お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『疾風!アイアンリーガー』ちょっとした感想 League-2(第5~7話)

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今回は、疾風!アイアンリーガー』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介の3話では、シルバーキャッスルのチームメイトとなる極十郎太とトップジョイがそれぞれ初登場。前者はブルアーマーと同じく2話かけて仲間になってくれましたが、後者は一筋縄ではいかない形になっていました。おどけたように見えて、実はかなりの裏の顔を持っているトップジョイ。彼のこの二面性が、のちに何度もドラマを生んでいくことになります。

 

 

 

 

 

第5話「対決!剣と魔球」

1993年5月4日放送

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「俺はこの一球に、魂の全てをこめる。俺のオイルが沸騰するぜ!」


STORY:ギロチ配下のセクションXがマグナムエースの調査に乗り出す中、今日も練習を続けるシルバーキャッスル。そこには、ブルアーマーが偶然放ったファールボールを、真っ二つに叩き切る剣道リーガー:極十郎太がいた。マグナムエースの魔球44ソニックに心突き動かされた彼は、シルバーキャッスルに挑戦状をたたきつけてきた。そしてあくる日の夜、2人のアイアンリーガーは海岸で対峙する。勝つのはマグナムエースか、それとも極十郎太か?


次回でシルバーキャッスルの新たなるメンバーとなる、極十郎太の初登場回。今まで続いたダークスポーツ財団のチームとの試合からはいったん離れ、極十郎太のキャラ描写、そしてマグナムエースの秘密へと迫る展開が中心になりました。極十郎太、見た目はいかついけど、話してみると意外にノリよさそうなタイプですね。また、今後の展開でも出てくる「強制引退」のワードが初登場しているのも、見逃せません。


前回、試合に勝利したとはいえ、マグナムエースの魔球44ソニックに完敗したゴールドアームとゴールドマスク。彼らが打倒マグナムエースに燃える一方で、事態を重く見たギロチは、配下の諜報部隊:セクションXの行動開始を指示します。そんなことなどつゆ知らず、今日も練習にあけくれるシルバーキャッスル。まだまだ野球に不慣れな彼らの中で、ブルアーマーがファールボールを打ってしまいますが、それを見切って叩き切る剣道リーガーがいました。彼の名前は…極十郎太!試合に勝ったとはいえ、終盤マグナムエースにやられた格好になり、面白くないゴールドアームとゴールドマスク。記録されていたデータも魔球44ソニックの解析にはほとんど役に立たず、それがさらに彼らを苛立たせるとともに、ギロチのセクションXへの行動開始命令につながっていきます。ゴールドアームは、魔球44ソニックを見て、「どこかで見たことがある」と発言。これは、物語後半の展開につながっていきます。そして、今回動き始めたのがセクションX。覆面にサングラスをかけ、さらに特徴的な帽子を被った奇妙ないでたちの3人組で、ギロチの諜報部隊。その指示を受け、マグナムエースの調査を開始します。見た目はふざけている彼らですが、目の付け所はさすが諜報部隊と言うべきか、それほど悪くないなと言う印象。でも、その行動はどこか抜けている感じもあります。うーん、有能なのかポンコツなのか分からんな…。そんなギロチたちの行動に全く気付いていないシルバーキャッスルは、今日も練習の真っ最中。そんな彼らの姿を、極十郎太はじっと見つめていました。実は前回から登場していた極十郎太ですが、マグナムエースたちの前に姿を現すのは今回が初。ちなみに、『アイアンリーガー』には声優の小杉十郎太さんも参加していますが(トップジョイ役)、極十郎太を担当しているのは山口勝平さんです。ややこしっ!(多分偶然)


