お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダム』ちょっとした感想 Phase-1(第1~3話)

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今回より、昨年の↓下記記事で告知した通り、『機動戦士ガンダム』の感想記事を定期投稿していきます。1回目となる今回は、第1~3話のご紹介です。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

日本のロボットアニメ史に名を刻み、現在も発展し続けている「ガンダムシリーズ」。その原点となったのが、この『機動戦士ガンダム』です。確かにロボット(=モビルスーツ)は様々なものが登場しますが、それ以上に人間ドラマに重きが置かれているのが印象的。なるほど、確かにこれは他のロボットアニメシリーズとは一線を画してるなぁ。

 

なお、『ガンダム』の登場人物等については、↓下記公式サイトをご覧ください。私が解説するよりわかりやすいからさ…。

www.gundam.jp

 

 

 

 

第1話「ガンダム大地に立つ!!」

1979年4月7日放送
登場した敵他:ザクⅡ

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「コイツ(ガンダム)…、動くぞ!」


STORY:人類が宇宙へとその生活圏を広げてから半世紀経った、宇宙世紀0079。コロニー:サイド3が「ジオン公国」を名乗り独立戦争を開始してから、既に半年以上が経過していた。サイド7に住む少年:アムロ・レイは、ジオン公国モビルスーツ:ザクⅡの襲撃を受ける中、1つの兵器を見つける。白いモビルスーツ、その名は「ガンダム」。意を決したアムロは、仲間を守るため、それに乗り込み立ち上がる。ガンダムの歴史は、ここから始まったのだ!


ガンダムシリーズ」のすべての原点ともいうべき、『ガンダム』の第1話。ガンダムは各作品とも戦争をクローズアップしているため、軍人同士の駆け引き等が中心になるのかと思っていましたが、今回のこの第1話はアムロ自身がまだ民間人ということもあり、「一般人目線」から戦争が描かれていることに注目させられました。終盤のガンダムの活躍には、ゾクゾクしましたね。


爆発的な人口増加により、人類が宇宙空間に「コロニー」を建設してその生活圏を広げてから早半世紀以上経った、宇宙世紀0079。地球から一番離れたコロニー:サイド3がジオン公国と名乗り独立を宣言したことで、人類はかつてない戦争の時代へと突入します。それから半年以上たったある日、ジオン公国は極秘情報をつかみ、サイド7へザクⅡ3体を派遣。そこには、のちにガンダムパイロットとなる少年:アムロがいました。『ガンダム』の世界観のベースとなる、地球連邦軍ジオン公国の“一年戦争”。その発端について細かく描写されるのかなと思いましたが、冒頭のナレーションでババっと説明される形になっておりちょっと拍子抜けしました。のちのち深堀りされるんだろうけど、ここをあっさり行くのはびっくりだなぁ。『ガンダム』のお話では、アムロたちが経験するリアルタイムとしての戦争にスポットが当てられることから、こういった過去のお話はわざとあっさりめにしたんでしょうね。さて、時は経って現代。ジオン公国地球連邦軍のある極秘情報をつかみ、辺境のコロニー:サイド7へ、スレンダー・デニム・ジーンの乗るザクⅡ3機を派遣します。そこは、アムロの住むコロニーでした。サイド7に潜入する際のザクⅡ3機、なんか動きがけっこう人間臭い。まあ人間が操縦しているから当たり前なのかもしれませんが、不思議と単なるロボットという感じがしません。面白い感覚だ…。そして、ザクⅡ3機の潜入の後、いよいよアムロが登場。コンピューターの研究に没頭するのはいいけど、緊急避難のサイレンの音すら知らないってどうなのよ!?お父さんのテムは地球連邦軍の技師なうえに、なにより今は戦争中だっていうのに、妙にのんきだなぁ。


