今回は、3月12日に発売されたニンテンドースイッチ用ゲームソフト「A列車で行こう はじまる観光計画」のレビューです。
ついに発売された「A列車で行こう」シリーズ最新作。このソフトの発売を待ちわびており、ニンテンドースイッチもなんとか押さえ、偶然発売日に代休をとることができたため、お昼頃に予約したものを受け取りに行きました。いやぁ~、新発売のゲームのためにここまでいろいろ奔走したのは久しぶりだなぁ。
なお、今までの事前情報等についての記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
「A列車で行こう」シリーズの流れをくむ作品であることから、基本的なコンセプト等は、過去の「A列車で行こう」作品と同じ。若干のシステム等の違いはありますが、過去作をプレイしている者であれば、スッと溶け込める仕様になっています。
携帯ゲーム機としては「A列車で行こう3D」以来7年ぶりの発売。ニンテンドー3DSソフトだった「3D」とは違い、本作ではスイッチにタッチペンがないことからコントローラー操作がメインとなりますが、今のところあまりストレスなく操作ができている印象です。まあこれは慣れの部分もありますが、以前発売されたPS4ソフト「A列車で行こう Exp.」の時の操作性がかなりイマイチだったってことがあるからなぁ…。
ゲームとしての難易度は、メチャクチャ高いものではなく、上述した「3D」と同じか、シナリオによっては易化している感じがします。本作は“観光”がメインとされていることから、マップ内に必ずめぼしい観光地があり、そこを中心に路線網を拡充すれば、ある程度の乗客や街の発展を確保することが可能。隣町との接続が土地の形状上難しくなっているマップもありますが、なんとか繋げれば、よほどずさんな経営をしない限りは、そこそこの利益を時間をかけずに叩き出せるんですよね(その分、後述の通り資源のやりくり等では難しくなった面もある)。「A列車で行こう」シリーズが初めてという方の入門編としても、本作は適していると感じます。
街の開発に目を向けると資材(いわゆる豆腐)が無くても街を発展させることができるようになった点や、グラフィックの向上等はGood。ただ、隣町に対する資材等の貨物輸送はかなりやりにくくなりましたね。その都度隣町と売買契約を結び、それに基づいて輸送をするのはかなりリアリティがありますが、その契約の期間もかなりタイト(まれに「期限なし」という契約もある)。契約満了したら、あっという間にその貨物輸送は赤字生産マシーンになってしまいます。やっぱり、マップ内(都市内)売買で回した方が、安定した収入につながるのかなぁ。
その他もろもろの面については、おおむね不満らしい不満はなし。しかし、ニンテンドースイッチの処理速度の限界寸前までメモリを使用しているからか、ロードに時間がかかることや稀に強制終了するのは勘弁してもらいたいですね。3月17日現在パッチが配信されたのである程度改善されていますが、その代わり別の問題が発生してるし、完全解消はもう少し先になるかな…。
今までの「A列車で行こう」シリーズの魅力をそのままに、さらに“観光”という新たな視点も加わって存分に楽しめる、「A列車で行こう はじまる観光計画」。現在の私のプレイ状況は、チュートリアルマップ2種を1日でクリアし、「通える古都を目指して」というマップ(奈良市周辺がモチーフ)の終盤に差し掛かっています。この調子で用意されたシナリオを順調にクリアして、そのあとコンストラクションモードをやるぞ!
そうそう、一部界隈では「編成量数が変更できない」・「車両カスタマイズができない」などの「用意されているはずの機能が使えない」という不満が出ていますが、これらの機能はチュートリアルマップ2種をちゃんと最後までやれば解放されます。なので、最初は我慢してチュートリアルマップをクリアするように努めましょう。
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