お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-5(第13~15話)

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今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第5回目です。

 

振るえ、ファイヤーライオソード!今回ご紹介のお話で、ファイヤーダグオンの第2クールにおける必殺武器:ファイヤーライオソードが正式にデビュー。その後、6人目の戦士であるドリルゲキが登場するまでの間、再び通常回に戻ります。第2クールからのお話では、炎たちが戦いの通して必ず何かを得るor経験しているのが注目ポイント。これが彼らの成長にもつながっていき、お話にも深みが増していきます。

 

 

 

 

第13話「炎の新必殺剣」

1996年4月27日放送
登場した敵他:銀河獣人ワイルディー

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「無駄な力を抜いて、よく中心を狙う。そんでもって…。そっかぁ、要は力の使い方なんだな!」


STORY:街に銀河獣人ワイルディーが出現。ライアンを仲間にしたことで調子に乗っていたエンは、ライオソードで一気にケリをつけようとしたものの、その剣はあっけなく弾き返され、ワイルディーの逃亡を許してしまう。海や竜からのアドバイスをもとに、特訓に励む炎。しかしコツがつかめず、一方のワイルディーは世界中で暴れまわっていた!炎がつかんだ、剣を使うコツとは何か?ファイヤーダグオンが覚醒する時、ライオソードが真の力を発揮する!


覚醒、ファイヤーライオソード!前回でライアンを仲間にしたものの、まだ彼の力を使いこなせていなかったエン。今回は、そんな彼が特訓を重ね、ライオソードを使いこなして敵を撃破するという王道展開のお話になりました。相手の宇宙人も、とにかく強くて悪いヤツという感じで小難しいことは一切ナシ。戦闘シーン含めて素直に楽しめるお話でしたね。


銀河獣人ワイルディーが、市街地に出現。エンたちはすぐに出撃しますが、1人でワイルディーを倒そうとするエンは、すぐにファイヤーダグオンへと火炎合体。ライアンも加勢し、もはやファイヤーダグオンの勝利は確定的…かと思われましたが、逆に相手の剣技に追いつめられてしまうハメに。結局、ファイヤーダグオンはワイルディーを取り逃がしてしまうのでした。ワイルディーは、一つ目の頭部が特徴的な名前通りの銀河獣人。しかし、戦闘面での能力はとても高く、相棒のように従えているドラゴンのような生物と連携し、徹底的に街を破壊し、またエンたちを追い詰めていきます。獣人っていうくらいだから、ワイルドな戦闘スタイルになるのかと思ったら、剣を使うこともできるらしく、おまけにこれがなかなかの腕前。ワイルディーは、ファイヤーライオソードのデビュー戦にふさわしい強敵でしたね。ワイルディーに対し、1人で決着をつけることにこだわったエンは、ダグファイヤーに融合合体したのちに、すぐさまファイヤーダグオンへ火炎合体。ライアンも加勢したためライオソードを使って相手を倒そうとしますが、上述の通りワイルディーも剣を抜き出してこれに対抗。激しい剣戟の末、ファイヤーダグオンはライオソードを落とし、とうとう追い詰められてしまいます。敗北を覚悟したファイヤーダグオンでしたが、ワイルディーはとどめを刺さずにそのまま去ってしまうのでした。前回での必殺技時の時のように、ライオソードを力任せに振り回してワイルディーに対抗しようとするファイヤーダグオン。しかし、そうした技はワイルディーには通じず、ピンチに陥ることになります。ライオソードの使い方の習得が必要なのは明白。そしてこれこそが、今回のお話の中心となります。


