お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『伝説の勇者ダ・ガーン』ちょっとした感想 Legend-4(第11~13話)

f:id:bongore_asterisk:20200327233321j:plain

今回は、伝説の勇者ダ・ガーン』の感想記事第4回目です。

 

オーボス軍の新たな敵の登場、確実に侵食される星史たちの日常―。今回ご紹介の3話では、オーボス軍の新たなる幹部:デ・ブッチョなどが登場。レッドロンのように正攻法ではなく、星史たちの日常に入り込む形で襲ってくるため、より厄介な形で彼らの前に立ちはだかります。前2作に比べて、オーボス軍ってやり方が狡猾だなぁ。まあ、それだけしたたかだと言えるけど…。

 

 

 

 

第11話「宇宙植物の襲撃」

1992年4月18日放送
登場した敵他:宇宙植物ジョアンナ(ブッチョ配下)

f:id:bongore_asterisk:20200327233557j:plain

「私は心配よ。自然界が、人間に復讐を始めたんじゃないかしら。」


STORY:6年生に進級した星史たち。レッドロンも倒し、すっかり安心しきっていた彼だったが、オーボス軍の次なる脅威は、すでに眼前まで迫っていた。第2の刺客であるデ・ブッチョは、宇宙植物ジョアンナを密かに育て上げ、街を襲い始める。同じ頃、星史たちは転校生:山本ピンクとともに街に来たサーカスを観ていたが、そこをジョアンナに襲われる。何かがおかしいサーカス団、そしてピンク。『ダ・ガーン』の物語は、次のステージへと動き始める…。


オーボス軍の新たな刺客:デ・ブッチョ、そして謎の転校生:山本ピンク登場!レッドロンの脅威も去り、平和になったかと思われた地球でしたが、それは敵であるオーボス軍の攻勢の始まりにすぎませんでした。1クール終了直前となる今回は、上述する新キャラが登場する他、いろいろとのちの展開をにおわせる描写も登場。物語はどんどん見逃せなくなっていきます。


春休みも終わり、今日から1学期が始まる星史。ダ・ガーンに起こされた彼は、つくしで朝食をとってから小学校に登校しますが、その際森林地帯の枯死事件のニュースを目にします。同じ頃オーボス軍では、オーボスが次なる地球攻撃の刺客としてデ・ブッチョを指名。ブッチョはすぐさま地球や勇者他たちの調査を開始し、独自の作戦を遂行し始めるのでした。今回はオーボス軍側から物語が始まるという異例のスタート。レッドロンに代わる新しい中ボスとして、ブッチョが登場します。いかにも力自慢で単細胞そうな見た目をしている彼ですが、見た目に反して作戦は意外に緻密。徹底的に地球や勇者たちのことを調べ上げ、確実に倒そうとあれこれ手を考えます。いやぁ、見た目によらず意外な強敵かもしれないぞ、ブッチョ。一方、レッドロンを排除しすっかり勝った気になっていた星史は、いつもの調子で始業式の朝を迎えることに。つくしで朝食をとる彼が見たのは、森林地帯の枯死事件でした。大量の目覚まし時計と、ダ・ガーンにたたき起こされる星史。一部追加シーンはあるものの、このあたりの描写は全部第1話の映像の流用でしたね。そして、星史が見た奇妙なニュース。ここでひかるの両親は、この事件を人間の環境破壊が原因と断定し、エコロジーについて語り始めます。今ではすっかり定着した、エコロジーという言葉。1992年当時は、まだそこまで浸透していなかったため、こうした解説描写も挿入されたのでしょうか。


