今回は、『機動戦士ガンダムΖΖ』の感想記事第1回目です。
「ガンダムシリーズ」3作目のTVシリーズ作品となる本作。前2作とは大きくテイストが変わり、ジュドー・アーシタをはじめとするメインキャラたちがイキイキと描かれているのが、強く印象に残る作品になっています。
単発回も結構あり、「ガンダムシリーズ」らしくない作風のものも割と多め。私としては、シリーズの作風の幅を広げてくれた作品じゃないかなぁと感じますね。
なお、『ガンダムΖΖ』の登場人物等については、↓下記公式サイトをご覧ください。
また、前作(『機動戦士Ζガンダム』)の総括感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
第1話「プレリュードΖΖ」
1986年3月1日放送
登場した敵他:なし(総集編)
「刻の涙は止まらない。戦いの中に散っていった人の思いは、いつ満たされるのだろうか―?」
STORY:グリプス戦役を戦い抜いた戦艦アーガマ。でもその代償はデカかった。修理やカミーユの入院でサイド1のシャングリラに向かうブライトたちは、そこで過去の戦いを思い出す。『ΖΖ』の物語のベースとなる、『ガンダム』や『Ζ』の物語。そうそう、モビルスーツのことも、ちゃーんと復習しないとね!ナレーションをしてくれるのは、『ガンダム』のナレーターやシャア、そして『ΖΖ』の主人公:ジュドー・アーシタだ!
アニメじゃない!アニメじゃない!本当のことさ―!「ガンダムシリーズ」3作目となる『ΖΖ』の第1話である今回。物語に入る前の総集編という意味合いが強く、前半は『ガンダム』や『Ζ』の物語や世界観を復習し、後半はモビルスーツ解説や『ΖΖ』の第1話あらすじ紹介という構成になっていました。『ΖΖ』は前2作よりも明るい作風になるためか、登場人物のほとんどがテンション高め。確かに、『ガンダム』や『Ζ』を観てきた人にとっては、拍子抜けするなぁこれ…。
グリプス戦役を終えた戦艦アーガマ。しかしその被害は大きく、シャアは生死不明、カミーユは戦闘不能、その他大勢のクルーが死亡という状態でした。装備の修理とカミーユの入院のため、彼らはサイド1のコロニー「シャングリラ」へと向かいます。Aパートは、ほぼ『ガンダム』と『Ζ』の物語の、各主人公視点での総集編。その間にブライトとファのドラマパートが挿入され(映像は過去の流用でセリフのみ新録)、『Ζ』最終回と『ΖΖ』第1話の間にどんなことがあったのかがわかるようになっていました。総集編パートは、当時の最新作である『Ζ』の方が比率高め。『ガンダム』の方はわずか3分程度にのみにとどまりますが、かなり端折られていたとはいえ、どういうお話だったかをきちんとまとめていたのには驚きましたね。ちなみに、このパートでナレーションを担当していたのは、『ガンダム』のナレーターだった永井一郎さんでした。
戦艦アーガマ内のシンタとクムも、過去の戦いを回想。『ガンダム』や『ΖΖ』に登場したモビルスーツのことを、ナレーションと共に回想・勉強していきます。中盤(Bパート前半)は、「最新モビルスーツカタログ」として、『ガンダム』や『Ζ』に登場したモビルスーツを紹介。こちらも最新作である『Ζ』の方が優遇されており、『ガンダム』からチョイスされたのはガンダムとザクⅡくらいでした。この紹介パートでは当然各機体の名称や能力の他、形式番号もきっちり紹介。ガンプラのみでの記載にとどまる形式番号が、正式に劇中に登場したのは、今回がシリーズ初ですね。そしてそして、このパートのナレーションを担当していたのはシャア。あの声のまま明るくふるまったり、性能第1位のモビルスーツに百式を推そうとすると、シンタとクムから「Ζガンダムだ」と否定されすねたりするなど、違和感バリバリでした。まあ、これはこれでちょっと笑えたけどね…。
最後のBパート後半では、『ガンダム』と『Ζ』のメインキャラクターを取り巻いた人々の紹介と、『ΖΖ』の第1話のあらすじ紹介。途中からジュドーも参戦し、ノリノリでナレーションしてくれました。メインキャラクターの名前をちゃんとテロップで紹介するなんて、前2作に比べたらかなり優しいなぁ。
さあ、これで準備は整った。いよいよ次回から、『ΖΖ』の物語がスタートです!