マグナムエースの魔球44ソニック固執する極十郎太は、自らの筆で「モズに一本松」の絵を描き、シルバーキャッスル宛に送付。これを受け取ったルリーたちは、ファンレターだと喜んでいましたが、マグナムエースはこの絵に込められた並々ならぬ感情を感じ取っていました。そしてその夜、マグナムエースは眠りにつくことに。その間も、セクションXの調査は続いていましたが…。極十郎太の求めていたのは、センサーを超えた心。マグナムエースが自分の対戦相手にふさわしいかどうか試すために、彼はわざと絵という形で挑戦状をたたきつけていたのでした。このシーンでは、極十郎太の言っていることはよくわかるなと感じると同時に、彼がロボットとしてここまでの境地にたどり着いていることに驚愕しました。自分の思いを絵という形で表現し、それを相手に感じ取ってもらおうとするというこの行動。もう極十郎太が人間とほとんど変わらぬ完成を持っていることが窺えます。個体によっては差があるでしょうが、この世界のアイアンリーガーたちは、ロボットとしてかなり人間に近い感性を持つ、ロボットアニメの中でもかなり稀有な存在だと言えるのではないでしょうか。そんな極十郎太の絵を見て、並々ならぬ感情を感じ取ったのがマグナムエース。彼は極十郎太の求めているものを察し、一時的に眠りにつきます。その間も、セクションXの調査は続いていました。マグナムエースは、全く正体不明のアイアンリーガー。しかしどんなアイアンリーガーにも製造番号があるため、セクションXはそれを調査しますが、なんとそれはピンポイントで焼きつぶされており、個体番号が識別できない状態になっていました。なぜか過去の痕跡をことごとく消すかのようになっているマグナムエース。これは彼の正体と過去の伏線になっています。


眠りから覚め、エドモンドの言葉を受け、決闘の地へと向かうマグナムエース。戦う気満々の極十郎太でしたが、それに対しマグナムエースは、戦う気など全くありませんでした。両者の会話が続く中、突然彼らを襲う強い光が。それは、セクションXが放ったピッチングマシンでした。決闘を一時中断した彼らは、そのピッチングマシン破壊のために注力します。マグナムエースが眠っている間、絵に込められた意味を調べていたエドモンド。夜明け前に密かに出ていこうとするマグナムエースに対し、彼はいたわるような言葉をかけて送り出します。普段は飄々しているエドモンドですが、常にアイアンリーガーたちのことを見つめ、そして理解していることがよくわかる描写。カッコいいぜ…。そうして決闘のちにやってきたマグナムエースは、極十郎太と対峙。彼が魔球44ソニックの生まれた理由や自身の闘志を考察・披露する一方で、マグナムエース自身は彼と戦う気はありませんでした。マグナムエースが戦わない理由は、自分自身の戦いの場は試合であるため。無用な争いはしないという彼の強い意志の表れでした。しかし、そんな彼の意思を打ち砕くかのように、セクションXの襲撃が開始。敵がピッチングマシンだと見抜いた2人は、それぞれムテンソードとバックパックのピッチングマシンで返り討ちにするのでした。OPや第1話などで見られた、マグナムエースのピッチングマシンが、今回初使用。右肩に取り付けていますが、その後ろでは左腕とつながっており、左のグローブで受け止めた球をそのまま打ち出せる構造になっています。


セクションXの攻撃を排除したマグナムエースと極十郎太は、決闘を再開。マグナムエースは当初の意見を変え、1回だけ彼と勝負することにします。極十郎太のシルバーキャッスル入団をかけたこの決闘は、両者引き分けで終了。己の修行の不足を知った極十郎太は立ち去ります。同じ頃、セクションXはマグナムエースの正体に近づきかけますが、その可能性に驚愕するのでした。マグナムエースは、極十郎太のシルバーキャッスル入団を賭け、決闘することを承諾。ついに、マグナムエースと極十郎太の決闘が始まります。マグナムエースの魔球44ソニックに対し、極十郎太のムテンソードはそれを捉えることに成功。しかし、打ち返すことまではできすムテンソードは折れてしまい、結果この勝負は両者引き分けに終わるのでした。己の修行の足りなさを認め、その場を立ち去っていく極十郎太。しかし彼、そしてマグナムエースの顔は、暗くありません。だって、極十郎太が再戦を誓ったということは、またマグナムエースの前に姿を現してくれるということなのだから。一方のセクションXは、マグナムエースに類似するアイアンリーガーのデータを検索。それによりはじき出されたのは、かつてギロチにより強制引退させられた、過去のエースリーガーたちでした。こんなことは絶対あり得ないと驚愕するセクションXの面々。強制引退の意味するものとは何か?そして、なぜ絶対あり得ないのか?これはまた、少し先で明かされることになります。

 

 

 

