お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『黄金勇者ゴルドラン』ちょっとした感想 2nd-Adventure(第4~6話)

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今回は、黄金勇者ゴルドラン』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介の3話で、シルバーナイツの3体が復活。これにより、本作における初期レギュラーメンバーが勢ぞろいすることになります。それと同時並行で描かれるのが、拓矢たちメインキャラの掘り下げ。今回では和樹や大がピックアップされており、彼らの性格やその心情がよくわかる形になっていましたね。

 

 

 

 

第4話「ぐるぐるジャングル大追跡!」

1995年2月25日放送
登場した敵他:ソニックル(カスタムギア)

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「人間と動物という関係を捨てれば、心が見えてくると思うんだ。」


STORY:ゴルドスコープに表示されたヒントから、今度はサボンナ王国のサボンナ山に目を付けた拓矢たち。それを知ったワルターは、先回りしてパワーストーンを回収しようとするが、拓矢たちに遭遇した挙句ライオンにパワーストーンを食べられてしまった!ジャングルで始まる、ライオン探しの珍道中。大がライオンとの友情を確信し、森に危機が迫る時…、3人目の勇者が復活する。ジェットシルバーここに見参!空中戦でソニックルを翻弄しろ!


シルバーナイツのリーダー:ジェットシルバーの初登場回となるお話。同時に大のメイン回となっており、彼の優しさ、そしてゲストキャラクター(?)であるライオンとの交流を描くことで、中盤に展開されるパワーストーン探しでのドタバタに深みを与えることに成功していました。でも、最後の最後で「やっぱりライオンと心は通じ合ってなかったんじゃないか」ってオチになるの、『ゴルドラン』らしいよね…。


前回の冒険が空振りに終わり、改めて提示されたヒントから次の場所を探す拓矢たち。そんな中、和樹がサボンナ王国のサボンナ山に目を付けたため、すぐに現地へ向かうことにします。それを察知したワルターは、先回りしてサボンナ王国の王様と面会。なんとか彼が所持していたパワーストーンを譲ってもらえることにはなりましたが…。前回に引き続き、パワーストーン探しのヒントになっているのは「☆」マーク。和樹はそれをもとに、トコナッツ島以外のその形に似た地形を探し出し、結果サボンナ王国のサボンナ山のことを指しているのではないかという意見を出します。これに対し、あっという間に賛同してすぐ出発する拓矢たち。まあ、ここであーだこーだ考えずすぐに行動に移すのが、彼ららしい…と言えるのかな?このようにして冒険に出た拓矢たちでしたが、その一部始終をまたもやワルターに監視されており、彼は前回の失敗を踏まえて今度は先回りしてサボンナ王国に向かうことにします。さすがワルザック帝国の王子だからか、楽々とサボンナ王と面会することに成功するワルター。しかしサボンナ王はかなり変わった人物で、何か喜んだり歓迎したりするたびにダンスを踊り、さらにワルターが手土産に持ってきた絵画に対しては、その絵自体ではなく飾ってある額縁を評価し始めます。ゴルドラン』らしいギャグ描写のオンパレードでしたね、このシーンは。


ワルターはついにサボンナ王からパワーストーンを受け取ることになりますが、その時1羽の鳥が乱入。パワーストーンを加えて飛び去ってしまいます。これを追いかけたワルターたちは、サボンナ山の密林に入りそこで拓矢たちと遭遇。さらに、そこに急に現れたライオンにパワーストーンを食べられてしまいます。パワーストーンを取り戻すべく、ライオンを追いかけることにした拓矢たちでしたが…。ここで登場するのがライオン。実はこいつが、今回のカギとなる存在になっています。このライオンの登場シーン自体は唐突ですが、その後に展開される拓矢たちのパワーストーン探しのシーンがテンポよく作られており、笑いながら楽しめる描写が連続する形になっています。「ライオンを捕獲しようとするも、逆に追いかけられる→落ち着いて作戦会議をしていると、今度は大蛇(ヘビ)に遭遇→慌てて洞窟に逃げ込むと、そこはヒョウの棲み処で一斉に追いかけられる→近くにあった袋状のものに逃げ込んで難を逃れるが、それは食虫植物のウツボカズラだった」…と、これでもかというくらいハプニングが次々に発生。これに大慌てで対処する拓矢たちが観ていて面白かったですね。それにしても、大が言うように、本当に襲ってくる動植物がしりとりになってるなぁ…(ヘビ→ヒョウ→ウツボカズラ)。


