お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『魔進戦隊キラメイジャー』第11話 ちょっとした感想

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相手にとやかくされる前に、さっさと倒してしまえば無敵理論

 

 

 

あの時…、俺は本気でやっていたのか?いよいよ本日(6月21日)より、新作の放送が再開されることになったニチアサキッズタイム。『ゼロワン』が今後の展開に向けての、新撮パート多めの総集編回になっていたのに対し、『キラメイジャー』は完全新作の単発回に。為朝/キラメイイエロー主役回となっていました。

 

時間ループものは『エクシードラフト』や『タイムレンジャー』など、過去の東映特撮等でも見られた鉄板ネタ。しかし、それにプラスして「敵が学習し成長する」という要素を付加したのは、お話を面白くすると同時に、リセットボタン邪面師を魅力的な敵にしていたように感じました。でも、最後の解決方法はちょっと強引な気がしないでもなかったかなぁ。まあ、あれもアリっちゃあアリと思うけど…。

 

 

 

eスポーツの試合で、今日も勝利を果たした為朝。対戦相手だった洋二郎から奇妙な呪いをかけられますが、そんなことは気にせずCARATへ戻ります。財布を無くした瀬奈や誕生日で盛り上がる魔進ヘリコが騒ぐ中、市街地にリセットボタン邪面が出現。出動した充瑠たちは変身して戦いますが、その最中キラメイイエローはリセットボタン邪面のボタンに接触してしまいます。一瞬気を失った為朝が目を覚ました場所は、なんと洋二郎と試合をした、あのeスポーツの会場でした。「ストリートファイター」のようなゲームにおいて、いつも使っている得意キャラではなく、パンダを使って圧勝する為朝。為朝自身は彼なりに本気で戦っていたつもりでしたが、この試合を引退試合にしようとしていた洋二郎にとっては、パンダを使用されたことは屈辱的なことでした。洋二郎の呪いをかけるシーンよりも、その前段階に当たるこの試合のシーンこそ、今回の重要なシーンの1つ。これが後半のリセットボタン邪面師の攻略につながりますが、欲を言えば「なぜここで為朝がパンダを使用したか」の理由がわかるシーンを挿入してほしかったですね。例えば、ここで為朝が「洋二郎なんて弱いぜ、パンダで十分だ!」とか言ってたら、後半の展開がよりグッときたことでしょう。そんな試合を乗り越えて、為朝はCARATの本部へ。ところがすぐに邪面師が出現し、出撃することになります。登場当初はかなり弱かったリセットボタン邪面。しかし、ここからの巻き返しこそ、彼の能力の最大の特徴でもありました。

 

洋二郎とのやり取り、CARAT本部での騒ぎ、そしてリセットボタン邪面とのバトル…。身に覚えのあることを繰り返す中で、為朝は時間がループしていることに気づきますが、その原因は不明でした。最初は洋二郎の呪いにあると思ったものの、あては外れ、その後リセットボタン邪面の能力であることが判明。邪面師を倒そうと躍起になる為朝でしたが、なかなかそううまくは行きません。イライラを募らせる彼に対し、充瑠はあるアドバイスをするのでした。時間がループしていることに対し、為朝は割と早い段階でそれを察知。リセットボタン邪面の能力が原因であると気づく為朝。じゃあそれを倒せばいいじゃないかと考える彼でしたが、リセットボタン邪面もまた時間ループを通じて戦闘能力をアップさせており、強力な邪面師へと成長していました。時間ループ能力を持つ怪人・怪獣は決して珍しくはありませんが、自身もそのループの際の記憶を持ち続け、それをもとに成長(相手の戦闘パターンを分析)するというのは、新しいパターン。ループを重ねるにつれ、充瑠たちからの評価が最初は「コイツ弱い」から「かなり強いぞ!」になっているのが面白いです。このようにリセットボタン邪面が強くなっているため、なかなか倒せない為朝のイライラは募るばかり。そんな彼に対し、充瑠は「本気でやれば為朝ならきっと乗り越えられる」とアドバイスするのでした。ええ、そこ精神論なの?

 

充瑠のアドバイスを受け、洋二郎との試合でも自分は本気だったのかと自問自答する為朝。洋二郎との再戦を経て、彼は立ち直ります。リセットボタン邪面に単身挑む彼は、自分の戦闘パターンを学習される前に倒すという強行手段を敢行。これにリセットボタン邪面もやがて根負けし、降参します。邪面師はガルザの手で粛清されたものの、代わりに今度は邪面獣ハッシャボタンリガニーが出現。しかし、為朝の作戦により、その能力を使う前に撃破されるのでした。自分の中で「本気で戦うとは何か」を問い続け、やがてそれをリセットボタン邪面との戦いに生かしていく為朝。うーん、悪くないけどちょっと解決方法が強引な気がしないでもないかな。「相手に学習される前に倒す」ってのは別に本気にならなくても編み出せそうな気がするし、リセットボタン邪面もリセットボタン邪面で、「学習できないから降参します」って、ちょっと諦め早すぎな気がします。そんなリセットボタン邪面は、ガルザの手により倒されることに。代わりに邪面獣ハッシャボタンリガニーが出現し、キラメイジャーを襲います。そのボタンを押して一大攻撃を仕掛けようとするハッシャボタンリガニーでしたが、それをする前にキラメイジンエクスプレスに速攻で倒されるのでした。あっという間に倒されてしまった、ハッシャボタンリガニー。あまりにもあっけなくて、笑っちゃいました。

 

 

 

マブシーナが察知した、謎の予感。そう、あの男がやってくる。山岳救助隊に参加し、下山途中で遭難した小夜の前に現れた、「ワンダー」が口癖の快男児の正体は、一体誰だ!?

 

次回はいよいよ、追加戦士:クリスタリア宝路/キラメイシルバーの初登場回!1クール終了前に登場なんて、「スーパー戦隊シリーズ」の中でも、かなり早い登場ですね。

 

 

 

 

 

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