お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-2(第4~6話)

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今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介のお話では、2号ロボであるライナーチームの合体ロボ:ライナーダグオンが登場。その合体過程は、なかなか考えさせられるものになっていました。同時並行で、炎たちの通う山海高校の先生たちもじょじょにストーリーに登場。炎たちの学校生活も、より多彩に描写されるようになってきます。

 

 

 

 

第4話「最終兵器を破壊せよ」

1996年3月2日放送
登場した敵他:宇宙仙人デスパルス星人

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「その身体で合体できるか?俺の命を…、お前(ダグターボ)に預ける!」


STORY:謎のメカにより発生した高波は、ダグターボたちの新たな合体:ライナーダグオンによって食い止められた。初の合体に喜ぶ海たちだったが、炎の心無い一言でその連係が崩れてしまう。その直後、海上の船や小島で何者かに人間が連続して襲われる事件が発生。デスパルス星人の仕業だということが判明するが、森は先行して飛び出してしまい、逆に敵の罠に落ちてしまった!エンたちはシンを救出できるのか?再び立ち上がれ、ライナーダグオン!


ダグターボたちの合体形態:ライナーダグオンが初登場。ファイヤーダグオンに対して複数人の合体であることを生かし、メンバーたちの対立→再結束からの再合体という、アツい王道的なお話が展開されました。今回敵として登場したデスパルス星人は、人間に似た容姿を持っているものの、やはり人語は全くしゃべらない宇宙人。『ダグオン』に登場する敵宇宙人は、不気味なヤツが多いよなぁ。


前回、宇宙から飛来した謎のメカにより発生した高波。それは山海市内に迫りつつありました。ダグターボ・ダグアーマー・ダグウイングは、個々の力をフルに発揮してこれに挑むも、高波に飲み込まれてしまいますが、その波の中で奇跡の重連合体に成功。誕生したライナーダグオンは、高波を食い止めるのでした。合体が成功したことを喜ぶ海たちでしたが、そこへ炎の心無い一言が…。発生した高波にまず挑んだのが、ダグターボたち。彼らは各々持てる武器をすべて使いますが、高波を食い止めきれず、それにのまれてしまいます。ここで登場するのが、彼らの合体形態であるライナーダグオン。ダグターボたちを上回るパワーで、単独で高波を食い止めてみせるのでした。ライナーダグオンはファイヤーダグオンほどハデではないものの、スマートながら力強さを感じるデザインが印象的。高波を食い止める際も、合体している各々のパワーを生かした技を順々に使っていたのも好印象でしたね。その後、戦いが終わり立ち食いそばで食事する炎たち。その中でも森は、ライナーダグオンに合体できたことを人一倍嬉しく感じていましたが、炎の「3人そろって一人前」という発言にカチンと来てしまいます。ライナーダグオンが合体にライナービークル3機を要するのに対し、ファイヤーダグオンはダグファイヤー単独での合体のため、炎の言わんとしていることはわかりますが…。なんでそういうこと言っちゃうかなぁ。ちなみに、この立ち食いそば屋では、海だけが一切何も食べずじまい。「食事は座ってするものだから」って、それここで言うのか!?


炎が高校に戻った後、とある海上では船が何者かに襲われ沈没する事件が発生。海たちが現場に急行し、船員1人を救出しますが、その船員はショック状態でまともに会話することが不可能でした。治療のため近くの島に降り立った海たちでしたが、その島も何者かの襲撃を受けており、さらには巨大な駒のようなメカも出現。一連の事件はすべて、デスパルス星人の仕業でした。不可解な船の沈没、恐怖におののく船員。何者かに惨殺された島民、巨大な駒型メカが出現する前に発生する野鳥の群れ…。中盤のこれらのシーンは、前回でも見られたような怪奇色たっぷりな描写が続きます。そして、それらのシーンを経て登場するのが、今回の敵であるデスパルス星人。彼は特殊な電波で大小さまざまな駒型メカを操っており、その回転力であらゆるものを切り裂いたり破壊したりしていました。巨大な駒型メカが発生する前に野鳥の群れが発生していたのは、この特殊な電波により鳥たちが狂わされていたため。渡り鳥の習性等が敵の能力の解明につながっていたのは、とても興味深く感じましたね。デスパルス星人は今までの登場した宇宙人に比べると人間に近い容姿をしていますが、人語を一切話さない不気味な敵。このようにあえて人語を話さないという設定にすることで、宇宙人の不気味さやその脅威にリアリティを与えている…のかな?


