お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『伝説の勇者ダ・ガーン』ちょっとした感想 Legend-6(第17~19話)

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今回は、伝説の勇者ダ・ガーン』の感想記事第6回目です。

 

カイセイバー死す!?そして、新たなる仲間の登場!今回ご紹介の3話は、前回登場したセブンチェンジャーの強さが描かれると同時に、新メンバー:ホークセイバーを加えたセイバーズの活躍がメインに描かれる展開に。セイバーズ復活からのペガサスセイバー誕生は、胸にグッとくるものがありましたね~。

 

 

 

 

第17話「セイバーズ死す?!」

1992年5月30日放送
登場した敵他:装甲獣イレーヌ、装甲獣カトリーヌ、スパイ獣エリザベス(すべてブッチョ配下)

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「プロの戦い方を、よく見ておくことだ。」


STORY:度重なる作戦の失敗を指摘され、とうとう後がなくなってきたブッチョ。次に彼が考え出したのは、南米アマゾンを舞台にした一大作戦だった。プラネットエナジーの開放点探し自体をおとりにし、ジャンボセイバーを人質に取ったブッチョ。星史たちも追い詰められ、ブッチョの勝利かに思われたが、ランダーズが現れ形勢は逆転。しかし、そこにセブンチェンジャーが現れる。セブンチェンジャーの攻撃が、スカイセイバーを撃ち抜いて―!


カイセイバー、倒れる!今回から19話までは、セイバーズの新たなる仲間:ホークセイバーの加入と、その合体形態:ペガサスセイバーの登場過程を描くお話に。その1回目である今回は、スカイセイバーがセブンチェンジャーに敗れ、完全に力を失ってしまうところまでが描かれました。「登場直後の敵ロボに主人公のロボチームが敗北→追加メンバーが現れて復活」というのは、次作『マイトガイン』のボンバーズと同じ。『ダ・ガーン』と『マイトガイン』って、展開的に似ているところもあるんだなぁ。


上官から作戦の失敗が続いていることを指摘され、もはや後がなくなってきたブッチョ。起死回生とばかりに、彼はダ・ガーンたち勇者を一網打尽にし、さらにプラネットエナジーの開放点を見つけるための作戦を思いつきます。同じ頃星史は、風のように現れた螢から、ある忠告を受けることに。少しそのことを気にしていた彼ですが、そんな時に南米アマゾンに敵が現れたという報せが入ります。前回に引き続き、ブッチョをこれでもかというほど罵る上官。あまりにもボロカスに言うもんだから、なんか半分くらい上官自身の趣味趣向が入っているような気がするぞ。ドSなんだろうな、きっと…。あまりにも罵倒されたブッチョは、勇者たちの殲滅とプラネットエナジーの開放点探しを同時に行うという作戦を立案。それに着手し始めた一方で、星史は螢から忠告を受けることに。その後、まるで螢の忠告が的中するのではないかと思わせるように、ブッチョが行動を開始したという連絡が入ります。螢が星史に言ったのは、「どんなことがあっても絶対に外に出てはいけない」「出ると星史の友だちが大変なことになる」ということ。これは後半のスカイセイバーの敗北のことを刺しているんですよね~。いつもはぼんやりつぶやく程度で終わらせる螢ですが、今回ばかりは授業を抜け出して現場に向かおうとする星史を、大声で呼び止める描写も。彼女には、きっと未来(後半の展開)が見えてたんだろうなぁ。