螢の不思議な言葉が気になりつつも、登校した星史とひかる。教室では転校生として、山本ピンクという少女がやって来ます。席も偶然隣になり、だんだん仲良くなっていく星史とピンク。彼らはひかるも交え、街にやって来ているというサーカスを観に行くことにします。その後、のんきに下校する星史でしたが、彼は起こり始めている異変にまだ気づいていませんでした。始業式に合わせ、転校してきたという少女:山本ピンク。両親の仕事の都合で長い間海外生活を送っていたと言いますが、その発言はおかしなところや矛盾点もちらほら。星史は特に気にしていませんでしたが、ひかるやクラスの女子の一部は、ピンクを少しだけ怪しみ始めます。いくら海外生活が長く、日本の文化に親しみがないとはいえ、自分が過去住んできたはずの外国の国名すらハッキリと言えず、小学6年生の教科書を「(内容が)簡単だ」と言うなど、ちょっとおかしなところも多いピンク。彼女は実はとんでもない秘密を抱えていますが、それが明かされるのはまだまだ先です。こうして学校が終わり、街に来ているサーカスを観に行くべく、いったん下校しようとした星史たちが見たのが、桜の木に巻き付いていた奇妙な植物。ピンクは「外国ではよくあること」として星史たちの気をそらせようとしますが、念のため星史はダ・ガーンに報告します。桜の木に巻き付くように生える植物なんて、やっぱり普通じゃない。なぜピンクは上述のようなことを言ったのか?それは…。


街に来ていたサーカス:アヤシサーカスを観に来た星史たち。その人間離れした技に驚き、そして楽しむ星史でしたが、その頃街では謎の植物が突然あちこちから生え始め、街を襲い始めます。途中いきなり退席したピンクのことが気になりつつも、ダ・ガーンからその連絡を受けた星史は、頭を戦闘モードに切り替え、サーカスの観客の避難誘導を始めますが…。アヤシサーカスは、ピンクの転校にまるで合わせるかのようにやって来たサーカス団。ただのサーカス団なら全然怪しいことは無いのですが、見せてくる技が首を挿げ替えや、角の生えたライオンによる芸など、もはやマジックショーのようなものばかり。最初は楽しんで観ていた星史たちですが、さすがにその常識離れした技の数々に違和感を覚え始めます。実はこのサーカス団も、いろいろ秘密を抱えている一団。今回は新キャラの登場を含め、一気に謎や疑問をちりばめてきている感じがしますね。すべてこの先のお話で解決されることですが、今回から『ダ・ガーン』の物語の雰囲気が少し変わってきた気がします。さて、サーカスを楽しむ星史のもとに入ってきたのが、ダ・ガーンからの連絡。奇妙な植物が街を襲っているというものでした。街を襲う植物の正体は、ブッチョが勇者たちのあぶり出しのために放った宇宙植物ジョアンナ。ブッチョが暴れるように指示したため、行動を開始します。桜の木に巻き付いていたのも、このジョアンナ。特に明言はされていませんが、描写から察するに、ジョアンナは地球の植物の生命エネルギーを吸って成長するようですね。


星史の指示を受けて戦うダ・ガーンでしたが、意外に敵の防御力が高く苦戦。しかし、ダ・ガーンブレードで敵に傷をつけたのをきっかけに反撃に出、最後はアースキャノンを使ってジョアンナを木っ端微塵に吹き飛ばします。星史もひかるの救出に成功し、事件は無事解決。しかし、ブッチョの攻勢はこれから始まろうとしていました。ジョアンナは植物系の敵。そのため火器に弱いと思われましたが、ダ・ガーンマグナム等をも軽々と弾き返すなど、レッドロン部隊のロボット以上の防御力を見せます。ブッチョ配下の敵って、やっぱりレッドロンのロボットよりも強いのかな?その割には、ダ・ガーンブレードにはすぐダメージを受けてたけど…。ダ・ガーンも最初はやられ気味だったものの、ダ・ガーンブレードで反撃してからは形勢逆転。最後はアースキャノンにより勝利をおさめます。アースキャノンの発射ポーズ、そしてシーンの構図は、『ファイバード』に出てきたジェット合体グランバードのグランキャノンと同じです。スタッフ、これわざと狙ってやってるでしょ?ジョアンナも倒し、星史もヒカルを救出したため事件は解決。しかし、ブッチョは今回の戦いをもとに勇者たちの潜伏範囲を絞り込み、また星史にも迫ろうとしていました。星史たちが知らないうちに、核心に近づこうとするオーボス軍。うーん、コイツらやはりなかなか手ごわいぞ!