デスパルス星人を取り逃がしてしまったカイたち。文句を言う炎に対し、とうとう森は怒って1人でデスパルス星人の調査に向かってしまいます。森は山中でデスパルス星人を発見しますが、逆に巨大な駒型メカにとらわれてしまうハメに。やがてそのメカは市街地に出現。シンが中にとらわれていることを知ったエンたちは、作戦を立ててシンの救出作戦に取り掛かります。同じ頃、シンに遅れる形で山中に到着した竜は、デスパルス星人と1対1の決闘に挑むのでした。炎の言葉、そして海のリーダーのような立ち振る舞いに不満を見せ、怒って出ていってしまう森。メンバーの結束が乱れてしまうというのは、合体ロボのお話ではメジャーな展開ですが、今回の場合、森が合体したくない理由として「合体したら自分は海の手足にすぎなくなってしまう」と、合体機構とリンクさせた発言をしているのが大変興味深く感じました。3人が力を合わせないと実現しないライナーダグオン。しかし、合体すると、操縦の主導権も合体の核も海になってしまう―。このシーンは、森の葛藤が感じ取れるシーンになっていましたね。そんな森は、勝手にデスパルス星人の調査に向かいますが、逆に敵の罠に落ちてしまうことに。アーマーシンに変身するも脱出はかなわず、駒型メカは彼を捕らえたまま市街地に出現。これに対しエンたちも出撃し、シンが中に捕らわれていることを知ってからは、彼の救出作戦を開始します。救出作戦と言ってもその内容は、ダグターボとダグウイングが全力で駒型メカの動きを止め、その間にエンが内部に突入してシンを救出するというもの。「この作戦本当に成功するのか?」と思っていたら、見事ダグターボは駒型メカの動きを止めてみせ、エンはシンの救出に成功します。深く傷つきながらも必死に駒型メカに挑み、動きを止めるダグターボ。このシーンは迫力満点だったなぁ。


救出されたシンは、すぐにアーマーシンと融合合体。再び心を1つにすることを決めたカイたちは、再び重連合体に挑み、ライナーダグオンへの合体に成功します。さらにエンもダグファイヤーからファイヤーダグオンへと火炎合体。2体のダグオンはそれぞれの技で駒型メカを粉砕し、同じ頃シャドーリュウはデスパルス星人を一刀両断。こうして、デスパルス星人の悪事は阻止されたのでした。救出された後、カイの身を案じ再び合体を試みようとするシン。バラバラになっていたメンバーが再び心を合わせるという、ベタながらアツい展開が描かれます。こうして再び登場したライナーダグオンは、ファイヤーダグオンと並び立ち、駒型メカの撃破に成功。デスパルス星人本体もシャドーリュウに倒され、事件は収束するのでした。2体のダグオンの活躍に注目が行くのはもちろんですが、ここではリュウの活躍にも注目したいところ。1人で宇宙人を倒しちゃうなんて、かなりの戦果じゃないか?そしてラスト、改めて結束を取り戻した海と森。その姿を見た炎は、「これが青春だ!」とつぶやきます。いやいや、いい感じに締めくくってるけど、海と森が一度は仲違いした原因は君だよ!?