海の発言を受け、授業中にもかかわらず学校の裏山へ特訓に出かけた炎。がむしゃらに特訓を始めますが、イマイチ効果が出ません。そこに竜も駆けつけ、木刀とアドバイスを受けた炎は、今度は木刀を使った特訓を始めますが、コツをつかめずにいました。同じ頃、ワイルディーは世界各地を襲撃し、大惨事を引き起こしていて…。ワイルディーを倒せず、ふてくされる炎に対し、キッパリと「今のお前ではライオソードを使いこなせん」と言う海。これに反発しようとした炎でしたが、自慢のパンチもキックも彼に回避されたことから、裏山へ特訓に出かけてしまいます。このシーンだけを観ると、海がかなり冷たい人間のようにも見えますが、結果として彼の発言は炎を特訓へと導くことに。これは海なりの炎に対する優しさだったんでしょうね。その後、裏山で特訓を開始した炎でしたが、パンチやキックの特訓を重ねるも、方向性が定まらずじまい。そんな中竜が木刀を投げて現れ、炎に対しそれを使いこなせるようにしろとアドバイスします。自分なりに特訓スペースを作って特訓に励む炎でしたが、木刀を使いこなすコツをつかめずにいました。海に続いて、炎に対しアドバイスしたのは竜。彼から木刀を渡された炎は、実際にそれを振り回してみますが、想像以上の扱いづらさに戸惑うのでした。思えば、今までの勇者シリーズの主役ロボのほとんどは「手に持つ剣」を初期の頃から使い続けていたのに対し、ファイヤーダグオン=エンの初期装備は、右腕から伸びるファイヤーブレード。他の勇者ロボと違い、彼は「手に持つ剣」の扱いになれていなかったんですよね~。


必死で特訓を重ね、何とか目標に剣を当てられるようにまでなった炎。しかし木の葉1枚ですら思うように切れず、彼は悩んでしまいます。そんな中彼が見つけたのは、薪割りをする朝日山校長。薪割りを手伝った炎は、校長からそのコツを教えられ、それがライオソードの扱いに通じることを実感。再び木刀での特訓に挑み、見事使いこなせるようになるのでした。偶然、校長が薪割りをしているところを見かけた炎。彼を手伝おうと、炎は意気揚々と斧を持って薪を割ろうとしますが、割るどころかあちこちに薪を跳ね飛ばして失敗。これを見た校長は、自分で改めて薪を割って見せ、そのコツを炎に教えます。薪割りのコツは、力任せに斧を振り下ろすのではなく、逆に無駄な力を抜いて対象の中心をしっかりと狙い、そこに的確かつ静かに振り下ろすこと。これを知った炎は、薪を割っていくうちにこのコツがライオソードの扱いにも通じることに気づきます。校長のアドバイスが、結果として炎に敵を倒すための突破口を開くことに。以前も校長は炎を信じて送り出したりなどしていましたし、準レギュラーながらかなりいいキャラしてますよね~。この調子で、今後も炎たちにアドバイスや打開策を与えてくれるのでしょうか。その後、薪割りのコツをつかんだ炎は、再び木刀を持って特訓を開始。ついに木の葉を自在に切ることができるようになった時、ワイルディーが再出現したとの情報をキャッチします。木刀を使いこなせるようになった炎。今の彼なら、ライオソードも使いこなせるはずだ!


先行して現場に駆け付けていたカイたちは、ライナーダグオンとなってワイルディーに挑むも、途中相手の幻覚攻撃を受けて苦戦。剣を突き付けられピンチに陥ります。そんな時に颯爽と駆けつけたのが、ファイヤーエン。彼は一気に火炎合体でファイヤーダグオンとなり、ライアンを召喚。ライオソードを的確にふるってワイルディーを追い詰め、最後は必殺・ファイヤーライオソードでワイルディーを撃破するのでした。ライナーダグオンは、思ったよりも善戦。ダグシャドーの協力もあり、このままワイルディーを倒せそうなくらいの勢いでしたが、ワイルディーの幻覚攻撃に悩まされることになります。ワイルディーは、その一つ目から光波のようなものを発射。これによりライナーダグオンは、真剣白刃どりに失敗し、幻覚に惑わされて追い詰められてしまいます。ここで登場したのが、ファイヤーダグオン。彼はライオソードを見事に使いこなし、ファイヤーライオソードでワイルディーを真っ二つにするのでした。ファイヤーダグオンの激しい剣戟と必殺技シーンは必見!OPのインストゥルメンタルがBGMとして流れることもあり、その戦闘シーンには興奮させられっぱなしでしたね。そして最後はファイヤーライオソード!これのバンクシーンもカッコいいなぁ。マジで、勇者シリーズではトップクラスのカッコよさを誇る必殺技バンクシーンなんじゃないかな!?