螢の忠告を無視し、ダ・ガーンとセイバーズを連れて南米アマゾンへ向かった星史たち。そこにはブッチョの放った装甲獣イレーヌが、プラネットエナジーの開放点探しをしていました。それらの探りを入れようとする星史たちでしたが、突然紫色の粘液が彼らを襲撃。ダ・ガーンたちは何とかイレーヌを撃退したものの、ジャンボセイバーがその粘液に飲み込まれ、ブッチョの人質になってしまいます。ブッチョが考えたとっておきの作戦とは、本来の目的であるプラネットエナジーの開放点探し自体を、ダ・ガーンたちをおびき寄せるためのおとりにし、あらかじめ用意していた罠を使って、彼ら全員を一気に倒してしまうというもの。これが意外とうまくいき、本当にダ・ガーンたちを倒す寸前まで追い込みます。自分たちの本来の目的自体をおとりにするなんて、ブッチョもなかなか考えたもんだよなぁ。そうとも知らないダ・ガーンたちは、南米アマゾンに上陸。そのまま変形して隠密行動をとりますが、紫色の粘液の襲撃をきっかけにイレーヌに潜伏していることがバレ、大規模な戦闘になってしまいます。ジャンボセイバーと星史が粘液に襲撃されてからの戦闘シーンは、本当にダ・ガーンたちが動く動く!ダ・ガーンとジェットセイバー、そしてシャトルセイバーが、変形を繰り返しながら粘液を巧みによけつつイレーヌに反撃する姿がとてもカッコいいです。作画もかなり気合入ってたなぁ。一方のジャンボセイバーは、身動きがほとんど取れない状況であっても、ジャンボアローからアンカーを発射し、それを利用して星史だけ逃がすことに成功。そのままブッチョの人質になってしまいますが、この時のジャンボセイバーも、漢を見せてくれてたぞ!


ジャンボセイバーを捕らえたものの、拷問しても一向に情報を吐かないため、いら立つブッチョ。彼は装甲獣カトリーヌにジャンボセイバーを取り付けてダ・ガーンたちに見せつけ、ジャンボセイバーを人質に、ダ・ガーンたちの降伏と星史が正体を明かすことを要求してきます。なかなか反撃の機会を見つけられず、やられる一方のダ・ガーンたち。星史がカトリーヌのビーム攻撃を食らいそうになった時、星史があらかじめ出動を指示していたランダーズたちが、ようやく現れます。どんなことをされても絶対に仲間の秘密は洩らさないとし、抵抗を続けるジャンボセイバー。星野充昭ボイスも相まって、ここでも彼の男気を感じましたね~。そんなジャンボセイバーの態度にしびれを切らしたブッチョは、装甲獣カトリーヌに彼を取り付けて、自ら出撃。ジャンボセイバーを人質として有効活用し、ダ・ガーンたちに迫ります。ここでのブッチョのやり方は、かなり巧妙。本当にランダーズの助けがなかったら、彼の思い通りに事が進んでいたでしょうね。そして、今回も隊長服等に攻撃系の装備がないため、ピンチに陥る星史。いい加減、護身用のビーム銃とかくらい持たせてあげればいいのに…。


ランダーズが駆け付けたことで、形勢逆転したダ・ガーンたち。ダ・ガーンはダ・ガーンXに合体してカトリーヌを撃破。逆にブッチョを尋問しようとしますが、そこへセブンチェンジャーが現れます。様々な変形を見せては攻撃してくる彼に、ダ・ガーンX、そして合体したランドバイソンも苦戦。見かねたセイバーズは、ボロボロの身体をおしてスカイセイバーに何とか合体しますが、空中戦でセブンチェンジャーに敗北。無残に地上に落下し、勇者の石に戻ってしまうのでした。一気に逆転されてカトリーヌも失い、さっきとは逆の立場になってしまったブッチョ。「なんでもするから助けてくれ」って、いくら演技だったとしても、ちょっとお粗末すぎやしないか?これにより星史たちは勝利を確信しますが、そこに現れたのがセブンチェンジャー。彼に対し、ダ・ガーンXそしてランドバイソンは全力で挑みますが、主にスピード面で上回っているセブンチェンジャーに翻弄され、防戦一方の状態に。彼らのピンチを見たセイバーズは、無理を言って星史に合体命令を出してもらい、スカイセイバーに合体するも、セブンチェンジャーに敗北。力を失い、勇者の石の姿に戻ってしまいます。セブンチェンジャーは、序盤のシーンを合わせると、今回だけで7種類すべての形態に変形している形に。玩具も発売されていましたし、今回は彼の活躍も結構細かく描かれていましたね。

 

 

 

第18話「よみがえれ!勇者」

1992年6月6日放送
登場した敵他:装甲獣マルガリーテ、装甲獣アンネット(すべてブッチョ配下)

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「あれは…、まさしくホークセイバー!太古の空を守っていた、大空の勇者だ!」


STORY:カイセイバーが倒れ、悲しみに暮れる星史。ブッチョとセブンチェンジャーが、スカイセイバーがいないことをいいことに制空権を確保しつつある中、星史は一縷の望みをかけて螢のもとを訪れた。星史の訪問を予見していた彼女は、星史にまとわりついていた謎の鳥を頼りに、彼とともにチベットの奥地の光の洞窟へ。そこで星史が、勇者の石を置きオーリンをかざす時、奇跡が起きる!大空に舞い上がる9番目の勇者、ホークセイバーの誕生だ!


