お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

ウルトラマンマックス 15年目の証言録

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今回は、3月2日に発売された書籍「ウルトラマンマックス 15年目の証言録」のレビューです。

 

昨年(2020年)に放送開始15周年を迎え、現在もYoutube円谷プロ公式チャンネルにて配信が行われている『マックス』。そのスタッフやキャストインタビューなどが盛り込まれた書籍が、とうとう発売されました。

 

CBC三部作の中で、私の一番好きな作品である『マックス』ですが、『ネクサス』と『メビウス』に挟まれているせいもあるのか、イマイチ両作品に比べるとメディアや商品化の機会に恵まれることが少ない印象。そんな中でのこの書籍の発売は、本当にうれしいものでした。もう、感謝感激だよ!

 

 

 

書籍は3部構成になっており、第1部が企画立ち上げ時のメンバーのお話、第2部がその後関わることになったクリエイターとの対談、そして第3部がメインキャストへのインタビューという形になっています。

 

書籍の文字もそれほど小さくなく、時々劇中のカットや特写が挿入されているため、それほど時間をかけずに読破することが可能。しかし、その中身は想像絶するほど濃く、今まで明かされていなかったり、ほとんど語られてこなかった事実がまあ出るわ出るわといった感じ!誇張抜きで、1ページ1ページ読み進めるたびに、新たな驚きや発見、そして衝撃の連続でしたね。

 

個人的に、「『マックス』は突貫工事で組まれた企画なのに、どうして制作陣もキャスト陣もあれだけのメンツをそろえられたのだろう?」ということがずっと疑問だったのですが、それはこの書籍により完全に解消。まさか、そのほとんどが制作陣どうしのツテや交流、さらには偶然の出会いなどの連続で生み出されていたものだとは思いもしませんでした。映像業界は、ツテやコネなどによる繋がりや起用がまだまだ色濃く残っている世界ですが、あれだけ多彩かつ豪華なメンツを、すべてそれらで賄っていたとはなぁ…!企画立ち上げ時に参加されていた、八木監督や金子監督などの人脈には驚かされました。

 

『マックス』の企画立ち上げ時の話も豊富。『ネクサス』の放送短縮が決まって時間のない中、ノリと勢いも相まってテーマや隊員たちの名前等も決まっていき、それが『マックス』という作品を形作っていったということがよくわかりました。7月からの放送が決まってて、12月から企画作り開始、1月にはもうコンセプトを決めて撮影準備開始って、相当なハードスケジュールだったんだなぁ。

 

メインキャストへのインタビューでは、満島ひかりさん(エリー)を除く全員が登場。本書の企画が始まってから出版までわずか数か月しかなかったのに、これだけのメンバーが集まれたのは、本当に素晴らしいことだと感じました。でも、ここまでやるのなら、やっぱり満島さんも集まってほしかったなぁ。きっと、スケジュールが合わなかったんだろうな…。

 
 
 
 
多彩な制作陣とキャスト陣によって生み出された、まさに奇跡の作品である『ウルトラマンマックス』。この「ウルトラマンマックス 15年目の証言録」は、そんな奇跡の軌跡をたどることができる、貴重な書籍です。
 
『マックス』好きは、絶対に手元に置いておきたいアイテムですね。 
 
『マックス』を見て育った子たちがそろそろ、「未来への希望」を持って、未来をつかみ取るって意気込みを持って社会に出てくる頃だと思う。(中略)未来は無数の可能性に満ちている。だから明るい素晴らしい未来はわれわれ人類、自らの力でつかみ取りたいと思うし、そうあるべきだし、そうなると確信しています。(八木監督、43ページより)
 
 
 
 
 

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