の最後でビームサーベルを使い、ゲゼを倒します。中盤の戦闘は、パンチの応酬。これが『Gガンダム』のベースになったのか…(違う)こうして戦闘が終わった後、Ζガンダムを気に入ったジュドー。しかし、盗んだところで整備するドックも隠す場所もないため、ファの言葉通り、戦艦アーガマに所属することも悪くないかなとも考え始めます。じょじょに、ジュドーたちの考え方も変化。彼らが戦艦アーガマの一員になるのも、もうすぐですね。

 

 

 

第6話「ズサの脅威」

1986年4月5日放送
登場した敵他:エンドラ、ズサ、ガザC

f:id:bongore_asterisk:20210910054854j:plain

アーガマの戦いって、手伝う値打ちがあるんじゃないかしら。ジャンク屋より。」


STORY:戦艦アーガマで昼飯を食っていた俺たちは、だんだんここで働くのも悪くないと思い始めてきた。でも、ジュドーだけはかたくなにそれを嫌がって、艦を降りてしまう。そんな中、マシュマーの乗るズサが、Ζガンダムを倒すため出撃してきた!ファのメタスやアストナージの乗るΖガンダムが戦うけど、2人ともボロボロでダメ。やっぱりΖガンダムには、ジュドーの腕が必要なんだよ。ここはひとつ、ファたちのために戦ってやってくれ!


いよいよジュドーたちが戦艦アーガマに乗り込むことを決意するお話。マシュマーの行動の抜けっぷりに笑えますが、今回の彼の行動により、アクシズのシャングリラにおける立場が少しずつ悪くなっていくこと、戦艦アーガマはいよいよシャングリラを出航し宇宙へ出ようとしていくことなど、物語の本筋も動き出しているのが見逃せません。それにしてもマシュマー、これだけポカしてると、指揮官としての資質を疑うなぁ…。


エンドラの入港を許可されたものの、ダマール市長よりそれをひっくり返されてしまったマシュマーたち。何とか話をつけて入港にこぎつけようとする彼らでしたが、ダマールには別の目的がありました。一方の戦艦アーガマでは、帰還したジュドーたちが昼食をとっているところ。じょじょにここで働くのも悪くないと思い始めていた彼らでしたが、ジュドーだけはそれを嫌がり、艦を降りてしまうのでした。数話前に賄賂をもらってエンドラの入港を許可したにもかかわらず、それをひっくり返したダマール。「住民たちが怖がる」・「山の手の高級住宅街に被害が及んではアクシズの評判に関わる」などともっともらしいことを理由にあげますが、その真の目的は、マシュマーたちから賄賂を取れるだけ取って、シャングリラから脱出するためでした。エゥーゴアクシズが本格的に接触すれば、大きな戦闘が起きる可能性が大。それを職務上いち早く知り気づいていた彼は、こういう汚い手に出たんですね。そんなダマールの目的を知らずに、マシュマーたちは追加で賄賂を渡してしまうことに。中でもマシュマーは途中から話が理解できなくなり、ゴットンにすべてを任せて退席してしまいます。戦闘をした場合の予算や被害状況の計算も、部下任せでろくにしてこなかったらしいマシュマー。どうしてここまでの地位になれたんだ…?一方、戦艦アーガマではジュドーたちが昼食中。ブライトの勧めもあり戦艦アーガマで働くことを決めるビーチャたちでしたが、ジュドーだけはそれを嫌がり艦を降りてしまいます。「艦に乗り込むということは、ブライトたちにこき使われるってことだろ」として、反発するジュドー。まあ、わからんでもない…。