ジュドー「子供は皆ニュータイプ。見せてやろうじゃないの、大人たちにさ!」
第2話「シャングリラの少年」
1986年3月8日放送
登場した敵他:プチ・モビル(作業用ロボ)、エンドラ
「アイツ、人を殺したんじゃねぇのか?俺たちがなんで苦労してるのか、全く…、全く、知らないでさ!」
STORY:サイド1のシャングリラでジャンク屋をやってる俺たちは、ある日脱出ポッドを回収した。それに乗ってたヤザンってオッサンの話に乗って、戦艦アーガマのΖガンダムを奪うことにしたんだ。ところがところが、ドックに乗り込んだまではいいけど、ヤザンがその本性を表した!怒ったジュドーは、カミーユの意識を感じたΖガンダムに乗り、ヤザンを追いかける。そして始まる2人の戦い!俺たちの稼ぎ、一体どーなっちゃうのぉ?
第2話にして『ΖΖ』最初の物語である今回。ジュドーたちメインキャラクターの動きにスポットが置かれており、ジュドーがまだモビルスーツの操縦に関して素人ということもあって、戦闘シーンはやや少なめでした。アムロやカミーユの性格が暗めだったのに対し、ジュドーはかなり明るいのが特徴的。しかし、ヤザンの横暴に怒ったり、戦争のせいで家族と離れ離れになっていたりという行動・設定から、彼もまた「ガンダムシリーズ」の主人公に共通する“何か”を持っていることが窺えます。
ジュドーは、サイド1のシャングリラでジャンク屋を営んでいる少年。今日も仲間のイーノ・アッバーブとともに宇宙でのジャンクパーツ回収に勤しみますが、そこで入港を待つ戦艦アーガマと、損傷の少ない脱出ポッドを目撃します。高く売れると踏んだジュドーは、その脱出ポッドを回収。途中、ジャンク屋仲間であるビーチャ・オーレグやモンド・アカゲの妨害を受けながらも脱出ポッドを開けると、中にはヤザンが乗っていました。物語は、ジュドーたちのジャンク屋稼業からスタート。嬉々としながらジャンクを集めており、彼らの明るい性格がわかるシーンですが、同時にその宇宙にはハイザックの残骸などのスペース・デブリが多数浮遊していることなどから、まだまだ戦争の爪痕が大きく残っていることが窺えるシーンにもなっています。そんな彼らが回収したのが、比較的キレイな脱出ポッド。これは高く売れるぞと考えたジュドーは、回収後イーノとともにドックへ。ビーチャとモンドが分け前をはねようとする中、彼らが脱出ポッドの扉を開けると、中にはヤザンが乗っていました。奇跡的に生きていた彼は、ジュドーの一言をきっかけに、戦艦アーガマからっΖガンダムを奪う計画を提案します。『Ζ』第49話で、ハンブラビを破壊されながらも脱出しているところが描写されていたヤザン。彼はその後流れに流れて、このシャングリラの空域にやってきてたんですね。それにしてもこのヤザン、頻繁に高笑いするなど、『Ζ』の頃に比べると様子が変。脱出ポッドの中にいすぎて、気が変になっちゃったのか…?
妹のリィナ・アーシタの声を無視し、ヤザンの計画に乗っかることにしたジュドー。彼はイーノたちとともに、ヤザンとプチ・モビルを乗せたトラックで戦艦アーガマの入港しているドックへと向かいます。途中、カモフラージュのためヤザンが強奪したトラックに乗り換え、さらにドックの入口ではファを人質に取ることに成功。彼女の乗るトラックの中身の調査を任されたジュドーは、中のベッドで寝ているカミーユと遭遇。彼と手を触れあった時、強い思念を感じるのでした。最初は自分たちのトラックでドックまで行こうとするジュドーたちでしたが、一介のジャンク屋が戦艦の修理ドックにそのまま入るのはムリ。そこでヤザンは、付近を走っていた修理ドックへ向かう野菜運搬トラックを強奪し、それに乗り換えて向かいます。ちょっと様子が変になってしまったヤザンですが、軍人としてのスキルは落ちておらず、ティターンズのパイロットスーツやワーカーを使って、巧みにトラックを強奪。その手際は鮮やかでした。でも、あんな高速道路みたいな大通りでこんなことやったら、目撃者多数で誰かに通報されそうなもんだけど、それは大丈夫なのか?こうしてトラックを乗り換えたジュドーたちは、修理ドックの入口まで到達。そこではちょうどファがトラックを発進させようとしており、ヤザンは彼女を人質にとる作戦に出ます。その後トラックの中身の調査を任されたジュドーは、そこでカミーユと出会うのでした。カミーユを入院させるため、その搬送用トラックを出そうとした際に巻き込まれてしまったファ。ヤザンの姿を見た時驚いていましたが、彼が元ティターンズの兵士だということまでには気づいていない様子でした。そういやファは、ヤザンと戦ったことはあるけど、お互い直接顔は合わせてないもんね。こういう反応も仕方ないか…。こうしてファは人質になってしまい、彼女のトラックを調べるジュドー。そこにいたカミーユから、ジュドーはその思念を感じ取ります。一言もしゃべらない廃人状態のカミーユ。しかし、ニュータイプとしての能力はまだ残っているようです。そしてこれを感じ取れるジュドーもまた…ニュータイプなのか!?
