お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダークウガ』を振り返る Part.1「戦士」

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今回は、現在東映特撮Youtube officialにて絶賛配信中の、『仮面ライダークウガ』の振り返り記事1回目(第1~14話)です。

 

初配信から実に5年ぶりに配信されることになった、『クウガ』。毎週2話ずつ追いかけて観ているのですが、2000年のリアルタイム視聴時の記憶や思い出がよみがえってきました。ああ、何もかも懐かしいなぁ…。

 

クウガ』本編に関する内容の解説や考察は、様々な書籍やブログ等でなされているので割愛。本記事では、各話に関する私の当時の思い出や感想を中心に記述していきます。

 

 

 

 

EPISODE 1「復活」

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記念すべき『クウガ』第1話にして、「平成仮面ライダーシリーズ」の第1話。

 

当時、番宣や児童誌の特集で、「『仮面ライダークウガ』という作品が始まる」・「4つの姿への変身能力を持つ」などの情報は既に公開されており、番組に対する盛り上がりっぷりは最高潮。ところがどっこい、この第1話で出てきたのは、皆さんご存知の通りグローイングフォームのみ。しかもこれは児童誌等で一切告知等されていませんでしたから、これには子供ながらに激しい衝撃を受けましたね。

 

グローイングフォームはズ・グムン・バ相手に終始押されぎみになりますが、不思議と「弱い戦士」と感じなかったのが当時の印象。雄介も戦いに慣れてなかったし、なにより必死に戦うその姿が、「弱い戦士」という印象を打ち消してくれていましたね。

 

そうそう、雄介がアークルを装着するシーンや、だんだんとクウガに変身していくシーンも、印象深いよなぁ。今だとCGの質感がかなり浮いちゃってるけど、当時は「とにかく斬新でスゲェ!(語彙力崩壊)」という感じだったんですよ。

 

その他の面に目を向けると、入口をぶち破るパトカーや、ヘリコプター上での戦いが、やっぱりインパクト大。今でも覚えてますよ、パトカーが突っ込んできて一瞬静かになり、ズ・グムン・バが降りてくるシーンは…。

 

そうそう、そもそもの話になるけど、16:9のアスペクト比でのハイビジョン放送ってのも画期的でしたね。当時はブラウン管テレビのアスペクト比4:3が普通で、一般ドラマもその比率。上下に黒いバーが入る「レターボックス放送」なんて、映画くらいなものでした。第1話を観た時は「映画みたいだ!」って思ったものです。

 

 

EPISODE 2「変身」

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クウガの基本フォーム:マイティフォームの初登場回。当時はまだストーリー展開を100%理解は出来なかったものの、「雄介の決意」をひしひしと感じるドラマになっていたなぁと圧倒されたものです。

 

やっぱり印象に残ってるのは、燃える教会でのマイティフォーム初変身シーン。あのシーンはあまりにも有名ですが、あのシーンのセリフや効果音は今でもハッキリと覚えてるし、空で言えますね。それだけ、あのシーンのインパクトは凄まじいものでした。

 

マイティフォームは、グローイングフォームとは違って、ズ・グムン・バとズ・ゴオマ・グ相手に怯むことなく応戦。最後は前者をマイティキックで倒しました。「ゴオマ逃がしちゃったじゃん!」って当時思ったけど、まさかコイツが終盤まで出てくるとは…、予想もしなかったなぁ。

 

ドラマ面では、雄介に詰め寄る一条刑事や、実加が嗚咽する姿を見て壁を拳で叩く雄介の姿が、特に印象に残っています。そうそう、私の母が一条刑事推しになったのも、この頃からだったっけ。そんな私の母は、未だに葛山信吾さんのことを「一条さん」と呼んでます。

 

 

EPISODE 3「東京」・EPISODE 4「疾走」

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皆大好きクウガの前期専用バイク:トライチェイサー2000のデビュー回。未だに色あせないそのデザインは、度肝を抜かれたものです。

 

今考えると、バイクの名前に当時の年号をつけるのは「ちょっと…」って感じがしますが、当時はむしろ新しい、新時代的だと感じたものです。それだけ当時、2000年(ミレニアム)という年号、そしてその後始まろうとする21世紀に対する未来感は、かなりのものがあったのです。

 