第6話「奇跡を呼ぶ最終打席」

1993年5月11日放送

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「君は既に極めている。しかし、新たなる道もあることを忘れるな。アイアンリーガーを磨くのは、アイアンリーガーなのだ!」


STORY:修行のため、山へ戻った極十郎太。ダークスポーツ財団の勧誘も断り修行に励む彼だったが、魔球44ソニックに込められたアツい思いを、忘れることができなかった。一方のマグナムエースたちは、再びダークキングスとの試合に登板。各自の尽力で失点を3点にとどめるが、ゴールドアームとゴールドマスクは、マグナムエース潰しに出た。9回裏、もう後がないシルバーキャッスル。ボロボロの彼らの前に現れたのは、極十郎太だった!


極十郎太登場回の後編に当たるお話。前回では彼が絵という形で思いを込めマグナムエースに挑戦状をたたきつけたのに対し、今回は彼がマグナムエースの魔球44ソニックに込められた思いを感じ取り、シルバーキャッスルの仲間入りを果たす一編となりました。シルバーキャッスルは相変わらず劣勢ですが、着実に野球をマスターしてきていて、いい感じ。終盤がほんの少しだけ尻切れトンボになってしまったのが、ちょっとだけ残念でした。


前回、マグナムエースとの決闘は引き分けに終わり、山に戻った極十郎太。彼は1人で修行を続けますが、魔球44ソニックを受けた時に感じたアツい何かを、忘れられないでいました。同じ頃、シルバーキャッスルはマグナムエースを中心に野球の練習中。着実に上達していく彼らでしたが、一方でダークスポーツ財団が、魔球44ソニックを打ち破るためにあれこれ策を考えていることを知りませんでした。極十郎太は修行に励み続けますが、自分なりに技を極めたはずなのに、岩を一刀両断することができず苦悩。さらにその両手には魔球44ソニックを受けて以降謎の感覚が残っており、それが彼を惑わせていました。彼の手に残る感覚の原因は、マグナムエースが魔球44ソニックにアツい思いを込めたせい。前回極十郎太がマグナムエースに感じ取ることを試したのに対し、今回は逆にマグナムエースが極十郎太に感じ取ることを試しており、面白い対比になっています。同じ頃、マグナムエースたちは野球の練習中。最初はろくに球を取ることができなかった彼らも、だんだんと上達していきます。キアイリュウケンは真っ向からボールを取ることができているのはいいのですが、マッハウインディはマグナムエースの「身体全体でボールを取れ」というアドバイスのもと、キックやヘディングをして球速を落としてとるスタイルに。これが野球と言えるのか?でも、マグナムエース的には一応OKらしい。あっ、そう…。シルバーキャッスルがこうして練習している一方で、ダークスポーツ財団は魔球44ソニックの攻略法を模索中。ゴールド3兄弟でも打てないその球を前に、ギロチは彼らの上達よりも、極十郎太の獲得を優先するのでした。


ゴールドアームのジェノサイドスクリューの構造を解析し、その対処法を考え付いたマグナムエースたち。しかし、それには高度な技術が必要であり、マグナムエース自身にも困難なものでした。同じ頃極十郎太は、ダークスポーツ財団の勧誘をきっぱりと拒否。マグナムエースとの決闘を回想し、あの時マグナムエースが言っていた言葉を思い出していました。ゴールドアームのジェノサイドスクリューは、球を変形させて投球し、バットに当たる際球が尖る形になっており、それがバットの破壊とバッターへのダメージを増幅する仕掛け。逆に言えば、何らかの形でその勢いを殺せば、十分に打つことは可能な球でした。とはいえ、ただでさえバットを破壊しちゃうほどの威力ですから、球の勢いを殺すまで抑え込み、さらにそこから打ち上げるとなると至難の業。せっかく対処法を思いついても、マグナムエースたちがそれを普段からこなすことは困難でした。球がバットを破壊しちゃう時点で野球として成立しているのかはさておき、こうした形で相手の技への対処法が早い段階で編み出されるのはちょっと意外。しかし、それ自体が困難であるという設定にすることで、ちゃんとその技を脅威であり続けさせることに成功しています。一方、極十郎太はダークスポーツ財団の勧誘を受けていましたが、きっぱりと拒否。マグナムエースとの決闘の時のことを思い出していました。大金を積んで極十郎太を引き入れようとしていたダークスポーツ財団でしたが、そんな小細工は彼の前では無効。早々に追い返してしまいます。その後彼は、マグナムエースが決闘の際言っていた言葉に、強い引っ掛かりを覚えます。アイアンリーガーを磨くのは、アイアンリーガーなのだ!」というマグナムエースの有名なセリフは、ここが初登場。1人で修行を続けてきた極十郎太に対し、皆で切磋琢磨して高めあうことを伝えようとしていました。