ペガサスセイバー登場編の中編にあたる今回は、セイバーズの追加メンバーにして9番目の勇者:ホークセイバーの初登場回。当然彼の誕生過程、そして活躍が描かれることになりますが、それ一辺倒にならず、きちんとダ・ガーンXやランドバイソンの活躍も描き、さらにスカイセイバーの復活シーンまで盛り込んできたのには驚かされました。ホークセイバー、落ち着いた印象のキャラで、他のセイバーズのメンバーと相性よさそうですね。


カイセイバーが倒れ、悲しみつつも、必死に彼の復活方法を探ろうとする星史。ところがその答えはダ・ガーンXやランドバイソンに訊いても見つからずじまい。何か手掛かりが欲しいと考えた彼は、スカイセイバーのことを予言し忠告していた螢に望みをかけ、急遽日本へ戻ります。一方、セブンチェンジャーにまたも助けられたことで、上官から攻め立てられたブッチョは、別の作戦を実行に移すのでした。カイセイバーは正確には死んだのではなく、大幅に力を失ったため、勇者の石に戻ってしまった状態。つまり、この時点であればまだ復活の余地があるのは明白。しかし、その勇者の石からスカイセイバーを復活させる方法は、ダ・ガーンたち自身も全く知らないのでした。ダ・ガーンですら復活のさせ方を知らなかったのは、ちょっと意外。以前から地球を守るために戦ってきたのなら、前回のようなピンチだって過去何回かあったと思うんだけどなぁ。同じ頃ブッチョは、前回立てた作戦が失敗に終わったことで、再び上官から攻められるハメに。すぐさま次の作戦に着手せざるを得なくなった彼は、スカイセイバーがいなくなったことに乗じて、地球の制空権を確保しようと企てます。セブンチェンジャーがメインで活躍したとはいえ、スカイセイバーを倒すことに、ちょっとは貢献したはずのブッチョ。それでも毎度のごとくボロカスに言われるんだから、ブッチョもツラいよなぁ。しかも、上官は今回「今度は三角木馬で責め立ててやる!」とまで発言。なんだよ、やっぱりドSじゃないか!


ダ・ガーンたちが再びセブンチェンジャーの襲撃を受ける中、ブッチョの攻撃をかいくぐって日本に戻ってきた星史。彼は南米を飛び立つ直前から謎の鳥が自分の周りを飛び回っていることに気づきますが、とにかく螢のもとへ急ぎます。やがて彼が螢の屋敷を訪れると、そこにはまるで自分の来訪を待っていたかのように、ばあやと螢が待機。彼女の言っていることがセイバーズ復活の鍵につながると考えた星史は、彼女を連れ出し、謎の鳥を追いかけます。今までは、オーボスの命令により戦闘の手助けに介入してくる程度の出番だったセブンチェンジャー。それに対し今回は、自らダ・ガーンを倒すと宣言し、ブッチョとは別行動で戦闘を開始します。同じ敵とはいえ、ブッチョやその上官とはまた別の立ち位置で行動するようになってきたセブンチェンジャー。彼が第三勢力として現れ、そしてお話をかき回してくれるようになったことで、さらにストーリーが面白くなってきましたね。空を飛べるスカイセイバーを失い、また星史が日本に向かっているためダ・ガーンXにも合体できず、一気に追い詰められるダ・ガーンとランドバイソン。その頃星史は、螢の屋敷を訪れていました。彼女の屋敷では、すでにばあやが入り口で待ち構えており、さらにその奥には、世界中の鳥から情報を訊きだした螢の姿も。ばあやは星史の姿を見た際、「こんなに驚いたのは黒船来航以来」と発言していましたが、この人いったい何歳なんだ!?そして、螢と再会した星史は、南米アマゾンにいたころから謎の鳥が自分にまとわりついていることに気づき、それを追うため、螢を連れてダ・ガーンジェットに帰還。そのまま飛び去ります。隊長服の状態で、初めて螢とあった星史。ぶっちゃけ、螢はこの時点で星史の正体に気づいてるよね?