地球連邦軍新造の軍艦:ホワイトベース入港に伴う避難命令のため、幼馴染のフラウ・ボゥハヤト・コバヤシらと避難するアムロ。ザクⅡ3機も今回の任務は偵察のみであったため、本来なら戦闘は起きないはずでしたが、功を焦ったジーンが地球連邦軍基地に向けて発砲。急転直下、サイド7は戦場と化します。シェルターに逃げ込んでいたアムロは、この戦禍ではシェルターが耐え切れないと察し、テムにホワイトベースに乗せてもらうよう頼むため、地上に出ますが…。Aパート後半のシーンで、のちのホワイトベース艦長代理のブライト・ノアジオン公国赤い彗星シャア・アズナブルなど、誰もが知っている『ガンダム』のキャラクターたちが相次いで登場。なんとなく、みんな若さにあふれている感じがしますね。そして、これらのシーンの後に展開されるのが、サイド7内での戦闘。本来ならば戦闘は起きないはずでしたが、連邦軍モビルスーツ開発基地を見たジーンが、功を焦ってそこを襲撃。これにより戦闘が勃発しますが、ただでさえ現状ジオン公国に押され気味の連邦軍は、ザクⅡの前にほとんどなすすべがありませんでした。見た目は可愛らしい感じもあるザクⅡですが、その戦闘力は量産機とはいえなかなかのもの。ビームライフルを乱射して連邦軍基地にダメージを与える他、その狙いもかなりの精度を誇っていました。連邦軍がまだモビルスーツの開発中だというのに、いったいどこからこんな技術仕入れてきたんだろう?相当この戦争を始めるために、準備をしていたんでしょうね。


地上に出たアムロは、爆発の中非情なテムを目撃し、さらに偶然V作戦の極秘文書を入手。そこには、連邦軍が開発したばかりの新型モビルスーツガンダム」のことが記載されていました。無我夢中でそれを読み込むアムロでしたが、周囲の戦局はさらに悪化。フラウたちは連邦軍の指示によりホワイトベースへの退避を始めますが、ザクⅡの攻撃を受け、フラウの両親等含めて大多数の死者が出てしまいます。この惨状を目の当たりにしたアムロは、ある決断をするのでした。この戦場の中で、テムと再会するアムロ。しかし、人命よりも新型モビルスーツの輸送を優先しようとする彼に失望します。それとほぼ同じタイミングで、アムロはV作戦の文書を入手。そこに書かれていたのは、モビルスーツガンダムの操縦マニュアルでした。現在進行形で死者が出まくっているというのに、人命よりもガンダムを優先するテム。確かに非情ですが、現状戦局は劣勢で、このガンダムこそが逆転勝利のカギになるかもしれないという状況であれば、彼の行動もやむを得ないとは思えますね。しかし、それを理解しきれなかったアムロは、この後一時的にフラウと合流。大勢の避難民を目撃しますが、彼らはザクⅡの攻撃に巻き込まれて死亡。生き残ったのは、アムロとフラウだけでした。暴れるザクⅡのシーンで、基地の破壊描写と同じくらい頻繁に描かれているのが、人の死。しかも、わざとぼかすような演出をせず、まさに死体が転がっているというような生々しい演出が挿入されます。『ガンダム』という作品がどういうスタンスでこれから進むのか―。この描写からわかる気がします。


意を決したアムロは、放置されたガンダムに登場。マニュアルを読みながらなんとか立ち上がり、ザクⅡに挑みます。戦闘に慣れていないどころか非戦闘員であるアムロにとって、ガンダムの操縦は至難の業。しかし、彼の思いと置かれた極限の状況下が彼自身を突き動かし、先行して脱出したスレンダー機を除くザクⅡ2機を、見事撃破するのでした。サブタイトル通り、ガンダム・大地に立つ!アムロが操縦に全く慣れていないため、寝そべった状態でバルカン砲を撃ってみたり、立ち上がるのにとんでもなく時間がかかったりなど、ゆっくりとその動作が描写されますが、これがリアリティを与えてくれています。そりゃあ、見たこともないロボットなんて、いきなりマニュアル読んだだけじゃ動かせないもんね。そして、立ち上がってからガンダムの本領発揮。最初はビビっていたアムロも、ビームサーベルを使ってジーン機を撃破。続くデニム機は、サイド7への被害を考慮し、コクピットをピンポイントで破壊することで勝利をおさめます。ガンダムVSザクⅡという、ロボット同士の戦い。しかしここに、アムロジーンの各パイロットの心理描写を入れ、展開しているのが非常に興味深いですね。アムロは最初はビビりまくっていたものの、じょじょに正気を取り戻してザクⅡ2機を撃破。こうして、彼の「ガンダムパイロット」としての戦いが始まります。でも、コクピットをピンポイントで狙うってなかなかえげつない作戦だよね。だって、「搭乗者(デニム)をピンポイントで殺す」ってことなんだから…。