修理ドック内では、戦艦アーガマが修理中。ジュドーたちが乗り込んだ時は、ちょうどΖガンダムも修理に出されようとしているところでした。これをチャンスと見たヤザンは、ワーカーを使ってブライトたちを強襲。一方のジュドーは、できるだけ銃を使わずにΖガンダムを強奪しようとします。やがてジュドーはそのコクピットに乗り込むことに成功しますが、ヤザンが戦艦アーガマの通信員サエグサを襲ったのを見て激昂。Ζガンダムをムリヤリ動かし、彼に戦いを挑むのでした。ジュドーたちが戦艦アーガマへ向かうまでの間には、人質に取られたファに話す形で、彼らの過去が明かされることに。ジュドーの両親は戦争のせいで出稼ぎに出ることになり、残された彼とリィナは、母の仕送りとジャンク屋稼業で生活。しかしそれでも生活に余裕はできず、学校に行くこともできない状態でした、今までムチャクチャな明るいヤツとして描かれていたジュドーですが、このシーンで彼もまた暗い背景を背負っていることが判明。彼の明るさは、そうしたものの裏返しなのでしょうか。そうこうしているうちに、彼らは修理ドックに到着。Ζガンダムを奪うため行動を開始します。ヤザンがワーカーを使った強硬手段で強奪を試みる一方、ジュドーたちはできるだけ銃を使わないよう、残っていた野菜を放り投げながらブライトたちを攪乱。ジュドーは自らΖガンダムまで飛び込み、まんまとコクピットに乗り込むことに成功します。修理中とはいえ、あまりにもΖガンダム周りの警備が薄すぎたブライトたち。クルーが不足しているとはいえ、ジュドーはハッチを開いたまま(閉じ方がわからなかったため)Ζガンダムを動かそうとしていたのだから、いくらでも彼を引きずり下ろすチャンスはあったろうに…。こうしてΖガンダムを奪ったジュドーでしたが、直後ヤザンがサエグサを襲ったことを知り激昂。彼を倒すため行動を開始します。戦争という人どうしの争いで苦労しているジュドーだからこそ、ヤザンの行為は許せない―。彼が単純なやんちゃ少年ではないということが、よくわかる描写です。
ヤザンはプチ・モビルで逃亡するも、ジュドーはΖガンダムでそれを追跡。スクラップ置き場で彼を追い詰めます。そこにあった大型モビルに乗り換えたヤザンは、ジュドーを殺してΖガンダムを奪うことを画策。しかしそれはジュドーの抵抗により阻止されるのでした。遅れて現場に駆け付けたブライトたちは、Ζガンダムを奪還することに成功。しかし、ジュドーの拘束には失敗するのでした。ジャンク屋でありモビルスーツへの知識があるとはいえ、操縦に関してはまだ素人同然のジュドー。しかし、ヤザンから「初めてにしてはよくやる」といわれていることから、センスがあることは確かなようです。まあ、ハッチが閉じれないとはいえΖガンダムを動かしてさらに飛行させてるからね…。そんなジュドーはヤザンを追い詰めるも、使おうとしたビームサーベルを落っことし、逆にそれで追い詰められるハメに。しかし至近距離からミサイルを発射することで大型モビルを破壊し、窮地を脱出。Ζガンダムの強奪には失敗するも、仲間たちの手引きでブライトたちからの逃走に成功するのでした。今回の戦闘シーンは、このヤザンの大型モビルとのバトルのみ。ジュドーはメチャクチャ戦闘に不慣れな状態でしたが、それでもよく頑張っていたなと感じました。そんな彼は、仲間たちの手引きで脱出。一方のブライトたちは、ジュドーたちを取り逃がしたもののΖガンダムを取り戻しひと段落ついていましたが、その時新たなる敵が迫りつつあることに気づいていませんでした。その名は、マシュマー・セロ。アクシズの軍人だ…!
