お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-18(『FINAL』第4~6話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第18回目です。

 

GGGを襲う、真の敵たちの正体とは?前回紹介の3話で登場した、ソール11遊星主という得体のしれない敵。今回ご紹介のお話では、彼らとの壮絶な戦いが描かれていくことになります。ほぼずーっとやや劣勢状態で進むGGGの戦い。しかし、彼らのもとに頼もしい仲間が帰ってくることになるのです―。

 

 

 

 

FINAL.04「勇者王!最期の刻(ひ)」

2000年12月6日発売
登場した敵他:パルパレーパ、ピルナス、ピア・デケム、ペイ・ラ・カイン、パルス・アベル(すべてソール11遊星主)
これが勝利の鍵だ!:Gストーン

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「勇気ある誓いのために、俺はお前たちと戦う!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ギャレオリア彗星を頼りに、ついに三重連太陽系に到達したGGG。だが、そこで彼らは目にしたのは、旅立ったはずの地球と、死んだはずのパピヨンの姿だった。ここが複製された地球であることを知り、調査を開始するGGGだったが、凱とルネを除くメンバーたちは徐々に異常をきたし始め、戦意を失って気絶してしまった。正気を保つ凱とルネだったが、ルネはピルナスの手に落ちてしまう。残された凱はガオファイガーとなってパルパレーパと激突するが、相手の技が鎧を打ち砕いて―!


前回、危険を冒してまで、地球そして宇宙を救うべく三重連太陽系へ旅立ったGGG。しかし、到着した彼らを待っていたのは、予想もしていなかった事態でした。今回はソール11遊星主側にGGGが踊らされている感もあり、戦闘面では凱もルネも劣勢に。ガオファイガーも破壊されてしまうし、一体ここからどう逆転すればいいんだ!?


ギャレオリア彗星を使って、とうとう三重連太陽系にやって来たGGG。到着直後はショックで気を失っていたメンバーたちでしたが、気がついた時に彼らが目撃したのは、まぎれもない地球と、死んだはずのパピヨンの姿でした。パピヨンGGG宇宙センターで再開した彼らは、彼女からこの星のことについて教えられるのでした。機界昇華により星々は滅んだはずの三重連太陽系。GGGの面々、特に激は到着するや否や強大な敵と戦闘になると考えていたようでしたが、実際に彼らが目撃したのは全く別のものでした。このシーンで、パピヨンが再登場。彼女は、自分のことを以前現れた護と同じく本物ではないレプリジン(複製)であると語り、GGGが到着したこの地球も、パスキューマシンの起動の影響により誕生したレプリジンであることを明かします。第2話のレプリジン護の襲撃&Qパーツの強奪により、完成してしまったパスキューマシン。オービットベースでそれが起動した際、その影響で地球やパピヨンたちのレプリジンが誕生。レプリジン護のレプリジンや、オービットベースのレプリジンはその後消滅してしまいましたが、レプリジンパピヨンだけは生き残って地球のレプリジンに着陸。自家発電設備のあるGGG宇宙センターのレプリジンで生活を続け、GGGが来るのを待ち続けていました。今回から登場するパピヨンは、言ってみればニセモノですが、ニセモノが「自分からニセモノです」と語るのも珍しいような気がします。そして、ニセモノ=レプリジンとわかっていながらも、パピヨンとの再会を喜ぶGGG。彼女は素体となった本物の彼女の記憶や能力も受け継いでいるため、GGGはまるで本物の彼女が帰ってきたように感じたのでしょう。気持ちはとてもよくわかりますが、なんだか不思議な感じだなぁ。


レプリジン地球の調査を開始する、GGGと最強勇者ロボ軍団。しかし、調査を続けても何か三重連太陽系に関する手掛かりは何も出てきません。それどころか、凱とルネを除くGGGの面々は、なぜか徐々に戦意を喪失。まるで平和ボケしたかのようにどんどん腑抜けになって行きます。そしてその裏では、戒道がソール11遊星主に襲われて生死不明になっていました。レプリジンの地球には、GGGパピヨンを除くと、いくばくかのわずかな自然と昆虫や細菌のみが生息している、非常に静かで落ち着いた世界。それに影響されたのかどうかはわかりませんが、GGGの面々はだんだんと平和ボケし始め、戦意を喪失した挙句最強勇者ロボ軍団をシャットダウンしてしまうという行動に出ます。通常ではありえない彼らの行動。ソール11遊星主の仕業かと思われますが、今回明確にそれがわかる描写はありませんでした。そうした異常事態の裏側で、この地球のことを調査していた戒道は、自分に酷似した謎の敵に遭遇。戦闘になりますが、敵が繰り出した銃撃の雨あられを受け、生死不明になってしまいます。戒道のように赤く輝く謎の敵。あれこそ、ソール11遊星主のリーダー格…!