 

 

 

第2話「ガンダム破壊命令」

1979年4月14日放送
登場した敵他:ザクⅡ、シャア専用ザク

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「見せてもらおうか。連邦軍モビルスーツの性能とやらを!」


STORY:アムロの乗るガンダムの活躍により、シャアの攻撃を回避したホワイトベース。しかし、この戦いで多くの軍人を失っており、これはアムロを含む民間人たちが戦闘に駆り出されることを意味していた。時を同じくして、シャアは生還したスレンダーの証言をもとに、サイド7への潜入作戦を敢行。そこで彼は、初めてガンダムの姿を目撃する。応戦すべく出撃するザクⅡたち。ガンダムとシャアのザク、勝つのはどっちだ!?


前回、サイド7での戦闘を潜り抜けたホワイトベース、そしてガンダム。しかし、彼らがここから脱出するために、さらなる困難が待ち受けていました。今回のお話で連邦軍側の初期メインキャラクターがほぼすべて出そろい、またアムロも初めてシャアと対峙することに。物語はさらに動き始めることになります。


サイド7へのザクⅡ襲撃を退けたガンダム。しかし、コロニー外ではジオン公国の猛攻が続いており、ホワイトベースはサイド7からの脱出に四苦八苦していました。多くの戦闘要員を失っていたブライトたち連邦軍は、フラウら民間人らの協力を得てサイド7からの脱出作戦に着手。艦長が重傷を負う中、ガンダムの搭乗者がアムロであることに驚きます。同じ頃、ガンダムに脅威を感じたシャアは、この機に乗じてその情報の奪取をもくろんでいました。前回、ガンダムが大活躍(動きは鈍重だったけどザクⅡ2機を撃破したから活躍したのは間違いない)したことで、なんとか持ち直した連邦軍。しかし、しょせんは1つの小さな戦闘を乗り越えたにすぎず、コロニー外では激しい戦闘が継続していました。今回も序盤からバンバン人が負傷。激戦の最中、とうとう艦長までもが重傷を負ってしまいます。これほどの被害が出てしまったのは、もちろんジオン公国の兵器が強いということもそうですが、連邦軍側の兵器が妙に人海戦術に頼っているから。宇宙空間での戦闘で、しかも宇宙戦艦を動かすだけのコンピューターまでちゃんとあるのに、なんで応戦するビーム砲が人間が手動で撃つ仕様なんだ!?このように戦局は悪化の一途をたどり、しかもホワイトベース内は軍人不足状態。艦長からの指示を受けたブライトは、やむを得ずフラウたち民間人に協力を求め(ほぼ強制)、ホワイトベースのサイド7からの脱出を試みるのでした。ホワイトベース艦内のシーンで、前回登場していなかったセイラ・マスミライ・ヤシマも登場。連邦軍側のメインキャラが、じょじょに出そろってきます。