 

 

 

第5話「ファイヤーダグオン発進せず」

1996年3月9日放送
登場した敵他:宇宙電人エレクトロン星人

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「青春とは、アツく燃えることですな。ハハハハ!」


STORY:今日も高校に遅刻しそうになる炎。宇宙人の戦闘を乗り越え何とか高校に到着したが、そこで彼は、厄介な伊集院教頭と遭遇する。遅刻、生徒手帳不携帯、さらに作戦会議中の誤解から彼とトラブルになった炎は、とうとう校長室に呼び出され、罰を課されることに。しかし、そんな時でも宇宙人の攻撃は待ってくれなかった。ピンチに陥るライナーダグオン。今こそ、ファイヤーダグオンの助けが必要だ。炎は果たして、仲間を助けに行けるのだろうか?


ファイヤーダグオン→ライナーダグオンと新ロボの登場回が連続したため、次はシャドーダグオンのデビュー回か…と思いきや、今回は新ロボデビューが一切ナシの単発回。炎がメインに据え、彼のやんちゃながらもまっすぐなキャラクター性が、生き生きと描かれていました。メンバーとの関係もだんだんいい感じに。今回を通して、彼らは真の仲間となったといえるでしょう。


不審な物体が地球上に落下した翌日、いつものごとく遅刻をしそうになる炎。自転車を飛ばし、信号機の故障や踏切事故を乗り越えて必死に高校へ向かう彼でしたが、運悪く道中でエレクトロン星人を目撃。戦闘になり何とか勝利をおさめますが、彼の遅刻は確定的になってしまいます。密かに校舎に忍び込んだ炎でしたが、そこで出くわしたのは、厳しいことで知られる伊集院教頭でした。炎の登校シーンは、彼の性格がよく表れている描写が連続。信号機の故障も自転車のドライビングテクニックで何とか乗り越え、踏切事故は「道なき道を直進すれば2分でいける」と豪語し、民家の軒先や歩道橋を突っ走っていきます。前者はともかく、後者はどう考えてもムチャクチャ。どう考えても2分以上かかってるし、よく民家の庭を自転車で走るなぁ…。そんなこんなで、とうとう高校までラストスパート。廃工場を走る炎でしたが、謎の電気異常を目撃した彼は内部に侵入。そこでエレクトロン星人を目撃し、戦闘になります。エレクトロン星人は、その名の通り電気を使う宇宙人。体中が電気を帯びているからか、なかなかの防御力やトリッキーな電気攻撃を仕掛け、エンを苦しめます。見た目は非力そうなのに、かなりのポテンシャルを見せたエレクトロン星人。デザインも特徴的で、頭部の中でどこに目・鼻・口があるのかわからないデザインになっています。苦戦させられつつも、なんとかエレクトロン星人との戦闘も乗り越えた炎。遅刻確定し校門を避けて高校に入ろうとする炎でしたが、教頭にバレてしまうのでした。伊集院教頭は、いかにも厳格そうな見た目。ああ、学校に1人入る厄介な先生パターンだ…。


その日の昼、作戦会議のため真理亜の部室に集まる海たち。遅れて炎がやってきますが、炎がした遅刻の言い訳をきっかけに、海とちょっとした小競り合いに。思わず黒板消しを海に投げつける炎でしたが、それは回避され真理亜にヒット。怒って部室にやってきた真理亜は炎に向かってそれを投げつけますが、それは炎ではなく教頭の顔面に直撃。教頭が勘違いしたことにより、彼と炎の関係はますます悪化することに…。なぜか自然に、真理亜の部室=超常現象研究会の小屋に集まるようになってきた炎たち。今回辺りから、ここが炎たちのたまり場になるというワケですね。そこで問題となっていたあのが、炎のがした遅刻の言い訳。彼がポロッと口にした「宇宙人と出くわした」という発言がウワサになっていることを知った海は、前々回のように炎に注意を促し、これに対し炎が反発してしまいます。それをきっかけに始まった黒板消し投げは、やがて炎と教頭の関係性をさらに悪くしてしまいます。教頭にヒットした黒板消しは、炎ではなく真理亜が投げたもの。しかし、炎のことを問題視している教頭は、彼を犯人と決めつけ校長室に連れて行ってしまいます。校長は穏やかで理解がある人なのに、なんで教頭はこんなにも性格が真逆なんだろう…。炎が校長室に連れていかれた後、海たちは手分けして宇宙人の情報を集めることに。その行動の根底にあったのは、「炎はウソをつかない男だ」からという信頼でした。ムチャでやんちゃなところはあるけれど、ウソは絶対につかない炎。海たちも、彼の性格をちゃんと理解してくれてたんですね。