第3話「エンドラの騎士」
1986年3月15日放送
登場した敵他:エンドラ、ガルスJ、ガザC
「気になる。あの子供(ジュドー)…。」
STORY:1回失敗したくらいで、Ζガンダムをあきらめる俺たちじゃない。ヤザンを倒した日の夜、動き出した戦艦アーガマに再び乗り込もうとする俺たちの中で、ジュドーだけが潜入に成功した。このままΖガンダム強奪なるかと思ったら、アクシズのマシュマーとかいうヤツが戦艦アーガマを襲う!キザな悪い軍人は許せねぇ。ジュドーは意を決して、ΖガンダムでマシュマーのガルスJに戦いを挑む!おいおい、ちゃんと戦えんのかぁ?
前回、Ζガンダムを動かすことには成功するも、その強奪に失敗したジュドーたち。今回はそんな彼らが、再びΖガンダムの強奪を試みる中で、初めてアクシズと接触し戦闘を繰り広げるお話です。ジュドーの本当の意味での初陣(モビルスーツどうしの戦い)ですが、何せ相手となるマシュマーもかなり風変わりな人物なので、その戦闘はどこかコミカル。笑いながら楽しめるものになっていました。前2作じゃ絶対あり得なかったパターンの戦闘だな、これ!
サイド1をアクシズに服従させる使命を帯びたマシュマーは、シャングリラの市長:ダマールに賄賂を送ってシャングリラへの入港を強行。その側近チマッターから情報を得たブライトは、彼の協力により、マシュマーのエンドラ入港前に修理ドックからの脱出に成功します。深夜密かにシャングリラ上空を航行する戦艦アーガマでしたが、偶然ジュドーたちがそれを目撃。ジュドーはプチ・モビルでムリヤリ戦艦アーガマに乗り込むのでした。前回の終盤にチラッと登場したマシュマーが、本格的に登場。左胸にバラを刺している、かなりキザな人物として描かれています。妙にカッコつけてるけど、こういうキャラって大抵ろくな結果を出せずに退場しちゃうパターンが多いのよね…。そんなマシュマーは、賄賂を使ってシャングリラの市長を買収。ムリヤリ自分たちの入港許可を出させます。このままではマシュマーと鉢合わせの可能性もあった戦艦アーガマでしたが、市長の側近チマッターからの情報により、その直前での脱出に成功します。チマッターはエゥーゴの協力者というよりも、単なるファン。戦艦アーガマのシャングリラ入港直前から、エゥーゴを支援していたようです。彼のエゥーゴへの入れ込みっぷりは相当なもので、情報提供の他、脱出のための誘導船の提供や逃亡先の確保までやってのけるほど。これだけ大々的に動いたら、市長にバレそうな気がするけど…それは大丈夫だったのかな。こうしたチマッターの尽力で脱出に成功する戦艦アーガマですが、その姿を偶然ジュドーたちが目撃。まだΖガンダム強奪をあきらめていなかった彼らの中で、ジュドーだけが潜入に成功します。このシーンで、ジュドーのジャンク屋仲間の1人であるエル・ビアンノが初登場。じょじょにメインメンバーがそろってきました。
エンドラ内の整備エリアへやってきたマシュマーは、ガルスJやガザCの整備風景を視察。ガルスJのデザインに惚れ込んだ彼は、周りの制止を振り切り、整備途中の状態で出撃していきます。一方、戦艦アーガマに潜入したジュドーは、シンタやクムの協力で隠れることに成功。ブライトは既にジュドーの潜入に気づいていましたが、ジュドーにアムロやカミーユの影を感じていた彼は、わざと泳がしていたのでした。マシュマーの整備エリア視察シーンで、彼の素性やその過去が判明。彼は『Ζ』の頃からアクシズの一兵士として活躍しており、功績が認められ指揮官に昇進。胸に刺しているバラは、その時ハマーンからもらったものを加工したものでした。…こう書くとマシュマーがまともな軍人に見えますが、実際は真逆の、かなり風変わりな軍人。指揮官になっているのである程度のスキルはあるのでしょうが、ハマーンから取り立てられたのは、どちらかといえばアクシズ内の人材不足による事情が強め(グリプス戦役でアクシズも多数の兵士を失っているため)。おまけに指揮官の割には「部隊を動かす」という意識が低く、ガルスJのデザインに惹かれたというだけで単独出撃を決め込み、整備クルーの意見も無視して飛び出してしまいます。