トライチェイサー2000のこの回における活躍は、もはや最高の一言。私も、ガンガン見せてくれるバイクアクションに魅了された子供の1人でした。あの時のバイクアクションは児童誌でも2ページぶち抜きフルカラーで特集されており、それだけトライチェイサー2000の登場がクローズアップされていたことが窺えますね。

 

ドラマ面では、「超高速で移動するズ・メビオ・ダが登場→ヤツに追い付くにはどうすればいいか?→トライチェイサー2000登場!」というドラマ展開が、ストレートながら見事。一条刑事がトライチェイサー2000を託すシーンや、戦闘終了後クウガが一条刑事にサムズアップするシーンは、「男どうしのドラマ」を感じたものです。

 

 

EPISODE 5「距離」・EPISODE 6「青龍」

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ドラゴンフォーム登場回の前後編。ドラゴンフォームの武器はドラゴンロッドであることは、児童誌などで公開されていましたが、当時の私は「棒…棒で戦えるのか?」と困惑したことを覚えています(クンフー映画も当時見ていたけど、その時の棒術と上手く頭の中で結びつかなかった)。

 

今回と次回(ペガサスフォーム登場回)において「力を使いこなせない前編→知識と覚悟を身につけて勝利する後編」という展開が連続しますが、特に「距離」でのドラゴンフォームがやられる展開は、当時の私に「ドラゴンフォーム=弱い」という印象を抱かせました。これのせいで、しばらくドラゴンフォームはあんまり好きじゃなかったんだよなぁ。ソフビは買ってもらったけど、装着変身は買ってもらわなかったし…。

 

そんなドラゴンフォームも、桜子さんの解析や雄介の頑張りによって、ズ・バヅー・バとまともに戦えるまでに成長。最後はスプラッシュドラゴンで勝利をおさめます。バヅーとの高速移動シーンは今観るとCG感丸出しですが、この演出には当時驚かされたものです。

 

 

EPISODE 7「傷心」・EPISODE 8「射手」

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ペガサスフォームのデビュー回前後編にして、初めて「メ」の種族が敵として登場したお話。放送前から『クウガ』での推しフォームがペガサスフォームだった私は、この前後編の放送を心待ちにしており、「ついに来たか!」とウキウキして観ていたのを覚えています。

 

ところが、当のペガサスフォームは超感覚全振りなせいで、「ドラゴンフォームと同じく腕っぷしは弱い」・「変身時間はわずか50秒」・「ペガサスボウガンは銃を元に生成するので登場回数が限られる(一条刑事等の警察関係者から都度借りなければならないため)」と制約だらけ。そのため、「なんだよこれ!?」と最初はかなり不満に感じました。

 

しかし、それを払拭してくれたのが、ペガサスフォーム自身の活躍と、そのドラマ。特に、「射手」の終盤、「雄介が空を見上げてペガサスフォームに変身→一条刑事から拳銃を借りてペガサスボウガンを生成→メ・バヂス・バの針を難なくつかみ、ブラストペガサスでフィニッシュ!」という流れは、ペガサスフォームのカッコよさ、そしてクウガ(=雄介)と一条刑事の息のあいっぷりが最高で、超シビれましたね。

 

ドラマ面は、やっぱり当時は100%理解出来なかったけど、実加の存在感が色んな意味で強かったのを覚えています。

 

話は変わりますが、「傷心」ではドラゴンフォームが様々なキック技を披露。児童誌ではこれをけっこう詳しく解説してたので、当時ここからローキックやニーキックといった名称を覚えていったのを記憶しています。別にドラゴンフォームの固有技じゃないのに、なんであんなに細かく解説されてたんだろう…?

 

 

EPISODE 9「兄妹」・EPISODE 10「熾烈」

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クウガの初期フォームの最後の1つ:タイタンフォームの初登場回。

 

タイタンフォームは見た目的にどう見ても“強い”ので、その活躍は全然心配していませんでしたが、立ちはだかる敵がメ・ギイガ・ギという見た目柔らかそうなヤツ(イカモチーフ)だったのには、当時「ええっ!?」となりました。だって、児童誌の特写でのタイタンフォームのお相手はズ・ザイン・ダだったから、てっきりソイツが出てくると思ったんだもん…。

 

そんなタイタンフォーム登場回前後編は、やはり雄介とその妹:みのりのやり取りが、断片的ながらも印象に残っています。戦いに慣れてしまったのではないかと心配する妹と、それでも人を守るために戦おうとする兄―。雄介の姿に、なんとも言えない「覚悟」を感じたものです。