再び迎えた、ダークキングスとの試合の日。シルバーキャッスルは、マグナムエースを中心としたメンバーの大奮闘により、失点を3点に抑え込みます。これに対し、ゴールドアームとゴールドマスクは、魔球44ソニックを攻略できなかったため、マグナムエースにそれを投げさせないようにする作戦にシフト。彼らのラフプレーの嵐を受けボロボロになるマグナムエースでしたが、それでも彼は投げ続けることをやめませんでした。今までの練習あってか、シルバーキャッスルは失点を3点にまで抑え込み、この状況は9回裏まで維持。前々回の試合で20点くらい入れられていたことを考えると、凄まじい成長を遂げていることが窺えます。今回は極十郎太の活躍がメインであるため、あまりこの事実は劇中で重要視されていなかったけど、もっと褒められてもよかったと思うなぁ。一方のゴールドアームとゴールドマスクは、現状勝っているとはいえ魔球44ソニックを攻略できていない状況。そのため、マグナムエース自身にダメージを与えて魔球44ソニックを投げさせないようにする作戦に出ます。彼らのラフプレーの嵐に傷つき、ボロボロになっていくマグナムエース。しかし、彼はそれでも魔球44ソニックを投げることをやめませんでした。マグナムエースの無理により何とか試合は続行されますが、徐々にそのダメージにより魔球44ソニックのスピードも落ちてしまい、それによりとうとうゴールドアームのホームランを許してしまいます。マグナムエースが魔球44ソニックを投げることにこだわり続けたのは、極十郎太が現れるのを待っていたため。彼は、極十郎太が魔球44ソニックに込められた思いを感じ取り、再び自分の前に現れるであろうことを信じ続けていたからでした。

 

試合は9回裏を迎え、このまま逆転しなければシルバーキャッスルの敗北は必至。マッハウインディの意地の活躍と、マグナムエースの受けたデッドボールにより、何とか満塁にまで持ち込みます。しかし、ここでシルバーキャッスルの代打がジェノサイドスクリューの餌食になり行動不能に。代打を出せなければ試合終了というところまで陥りますが、その時極十郎太が現れ、自らそれを務めることを宣言。見事ゴールドアームのジェノサイドスクリューを打ってホームランを決め、シルバーキャッスルに逆転勝利をもたらすのでした。今までさんざん耐え抜いてきたため、反撃のチャンスを作らせてくれと進言するマッハウインディ。彼は自身の言葉通り、ジェノサイドスクリューに真っ向から立ち向かって見せ、1塁へと進みます。彼がとった手段は、無理に球を打つのではなく、バントによって塁へ進むというもの。バットを水平にすることでジェノサイドスクリューのバットにかかる力を分散させて勢いを殺し、さらに持ち前の走力で相手が球をキャッチする前に1塁へと走っていきます。ただ球を打つだけが野球じゃない。なるほど、マッハウインディも考えましたね。しかし、この戦法はすぐ相手に見切られてしまい、使えなくなってしまうハメに。なんとかブルアーマーとマグナムエースもそれぞれ塁へ進みますが、最後の最後で打者がジェノサイドスクリューを受け行動不能に。他に打者になれる者はいないため、シルバーキャッスルは最大のチャンスを前にピンチに陥ってしまいます。ここで現れたのが、極十郎太。彼は自ら代打になると言い、ゴールドアームのジェノサイドスクリューを見事捉えてホームラン。これによりシルバーキャッスルは逆転勝利するのでした。最後の最後でサッと登場する極十郎太。おまけに早い段階でジェノサイドスクリューを完全に見切ってホームラン打っちゃうんだから、カッコいいよなぁ~。このホームランを打ち、シルバーキャッスルの勝利が確定したところで今回は終了。欲を言えば、この後のチームの反応なども描写してほしかったですね。