エンドラの入港許可を待っていられないマシュマーは、新型モビルスーツ:ズサで出撃。被害を最小限に抑えつつΖガンダムを倒そうとその場所を探しますが、山の手の住宅街は破壊するわ地形は変えるわと、逆に被害を大きくしてしまいます。そんなズサの出現を知った戦艦アーガマからは、ファのメタスが先行して出撃。それを追う形で、アストナージがΖガンダムに乗り込み出撃するのでした。ズサは、『Ζガンダム』のジ・Oを想起させるようなデザインとカラーリングをしたモビルスーツ。右肩にあるミサイルランチャーが最大の武器ですが、それ以外はあまり特筆すべき活躍は見せてくれませんでした。まあ、次回以降もっと活躍してくれるのかな…。それに乗り込んだマシュマーは、打倒Ζガンダムに燃え、まずは戦うための場所を探索。山の手方面は住宅街が少ないと見てここを候補地の1つにしますが、偶然着陸したダマールの家のワイン倉庫を破壊してしまい、おまけに地盤も壊して地滑りを起こしてしまいます。マシュマーが自分なりに「被害を出さないように」って考えてるのはわかるんだけど、それがことごとく的外れ。彼は山の手方面に向かいますが、そこは冒頭ダマールが「高級住宅街だ」と言っていた地区でした。ちゃんと話聞いてたのか、マシュマー!?次に彼は、偶然目についた住宅の庭に着陸。しかしバランスを崩したことで次々に被害を出してしまいます。着陸した住宅の持ち主は、ダマール。彼はちょうど賄賂をせしめて脱出の準備をしているところだったので、罰が当たったといえばそうですが…。今回の一件で、絶対シャングリラにおけるアクシズの立ち位置が悪くなっちゃったよ。


スクラップ置き場でズサを発見したファは、すぐさま攻撃を仕掛け、これにより戦闘が勃発。ちょうどそこは、戦艦アーガマを降りたジュドーが歩いている場所でした。やがてアストナージも駆けつけますが、ほとんど操縦できずに大苦戦。マシュマーの勘違いと態勢の立て直しにより救われるも、このままでは敗北必至という状況でした。ファからの懇願とビーチャたちからの勧めを受けたジュドーは、Ζガンダムに乗り込むことを決意します。修理もろくに受けずに連戦状態のため、ボロボロのメタスとΖガンダム。ついにメタスは左腕を損傷してまともに戦えなくなり、Ζガンダムはアストナージ自身が不慣れということもあり、その実力を発揮できず窮地に立たされます。ジュドーたちに怒ったとはいえ、さすがにメカニックのアストナージが自ら乗り込んで出撃ってのは、無理があったよなぁ。彼も一応普通のモビルスーツは操縦できるけど、Ζガンダムは特殊だもん…。このままいけば、ファたちは敗北という状況。しかし、モビルスーツが2体現れたことを重く見たマシュマーは、一時撤退を決め態勢を立て直します。その間猶予ができたファたちは、ジュドーΖガンダムに乗るよう懇願するのでした。最初は嫌がるジュドーでしたが、その考えを変えたのが、ビーチャたち仲間の言葉。特に、妹であるリィナの「アーガマの戦いって、手伝う値打ちがあるんじゃないかしら。ジャンク屋より。」という言葉に心動かされます。ジュドーはリィナが大好きだから、彼女の勧めなら聞いちゃうんですよね。まあ、それがジュドーのいい一面でもあるんだけど。


マシュマーは、ガザC部隊を引き連れてズサで再びΖガンダムに応戦。これに対しジュドーは、わざとスクラップ置き場の別地区に彼らを誘い込み、ファたちの協力を得て1体1体撃破していきます。やがて残るはズサのみとなり、一度は追い詰められるジュドー。しかしここで、ファのメタスが突撃をかまし、それにひるんだスキにビームサーベルで脚を切断。ようやくマシュマーを撤退に追い込みます。その後戦艦アーガマに戻ったジュドーは、しぶしぶその乗艦を決めるのでした。今まではジュドーが1人で戦うことが多かったですが、今回は無線を通じてファやイーノなどの援護を受けながら戦闘。Ζガンダムを動かすことにもほとんど苦労していなくなっていますし、ジュドーたちが段々戦闘慣れしてきていることが窺えます。一度マシュマーに追い詰められるも、総じて今回の戦闘はジュドー側の優勢。ビームサーベルもちゃんと使いこなせていましたね。こうして戦闘は終わり、ジュドーも戦艦アーガマに乗り込むことが決定。ブライトはチマッターからの情報をもとに、接近しつつあるラビアンローズへ向けて飛び立つ予定を立てていました。メチャクチャ情報を提供してくれるチマッターですが、ダマールがいなくなったことでよりそれがやりやすくなったらしい。ハナからダマールは、市長職に見切りをつけてシャングリラから脱出するつもりだったんでしょうね。まあ、家も引越し用のトラックも、全て地盤ごとマシュマーらアクシズに潰されちゃったけどね…。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第7話から第9話をご紹介予定です。『ガンダムΖΖ』、ニュータイプの修羅場が観れるぞ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/