 

そして、「熾烈」終盤におけるタイタンフォームの活躍。真正面に立ちはだかってタイタンフォームへと変身し、トライアクセラーを見せつけるように掲げてタイタンソードを生成。ギイガの攻撃をものともせず、最後はカラミティタイタンでフィニッシュ…。この短い戦闘シーンは、タイタンフォームの強さと、先述したクウガ(=雄介)の覚悟を感じさせるものがあり、子供ながらに圧倒されたましたね。

 

カラミティタイタンのシーンは、今ではグロテスク描写として地上波では出来ないかもしれませんが、別にグロくは思わなかったなぁ。グロ描写を入れりゃあいいってもんでもないけど、行きすぎた規制も、どうかと思うよね。

 

 

 

EPISODE 11「約束」・EPISODE 12「恩師」

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クウガ』では絶対に外すことの出来ない準レギュラーキャラの1人・神崎先生の登場回前後編。敵としては、見た目的にどう見ても強そうなズ・ザイン・ダが登場します。

 

この前後編で最も印象深いのが、「約束」におけるラストカット。クウガがザインに放り投げられ、あわや角に刺される寸前!…で次回へ続くとなります。子供ながらに「クウガは死なない」とは分かっていましたが、これから次回放送までの間は、「クウガはどうなっちゃうんだろう!?」と本気でハラハラしたものです。

 

それを受けての、「恩師」におけるリベンジマッチは圧巻。力で押されると分かっていながらもトライチェイサー2000でザインを追い詰め、最後は特訓の末編み出した「強化マイティキック」で勝利!この時の勝ったことへの高揚感は、凄まじいものがありましたね。

 

ドラマ面は言わずもがな。神崎先生の“温かさ”は、子供ながらに色んな意味でグッとくるものがありました。本当に、「恩師」って感じのキャラクターだったよなぁ。演じられた井上高志さんは様々なドラマに出られてるけど、その度に「神崎先生だ!」と反応しちゃいますね。

 

 

EPISODE 13「不審」・EPISODE 14「前兆」

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グロンギのゲゲルの中でもトップクラスの残酷さを誇ったメ・ビラン・ギ、そんなグロンギに憧れる青年蝶野の登場、そしてじょじょににおわされるゴウラムの存在等々、今考えると展開てんこ盛りなお話だった前後編。不思議とビランの残酷性についてはほとんど覚えていないのですが、蝶野から感じるその儚さ、そしてビランに対してクウガがドラゴンフォームで勝ったこと、この2つについては鮮明に記憶しています。

 

何かと対立を引き起こしがちで、上述の通りゲゲルも残酷だったビラン。でも、その怪人態のデザインはシンプルだし、人間態も「ちょっと過激なファッションのお兄さん」って感じで(ギイガとかギャリドに比べると、ねぇ?)、なんだか見た目的にはパンチがないなぁとも当時思いましたね。まあ、見た目まとも(グロンギ基準)に見えるヤツほど、狂気を秘めてるってことも多々あるけどさぁ…。

 

ドラマ面では、やはり椿医師と蝶野のやりとりが一番記憶に残っていますね。蝶野の「もがいている感じ」と「悲しいある種の虚勢」は、当時もなんとなくお話の中から感じていました。

 

そして、戦闘面。ビランは鋭利なカッターを武器とするため、クウガは一時タイタンフォームで応戦。「このままカッターを弾いて勝つのかな」と思っていましたが、決着がつかなかったのには当時驚きました。自分の中で「タイタンフォーム=攻撃を弾けるから最強」と思っていたからなぁ。

 

そんなタイタンフォームでも勝てなかったビランを倒したのは、ドラゴンフォーム。当時は「わぁ、水上戦してる!」程度しか感じていませんでしたが、今観るとかなり迫力あるアクションしてますね。ドラゴンフォームはこのお話で立派に戦い抜いたので、これを気に、当時の自分の中でのドラゴンフォームに対する評価も変わったことを覚えています。

 

 

 

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さて、今回はここまで。次回は予定として第15~26話を取り上げようと思います。

 

ここから『クウガ』は、トライゴウラムの登場やギノガとの戦いを経て、ライジングフォームの連続登場に繋がっていくのかぁ。本放送当時は全然感じなかったけど、今思うととんでもないくらい新規要素の登場がハイペースだなぁ…。

 

 

 

 

 

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