 

 

 

第14話「心優しき宇宙獣」

1996年5月4日放送
登場した敵他:星獣グリフィン
星獣使いロッド星人

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「こんな話を聞いたことがある。誇り高きグリフィンは、決して自らの屍を、他人に晒さないと。」


STORY:宇宙怪獣が市街地を襲撃。ライアンからの情報により、それは星獣グリフィンであることが判明した。破壊の限りを尽くすグリフィンだったが、真理亜を見た途端それをやめ、彼女を拉致。どうやら彼女になついてしまったようだった。平和的な解決も望めるかと思われた矢先、全ての元凶であるロッド星人が牙をむく。罠にはまったグリフィンを、止められるかライナーダグオン。ファイヤーダグオンのファイヤーライオソードが、卑劣な悪を叩き斬る!


ライアン登場回二部作(実質的には三部作)を経て、物語は再び各メインキャラクターを中心とした通常回へ。今回は真理亜が主役となりましたが。そのお話は、ロッド星人に操られた星獣グリフィンをめぐる悲しいお話になりました。真理亜とグリフィンの中をよく描けていたのはよかったですが、「なぜグリフィンが真理亜になついたのか」についても掘り下げていれば、もっと面白いお話になっていたことでしょう。


真理亜と学がショッピングセンターで買い物をしていると、突然空から宇宙怪獣が飛来して街を襲撃。これに対しエンたちも出撃しますが、宇宙怪獣の攻撃は強力であり、ダグビークルはことごとく一時的に行動不能に陥ってしまいます。破壊の限りを尽くす宇宙怪獣でしたが、真理亜を見かけた途端、彼女の前に降り立ち、その後拉致。同じ頃、エンはライアンから、宇宙怪獣の正体を聞かされていました。グリフィンは、ストーリーが始まってすぐに登場。街を破壊し大暴れしますが、ショッピングセンターを破壊しようとしたとき、偶然逃げ遅れた真理亜と遭遇。するとグリフィンは優しそうな表情をし、自分を見て気絶してしまった真理亜をどこかへ連れ去ってしまうのでした。グリフィンの表情から見て、真理亜になついたのは明らか。しかし、なぜグリフィンが彼女に対しそういった態度を見せたのかは、結局最後まで不明のままでした。ここら辺の掘り下げ・描写が少しでもあれば、今回のお話はさらに面白くなったと思うんだけどなぁ。一方、エンたちダグオンはグリフィンにはほとんど歯が立たずじまい。突然やってきて暴れまわるグリフィンに疑問を抱く彼らに、その答えを伝えたのはライアンでした。グリフィンは宇宙でも有名な猛獣らしく、怒らせたことで滅ぼされてしまった星もいくつかあるらしい。グリフィンは、見た目以上に強大なパワーを持つ生物のようですね。ちなみに、ここで興味深いのが、エンたちがライアンから宇宙に関する情報を得ている点。今までのダグオンメンバーは炎たち地球人のみで、宇宙人の名称等は劇中でほとんど呼称されることはありませんでしたが、ライアンというキャラクターの登場により、エンたちが手軽に宇宙人やその関連情報を手に入れられるようになりました。これにより、エンたちが宇宙人の正体等についてあれこれ考える描写が圧縮され、物語がよりスムーズに進みやすくなっていますね。