「あと30分すれば最低限の整備が終わる」と言われていたのに、無視しちゃうマシュマー。この時点では敵が出たとかそういう情報は出てないから、全く急ぐ状況じゃなかったんだよなぁ…。一方の戦艦アーガマには、ジュドーが潜入中。ブライトたちから見れば現状部外者である彼ですが、シンタとクムは彼をかくまい、ブライトはわざと泳がすなど、ほとんど追及や妨害を受けていません。その理由は、彼が悪人に見えず、またブライトがアムロやカミーユの再来を感じていたからでした。今回を機に、ブライトたちのジュドーへの目が変化。彼が仲間になるきっかけになっていきます。
ガルスJで出撃していたマシュマーは、航行する戦艦アーガマを発見。艦橋に近づき、全面降伏を迫ります。これを知ったジュドーは、お手製爆弾でガルスJをひるませ、戦艦アーガマから引きはがすことに成功。これにより彼の潜入が戦艦アーガマ中にバレてしまいますが、ブライトはなんと彼にΖガンダムの操縦を一任。ファのメタスの援護を任せます。途中メタスは機体の不調によりダウン。ジュドーのΖガンダムが単独で戦うことになります。戦艦アーガマを見つけ、鬼の首を取ったように得意がるマシュマー。しかしそのスキを突かれ、逆にジュドーにやられてしまいます。ジュドーの作ったお手製爆弾1つで、マシュマーのガルスJは地上へ転落。いくら不安定なところに張り付いていたとはいえ、アッサリやられすぎじゃない?マシュマーは転落後、再び態勢を立て直して戦艦アーガマに接近。ファのメタスが応戦に出ますが、ろくに整備されていない状況のためすぐに不調が発生します。彼女を救ったのは、ジュドーの乗るΖガンダムでした。メタスはグリプス戦役後修理を受けていないため、ボロボロの状態で出撃。戦艦アーガマ、人員も資材も相当不足してるんだね…。そんな彼女を救い、代わりに立ち向かうのが、ジュドーの乗るΖガンダム。彼はブライトの指示で乗ることになり、相変わらず操縦に不慣れながらも、ガルスJに応戦します。前回に比べれば、幾分かは操縦が上手くなったジュドー。それでも、ハッチの閉め方は相変わらずわからないのね…。
ジュドーとマシュマーの戦闘は、やがてスクラップ置き場へ。戦闘に慣れないジュドーは何度もミスを繰り返しますが、マシュマーはそれをことごとくジュドーの戦闘スタイルだと勘違い。2人の戦いは割と拮抗します。そんな中で、とうとうジュドーはマシュマーに追い詰められてしまうことに。しかし、ここでΖガンダムのビームサーベルが起動したことで、ガルスJは大破。ジュドーは奇跡の勝利をおさめるのでした。『ΖΖ』では初となる、ガンダムのモビルスーツ戦。しかし、ジュドーは戦闘に不慣れでミスを連発。一方のマシュマーは、それをジュドーの戦闘スタイルだと勘違いし、戦闘は長期化。2人は割といい勝負をします。この戦闘パートは非常にコミカル。ジュドーの行動とマシュマーの反応がかなり笑えます。「ガンダムシリーズ」で笑える戦闘シーンなんて、これが初めてだよ。とはいえ、マシュマーは軍人なので、当然スキルはジュドーより上。最終的には彼を追い詰めます。しかし、ここでΖガンダムのビームサーベルが起動したことで、ガルスJの頭部が大破。マシュマーは敗北を喫し、脱出していくのでした。モビルスーツ相手に初勝利をおさめたジュドー。彼がこのままΖガンダムを強奪せずに、「今回は戦艦アーガマを守るために乗ったから」としてちゃんと返しに行ったのも、Goodでした。
今回はここまで。次回は、第4話から第6話をご紹介予定です。『ガンダムΖΖ』、ニュータイプの修羅場が観れるぞ!
bongore-asterisk.hatenablog.jp
☆ガンプラ Pick Up!
『ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツのガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!