朝日山校長の判断により、1週間の便所掃除をすることになった炎。教頭に監視されながら便所掃除を続ける炎でしたが、それと同じ頃、電気を蓄えたエレクトロン星人が巨大化して再出現。ファイヤーダグオンが出撃できない中、カイたちはライナーダグオンで応戦。しかし、エレクトロン星人の電気攻撃とは相性が悪く、かなりのピンチに陥ってしまいます。仲間のピンチを見た炎は、教頭に土下座してまで現場に向かおうとしますが…。エレクトロン星人は冒頭の戦闘では倒されておらず、山海市各地の電気を吸ってパワーを充填。満を持して巨大化して出現します。炎不在の中カイたちはライナーダグオンで挑みますが、遠距離攻撃系統の技をほとんど持たないライナーダグオンは、エレクトロン星人の技とは相性が悪く、拘束され電気攻撃を受けてしまいます。リュウの乗るシャドージェットもアシストしますが、攻撃を受けて墜落。このタイミングでダグシャドーに変形するかと思ったけど、そんなことはなかったですね。一方、炎の相次ぐトラブルをさすが見過ごせないと思ったからか、彼に罰を課すことにした校長。その内容は便所掃除であり炎は教頭に監視されながら掃除をすることに。そんな中、偶然テレビでライナーダグオンのピンチを目撃。土下座をしてまで懇願しても、現場に行くことを許可してくれない教頭に対し、炎は手を挙げようとしますが―。炎が教頭を殴ろうとしたその直前、現れたのは校長。彼は炎のまっすぐな目を信じ、彼を一時的に解放します。穏やかでのほほんとしていそうに見えながらも、実は生徒のことを信頼している校長。こちらもいいキャラしてるなぁ~。


便所掃除から解放された炎は、すぐにファイヤーエンに変身。エレクトロン星人の前にさっそうと現れ、一気にファイヤーダグオンへ合体した後、流れるようにファイヤーブレードでフィニッシュ。戦闘終了後、自分を信じて送り出してくれた校長を裏切れないと感じた炎は、積極的に便所掃除を行うのでした。ファイヤーエンの登場シーン以降こそ、今回のお話の注目ポイント。ヒーロー番組のテンプレのようなカッコよさでさっそうと登場したかと思うと、流れるように融合合体→火炎合体→ファイヤーダグオンでフィニッシュと、スピーディーにエンの活躍が描かれていきます。いやぁ、活躍時間は短かったけど、今回もファイヤーダグオンはカッコよかったなぁ!!翌日、海たちがトイレを除くと、マジメに便所掃除に取り組む炎の姿が。彼は校長のことを裏切れないからとしてそれを行っており、そんな彼の姿を見た海たちは、なんだかんだで掃除を手伝ってくれるのでした。誰一人として「手伝おうか?」とは言わないけれど、結局炎の便所掃除を手伝ってくれる海たち。素直じゃないけど優しいのがいいですよね~。でも森、女子便所の掃除を担当するといっていきなりそこに飛びこんで、言い訳に「友情を深めるため」って言うのは、もう立派なセクハラだよ…。

 

 


第6話「ゲームオーバー」

1996年3月16日放送
登場した敵他:宇宙幽霊カオス星人

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「1人じゃ無理でも、2人ならわからないだろう?」「そうだな…、“リーダー”。」


STORY:宇宙から来たカオス星人が、恐竜博物館に落下。内部に展示してあった恐竜の骨と融合し、街中で暴れ始めた。エンとリュウの活躍で事件は解決したが、カオス星人は彼らをおびき出し、ゲーム空間に閉じ込めてしまった!仮想現実内で戦うエンたちは、ゲームをクリアしてとうとうラスボスと遭遇。これはリュウによって撃破されるが、カオス星人はさらに暴れ始めてしまう。これを倒せるのは、リュウしかいない!今こそ融合合体だ、ダグシャドー!