 

 

第12話「街角のスパイ」

1992年4月25日放送
登場した敵他:スパイ獣エリザベス→クイーンエリザベス、スパイ獣ソフィア(すべてデ・ブッチョ配下)

f:id:bongore_asterisk:20200327233845j:plain

「何をしようとしているの、この街で。一体、どんな悪さをしようとしているの?」


STORY:勇者たちの隊長をあぶりだすべく、街中にスパイ獣を放ったブッチョ。異様な雰囲気にいち早く気づいた螢は、学校を早退後スパイ獣と遭遇。それをただの動物ではないと見抜いたことで、ブッチョから勇者たちの隊長であると勘違いされてしまう。その後、螢の自宅を訪れた星史は、アヤシサーカスへ立ち寄ったのちに帰宅。しかし、時を同じくして、螢はピンクとともにスパイ獣に襲われていた。変形せよダ・ガーン!星史は、螢たちを救えるのか!?


第1話からレギュラーキャラとして登場し、星史に時に助言を与えるなど、出番は少ないものの重要な立ち位置にある螢。今回は、そんな彼女の素性の一部が判明するお話になりました。敵側であるブッチョも、隊長の正体をあぶりだすべく、水面下で大規模な作戦を展開。これじゃあ、星史の正体がオーボス軍にバレるのも、時間の問題…なのか?


前回、ダ・ガーンたちの活躍で作戦に失敗してしまったブッチョ。彼は戦闘中に目撃した少年こそが勇者たちの隊長であるとにらみ、その正体を暴くべく、緑ヶ浜一帯にスパイ獣を放ちます。そうとも知らない星史たちは、小学校の周りに集まるカラスを不審に思うも、ピンクの発言に合わせることに。しかし、それがきっかけだったのか、螢が体調不良を訴えて早退してしまいます。見た目によらず、今回も緻密な作戦を立てるブッチョ。隊長をあぶりだすために、緑ヶ浜一帯にスパイ獣を放ったり、盗聴器を仕掛けまくったりと、その活動がバレないように手間をかけた作戦を実行します。ブッチョは盗聴器で街中の電話を盗聴していたようですが、電話から聞こえてくるのはたわいもない会話ばかり。このあたりのシーンが、非常にテンポよく進むこともあり、クスりとさせられます。ちなみに、ブッチョが収集してきたデータをもとに作成された、彼らなりの隊長の予想図は4パターン。しかし、どれも星史の容姿からはかなりかけ離れたものでした。いったい何をもとにしたらこんなことになるんだ…?一方、こうしたブッチョの作戦を知らない星史は、小学校の周りにカラス(実はスパイ獣)が集まっていることを不審に思うも、ピンクの発言にムリヤリ会話を合わせたため、そのことがうやむやに。そんな中、螢は体調不良で早退してしまいます。大量に集まってくる、明らかに目つきがおかしいカラスを、「真っ黒でカワイイ」と言いだすピンク。やっぱり、彼女のセンスはどこか変だよなぁ。星史とクラスメイトたちは、そのピンクの発言をきっかけにカラスのことを気にしないことにしますが、ただ1人、螢だけはカラスに何かを感じていた様子。やっぱり彼女も、ただ者じゃない…。


早退した螢は、帰宅途中でブッチョのスパイ獣:エリザベスと遭遇。それを地球の生物ではないと一発で見抜いた螢は、そのことをきっかけに、彼から勇者たちの隊長ではないかと疑われてしまいます。その後、螢が早退したのは自分のせいではないかと思った星史は、放課後螢の家を訪問。初めて訪れた彼女の自宅は、古めかしいものの立派なお屋敷でした。帰宅途中、猫とウサギが合体したような動物:エリザベスと遭遇した螢。普通の人間なら「なんだろう?」と疑問に思うところなのでしょうが、螢はそれが地球の生物ではないと見抜き、そしてこの地球で何をしようとしているのかと問い始めます。地球人にはスパイ獣の正体が絶対にバレないと思っていたからか、螢にそう問われた際、激しく驚いたブッチョ。これを機に、彼は彼女に目をつけるようになったみたいですね。エリザベスは特に螢に危害を加えることはせず、そのまま退散。螢もそのまま帰宅しますが、その後彼女のもとを訪れたのは星史。彼は初めて螢の自宅である屋敷に入りますが、その屋敷の広大さに驚かされます、螢の家自体は名家なのか、古いもののかなり立派なお屋敷。邸内にはししおどしや橋があるくらいの広大な池がある他、どこかのお城のように何重にもふすまで仕切られた部屋がいくつもありました。螢の世話をしているばあやは、見た目は不気味ですが悪い人ではない様子。でもさ、星史を部屋に通してお茶を出した後に、その真反対にある庭に来いって言ってくるの、もうちょっと何とかならなかったのか?