 

 

 

第7話「謎の新人トップジョイ」

1993年5月18日放送

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「ミーこそは、バスケットをやらせたら世界一のリーガー、トーップジョイ!」

 

STORY:突然シルバーキャッスルの前に現れた、陽気なアイアンリーガー。その名はトップジョイ。ダークスポーツ財団の策略によりサッカーリーグへ復帰するハメになったシルバーキャッスルは、トップジョイの要望を受けて彼をチームメンバーに引き入れる。そして始まった、ダークキングスとの試合。シルバーキャッスルは粘り強さを見せるが、トップジョイのミスで結果的に敗北してしまう。なんと彼は…、サッカーのルールを知らなかったのだ!


シルバーキャッスルの新たなる仲間:トップジョイの初登場回。今まで登場してきたキャラたちは皆ある意味マジメなタイプだったため、こういうおちゃらけた陽気なタイプは新鮮に感じました。シルバーキャッスルはサッカーリーグに復帰するも、今回は敗北。それはトップジョイの抱える秘密にも理由があるのですが、彼のやっているミスがどこか憎めなく感じてしまうのは、やはり純粋な彼のキャラクター性によるものなのでしょう。


次の試合を3日後に控え、野球の練習に勤しむシルバーキャッスルの面々。そんな彼らの前に、突然謎のアイアンリーガーが現れます。彼の名前は、トップジョイ。バスケリーガーであるが野球もできると自称する彼を見たキアイリュウケンは、とりあえずオーナーであるルリーと話すよう勧めます。同じ頃、当のルリーとエドモンドは、オーナー会議での新たな決定事項を伝えられて驚愕するのでした。トップジョイの初登場シーンは強烈で、いきなりラジカセ(体内に内蔵されている)を爆音で流しながらシルバーキャッスルのホームに現れ、そこからジャンプして窮状のど真ん中に登場。片言っぽいしゃべり方で、ある意味皆を圧倒します。どう考えても、おちゃらけたタイプのリーガーであるトップジョイ。今まで登場したメインキャラたち(マグナムエース~極十郎太)は、皆ある意味スポーツ等にひたむきに取り組むタイプでしたから、今回のトップジョイのようなヤツは新鮮でした。そんな彼は、キアイリュウケンに勧められるがままにオーナーであるルリーのもとへ。彼女はエドモンドとともにダークスポーツ財団のクリーツと話をしている最中でしたが、彼はそんなことはお構いなしに割って入るのでした。ルリーたちがクリーツから言い渡されたのは、シルバーキャッスルのサッカーリーグへの一時的な復帰。3日後に野球リーグでの試合が控えているにもかかわらず。その直前である翌日の試合出場を余儀なくされます。全てはオーナー会議(実質ダークスポーツ財団が牛耳っている)での決定事項とのことですが、ルリーは全く聞いていないと反論します。一応ルリーもオーナーなのですから、オーナー会議への出席資格はあるはず。彼女の口ぶりだと毎回肝心な決定事項は聞かされていないようですが…、ハブられてるのか?それとも、彼女のいないところでまた別途オーナー会議が開かれてるのかな?


トップジョイと対面したルリーは、彼の願いを聞き入れ、シルバーキャッスルへの入団を決定。一方のダークスポーツ財団は、翌日の試合に出場させる新エースストライカー:スーパーヘッドの最終テストを行っていました。そして迎えた試合当日。直前練習に励むシルバーキャッスルの面々でしたが、メンバーの1人が、トップジョイが誤って渡したオイルのせいでダウン。急遽、トップジョイがスタメンとして出場することになります。ダークスポーツ財団(ダークキングス)の新エースストライカー:スーパーヘッド。その名の通りヘディングが得意な選手で、その威力は、練習用ロボットをゴールごと粉々にしてしまうほどでした。まあヘディングが強いってのは強みになるかもしれないけど、このスーパーヘッド、それ以外には特筆すべき性能がなさそうなんだよなぁ。「マッハウインディに代わるエースストライカー」として開発したはずなのに、どうしてこうなった…?そして迎えた試合当日。直前練習を行うマグナムエースたちでしたが、メンバーの1人がオイル補給を申し出。トップジョイは用意されたオイルを差し出しますが、実はそれはオイルではなくアルコールであり、それを飲んだせいでメンバーは試合直前にダウン。緊急事態であるため、急遽トップジョイが代わりにスタメンとして出場することになります。なぜかアルコールにすり替わっていたオイル。これには実はワケがあるのですが、それは今回明かされませんでした。あっさり非を認めるトップジョイもそうだけど、それに対してやれやれと言った反応をするだけで特にとがめないシルバーキャッスルの面々も、なかなか寛大だな…。


