3000万年越しのドロドロ昼ドラ展開
『ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ』も、今回で最終回。新作『ウルトラマントリガー』に関わる闇の三巨人の元ネタの紹介として、映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の特別編集版が放送されました。
序盤のみ前回で紹介し終わっているとはいえ、90分超の映画を20分くらいにまとめないといけないので、必然的にティガとカミーラ・ダーラム・ヒュドラとの戦闘シーンがその中心に。のちのスーパーGUTSの面々による加勢やイルマ隊長の遺跡脱出シーンも挿入されていたものの、かなりむりくりねじ込んだ感がありましたね。『ウルクロZ』、なんだか最後までバタバタしていた感じだなぁ。
なお、前回(第24話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
満を持してのピックアップとなった、映画『ティガ』。上述の通り、本編を大幅に編集してまとめなければならないという制約がありましたが、どうせダイゴが大人の事情で映せないということもあるので、お話の内容は徹底的にナレーションで補完し、映像は90%くらいティガの戦闘シーンで占められる形となっていました。
序盤に『ティガ』TV本編最終回のダイジェストを流した以外は、映画をほぼ順当に編集、その流れを追う構成に。ティガダーク・ティガトルネード・ティガブラスト、そしてマルチタイプとグリッターティガと、映画に登場したティガの形態は、なんとか全て紹介しきっていました。ドラマ面をかなり犠牲にしてはいましたが、全タイプをあの短い時間で登場させた編集技術は、評価されてもいいでしょう。
改めて観るとこの映画、ティガの戦闘シーンがかなり凝られているんですよね。その特撮描写はもちろんのこと、「敵の攻撃を受けて力を取り戻す」という反撃展開の他、それが「相手の攻撃を受ける前は戦闘スタイルが噛み合わないので苦戦する」というマイナスポイントを作り、きちんとピンチも演出してるんですよね~。でもそのおかげで、唯一闇の三巨人に一勝もしてないティガダークが弱く見えるのは、当時から残念に思ってたけどね…(本来の力を出せば、もっと強い設定)。
そしてラストは、ゼロの他ゼットとティガも登場。なぜかゼロが〆のナレーションを行い、番組は幕を閉じました。「いつか聞かせてくれよな、自分だけの冒険譚を!」ってセリフはメチャクチャカッコいいんだけど、これゼットに言ってほしかったなぁ。だって、この番組は『ウルトラマンクロニクル“Z”』だったんだからさ。
半年間に渡って放送された、『ウルクロZ』。放送時間いっぱい本編を放送したため、割と淡白な感じで終わりを迎えました。
さて次回は、『ウルトラマントリガー』直前スペシャルを放送。以前のようなクロニクル系番組の最終回という扱いではなく、わざわざ別立ての単発番組扱いとしたのって、何か意味あるのかな?まあ、どちらにせよ観るけどな!
※今週は『新幹線変形ロボシンカリオンZ』が放送休止であるため、『ウルトラマントリガー』直前スペシャルの感想記事は、7月3日(土)に繰上投稿させていただきます。
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