螢に謝ることはできたものの、アヤシサーカスに誘うことには失敗した星史。彼は彼女の代わりにひかるを誘い、サーカスを観た後そのまま帰宅します。同じ頃、螢はピンクから呼び出しを受け、緑ヶ浜の海岸へ。そこで彼女たちはエリザベスに襲われますが、彼女たちを救ったのは、偶然その場を通りかかった根元巡査でした。ピンクから呼び出された螢。ピンクは螢に冒頭でのカラスの話の件で謝罪したのに対し、螢は特に気にしていないと回答しますが、その直後彼女たちをエリザベスが襲います。エリザベスが螢だけでなくピンクをも襲っており、かつピンクもわりとダメージを受けていることから、彼女にとってエリザベスの襲撃は予想外だった様子。しかし、螢を呼び出したこと自体は、本当に朝のことを謝りたかったのか、それとも他の目的があったのか…?ちなみに、このエリザベスによる襲撃シーンは、螢たちがほとんど気づかないうちに複数体のエリザベスが無言で集まってくるような描写になっており、かなりの不気味さがありました。さて、すっかり螢が勇者たちの隊長だと思い込んでいるブッチョは、ダ・ガーンの登場と螢の変身を期待。ところがその場に駆け付けたのは、ダ・ガーンでも星史でもなく、パトロール中だった根元巡査でした。いつもはドジ踏んでばかりの根元巡査ですが、今回は警棒を巧みに操り、エリザベスを次々に撃破。調子に乗って仮面ライダー1号の変身ポーズまでとってしまいます。第9話以来のカッコいい活躍をしてくれた根元巡査、ええぞ!ええぞ!


根元巡査の危機を目撃したダ・ガーンは、星史に連絡を取り、変形してエリザベスに応戦。読みが外れたことを知ったブッチョは、エリザベスをクイーンエリザベスに合体させてダ・ガーンと戦わせます。やがて星史も自転車に乗って駆け付け、エリザベスの1体にダイレクターを奪われるハプニングを乗り越え、ダ・ガーンにダ・ガーンXへの合体を指示。ダ・ガーンXはダ・ガーンブレードでクイーンエリザベスを倒しますが…。螢が変身すると思い込んでいたブッチョは、ダ・ガーンが突然現れたことにびっくり仰天。ヤケを起こしてエリザベスをクイーンエリザベスに合体させ、螢たちを襲わせます。ダ・ガーンが変形できたのは、星史がダイレクターで指示をしていたから。星史はその後現場に駆け付けますが、使った手段は自転車でした。前回勇者の石(?)の力で隊長服がパワーアップしてたんだから、自転車じゃなくて能力強化して走って駆け付けてきてもよかったんじゃないかな。ダ・ガーンは割と善戦し、このままダ・ガーンXに合体すれば勝てるというところまで来ますが、ここで星史を襲ったのが、クイーンエリザベスから分離してきたエリザベス。エリザベスはダイレクターを奪いますが、根元巡査の銃弾によって破壊され、星史はダイレクターを取り戻します。自らの警棒が当たり、昏倒していたのにもかかわらず、フラフラ状態で拳銃を撃ち一発でエリザベスを仕留めた根元巡査。彼は今回大活躍しましたが、もしかして、かなり有能な警察官なのでは…!?星史がダイレクターを取り戻したことで、ダ・ガーンはダ・ガーンXへと合体し、クイーンエリザベスに勝利。戦い終わって星史はつくしに駆け込みますが、そこにはアヤシサーカスの一団が先客として食事をとっていました。そう。星史の知らないうちに、敵の魔の手は、すぐそばまで迫ってきているのだ―!