リュウの融合合体形態:ダグシャドーの初登場回。それと同時に、今まで単独行動が多く出番も少なかった竜の活躍が存分に楽しめるお話にもなっていました。作画監督柳沢テツヤ氏が担当しているからか、物語は『ガオガイガー』の一編としても通用しそうな雰囲気に。竜もだんだんと、炎に心を開いてくれるようになりましたね。


謎多きダグオンのメンバー:刃柴竜。彼の秘密を探ろうと、炎は学に彼を尾行させますが、案の定すべてバレてしまいます。そんな中、炎たちは謎の物体が宇宙から落下してくるのを目撃。その正体はカオス星人であり、恐竜博物館の恐竜の骨と合体して暴れだします。エンとリュウの活躍により、この恐竜は倒されますが、カオス星人は彼らをおびき出すかのように人形に憑依。それを追ったエンたちがやってきたのは、VRワールドというゲーム施設でした。一匹狼スタイルで、あまり人と関わろうとしない竜。そんな彼のことをずっと炎は気になっていたようで、学に彼を尾行させます。しかし尾行はすぐにバレ、学の後を追っていた炎のことも、竜にはお見通しなのでした。持っていたリンゴを壁に投げ、それを利用して死角に隠れていた炎に的確にヒットさせる竜。恐ろしいボールコントロールだ…。自分のしていたことが竜にバレた直後、炎は空から落下してくる物体を目撃。やがて恐竜博物館から恐竜の骨が暴れ始めるという事件が発生し、炎と竜が変身してこれに立ち向かいます。今回の敵であるカオス星人は、どうやら実体を持たない宇宙人。何かに憑依してこれをコントロールする能力を持っており、これにより動くはずのない恐竜の骨を大暴れさせてしまいます。これに対して立ち向かうのが、エンとリュウのコンビ。リュウを中心とした連携プレーで撃破しますが、やがて彼らは宇宙人におびき出されることになるのでした。2話前ではデスパルス星人を単独で撃破するなど、戦闘面でのポテンシャルが非常に高いリュウ。この戦闘シーンでも、それがよくわかる形になっていましたね。


VRワールド内を探索するエンとリュウは、やがて体感型ゲーム「魔界惑星の決闘」の中に迷い込むことに。最初はゲームだとして楽しんでいたエンでしたが、カオス星人が憑依しているからか、だんだんと様子がおかしくなり、ゲームから実際の戦闘に変化してしまいます。エンとリュウが必死で戦う中、海たちは行方不明になった彼らのことを探し続けていました。カオス星人はVRワールド内のゲームに憑依したようで、その中の1つである「魔界惑星の決闘」を利用し、エンたちを追い詰めていきます。自分の武器や技をフル活用して、どんどんザコ敵を撃破していくエンたち。このあたりのシーンは、「スーパー戦隊シリーズ」っぽい感じに仕上がっていましたね。ちなみに、エンたちがゲーム空間に閉じ込められる直前のシーンでは、エンがリュウと打ち解けるために、様々な話題をふる描写が存在。それによると、エンの特技は「居眠りしながらご飯を食べること」らしい。うーん、それは居眠りしてるというよりも寝ぼけてるだけなのでは?このようにエンたちがげ無空間で苦しめられている中、海たちは炎たちと連絡が取れないことに気づき、彼らの捜索に乗り出すのでした。