謎の鳥を追って、はるばるチベットの奥地:光の洞窟へやって来た星史たち。そこには大きな鷹の像がありました。その像の前にセイバーズの勇者の石を置くと、石は徐々に修復。星史はセイバーズ復活の兆しだと喜びますが、その一方で、謎の鳥は深く傷ついており息絶えてしまいます。自分がもっと早く、謎の鳥の訴えに気づいていればよかったのではないか―。星史が後悔し、そしてその鳥を救いたいと心から願った時、鷹の像が奇跡を起こします。謎の鳥の正体は、ホークセイバーの魂。星史の大空を守りたいという気持ち、そして仲間(スカイセイバー)を救いたいという気持ちに反応して鳥の形になり、星史の前に現れて彼を導いてくれたようです。その導きの結果、星史たちが訪れたのが、チベット奥地にある光の洞窟。奥に鷹の像が鎮座し、わずかに太陽の光が差し込むこの洞窟は、勇者の石を復活させる力を持っていたり、またホークセイバーが眠っていたりするところでもありました。やがて、星史の必死の願いに応える形で復活するホークセイバー。彼は9番目の勇者として激中に登場する形になりましたが、初期設定である「地球の勇者は8人だけ」を崩さないように、「ダ・ガーンたちよりも太古の昔から地球を守ってきた勇者」という設定を盛り込んだのは秀逸だと感じましたね。のちの描写で、ダ・ガーンたちもホークセイバーが過去に存在したということを知っていることも判明。ということは、勇者同士でも世代交代があるってことなのかな?


復活したホークセイバーは、星史の指示を受け、先行して南米アマゾンへ急行。セブンチェンジャーから手柄を横取りしようとして、ダ・ガーンたちを攻撃していたブッチョの装甲獣アンネットを一撃で撃墜します。いつの間にかセブンチェンジャーは上空に撤退しており、装甲獣マルガリーテで戦うしかなくなったブッチョ。この間に星史も現地に到着し、ダ・ガーンはダ・ガーンXに合体。最後はホークセイバーやランドバイソンと力を合わせ、マルガリーテを撃破します。一方、光の洞窟で徐々に修復されつつあったセイバーズの勇者の石は、完全復活を遂げた後、ダ・ガーンたちの前に出現。スカイセイバーに再び宿り、スカイセイバーが復活を果たします。セブンチェンジャーに手柄を立てられるのが気に入らず、無理矢理戦闘に介入してくるブッチョ。ああ、彼が戦闘を混乱させなければ、セブンチェンジャーがダ・ガーンたちに勝っていた可能性があったのになぁ。このように入り乱れた戦闘が展開される中、さっそうと現れたのがホークセイバー。彼はなんと一撃でアンネットを撃破し、そのままマルガリーテの翼部分を攻撃。ランドバイソンと協力して、大ダメージを与えることに成功します。このホークセイバーの活躍シーンこそ、今回の見どころ。初登場補正もかかっていてホークセイバーがかなりカッコよく見える上に、ダ・ガーンが「彼こそ太古の勇者」としてその登場を喜んでくれるため、かなりテンションが上がります。もちろんダ・ガーンも負けてはおらず、ダ・ガーンXに合体し最後はブレストアースバスターでフィニッシュ。しっかりと見せ場を作ってくれました。そしてそして、最後の最後でスカイセイバーも復活!てっきりスカイセイバー復活は次回に持ち越しになると思ったから、割とあっさりした描写だったとはいえ、このタイミングでの復活は嬉しかったなぁ。

 

 

 

第19話「ペガサスセイバー登場」

1992年6月13日放送
登場した敵他:装甲獣ミザリー(ブッチョ配下)

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「地球に命がある限り、あの怪物は死なない…。」


STORY:上官:レディー・ピンキーからの最後通告を受け、最後の作戦を展開することにしたブッチョ。彼は最強の装甲獣を作り上げようとするが、その製造過程、そして団長から変身する瞬間を、ひかるに目撃されてしまう。しかも、根元巡査の銃弾が当たり、ブッチョの装甲獣製造機が暴走。不死身の装甲獣:ミザリーが誕生してしまった!ダ・ガーンたちの攻撃をものともしない敵を倒すには、この手しかない!ホークセイバー、ペガサスセイバーに合体だ!