 

 

 

第13話「森の中の螢」

1992年5月2日放送
登場した敵他:装甲獣ビクトリア→クイーンビクトリア(ブッチョ配下)

f:id:bongore_asterisk:20200327234247j:plain

「えらい!さすが森の王者、クマさん!」


STORY:今日は待ちに待った遠足の日。朝から張り切って弁当を作り、目的地である緑ヶ浜高原に向かった星史たちだったが、その高原で螢が消えた。ひかるに言われて渋々螢の捜索に乗り出す星史だったが、彼が見たものは、森の中で動物たちと会話する螢の姿だった。蛍のことを知り、動物たちとも触れ合う星史。しかし、そんな彼らを引き裂くかのように、ブッチョの装甲獣:ビクトリアが迫る!ダ・ガーン、ランダーズ!ブッチョの横暴を絶対に許すな!


前回に引き続き、螢の秘密に迫るお話。以前から動物だの自然だのの声が聞こえるといっていた彼女でしたが、今回彼女の能力は本物であり、そしてそれが生かされるお話になりました。ロボ戦では、ダ・ガーンの他にランダーズも登場。わずかながら地球防衛機構軍機も登場しており、じょじょに戦いが激化し始めていることが窺えます。


今日は緑ヶ浜高原への遠足の日。星史とひかるは、それぞれつくしの厨房を借り、朝から弁当作りに励みます。先に自分の弁当を作り終えた星史は、ダ・ガーンに挨拶したのち、一足先に学校へ。その後ひかるも合流し、バスに乗って緑ヶ浜高原へ向かいますが、星史のピンクに対するデレデレっぷりに、ひかるは…。いつもつくしを訪れるときはご飯をごちそうになるためというイメージがある星史ですが、今回は珍しく早起きし、自ら厨房に立っててきぱきとお弁当作りに励むことに。普段から料理は作りなれているからか、ひかるよりも先に弁当を作り終えて学校に向かいます。星史の作った弁当は、炒め物などが入ったプレーンなもの。ご飯の上には卵でダ・ガーンのマークが描かれており、なかなか凝った作りになっています。キャラ弁っぽいものを作れるだなんて、星史もなかなかおしゃれだなぁ。そんな星史は、先に出てダ・ガーンにあいさつした後、学校でひかると合流。そのままバスに乗り込んで緑ヶ浜高原に向かいますが、ピンクとずーっといちゃついている星史を見て、ひかるはじょじょに嫉妬し始めます。冒頭から頼まれてもいないのに星史のぶんの弁当を作ったり、星史が弁当を食べピンクにもあげようとすると、自分の弁当を代わりに彼女に食べさせ、なんとしてでも自分の作った弁当を食べさせようとしたりするひかる。もうさ、十分単なる幼馴染って関係超えてると思うぞ。しかし、2人の女子から言い寄られるだなんて、星史もなかなかだねぇ。


星史たちがてんやわんやしている頃、先生から「絶対に入るな」と言われていた森に入っていった螢。そんな彼女を目撃したひかるは、星史に彼女を探すように指示し、星史も渋々それを引き受けます。森を分け入っていくうちに、逆に自分が迷子になってしまった星史。そんな中、彼は森の動物たちがある方向に向かっていることを察知。その場所にいたのは、螢でした。緑ヶ浜高原は公園として整備されていますが、周囲の森は入ったら容易には戻ってこられないような樹海。動植物も多種多様なものが生息しており、ウサギやタヌキはもちろん、シカやツキノワグマまで生息していました。「緑ヶ浜高原」っていうくらいだから、星史たちが住む緑ヶ浜の街からそれほど遠くないところにある場所なんだろうけど、そんな場所にシカやクマまでいるなんて驚きだなぁ。地方都市ならあり得ないこともないけど、緑ヶ浜は見た目的に東京近郊って感じですからね。星史は森をさまよう中、そのクマなどと遭遇したりしますが、動物たちが一転に集まろうとしているのを察知し、それを追跡してようやく螢を発見。彼女は動物たちを集め、それらの声を聴いていました。今回のこの描写で、彼女が明確に動植物などの自然の声を聴くことができることが判明。彼女は動物たちがおびえているということ、そして何か良くないことが起きようとしていることを知ります。


