タピオカドリンクは人類の英知
聖なる光に、融かせないものはない!2021年最初の放送となる今回の『仮面ライダーセイバー』は、白井ゆき編集長をめぐるお話の中編。前回デビューしたてのユーリ/仮面ライダー最光にスポットを当て、彼の性格や所作、そして能力や技の紹介が中心となっていた一編でした。
メギドを倒すことに関しては飛羽真と考え方の違いがあるものの、基本的には現代慣れしていないだけで割と気さくな感じのユーリ。今回の終盤で飛羽真と対立するような様子も見せましたが、まあ次回予告から察するに、大きくいがみ合うことなく仲間となるのでしょうね。
なお、前回(第16章)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、倫太郎たちソードオブロゴスの仲間たちと決別するハメになり、多くの味方を失った飛羽真。芽依とともにかみやまに戻ってみると、部屋は荒らされひどい状態。その犯人は、前回彼らの前に現れたユーリでした。彼は、飛羽真の持つ大量の本から知識を得て、1000年のブランクを埋めようとしていました。同じ頃、サウザンベースでは倫太郎たちが飛羽真と戦うことに苦悩しており…。今回の飛羽真は、ビルの屋上のシーンから登場。生活用品等もそこにあったことから、「かみやまを出るハメになってここで暮らしてるのかな」と思いましたが、全然そんなことはありませんでした。なんだよ、心配したじゃないか!じゃあ、あの思わせぶりなビルの屋上のシーンは一体…?しかし、かみやまは何者かに荒らされており、本が散乱した状態。恐る恐る中を覗いてみると、そこにいたのはユーリでした。1000年も眠っていたことから、そのブランクを埋め現代について知ろうと本を読み漁っていたらしいユーリ。性格は間違いなく悪くなさそうなんだけど、えらく本の扱い雑だな!ワンダーライドブックを使う剣士なのにね…。飛羽真たちとユーリがこうして再開している一方、倫太郎たちはサウザンベースで飛羽真から聖剣などを奪還する命令を受けることに。亮たちが戦うことを決意する一方で、倫太郎にはまだ迷いがありました。
ユーリの強い希望で、翌朝市街地に出た飛羽真たち。ユーリにとって現代人の生活スタイルは何もかも新鮮で、驚くことばかりでした。そんな中、芽依に白井編集長が行方不明になったという知らせが。彼女は会社に戻ろうとしますが、その直後今度はイエティメギドが現れます。セイバーに変身して戦う飛羽真でしたが、メギドの正体が白井編集長だと分かった途端戦えなくなり、メギドを取り逃がしてしまうのでした。市街地に出たユーリは、人々の姿や食べているものに興味津々。タピオカドリンクを人類の英知だと言ってみたり、自分の着ているものが浮いていることを察知し、人々の着ている服を真似て溶け込もうとしたりします。中盤のこれらのシーンは、ユーリの人柄がわかる形になっていてGood。でも、タピオカドリンクを「今流行りのもの」とするのは、ちょっと遅れてるかな。まあ、まだまだ専門店はたくさんあるけどね。こうしたパートを経て次に展開されるのが、イエティメギドとの戦いその1。飛羽真はセイバーに変身して戦いますが、途中レジエルの邪魔が入り、さらに彼の説明とメギドの正体が白井編集長であることを目の当たりにしたことで、一気に戦えなくなってしまいます。レジエルたちメギドは、大いなる力を手に入れるため、今までの作戦から方針を変更。ワンダーライドブックとつながった人々をメギド化することで効率的に力を集め、目的を実現しようとしていました。ちなみ、人間からメギドを生み出した場合、ワンダーライドブックの世界は展開しないらしい。ああ、予算の関係が…。
一度かみやまに戻った飛羽真は、白井編集長を救う方法を模索するも、対するユーリは斬るの一点張り。お互いの意見が一致しない中、再びイエティメギドが現れます。飛羽真は今度はセイバー ドラゴニックナイトに変身したものの、思うように戦えず芽依とともに氷漬けにされてしまうハメに。遅れて現れたユーリにより救われ、彼の変身した最光によりイエティメギドは追い詰められますが、倒される直前、ドラゴニックナイトがそれを止めに入るのでした。デビューしてまだそれほど時間の経っていないドラゴニックナイトですが、今回はほとんどいいところなし。代わりに活躍したのが、最光と彼の陰である存在:最光シャドーでした。最光は剣が本体ですが、自分の影を実体化させ、剣をふるう存在=最光シャドーを生み出すことが可能。今回はその能力を生かしきり、イエティメギドを追い詰めていました。最光シャドーの合成はかなり丁寧になされており、戦闘シーンも割と長かったことから、制作陣はかなり頑張ったんだろうなぁと感じましたね(東映のブログの方でも触れられていましたよね)。でもさ、最光シャドーが結局最光をふるうんだったら、最光の本体が剣である必要って、あんまり無いような気が…?
イエティメギドをめぐって深まってしまう、飛羽真とユーリの対立。そして、厳しい状況の中でもなんとか飛羽真との戦いを回避しようとする倫太郎。状況が複雑化する中、またもイエティメギドが現れる。飛羽真は、白井編集長を無事救うことができるのか!?
次回は今回のお話の完結編。次回予告内で挿入されていたセリフから察するに、白井編集長を救うことができ、ユーリも飛羽真のことを認める展開になるんじゃないかなぁと思われます。まあ、これらがミスリードじゃなければ、の話ですけどね。
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…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第38話 ちょっとした感想」に続きます。
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