グリフィンのアジトであろう、廃工場に連れてこられた真理亜。最初はグリフィンに恐怖心を抱いていた彼女でしたが、徐々に自分になついていることを知り、仲良くなります。彼女の尽力により、ダグファイヤーたちとグリフィンの戦闘も回避。お話は平和的に進むかと思いきや、そこにロッド星人が現れ、真理亜を誘拐しグリフィンを連れ去ってしまうのでした。逃げ出そうとした際、工場の中で落下しそうになり、それをグリフィンに救われた真理亜。これがきっかけで、彼女はグリフィンが自分に対して敵意はないことを悟ります。真理亜にあれこれ言われようが、消火器をぶっかけられようが、スカートをめくりかけて怒られようが、それでも健気に彼女に寄り添うような行動をとってくるグリフィン。いくらなついているとはいえ、グリフィン心広すぎでしょ!そんなグリフィンも、再びダグファイヤーたちと対峙した際は、序盤での戦闘以上のパワーを発揮。ダグファイヤーたちはすぐに追い詰められてしまいますが、真理亜の行動により戦闘は中断します。戦闘を重ねるにつれて、グリフィンはパワーアップして巨大化。ライアンは「グリフィンの生まれた星と地球では重力が違いすぎるから」らしいですが、それだけなのかな…。グリフィンも真理亜のおかげで落ち着きを取り戻し、これでめでたしめでたしかと思いきや、そこに現れたのが、今回の元凶:ロッド星人。星人は真理亜を拉致し、グリフィンを無理やり連れ去ってしまいます。ロッド星人の目的は、強力な宇宙怪獣等を調教し、生体兵器として操って惑星狩りをすることらしい。自分がひ弱だからって、なかなかズルい手を使う相手でしたね。


グリフィンが自分の命令通り動かなくなったことに、腹を立てるロッド星人。グリフィンの真理亜を思う気持ちを利用しようと考えた星人は、彼女を人質に、地球を破壊するようグリフィンに命令します。やむなくそれに従ったグリフィンは、やがてライナーダグオンと対戦。グリフィンは戦闘中に本来の姿へと覚醒し、とうとうファイヤーダグオンやライアンでも手が付けられない状態になってしまいます。寒村の廃教会をアジトにしていたロッド星人。自分のいうことを聞かないグリフィンに対し、星人は真理亜を利用してグリフィンをたきつけます。これに従わざるを得なかったグリフィンは、再び行動を開始し、ライナーダグオンと戦うことになります。ライナーダグオンとの戦闘中に、グリフィンは真の姿へと覚醒。これが成体なのかあるいは怒った時の姿なのかは、詳しいことは不明ですが、とにかく今まで以上にパワーアップし、ファイヤーダグオンたちを苦しめます。一方、グリフィンのその姿を見届けたロッド星人は、廃教会に爆弾を仕掛け、自身は宇宙船で上空へ逃走します。この卑劣な宇宙人を、絶対に許すな!


間一髪のところを、シャドーリュウに救われた真理亜。彼女はリュウに懇願し、グリフィンのもとへと向かいます。グリフィンは彼女の言葉を聞いて少し落ち着いたようなそぶりを見せますが、その直後真理亜に覆いかぶさるような行動に。それはロッド星人の攻撃をかばうためのものであり、グリフィンは致命傷を負ってしまいます。ロッド星人の卑劣さに怒ったファイヤーダグオンは、そのまま円盤を追跡。先回りして逃げ道を封じ、怒りのファイヤーライオソードで宇宙船ごとぶった斬るのでした。グリフィンは真の姿になると今までの記憶を失ってしまうようですが、それでも真理亜のことは覚えていたらしい。エンたちですら察知できなかったロッド星人の攻撃から、身を挺して真理亜を守ったのが、その証拠と言えるでしょう。しかし、これによりグリフィンは致命傷を負うことに。一部始終を見ていたファイヤーダグオンは激しく怒り、ロッド星人を追跡したうえで、とどめのファイヤーライオソードを決めるのでした。今回、ファイヤーライオソードを空中で披露したファイヤーダグオン。一部バンクシーンが空中戦用に新たに描き起こされており、空中で浮かびながら、爆発をバックにライオソードを構えるファイヤーダグオンがメチャクチャカッコよかったですね。


瀕死の重傷を負ったグリフィンは、そのまま宇宙へ。ライアン曰く、グリフィンは自分の死体を他人に見せるということはしないらしい。グリフィンは死んだのか?それともどこかで生き伸びたのか?それは、誰も知らない―。

 

 

 

第15話「暴走ダグアーマー」

1996年5月11日放送
登場した敵他:宇宙魔女サキュバス
       ダグアーマー暴走態

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「私の彼、怒らせると怖いわよ?彼、ダグアーマーなんだから!」


STORY:お昼に流れたテレビ放送がきっかけで、放送部の部室に立ち入った森。ひょんなことから部長の芹沢英里加のことを知り、一目惚れしてうわの空。勉強も部活も身が入らなくなってしまう。一度はフラれて落ち込むものの、まだ彼女のことをあきらめきれない森。しかし、それを宇宙魔女サキュバスに付け込まれてしまった。操られるダグアーマー。彼を救えるのは、英里加しかいない!森と英里加の恋の行方はいったいどうなってしまうのか!?