大のしりとり発言を聞き、今度はあのライオンに襲われるのではないかと恐々とする拓矢たち。その予想は的中し、あのライオンが再び現れます。序盤に仕掛けた罠などでライオンをハメようとする拓矢でしたが、作戦は失敗。とうとう追い詰められてしまいますが、大だけはライオンと心を通わせることをあきらめてはいませんでした。そんな中、ワルターが再び登場。ライオンの捕獲に失敗した彼は、サボンナ山の森を焼き払うため、ソニックルを出動させます。パワーストーンを食べてしまったライオンが再登場。拓矢と和樹は逃げ回りつつあらかじめ仕掛けた罠にハメようとしますが、大だけはライオンのことを思い、心を通わせるため、自ら危険を冒してライオンに接近します。ライオンに追いつめられているという緊張感と同時に、大の優しさを感じ取ることができるこのシーン。まあここまでの流れはいいのですが、これだけ丁寧に描写したのにもかかわらず、大の行動が結局失敗に終わっちゃうというのが『ゴルドラン』らしい気もします。大のこうした行動も受け入れなかったため、拓矢たちを敵視しているのではないかと思われたこのライオン。しかし、この後ワルターによってサボンナ山の森林が焼き払われそうになった際、拓矢たちを助けるためにさまざまなアシストをしてくれます。拓矢たちを安全な場所まで誘導し、最後は自らの身を挺して、倒れてくる大木から彼らを守ったライオン。あれっ、もしかしてこのライオン、いいヤツなんじゃないか!?


ライオンが気を失っていることをチャンスととらえた拓矢は、大の手を借りながら、ライオンの口の中からパワーストーンを取り出すことに成功。復活の呪文を唱えると、シルバーナイツのリーダー:ジェットシルバーが復活します。ジェットシルバーは拓矢たちを救出した後、拓矢の命令を受けたものの苦戦していたドランをアシスト。ソニックルの飛行能力を奪い、合体したゴルドランの勝利に貢献するのでした。ここで登場、第3の勇者:ジェットシルバー。現状ではロボット形態で飛行能力を持つ唯一の勇者であり、空中を自在に飛行してドランを翻弄していたソニックルを、割とあっさり叩き落として見せます。ここでびっくりしたのが、ドランそしてゴルドランが、単体では飛行能力を有していないこと。飛行能力がない1号ロボとしては、『マイトガイン』のマイトガインがありましたが、ゴルドランは合体前のドランの状態でも銃などの飛び道具を持っていないため、より空飛ぶ敵に対しては戦いにくい状態になってるんですよね~。まあ、後々ゴルドランが飛ぶための追加装備が登場しますけどね…。そして、そんな窮地のドランを救ったのが、今回初登場のジェットシルバー。丁寧な言葉遣いの勇者で、素早い動きが得意な彼は、ソニックルの性能を上回る飛行能力を見せ、華麗に両翼を撃破して見せます。さすがシルバーナイツ(白銀騎士)という名前を持つだけあって、品のあるしゃべり方と華麗で無駄のない戦い方が特徴的なジェットシルバー。こりゃあ、今後登場する残りの面々や、合体形態であるシルバリオンの活躍も楽しみだぞ!


戦いも終わり、ライオンが無事であることも確認した拓矢たち。夕焼けに向かって吠えるその姿を見て、大は「自分たちにありがとうと言っている」と推測しますが、その直後ライオンは、それを否定するかのように拓矢たちに襲い掛かってきます。今回の事件で、てっきりライオンと心を通わせることができた…と思ったら、実はそうではなかったってことなのか~!?