セイバーズの新たなる合体:ペガサスセイバー登場!セイバーズの新合体にかかわるお話も、今回でおしまい。もちろん目玉はペガサスセイバーの登場にありますが、作戦に失敗続きのため、とうとう上官から見放されそうになるブッチョ、そしてその上官:レディー・ピンキーの姿が初めて明かされるなど、ストーリー面でも見逃せない動きが多々ありました。登場した敵も、地味に最強クラスの難敵だったよなぁ。


ある日、学校から帰宅すると、美鈴が先に帰宅していることに気づいた星史。彼はそのまま玄関から上がり込みますが、そこには仁王立ちしている美鈴の姿が。いつものごとく部屋の散らかりっぷりを指摘される美鈴ですが、今回はその理由が、星史が団長と付き合っているからではないかと推測します。一方、作戦で失敗続きのブッチョは、レディー・ピンキーから最後通告を受け、最強の装甲獣の製造に着手していました。久しぶりに自宅に帰ってきていた美鈴。彼女がしばらく帰宅しない間、星史が部屋を散らかしっぱなしということはいつものことですが、今回の彼女は、その原因が、星史が誰か悪い人と付き合っているのではないかと推測。どんぴしゃりのタイミングで机を届けに来た団長を観て、彼こそ悪い人物であり、今後付き合うなと星史に忠告します。美鈴は「母親の勘」で、団長が怪しい人物であると見抜き、星史のためを思って付き合わないように指示。星史は団長は悪い人じゃないと反論しますが、今回ばかりは美鈴の推測が当たってるんだよなぁ。勘で真実を見抜いちゃうなんて、やっぱり母は強かった!?そんな星史に机を渡した直後、サーカスに戻った団長はブッチョの姿に戻り、レディー・ピンキーからの指示を受けることに。ブッチョの度重なる失敗に愛想をつかしていた彼女は、「次の作戦で失敗すればクビだ」と言い放ち、ブッチョに次の作戦に着手させます。彼女の指示に対し、ブッチョが立案した作戦は、最強の装甲獣を作り出すこと。一瞬だけデザイン画がチラッと映りますが、なかなかいいデザインしてるじゃないか…。


団長から弁当の出前を頼まれており、サーカスに出前に行ったひかると星史。彼らは無事弁当を渡したものの、代金をもらい忘れて引き返すことに。その際、ひかるたちが戻ってきていることを知らなかったブッチョは、彼女の目の前で団長からブッチョの姿へと変身。正体を見られてしまいます。さらにそこには取材に居合わせた美鈴たちと根元巡査もおり、根元巡査が発砲した弾丸はブッチョのコンピューターに命中。装甲獣の製造機が暴走を始めます。サーカスに弁当の出前を届けたはいいものの、代金をもらい忘れちゃったひかる。あまりにも致命的なミスですが、これがブッチョの正体を暴くきっかけになるとは思わなかったなぁ。そんなブッチョは、美鈴が母親の勘で取材に来たことに対し、その拒否の対応に追われててんてこ舞い。サーカス内に戻って愚痴りながら変身しますが、ひかるが戻ってきたことに気づいておらず、その一部始終を見られてしまいます。ひかるがブッチョの変身シーンを見る直前、彼女は星史とともに装甲獣の製造機も発見することに。完全にブッチョはすべての秘密を星史たちに知られてしまった形になりました。レディー・ピンキーからあれだけ言われてたうえに、どんどん秘密までバレていくブッチョ。こりゃ彼の退場も近いな…。ひかるの悲鳴を聞いた美鈴たち、そして根元巡査は、ブッチョの姿を見て驚愕。根元巡査は星史たちを救うべく、1発発砲しますが、ブッチョには通用せず。その代わり弾は跳ね返って装甲獣の製造機のコンピューターに命中。これにより製造機は暴走を始め、異常をきたします。サーカスがやはり怪しいとして取材に来たのも、星史たちを救うために根元巡査に発砲を命じたのも、全て美鈴の母親の勘。すげぇ、今回の彼女、偶然だけどめっちゃ活躍してるじゃん!