今回はとうとうダグアーマー/森の主役回。彼のキャラクターに笑わさせられるところあり、アツくさせられるところありと、森の魅力が詰まったお話になっていました。新たな準レギュラーキャラ:英里加も初登場。今回より、彼女と森の恋の行方も描かれ始めることになります。やっぱり、愛はいろんなものを救うんやな…。


ある日の昼休み。昼食を取る海・森・翼の目に映ったのは、放送部制作の森の特集映像。自分が映っていることで喜ぶ森でしたが、そこに記録されていたのはナンパの失敗記録ばかり。これを観た森は、直後放送室に乱入。放送部員に詰め寄りますが、やり始めたことはやっぱりナンパ。その時、彼は放送部部長:英里加の平手打ちを食らうのでした。山海高校の食堂は、そこまで広くはないものの、ファミレスのような作りでゆったりとした感じ。放送部が毎日生徒の誰かをピックアップして特集を組み、お昼に放送しているようです。この日は森の特集。自分が紹介されることに喜ぶ森でしたが、映し出されたのは、柔道部をサボってナンパしては失敗している姿のオンパレードでした。いくら周りでは「森=ナンパキャラ」であることが知られているとはいえ、校内放送使ってこれが放送されるのはちょっとキツいよなぁ。まあ、森がそんなことを普段からしてなければ、もっとまともな特集になってたんだろうけど…。ちなみに食堂には炎も居合わせており、この特集を視聴。ご飯が食べられないほどに腹を抱えて大笑いしていました。これを見て、当然よく思わなかった森。放送終了直後、放送室に突撃した彼は、放送部員の女子に詰め寄ることに。彼は今回のことを許す代わりに彼女をナンパしますが、そんな時、別の女子から声をかけられて平手打ちを食らうことに。その女子の正体は、放送部部長:芹沢英里加でした。怒って暴れるかと思いきや、ノリノリで放送部員をナンパし始めた森。彼らしいっちゃあ彼らしいけど、あれだけされてもなおナンパしようと思うだなんて、彼も懲りないなぁ。そして、その際初めて現れたのが英里加。彼女から平手打ちを食らう森でしたが、その美貌に一目惚れしてしまいます。


英里加のことが忘れられず、終始うわの空で、勉強にも部活にも身が入らなくなってしまった森。真理亜にしてもらったタロット占いでいい結果が出たことで、森は英里加に告白するも失敗。それでも彼女をあきらめられない彼は、海辺で寝転がりながら彼女とのデートを想像します。しかし一方で、彼は宇宙魔女サキュバスの脅威が迫りつつあることに気づいていませんでした。どうやら森は本気で英里加に惚れてしまったらしく、ずーっとうわの空なうえに真理亜のタロット占いでお互いの相性まで占うように。相性最高の結果が出たことで、嬉々として英里加のもとに向かいますが、いつものナンパだと思われた上に、半径10m以内には近づくなとまで言われてしまいます。ここで興味深いのが、英里加を口説く際の森のセリフ。いつもなら「俺と青春しない?」など軽い感じで詰め寄ってくる彼ですが、英里加に対しては「僕の彼女になってください!」と言って頭を下げています。今までの森の行動パターンを見ている視聴者からすれば、今回の森はただのナンパではなく、英里加に対してガチで告白しているのは明らか。ダグオンと知り合い(実際は自分自身がダグオン)ということを言うも、ウソだと思われて英里加にフラれてしまった森。ああ、普段の行いをもっとちゃんとしてれば、こんなことにはならなかったのに…。それでも英里加のことをあきらめられない森は、海辺で寝転がりながら彼女とのデートを妄想。そんな時、先ほどいなくなったはずの英里加が現れます。すっかり油断していた森でしたが、それはサキュバスの擬態だったのでした。デートの妄想シーンでは、海辺で2人が遊ぶシーンが登場。ここからも、森の彼女に対する本気度が窺えます。