 

 

 

第5話「恋は過激な火の玉レース!」

1995年3月4日放送
登場した敵他:ターボラー(カスタムギア)

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「見事レースに優勝して、恋と名誉とパワーストーン、全てをこの手にしようじゃないの!」


STORY:ジェットシルバーの記憶をもとに、次のパワーストーンの在り処のヒントを得た拓矢たち。その図形から、アメリコーン島で開催されているレースの優勝カップを連想した和樹は、すぐさまドランでレースへの出場を決意する。しかしそのレースは、ワルターも出場している超過酷なレースだった!さらに美人レーサーまで現れて、和樹の心は揺れ動く。そして始まる、パワーストーン争奪戦!手にするのはどちらか?また、和樹の恋の行方やいかに!?


シルバーナイツの2人目:スターシルバーの初登場回。しかし、彼の登場は終盤の先頭ギリギリまで伏せられており、物語の中心はアメリコーン島で開催されているレースのデッドヒートに置かれていました。ゲストキャラクターとして登場するクリスは、特にどんな人物か明言されていないのにもかかわらず、どこか魅力的。これはやはり、彼女に恋心を抱いた和樹側の心情変化がきちんと描かれているからでしょう。


前回復活したジェットシルバー。彼の記憶をもとに新たにゴルドスコープに表示されたヒントの図形から、それが何なのか拓矢たちは考え始めます。とんちんかんなことを連想する拓矢に対し、和樹はアメリコーン島で開催されているレースを連想。次のパワーストーンの在り処はそこだと踏んだ彼らは、さっそく現地へ飛び、レースに参加することにします。「『ゴルドラン』はギャグ寄りの作品」ということが視聴者にも定着したとふんだからか、今回は序盤からテンポよくギャグシーンが多く挿入。新たなヒントである太陽の形をしたマークから、拓矢がムリヤリ「おっさんのハゲ頭」や「タコの解剖図」を連想したり、対する和樹はアメリコーン島に目星を付けるも、自身がファンである村田和美の写真集を誤って拓矢たちに見せてしまったりなど、かなり飛ばしている印象を受けます。村田和美さんは、『ゴルドラン』のEDテーマの歌手であると同時に、のちに『仮面ライダークウガ』の桜子さん役(私はコチラの方がなじみがありますが)を演じることになる人。ギャグ系作品で制作側ネタが劇中に出てくるのはよくある話だけど、まさか第5話という早い段階で出てくるとは思わなかったぞ…。まあこんなドタバタがあったものの、とにかくアメリコーン島へ向かうことにした拓矢たち。開催されるレースの優勝カップパワーストーンが埋め込まれていると確信した彼らは、ドランに乗ってレースに出場することにします。半ばムリヤリレースに出場させられることになるドラン。今回は「家来のくせにえらそう」って言われたり、これでもかというほどレースで酷使されたりと、散々だな…。


とうとうレースが始まり、いちはやく先頭集団から飛びぬけて1位をものにする拓矢たち。途中から出場していたワルターも介入してきますが、そんな彼らを颯爽と追い抜く1台のマシンが。そこにはクリスという女性が乗っており、和樹はすっかり一目惚れしてしまうのでした。やがて、大幅に後れを取ることになってしまったワルターは…。おそらく、例によって拓矢たちの動きを追ってアメリコーン島までやって来たと思われるワルター。今回は彼がアメリコーン島に潜入する描写などがわざと省略されており、その分、このレースに関する描写に時間がとられています。序盤から快調に飛ばすドランに対し、ワルターは自前で用意したメカで食らいつく形に。当初は「正々堂々と勝負する」と豪語していましたが、途中から別の車などに追い抜かれたことをきっかけに、ミサイルやら地雷やらを使って、次々と相手集団をリタイアさせていきます。「正々堂々と~」と言っているそばから、追い抜かれたことにどうしても我慢ならなくなり、上述のような行動に出たワルター。ほんと、一国の王子のくせにわがままだな…。というか、もとからあれだけ武装を積んでいたあたり、こんなことがなくても絶対どこかで使う気だったんだろうなぁ。このようにドランやワルターがドタバタしていた頃、それらを追い抜いて行ったのがクリスの乗るマシン。一瞬見えた彼女の姿に、和樹は一目惚れします。和樹の恋の対象として、今回重要な位置を占めるクリス。しかし、冒頭で述べた通り、クリスが結局どんな素性の人物なのかは最後まで明かされませんでした。明かさない状態でこれだけストーリーを成立させてるんだから、驚異的だよなぁ。