戦闘の混乱に乗じ、密かにサイド7に潜入したシャアたち。しかし、そんなことを知らないセイラとフラウは、ブライトからの指示を受けサイド7内の民間人捜索に乗り出します。そしてセイラは、その中でシャアと対面を果たすのでした。同じ頃、アムロはブライトよりV作戦にかかる機密資料の破壊を命じられ、セイラの救出後、スーパーナパームによりすべてを焼き尽くすのでした。ザクⅡ2機を失うという、痛手を受けたシャア。しかしこんなことでくじける彼ではなく、スレンダーが脱出してきたことに着目し、逆にこちらからサイド7へ潜入、ガンダムの秘密を探ってやろうと計画します。「戦いは、いつも二手三手先を読むものだ」―。なるほど、彼の言っていることもうなずけます。こうしたシャアの企みも知らず、サイド7で民間人探しをしていたのがセイラとフラウ。しかし、見つけたのは1人の老人とカイ・シデンのみ。しかも、セイラは幸か不幸か潜入中のシャアに遭遇するのでした。セイラとシャアの関係は、有名な話。でも、ストーリー上わりと早い段階で2人が出会っていたのには驚きましたね。それにしてもセイラ、医学部生の非戦闘員なのに、銃の扱いには慣れてるのか…。


V作戦にかかわる資料を破壊し、ホワイトベースに帰投せんとするガンダム。しかし、その一瞬を突き、シャアはホワイトベースのあるドックへ侵入します。ビーム砲の雨あられを受けた彼は、小型カメラを破壊されたことで宇宙へ脱出。アムロガンダムに乗ったままシャアを追いかけますが、シャアを狙い撃ちすることができませんでした。ガンダムホワイトベースに戻るためには、当然ハッチを開いてもらう必要がある。そのすきを突いたシャアは、まんまとホワイトベースのあるドックへの潜入に成功します。このシーンは「シャア、なかなかやるな!」と思いましたが、この後の彼は、ビーム砲の雨あられを潜り抜けて情報収集しようとするも、記録用の小型カメラを破壊されるというミスを犯し、やむを得ず脱出することになります。せっかく、侵入するところまではよかったのに、そのあとがイマイチだったなぁ。敵にモロバレ状態で強行してやるなんて、シャアもなかなか強引なところがあるかも?そんなシャアの姿を見ていたアムロは、ガンダムに乗ったまま宇宙空間でシャアを追跡。射程圏内で捉え、狙いを定めますが…、彼にピンポイントでシャアを撃つことができませんでした。前回はあれだけザクⅡに対して戦えていたのに、トーンダウンしてしまった感じのあるアムロ。決して彼の腕が落ちたわけではありません。シャアが人間だったから、撃てなかったのです。ここら辺のためらい、そして葛藤が、アムロの人間味、そして非戦闘員であるがゆえの甘さや感じた恐怖を引き立てています。


初めてガンダムを目撃したシャアは、専用のザクを射出するよう指示。スレンダーもこれに続く形でザクⅡに乗り込み、ガンダムに挑戦します。まだガンダムの操縦に慣れていないアムロは、ガンダム自身の持つ性能と装甲に大幅に助けられ、スレンダー機の撃破に成功。しかし、シャア専用ザクの撃破には失敗し、またその戦い方に大きな課題を残すことになるのでした。今回の戦闘で初登場、赤い機体のシャア専用ザク。通常のザクの3倍以上の機動性を誇り、ガンダムでも捉えられないほどの高機動性でした。これに対し、まだガンダムを満足に操縦できないアムロは、配備されたばかりのビームライフルを中心に応戦。狙いも撃ち方も未熟でしたが、これが逆に、シャアに一層衝撃を与えることになるのでした。アムロは軍人でもないしガンダムに乗ったばかりなので、その操縦技術はまだまだ未熟。しかし、これにより「ザクの攻撃で傷一つつかない」ことや「高機動性で予想外の反撃をしてくる」という認識をシャアに与え、彼は連邦軍の開発したガンダムに戦慄するのでした。アムロの未熟さが、逆にガンダムの完成度の高さをシャアに知らしめることに。この構図は面白いですね。その後、スレンダー機はシャア専用ザクに続いて攻めてきますが、これはガンダムビームライフルによりあっけなく撃破されます。「ザクなら人じゃないから撃てる」ってアムロ言ってたけど、もしかしてザクⅡの中に人が乗っていることを…知らないのか?