ついに始まった、ダークキングスとの試合。シルバーキャッスルはなかなかの粘りを見せますが、カウンターを食らいシルキーとスーパーヘッドの1対1状態になってしまいます。スーパーヘッドのヘディングを食らったシルキーは、何とか耐え抜くもゴールを許してしまい戦線離脱。ゴールキーパーとして、代わりにブルアーマーが出場します。意図的な選手潰しに見舞われたシルバーキャッスルでしたが、この後トップジョイの活躍もあり、同点に持ち込むのでした。スーパーヘッドとの最初の勝負で意地を見せたのが、シルキー。彼はそのヘディングをまともに食らい真っ向から受け止め、上に投げる形でゴールを死守。しかし、シルキー自体は大破してしまい、ボールも勢いが止まらなかったせいで、ゴール自体に穴あけ、結果ゴール判定になってしまいます。練習ロボットを木っ端微塵にするくらいのスーパーヘッドのヘディングに、見事戦って見せたシルキー。よく頑張ったぞ!こうしたアクシデントに見舞われるシルバーキャッスルでしたが、こんなことでめげる彼らではない!この後、マグナムエースとマッハウインディ、そして極十郎太の活躍によりゴールを決め、同点に持ち込みます。試合中盤では選手同士のぶつかり合いがあり、その中でトップジョイが茶々を入れたことで、シルバーキャッスルのメンバーの1人がダークキングスのゴールに体当たりする格好に。これによりその部分だけ電磁ネットの力が弱まり、結果同点ゴールを生むことになります。トップジョイのミス(?)により、1点をもぎ取ったシルバーキャッスル。こんな点の取り方をするとはね…。


その後も両者一歩も引かない状態が続き、試合時間も残りあとわずか。シルバーキャッスルはダークキングスのフリーキックという絶体絶命のピンチに陥りますが、ブルアーマーがスーパーヘッドのヘディングを受け止めきり、得点を阻止します。そして、試合はシルバーキャッスル最後の攻勢へ。ところが、トップジョイが誤ってオウンゴールしてしまったことにより、シルバーキャッスルは1-2でダークキングスに敗北してしまうのでした。トップジョイがハンドしてしまったことで、試合はダークキングスのフリーキックへ。必ずスーパーヘッドのヘディングが来ると踏んでいたブルアーマーは、自ら角を倒して万全の態勢を取り、見事ゴールを阻止して見せます。以前は暴走状態になることを恐れていたブルアーマーが、今回自ら角を前に倒し、シルキーとの友情のために奮闘。この姿がメチャクチャカッコよかったですね。ブルアーマー自身も成長したんだなぁ。これによりボールはシルバーキャッスルのものになり、彼らは最後の攻勢を仕掛けることに。やがてトップジョイにボールが渡ることになりますが、彼はまさかのオウンゴールを決め、シルバーキャッスルはこれが原因で敗北してしまいます。実はなんと、トップジョイ自身はサッカーのサの字も知らないど素人だったのでした…。最後は完全にトップジョイのミスで敗北した形ですが、マッハウインディたちは特にそれを責めることはなく、次はちゃんとやってくれよとアドバイスするのみ。やっぱりシルバーキャッスルの面々、スゲェ寛大だなぁ…。今回は先述の通り敗北してしまいましたが、シルバーキャッスルは終始ラフプレーに苦しみながらも、相手にほとんど得点させることなく試合を終えることに成功。シルバーキャッスル全体としてのチームの力が、着実についてきていることが窺えますね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第8話から第10話をご紹介予定です。『疾風!アイアンリーガー』。正々堂々と、試合開始!

 

疾風!アイアンリーガー』は、バンダイチャンネルの他、Amazon Primeでも有料配信中!要チェックだ!

 

 

 

 

 

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