GGGのメンバーたちの異変に気づいた、凱とルネ。その時、彼らのGストーンが光り輝き、彼らはそれに導かれるように行動を開始します。ところが、道中でルネはソール11遊星主の1人:ピルナスと遭遇。戦闘の末敗北してしまいます。同じ頃、ある地点に到達した凱は、そこでパルパレーパをはじめとするソール11遊星主と遭遇。彼らの目的を訊きだした凱は戦うことを決意しますが、ガオファイガーへのファイナルフュージョンができず、ピンチに陥ります。前回もチラッと登場し、ルネを襲っていたピルナス。今回も彼女はルネと戦い、勝利した上に拘束してしまいます。ピルナスは少しSの気があるようで、ルネを縛り上げて顔をなめるなどの行動に出るように。こんな描写、OVAだからこそできたんだろうなぁ…。一方の凱は、特に襲撃を受けることもなく、Gストーンが指示した地点に到着。そこはコロシアムのような空間になっており、ソール11遊星主たちが待ち受けていました。ここで明かされた、彼らの目的。やはり、前回戒道が言っていたように三重連太陽系の復活にあるようで、その材料となる宇宙を構成する暗黒物質の収集を開始。その影響で宇宙収縮現象が起きていたのでした。宇宙を犠牲にしてでも自分たちの星系を復活させようとしているらしい彼ら、スケールがデカすぎるぞ!そんなことを凱が許せるはずもなく、彼はファントムガオーとフュージョンしてガオファーに変形。しかし、GGGメンバーは気絶してしまった上に、レプリジンパピヨンもソール11遊星主の1人:ピア・デケムに襲われてしまっていました。さあ、どうする凱!?


連絡を取っても応答がなく、それでも必死に呼びかけを続ける凱。その時、ある人物の手でボタンが押されたことにより、凱はガオファイガーへのファイナルフュージョンを遂げます。ロボット化したパルパレーパと激しくぶつかりあうガオファイガー。両者の力は互角と思われましたが、あることをきっかけに凱に一瞬スキができたことにより、ガオファイガーはパルパレーパの前に大破してしまいます。凱の呼びかけに誰も応答しないGGGファイナルフュージョン不可能かと思われたその時、そのボタンを押したのは、行方不明になっていたはずの護でした。護はやっぱり生きていた!しかし、彼がなぜここにいるのかは不明。このあたりのことは次回以降で明かされるのでしょう。そんな形で奇跡のファイナルフュージョンを果たしたガオファイガーでしたが、パルパレーパとの戦闘中に現れた新たな敵に気を取られ、そのスキをつかれ敗北してしまうことに。ガオファイガーは大破し、凱のIDアーマーも砕け散るのでした。パルパレーパのロボはケミカル=化学を意識しているからか、CGとアニメーションを組み合わせた表現が特徴的。しかし、個人的にそれよりも衝撃的だったのは、凱の前に現れた新たな敵でした。その敵=ペイ・ラ・カインは、なんと護の真の父親であるカインと同じ姿。味方であり、凱をも見守ってくれていたはずのカインが、なぜ―!?

 

 

 

FINAL.05「復活の白き方舟」

2001年10月24日発売
登場した敵他:ピルナス、ピア・デケム、パルス・アベル(ソール11遊星主)、複製勇者ロボ軍団
これが勝利の鍵だ!:卯都木命

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「貴様が相手なら、死力を尽くさねばなるまい!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ガオファイガーは負けた。ギリギリのところで正気を取り戻した命は、パピヨンからその事実を伝えられ驚愕する。しかし、希望を捨てない命は行動を開始。ルネを救出し、凱の捜索に乗り出した。救われたルネは、発信機を頼りにピルナスたちの位置を特定。単身乗り込むが、そこに捕らわれていたのはソルダートJだった。命や護も加勢し、ピルナスたちと激しい戦闘を繰り広げるルネたち。そんな中、ついにあの白き勇者がよみがえる!発進、ジェイアーク!メガフュージョン・キングジェイダー!!