 

 

 

第3話「敵の補給艦を叩け!」

1979年4月21日放送
登場した敵他:パプア補給艦、シャア専用ザク、ザクⅡ、ムサイ

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モビルスーツの性能の差が、戦力の決定的な差でないことを、教えてやる!」


STORY:サイド7を脱出し、前線基地ルナツーヘと向かうホワイトベース。その入港直前、ブライトたちは敵艦の補給部隊:パプア補給艦の存在をキャッチした。艦内での多数決の結果、先手を打つことにしたブライトは、アムロたちに出撃を命じる。太陽を背景に繰り広げられる攻防、そしてガンダムシャア専用ザクの1対1のバトル!パプア補給艦が大ダメージを受ける時、とどめの一発が飛んでくる。連邦軍の新モビルスーツガンタンクの砲撃だ!


連邦軍の新型モビルスーツガンタンク登場!今回は、サイド7を脱出したホワイトベースルナツーヘの退避を試みると同時に、戦力を消耗していたシャアに攻撃を仕掛けるお話に。初めてアムロたち連邦軍側が、ジオン公国側に打って出る形になりましたね。ホワイトベースのメンバーたちも、様々なわだかまりがありつつも、連携が取れるようになってきました。


サイド7を脱出し、前線基地のあるルナツーへと向かうホワイトベース。艦内では束の間の休息が訪れますが、その最中ミライがシャアの艦:ムサイに接近する物体を捉えます。その正体は、補給物資を積んだパプア補給艦。ルナツーヘの入港を優先するか、敵の補給を阻止すべく打って出るか―。2つの作戦を考えたブライトは、その判断を艦内の人々にゆだね、多数決で決定するのでした。サイド7での戦闘を乗り越えたことで、一時的に落ち着いたホワイトベース。そのため、今回の冒頭では各キャラクターが別キャラクター(特にブライト)と話し合うシーンが挿入され、各々の性格がなんとなくわかるようになっています。ミライ、宇宙船の操縦ができるって前回言ってたけど、危機の察知能力もずば抜けてるんだなぁ…。そんな中で、ミライがキャッチしたのが、敵艦に接近する物体の存在。それは前回シャアが要請していた補給物資を積んだパプア補給艦であり、これが補給艦であることを推測したブライトは艦内で多数決をとり、結果こちらから攻撃を仕掛ける作戦に出るのでした。パプア補給艦が接近していることを知ったシャアの描写では、彼が「この状況下でもザク2機しか出せないのか」とか「(パプア補給艦を見て)こんな古い船」などと、悪態をつくシーンが存在。これらのシーンから、現在ジオン公国は確かに優勢ですが、その内情は決して余裕のあるものではないということが窺えます。あっちもあっちで、けっこうギリギリの戦いをしてるんですね。


すぐさま戦闘要員を招集したブライトは、各員に出撃を指示。アムロガンダムに、リュウ・ホセイコアファイターに搭乗して飛び立ちます。宇宙空間内での相手の位置等を把握したアムロは、自らリュウに進言して攻撃方法を決定。太陽をバックにバズーカ砲を発射してパプア補給艦の物資搬送用ベルトコンベアを破壊し、戦いの火ぶたが切って落とされます。ガンダムホワイトベースから宇宙へ出撃するのは、今回が初めて、でも「アムロ、行きまーす!」とは言ってなかったですね。最初から言ってたわけじゃないんだなぁ。こうして出撃したアムロたちは、ルナツーの影からシャアのムサイとパプア補給艦を視認。リュウは機体を上げて攻撃態勢を取りますが、アムロの進言により一時それを取りやめます。シャアのムサイのバックには太陽が。つまり、太陽をバックに攻撃をすれば、相手側は逆光になって攻撃がしにくいだろう―。軍人でもないアムロはそのことを瞬時に頭の中で組み立て、リュウに進言します。わずか第3話で、ここまでの見立てができるようになったのはすごいなぁ。そして、そんなアムロに対して「民間人は口を出すな!」と突っぱねるのではなく、なるほどと理解を見せるリュウも、これまたいいキャラしてますね。その後、太陽を背にしたガンダムは、バズーカ砲を1発豪快に発射。これは見事パプア補給艦のベルトコンベアに直撃し、敵の補給に大ダメージを与えるのでした。