サキュバスの手に落ちた森は、ダグアーマーとなって夜の市街地を襲撃。彼の突然の行動に驚く炎たちでしたが、それぞれ変身してダグアーマーをなんとか止めようとします。エンがダグファイヤーに融合合体してダグアーマーを食い止めている間、カイたちはシンを操っているサキュバスを捜索。発見するもいったん取り逃がしてしまいますが、そこからカイは、ダグアーマーを説得するための方法を思いつくのでした。Bパートが始まるや否や、いきなり市街地を襲撃するダグアーマー。彼の行動に戸惑いを隠せない炎たちでしたが、すぐに何者かに操られているのではないかということに気づき、変身してエンがダグアーマーの相手をしているスキに、カイたちはダグアーマーをを操っている宇宙人=サキュバスの捜索を始めます。最初は「フラれた腹いせでシンが暴れている」と思っていた炎。しかし、海がすぐにシンのことをフォローしたことで、炎も何か他に原因があるのではないかと考え始めます。この時海がした発言は、「ヤツはフラれなれている」から、その程度ではこんなことはしないというもの。いやいや、もう少しマシなフォローしてあげようよ!まあ、事実なんだけどさ…。二手に分かれて行動することになったエンたちは、エンがダグファイヤーとなってダグアーマーに応戦。一方のカイとヨクは、サキュバスを捜索し、いったんは見つけるものの、攻撃を受けて取り逃がしてしまいます。ダグアーマーはダグビークルの中でもトップクラスの火力を持つため、敵に回るとかなり厄介。ダグファイヤーですら押され気味になってしまいます。さあ、エンたちは、この事態をどう打開するのか!?


リュウに連絡し、英里加を現場に連れてきてもらったカイ。彼は英里加に協力してもらい、ダグアーマーの説得を試みます。いったんは失敗したものの、英里加がダグアーマーに平手打ちを食らわせた瞬間、ダグアーマーは正気を取り戻すことに。同時にサキュバスも正体を現しますが、これはダグアーマーの怒りの連続攻撃により、木っ端微塵に吹っ飛ばされるのでした。森が思いを寄せており、またサキュバスが擬態していたことから、英里加こそダグアーマー説得の鍵になると踏んだカイ。一度はサキュバスの妨害により失敗してしまいますが、ダグアーマーが英里加を握りつぶそうとしたその時、彼女が顔面に平手打ちをしたことで、正気を取り戻します。平手打ちを食らった際、今までのわずかな彼女との記憶がフラッシュバックするダグアーマー。愛の力が、悪をも打ち破ったんですね。自分の作戦が失敗したことを悟ったサキュバスは、正体を現し巨大化。しかし、これに負けるダグアーマーではなく、最後は怒りの連続攻撃でサキュバスを撃破。これにより事件は解決するのでした。ありったけの火力でサキュバスを攻撃し、最後はグラビトンキックで一気に勝利すダグアーマー。この一連の活躍シーンは本当にカッコいい!今回のお話を見て、ダグアーマーが好きになったチビッ子も多かったことでしょう。


翌朝、めげずに英里加へ再度の告白を試みる森。ところが彼女には彼氏がいるらしい。彼女が語った彼氏の名前は、なんとダグアーマーでした。ああ、これは森にとって非常にもどかしいというか、なんとも言えない展開になってきたなぁ…。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第16話から第18話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。俺たちの基地が、動き出す!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』挿入歌「炎の勇者!ファイアーダグオン」です。

 

タイトルから明らかなとおり、ファイヤーダグオンのテーマソング。歌詞の中でファイヤーライオソードが登場していることから、第2クール直前頃に製作された挿入歌であることが窺えます。

 

力強さをビンビン感じる歌詞で、かつ歌ってる人が石原慎一さんのため、「スーパー戦隊シリーズの挿入歌」と言っても違和感ないようなこの曲。「叩け! 打ち砕け! 悪魔の監獄 全ての邪悪を 宇宙から消しされ」なんて、強烈な歌詞だよなぁ。まあ、そこがいいんだけど!

 

 

 

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