ザコ敵を倒し、ラスボスがいる城へ向かうエンとリュウ。途中中ボスが出現し、攻撃を受けてエンが負傷してしまいますが、リュウの持っていたシャドーガードたちがロボット形態へと変形したことで難を逃れ、逆転に成功。その後単身城に乗り込んだリュウは、自分の技でラスボスを撃破。ゲーム空間から解放される2人でしたが、カオス星人はゲーム施設自体に憑依し、再び町で暴れ始めるのでした。エンとリュウの前に現れた中ボスは、砂漠から出現したのにもかかわらず、カニをモチーフにしたデザインの敵。身体も大きく両腕のハサミが最大の武器であり、これの攻撃を受けてエンは負傷してしまいます。もはやこれまでかと思われましたが、その時、リュウが召喚したシャドーガードが3体ともロボットに変形。彼らと力を合わせて中ボスを倒し、エンを安全な場所に退避させるのでした。第1話から登場していたシャドーガードですが、今回初めてロボット形態に変形。まさか、ロボットへの変形機構まで有していたとは驚きです。でも、どうやらロボット形態としての活躍は今回限りみたいだなぁ。負傷したエンをわざと戦いから遠ざけたリュウは、単身ラスボスのいる城へ。ラスボスと対峙していきなり拘束されてしまいますが、それはリュウの分身。リュウは分身技を使って相手を翻弄しつつ、大回転剣風斬を食らわせてラスボスに勝利するのでした。大回転剣風斬は、リュウ自身が回転して相手に突撃する技、次作『ガオガイガー』に登場するビッグボルフォッグの必殺技:大回転魔弾と酷似しています。ビッグボルフォッグの技は、このリュウの技から着想を得たのかな?


2人で力を合わせ、ゲーム施設から脱出したエンとリュウ。ダグターボたちが苦戦する中、リュウはシャドージェットに乗って応戦。エンもファイヤーストラトスを召喚しようとしますが、カオス星人の攻撃に巻き込まれ戦闘どころではなくなってしまいます。リュウがエンを救いたいと強く願った時、彼はシャドージェットと融合合体。ダグシャドーとなってカオス星人を粉砕しますが…。単独で技を繰り出すも、出入口のシャッターが全く破れず、あきらめかけるリュウ。そんな彼に対し、エンは「2人ならできるかもしれない」として技を合体させて繰り出し、シャッターを破壊。脱出に成功します。このシーンでの2人のやり取りが印象的。リュウもだんだんエンと打ち解けてきましたね~。脱出したのはよいものの、外はカオス星人の攻撃により戦場状態。ダグターボたちに加勢するリュウでしたが、シャドージェットの火力だけでは足りず、またエンもピンチに陥ってしまいます。その時、リュウはダグシャドーへの融合合体に成功するのでした。ようやく初登場、ダグシャドー。合体のベースとなっているリュウと同じく、忍術系の攻撃を得意としており、本格的に刀を使って戦闘しているのが面白いですね。そんなダグシャドーの必殺技は、シャドー・絶対拘束剣とドラゴンプラズマバーンのコンボ。単独メカで2種類の変形形態を持っているだなんて、他のダグオンに比べて恵まれてるよなぁ。


戦いが終わり、落ち着く竜たち。しかし、カオス星人の残留思念が竜を襲う!果たして、竜の運命やいかに―!?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第7話から第9話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。頼むぜ、風紀委員長!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』使用BGM「ビッグ・ユニオン」です。

 

ファイヤーダグオン、そしてライナーダグオンの合体時に使用されているBGM。どちらも劇中での使用頻度が高く、「『ダグオン』といえばこの音楽!」というような曲になっています。

 

ファイヤーダグオンの合体音楽は明るめで、対するライナーダグオンの合体音楽は少し暗めな印象。鉄道系のロボの合体音楽がちょっと暗めなのって珍しい気がする…のって、私だけ?

 

 

 


Brave Command Dagwon OST 1 Tracks 1-3

 

 

 

 

 

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