今回は、本日(5月31日)放送された、『仮面ライダーゼロワン シューティング・スペシャル』の感想記事です。
お前にはお似合いだ。ゴリラが。『プレジデント・スペシャル』が或人側から見た今までのストーリーの総集編だったのに対し、今回は諫・唯阿ら側から見た総集編という構成に。そのお話の展開の都合上、バルキリーよりもバルカンの活躍に重きが置かれていましたね。諫が相変わらずの調子だったのには、ちょっとクスりとさせられました。
自分の真の記憶にショックを受け、歩いていた諫。そんな彼の前に、今までの戦いを振り返って自信をつけさせてやるとして、唯阿が近づいてきます。迷いつつもそれを断ろうとする諫でしたが、唯阿によって気絶させられ、半ば強制的に迅たちのもとに連れていかれるのでした。『プレジデント・スペシャル』には一部新撮パートがあったのに対し、今回の『シューティング・スペシャル』は、振り返りパート以外の部分を含めて、全てのシーンが過去のお話を流用。少し用意されていたドラマパートは、諫と唯阿が別のセリフをあてる形になっており、口元の動きと実際のセリフがあっていない箇所が散見されました。アニメの総集編などではよくあるパターンですが、実写でこれをやるなんてとても珍しいんじゃないでしょうか。音声は何とか収録できても、シーン自体を新撮することはできなかったから、苦肉の策だったんだろうなぁ。
迅たちのもとに連れてこられた諫は、ヘッドギアをムリヤリつけさせられ、今までの戦いを回想させられることに。途中2回覚醒したり、不自然に自分の敗北シーンを見せられたりなどしましたが、唯阿の力技で回想は続行。ランペイジバルカン誕生シーンまでの戦いの記憶を、振り返るハメになるのでした。振り返りパートは、特に尖った描写や構成もない、ほぼ放送話順に振り返っていく形。ただ、唯阿があからさまに焦ったり、変な反応を見せたりするのが気になります。『プレジデント・スペシャル』の展開から察するに、これもアークの指示でバルカン(とバルキリー)の戦闘データを収集するために仕組まれたもの…ということなのかな?
唯阿から解放された諫は、ボロボロの状態で或人たちのもとへ。すっかり自信喪失仕掛けていた彼に、或人が提案したのは、なんと今までのヒューマギアの仕事を振り返ろうというものでした。終盤のドラマパートも、過去のシーンにセリフを改めてあてたもの。どうやらアテレコ前の生データ(というべきなのか?)ではなく、本放送版のものにセリフを上書きしているらしく、迅のセリフ(もとから入っていたもの)と諫のセリフ(新規にあてられたもの)の音量に差がありましたね。かなり突貫工事で作ったのかなぁ。ちなみに今回は、担当脚本家のテロップはなし。ということはこのドラマパート、誰が書いたんだろう(おそらく大森Pあたりじゃないかなと思うけど)?
珍しくすっかり自信を失ってしまっている諫。こんな彼にも、できる仕事があるのか?いやあるはずだ!今まで登場したヒューマギアたちの仕事を振り返って、どんな仕事があるのかを検証してみよう!
次回は『超お仕事大戦 バトル1』として、今まで劇中に登場したヒューマギアの職業にスポットを当てた総集編に。なぜかいきなり転職を進める或人といい、唯阿の「不破にもできる仕事があるのか?」というセリフといい、皆諫に対する当たりが辛辣な気がするぞ。本当に心配してるのか…?
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