拓矢たちとクリスにすっかり置いてけぼりにされたワルターは、怒り狂ってコースの途中に時限爆弾を設置。しかし作戦は思うようにはいかず、結局彼らの通貨を許してしまいます。そして、ラストスパートで繰り広げられる、激しいデッドヒート。両車ゴールラインを通過し、どちらが優勝か判定されようとしたその時、ターボラーを先頭とするカスタムギア部隊が乱入してくるのでした。拓矢たちとクリスに大きく差をつけられた上に、結局カーネルの大幅な助けを受けるワルター。これじゃあレースに出場した意味ないし、カーネルが言っていたように最初からレース会場を襲撃してた方が効率的だったよなぁ…。しかし、こんな状態でも「優勝してパワーストーンを入手したい」と考えるのがワルター。彼はカーネルに依頼して入手した時限爆弾を、コース上の橋梁裏にセット。彼の読み通り拓矢たちがその端に差し掛かりますが、ワルターが期待したような爆発は起きず、さらに2台に差をつけられてしまうハメになってしまいます。時限爆弾を「45」でセットしていたワルター。彼はてっきりこの単位が“秒”だと思っていたようですが、実際の設定は“分”。そのため、爆発タイミングが大幅に遅れることになってしまいます。ワルターの早とちりが原因で生まれた、このギャグシーン。しかもこれが、ちゃんと後々の描写で生かされているのも面白よなぁ。その後、拓矢たちとクリスはほぼ同着でゴールし、ビデオによる判定が開始。その時、ワルターの乗るターボラー率いるカスタムギア部隊が乱入し、彼らが暴れた反動でたまたま優勝カップを手にしてしまったクリスを追いかけまわします。うーん、これだけのことができるのなら、ワルターもやっぱりレースに出場する必要なかったよねぇ。


ワルターはクリスから優勝カップを強奪しますが、自分が仕掛けたトラップにはまり自爆。優勝カップは拓矢の手元にわたり、彼はパワーストーンを取り出して復活の呪文を唱え、スターシルバーを復活させます。やがてターボラーで最後のあがきを見せるワルターでしたが、これにはスターシルバーと、合体したゴルドランが応戦。ターボラーは倒され、残りのカスタムギア部隊もアドベンジャーとジェットシルバーによって全滅させられるのでした。ワルターはやっとの思いでパワーストーンを強奪しますが、運悪く強奪したのが先ほど時限爆弾を仕掛けた橋の上。彼は爆発に巻き込まれてしまい、結果パワーストーンは拓矢たちの手元にわたります。棚ぼたな感じでパワーストーンを入手した拓矢たち。ホント、ワルターが時限爆弾で自滅してなかったら危なかったよなぁ。そして、拓矢が唱えた呪文によって復活したのが、スターシルバー。パトカー形態から変形する彼は、スピードでゴルドランのスーパー竜牙剣・一刀両断斬りを回避したターボラーに追いつき、再びロボット形態に変形して動力部分を破壊。ゴルドランに勝機を与える好アシストを見せてくれました。ジェットシルバーに比べて、かなり軽い感じを受けるスターシルバー。勇者シリーズのパトカー系メカにしては珍しい性格ですね。その後、アドベンジャーとジェットシルバーもカスタムギア部隊を全滅させ、戦闘は終了。和樹は最後にクリスに告白しようとするも、結局本心は伝えられないまま別れることになってしまいます。しかし、別れ際に「また来年のレースで会おう」と言ってくれたクリス。夕日をバックにしたこのシーン、演出が印象的でした。

 

 

 

第6話「花のお江戸で捕物控」

1995年3月11日放送
登場した敵他:セメントス(カスタムギア)

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「拓矢たち3人の無実は、この遠山桜がお見通しだぜぇ!」


STORY:スターシルバーの記憶から、次のパワーストーンの在り処の情報を得た拓矢たち。富士山に酷似した図形の指し示す場所は、日本に酷似した国ジャポネシアにある富似山のことだった。すぐに現地に向かう彼らだったが、パワーストーンを持っている少女菊姫は、将軍家のご令嬢のクセに博打と踊りが好きなおてんば娘!しかもそこにワルターも介入し、事態は混迷を極めていく。果たして、第3のシルバーナイツ:ドリルシルバーは復活できるのか!?