螢が動物たちの声を聴き、星史もだんだんその輪に溶け込めそうになった時、ブッチョが派遣した装甲獣:ビクトリアが出現。プラネットエナジーを吸収し始め、その影響で高原周辺の樹海の木々が枯れ始めます。ダ・ガーンとランダーズに出動指示をした星史は、螢や動物たちの協力を得て脱出を開始。しかし、ビクトリアを攻撃していた地球防衛機構軍機の墜落により発生した火災に巻き込まれ、さらに駆けつけたダ・ガーンも、ビクトリアが合体したクイーンビクトリアに苦しめられます。今回は、最強の装甲獣を生み出すためのプラネットエナジー集めのために、装甲獣を放ったブッチョ。これにより、第11話頃から起きていた森林地帯の枯死事件は、彼によるプラネットエナジーの強奪が原因であることが判明します。プラネットエナジーは開放点からじゃないと取りだせないのかと思っていましたが、そうでもないようですね。プラネットエナジーの開放点は、単にプラネットエナジーが取り出せる場所というわけではなく、伝説の力を発動できるだけのプラネットエナジーを開放できる場所…ということなのでしょう。ビクトリアが出現したことにより、星史はダ・ガーンとランダーズに出動を指示。自身は螢や動物たちとともに脱出を図りますが、先行して駆けつけていた地球防衛機構軍機の墜落により、樹海一体で火災が発生。これに巻き込まれるハメになってしまいます。地球を守るはずの地球防衛機構軍機が、墜落することで逆に自然を破壊してしまい星史たちを追い詰めるという展開に。これは特に意図せず挿入された描写なのか、それともそういった皮肉をこめた描写なのか…?


火災により木々が倒れ、脱出口をふさがれてしまった星史たち。星史が絶叫して助けを呼んだ時、ドリルランダーが地中から登場。わずかに遅れてビッグランダーたちも駆けつけ、樹海一帯は消火されます。その後、ランダーズはランドバイソンに合体してダ・ガーンを救出。ダ・ガーンもダ・ガーンXに合体し、最後はダ・ガーンブレードとランドキャノンの合わせ技で勝利しました。「助けて!」と絶叫する星史!それに呼応するかのように、地中から豪快に現れるドリルランダー!さらに残りのランダーズも駆けつけ、ダイナミックな消火活動開始!…このあたりのランダーズの活躍は、かなりアツかったですね~。こうして星史たちを救ったランダーズは、すぐにランドバイソンとなってダ・ガーンをもあっという間に救出。ダ・ガーンもダ・ガーンXに合体して反撃を開始します。最後はダ・ガーンXとランドバイソンのコンビに敗れたクイーンビクトリア。ビクトリアへの瞬時の分離・合体ができるのですから、これをもっと有効活用すればよかったのになぁとも思いましたね。そしてラスト。クイーンビクトリアが倒されたことにより、それが吸収していたプラネットエナジーは周囲に拡散。それは燃えてしまった樹海に活力を与え、森を復活させようとしていました。プラネットエナジーを注いでやれば、森などが復活することが今回判明。ということは、第11話以降枯死してしまった森林地帯は、プラネットエナジーを奪い返せば復活させられる可能性があるってことか!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第14話から第16話をご紹介予定です。『伝説の勇者ダ・ガーン』。隊長は、俺だいっ!!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1992年放送の伝説の勇者ダ・ガーン』使用BGM「アヤシサーカスへようこそ!」です。

 

アヤシサーカス、および団長(ブッチョ)登場シーンにおいて、結構な頻度で使用されていたBGM。おどけたような愉快な音楽ですが、このサーカス団にはとんでもない秘密が隠されていたことを考えると、ちょっと切なくなります。

 

今回ご紹介のお話から登場するピンクやブッチョですが、彼らは第1話の時点でOPやEDの映像に登場。これはつまり、放送開始の時点でキャラデザとかすべて完成してて、なおかつどういった立ち位置で使うか魔で決まってたってことですよね。『ダ・ガーン』のお話って、早い段階で、大まかな終盤までの流れについて決めたりしてたのかなぁ。

 

 

 


Brave Fighter of Legend Da-Garn OST 1 Tracks 9-13

 

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com