暴走した装甲獣の製造機からは、異形の装甲獣:ミザリーが誕生。その触手等に星史たちも巻き込まれてしまいますが、星史がスキを見てダ・ガーンとセイバーズを呼び寄せたため、全員救出されます。彼らを救出したことで戦いやすくなったダ・ガーンたちでしたが、ミザリーは不死身なうえに攻撃を受けるほど分裂を繰り返し、さらに星史は、あやうく美鈴たちに正体がバレそうになってしまいます。その姿は異様だったものの、今までは最低でも獣の姿は保っていた、ブッチョの装甲獣。しかし、今回は製造機が暴走したため、ナメクジと食虫植物を混ぜ合わせたような、奇妙な装甲獣:ミザリーが出来上がってしまいます。見た目はキモいもののそれほど強くなさそうに感じるミザリーですが、これが意外となかなか厄介。ダ・ガーンたちの攻撃を受けるたびに、分離した身体の一部等から分裂して個体を増やし、さらにプラネットエナジーを吸収して不死身状態になり、無限に成長していきます。地球自体を栄養源にしており、かつ繁殖力も強力なため、ダ・ガーンたちも途中から攻撃できない状態に。ブッチョはこれでダ・ガーンたちを倒せると大喜びしますが、レディー・ピンキーは、自分たちが回収予定のプラネットエナジーがなくなってしまうとして、この事態の始末をつけろとブッチョに命令します。オーボス軍の目的は、プラネットエナジーの収集と伝説の力のはず。ダ・ガーンたちを倒すためにそのエネルギーを吸い尽くしちゃったら、元も子もないですもんね。ちなみに、このシーンではレディー・ピンキーの姿が初登場。あれ~、誰かに似ているなぁ…?


たまたま螢の屋敷に逃げ込んだ星史は、彼女の発言をヒントにミザリーを倒す方法を思いつくことに。名案だったものの、ミザリー自体が大きいため容易には実行できないとするダ・ガーンXでしたが、セイバーズたちは新たな合体をすることで実現可能だと星史に進言します。セイバーズの言葉を信じた星史は、彼らに合体を指示。新たに登場したペガサスセイバーは、ミザリーとその分裂個体を矢1本ですべてからめとり、ダ・ガーンXとともに宇宙へ。そして、宇宙空間でミザリーを撃破するのでした。正体がバレそうになったため、一度星史の姿に戻って逃げるふりをし、たまたま螢の屋敷にやって来た星史。「私の名前はルーク・スカイウォーカーで、星史って子は知りません」って、さすがにいろんな意味で無理があるいいわけじゃないか?そうして転がり込んできた星史に対し、螢はミザリーが「地球の命がある限り死ぬことはない」と発言。それを受けて星史は、地球じゃない宇宙などであればミザリーを撃破できるのではないかと推測。それを受け、セイバーズは新たにペガサスセイバーへと合体し、ダ・ガーンXと協力して、ミザリーを宇宙へ運び、撃破します。ここで登場、ペガサスセイバー!スカイセイバーが上下半身で真っ二つに分かれ、間にホークセイバーが合体するという形になっていますが、特徴的なのが4本足のケンタウロス型ロボットであること。メイン武器はセイバーアローという弓矢だし、これ、どっちかと言えば「ケンタウロスセイバー」とかいう名前の方がよかったんじゃないかな?


ダ・ガーンXとペガサスセイバーによって、撃破されたミザリー。今回も作戦が失敗に終わったブッチョは、ついに自ら動きだします。サーカスのテント小屋が崩れ、中から現れたのは…!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第20話から第22話をご紹介予定です。『伝説の勇者ダ・ガーン』。隊長は、俺だいっ!!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1992年放送の伝説の勇者ダ・ガーン』使用BGM「ペガサスセイバー」です。

 

カイセイバーの強化合体形態であるペガサスセイバー。その専用BGMである本曲も、スカイセイバーの合体BGMをベースにアレンジを加え、より軽快さを出しつつ力強さも付加したような音楽になっています。

 

ペガサスセイバー、見た目的なインパクトは抜群なんだけど、やっぱりなんで「ペガサス」って名前にしたのかが気になるなぁ。まあ、確かにペガサスも4本足だけどさ…。

 

 

 


Brave Fighter of Legend Da-Garn OST 2 Tracks 10-15

 

 

 

 

 

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