シルバーナイツ初期メンバーの最後の1体:ドリルシルバーの復活編。日本の江戸時代後期に酷似した架空の国「ジャポネシア」を舞台に、次々に展開されていくストーリー&ギャグが、視聴者を飽きさせず楽しませてくれます。全体的に時代劇パロをちりばめつつも、ちゃんと『ゴルドラン』っぽいギャグテイストも取り込んでいるところが秀逸。ここ最近のお話の中では、一番楽しめるものになっていました。


スターシルバーの記憶をもとに、ゴルドスコープに表示されたヒントは、富士山に酷似した図形。すぐにそこに行く拓矢たちでしたが、特にめぼしいものはなし。そんな中和樹は、これは富士山ではなくジャポネシアという国にある富似山のことだと指摘し、彼らはジャポネシアへ向かうことにします。やがて現地に到着した拓矢たちは、ジャポネシアの独特さに驚かされてばかり。一方のワルターは、先行してパワーストーンの在り処を見つけ出しており、それを持っていると思われる将軍家のご令嬢:菊姫を襲撃しますが…。ゴルドスコープに表示される、富士山に酷似した図形。おそらく誰が見てもそれは富士山じゃないかと思っちゃうでしょうが、実際は「ジャポネシア」という国にある富似山のことでした。この図形が拓矢たちをジャポネシアへ向かわせるヒントになりますが、それ以降富似山の登場はなし。だったら、富士山っぽい図形じゃなくて、反転した日本列島とか出した方が面白かったかもしれませんね。そんな形で現地に向かうことになった彼らは、そのジャポネシアの文化に驚かされてばかり。全体的に江戸時代後期のような文化になっており、街の人は皆時代劇に出てくるような人ばかりでした。ここで拓矢たちは、キンコーと名乗る男性に遭遇。スリ被害に遭ったところを救われます。実はこの人、今回の話で重要になる人物。江戸時代で「キン」って名前の付く有名人と言えば…あの人だよね。


菊姫襲撃に失敗し、神田明神署のゼニマタに逮捕されてしまったワルター。彼が拷問を受けている頃、拓矢たちは自力でパワーストーンの在り処を突き止め、菊姫接触しようとします。ところが、そんな彼らの前に菊姫によく似た少女が登場。そのいでたちにビビる彼らでしたが、なんと少女が要求したのは、ディスコでの遊び代と博打での賭け金。途中彼女の正体を知った拓矢たちは、しぶしぶ彼女についていくことにしますが…。ワルターは忍者部隊で菊姫とその一団を襲撃しますが、駆けつけた警察が拳銃を持っており、さらに部隊が反撃もせずに一目散に逃走したため、襲撃は失敗。彼は逮捕され、江戸時代さながらの拷問をうけることになります。飛び道具を持っていたことに異常にビビり、すぐ逃げてしまうワルターの忍者部隊。まあ相手を江戸時代の武士レベルと考えてたんだろうから、そりゃビビるよね。でも、そもそも菊姫とその一団が車と白バイで移動してたんだから、もうちょっと「何かあるんじゃないか」と思ってもよかったんじゃな~い?一方の拓矢たちは、パワーストーン菊姫の持つギヤマンの珠にあることを知り、彼女を探すことに。その道中、彼らは菊姫に酷似した少女と出会います。パワーストーンの在り処と引き換えに、ディスコ代やら博打の賭け金をせびられ、財布がすっからかんになる拓矢たち。やがて、彼女が本物の菊姫であることを知り…。ぱっと見はおしとやかそうに見えた菊姫ですが、実際はしょっちゅうお城などを抜け出しては悪い仲間とつるみ、様々な遊びに興じるおてんば娘でした。この拓矢たちが菊姫に振り回されるシーンは、テンポよく進行。笑いどころもしっかりと押さえられており、観る者を飽きさせません。それにしても、とんだゲストキャラだな菊姫は…。