敵の急襲に驚いたシャアは、パプア補給艦に補給を急がせつつ、自分はシャア専用ザクで出撃。再びガンダムと相まみえ、戦いを有利に運びます。一方のパプア補給艦は、リュウコアファイターの攻撃を受け補給に四苦八苦。しかし、コアファイター側もその火力の少なさにより決定打を打てずにいました。この戦局をどうするか―。そんな中、ハヤトが提案したのは、ガンタンクによる出撃でした。現状シャアのムサイには彼専用のザクしか残っていなかったため、シャアは自ら出撃。前回に引き続きガンダムと戦うことになります。シャアが慣れた手つきでザクを操縦するのに対し、アムロは前回よりかは若干改善したとはいえ、まだまだガンダムの性能に頼り切った戦い方。そのため、スペック的にはガンダムの方が上なはずなのに、両者ほぼ互角の戦いを見せることになります。シャア曰く「モビルスーツの性能の差が、戦力の決定的な差でない」、まさしくその通りでしたね。優秀なパイロットがいれば、その機体は本来の力以上のものを発揮するんだなぁ。同じ頃、パプア補給艦とシャアのムサイはコアファイターの攻撃を受け補給に苦戦中。しかし、コアファイターもなかなかパプア補給艦等に大ダメージを与えられずにいました。この状況を見たハヤトは、カイが大型特殊免許を持ってることを思い出し、連邦軍の新型モビルスーツガンタンクの出撃を進言するのでした。ガンタンクは、その名の通り脚部がキャタピラとなった、戦車型のモビルスーツ。というよりも、どちらかと言えば戦車にモビルスーツの上半身がくっついたようなデザインをしています。ガンダムに比べると、お世辞にも洗練されているとは言えない兵器。でも、それがまたいい味出してるぜ!


ガンダムに対し有利に戦うシャアでしたが、パプア補給艦のSOSを受け、その応援のために移動。ガンダムもそれを追いかけようとしますが、そこにパプア補給艦の艦長:ガデムの乗るザクⅡが現れます。豊富な戦闘経験を活かしガンダムに詰め寄るガデム機でしたが、それでも性能の差を埋めるまでには至らず、ガンダムビームサーベルの前に爆散。パプア補給艦もガンタンクの一撃を受け撃沈し、ブライトたちは100%ではないものの、シャアの補給に大きな痛手を与えることに成功したのでした。ガンダムシャア専用ザクの間に突然現れた、ガデムのザクⅡ。もう登場の仕方からして「ガンダムに倒されるために出てきたな」と思いましたが、単なるやられキャラではなくきちんとその活躍が描かれていたのが印象的でした。あえてロボットで徒手空拳の戦闘スタイルで挑むってどうなのよ!?まあ、これはこれでカッコよかったけどね。そんなガデムの死とほぼ時同じくして、ガンタンクの砲撃によりパプア補給艦は撃沈。補給物資の一部は宇宙空間に散らばったためシャアたちにより回収されてしまいますが、ブライトたちは初めてこちらからの攻撃により、敵に痛手を与えることに成功したのでした。じょじょに結束力を強めていくホワイトベースのメンバーたち。ほとんどが民間人上がりで一癖も二癖もあるキャラばかりですが、「チーム」としての形になってきた気がしますね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第4話から第6話をご紹介予定です。『機動戦士ガンダム』。君は、生き延びることができるか…?

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ガンプラ Pick Up!

今回紹介したお話に登場したモビルスーツガンプラを、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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