賭博場にキンコーが現れ、窮地を救われた拓矢たち。彼らはついにギヤマンの珠のありかを菊姫から聞き出しますが、なんとそれは質に入れられた後。拓矢たちはどさくさに紛れて賭博場の金をかき集めて質屋に向かいますが、そこは脱獄したワルターたちによって既に襲撃されていました。質屋の店主から聞き出した、ギヤマンの珠の持ち主の正体。それは…。菊姫たちがいた賭博場は、実はイカサマの常習犯。彼らは法外な代金を請求されそうになりますが、キンコーのおかげで救われ、さらに菊姫から「ギヤマンの珠を質屋にいれた」と訊きだしたことで、それを買い戻すためにどさくさに紛れて賭博場の金を持ち逃げします。またもや拓矢たちのピンチを救ってくれたキンコー。右腕に彫られた桜吹雪を見せつけ、賭博場を摘発します。これでもう、キンコーが誰モチーフなのか想像がつきますよね?でもさキンコー、賭博場を摘発したのはいいけど、菊姫たちが遊んでることや金を持ち逃げしてることはスルーでいいのか?その後彼らは、菊姫が質に入れたという越後屋へ急行。そこは脱獄したワルターたちにより襲撃されていましたが、ドランの援護もあってなんとか越後屋に入ることに成功。残念ながら既にギヤマンの珠は売れた後でしたが、それを購入していたのは…。ワルターカーネルとセメントスのおかげでようやく脱獄。すでに越後屋質店のことを突き止めており、カスタムギア部隊を向かわせます。カスタムギア部隊は越後屋を破壊するのではなく、なんと店ごと持ち上げて揺さぶり、ギヤマンの珠を捜索。なんであえてそんな面倒なことを…。しかし、越後屋の中にはギヤマンの珠はなし。なぜならば、それはキンコーの手により既に買い戻されていたからでした。菊姫の正体を知っており、どこかに流通する前にギヤマンの珠を確保していたキンコー。間違いなく有能ですが、菊姫の素行不良のことは何も注意しないのがちょっと笑えます。


ドランはセメントスと戦うためにゴルゴンを召喚しますが、それはセメントスの強コン(強化コンクリート)で固められてしまい、ゴルドランに合体できずピンチ。しかしその時、拓矢たちがドリルシルバーを復活させ、彼のアシストによりゴルゴンが復活。ドランはゴルドランへと合体し、セメントスを倒します。そしてラスト。明かされるキンコーの正体と、ワルターに言い渡された刑は…。セメントスの攻撃により、一時的にゴルドランに合体できなくなったドラン。ゴルドランへの合体にはゴルゴンが不可欠ですから、このシーンが『ゴルドラン』初の合体妨害シーンと捉えることもできますね。これで一気に優位に立つセメントスでしたが、この戦局をひっくり返したのが、今回復活したドリルシルバー。彼は自身のドリルで強コンを砕いてゴルゴンを救出し、さらにセメントスのミキサー部分を破壊。セメントスの強コン攻撃を出せなくしただけでなく、それで足元を固めてしまいます。ドリルシルバーは見た目は鈍重そうですが、実際は飛んだり跳ねたりと身軽な攻撃でセメントスを翻弄。見た目や口調とのギャップが興味深かったですね。そしてラスト、実は奉行だったキンコーの裁きにより、ワルターは市中引き回しのうえ磔の刑に処されることに。あ~あ、自分が拓矢たちに言った刑、全部背負うことになっちゃってるよ!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第7話から第9話をご紹介予定です。『黄金勇者ゴルドラン』。ついでにオイラも、持っていけぇ!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1995年放送の黄金勇者ゴルドラン』使用BGM「黄金合体ゴルドランです。

 

前回ご紹介の「必殺スーパー竜牙剣」と同じく、タイトル通りゴルドランの合体シーンで使用されたBGM。この曲を聞けば、パタパタと変形するゴルゴンと、「とぉ!」と言って変形合体するドランの姿が、ハッキリと脳裏に浮かびます。

 

勇者シリーズに限らず、多くのロボットアニメにはそのロボ専用の合体BGMがありますが、ゴルドランのそれは、少し異質な感じがします。なんというか、壮大さよりも明るさ重視の曲なんですよね。主人公側のBGMなので明るいのはある意味当たり前なのですが、ちょっと毛並みが違う感じなんですよね~。

 

 


Brave of Gold Goldran OST 1 #11 Ougon Gattai Goldran 黄金合体ゴルドラン

 

 

 

 

 

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