復活!ソルダートJ&キングジェイダー!!今回は、第1話からずーっと捕らわれの身であったソルダートJが戦線に復帰。キングジェイダーもその姿を見せるなど、Jの活躍が目立つお話になりました。しかし、まだまだ戦局はソール11遊星主の方が優勢。しかも、終盤では新たな敵も登場することに。ああ、この戦いはどうなってしまうんだ…?


他のGGGメンバーと同じく、戦意を喪失していた命。しかし、彼女は途中で正気を取り戻し、その場にいたパピヨンから今まで起こった出来事を聞かされ、衝撃を受けます。同じ頃、本物の地球では、ギャレオリア彗星の大量出現と異常な電磁波の放出を感知。Gアイランドシティでは宇宙開発公団への避難命令が出され、華ちゃんたちもその中に交じっていました。序盤のシーンで、GGGのメンバーがなぜ一気に戦意を喪失してしまったのかという原因が判明。その原因は、パルパレーパによって人間の中枢神経を極度にリラックスさせるパレッス粒子がまき散らされたことによるものでした。人間にのみ影響があるものなので、サイボーグである凱やルネは、その影響を全く受けなかったんですね。ちなみに、パピヨンと命が人間でありながらその粒子の影響から脱出に成功できたのは、彼女たちがそれぞれ持っていた特性のため。命の方は「セミ・エヴォリュダーとしての力で、冒された神経系を自力復活させることができたから」と言うのはわかるのですが、パピヨンの方の「以前からこういった催眠系の物質の研究をしており、いつの間にか耐性ができていたから」と言うのにはちょっとびっくりさせられました。レプリジンだからというワケじゃなくて、まさかの“慣れ”が原因だとはね…。一方同じ頃地球では、電磁波の異常により世界各地にオーロラが発生。またギャレオリア彗星が異常な数出現し、Gアイランドシティなどでは避難命令が出されていました。ソール11遊星主が本格的に活動を開始したからか、宇宙の滅亡が一気に近づくことに。この危機を救えるのは、GGGしかいない!やっぱり国連も、GGG三重連太陽系への出撃を後押しすべきだったよなぁ。


自分を奮い立たせた命は、凱を探すべく行動を開始。ツクヨミ内で拘束されていたルネを救出し、自身は再び凱を探しにレプリジンの地球を飛び回ります。砕け散ったガオファイガーの機体を見つけた命は号泣。そんな彼女の前に現れたのは―!ルネが救われるシーンの直前では、彼女がバイオネットに拉致されサイボーグ手術を受け、その後雷牙博士に救われGストーンサイボーグとして復活するまでの回想が挿入。詳しくは小説などで描写されているので、ダイジェストのような形で彼女の過去が語られていましたね。それにしてもバイオネット、14歳の少女に対してひどいことしすぎだろ…。ピルナスによって拘束されていたルネを救出した命は、彼女のことをパピヨンに任せ、自分は再び外へ。破壊され砕け散ったガオファイガーの機体を見て涙を流しますが、そんな彼女の前に現れたのは、あの護でした。レプリジンではない、本物の護が登場。生きていてよかったぜ!


パピヨンからのメンテナンスを受けたルネは、満身創痍の状態で出撃。ピルナスに密かに取り付けていた発信機を頼りに、彼女のアジトと思しきモンサンミッシェルに潜入します。そこで偶然ソルダートJを見つけたルネは、彼を解放。やがてピルナスやピア・デケムと激しい戦闘になりますが、そこに命と護も加勢に駆け付けます。前回の描写だけだと、ピルナスにやられっぱなしだった印象のあるルネ。しかしただ単にやられる彼女ではなく、ちゃんと反撃できる準備をしていました。そして、彼女が発信機のシグナルを頼りにやって来たのが、レプリジンの地球上のモンサンミッシェル。そこでルネは、ピルナスたちを発見する前に、捕らえられていたソルダートJを発見します。ルネに助けられた後の、ソルダートJの立ち振る舞い方がカッコよさ抜群。しかも、ルネの名前が獅子王姓であることを知り、凱を思い出したような表情をするのがたまらないですね。それにしても、Jはいつからここにいたんだろう?以前から捕らわれていたようですが、レプリジンの地球ができたのはオービットベースがレプリジン護に襲撃された時だし…。ソルダートJを救ったルネでしたが、その直後ピルナスとピア・デケムと遭遇。やや優勢で戦闘を進めるも途中でパルス・アベルの妨害が入りますが、命と護のアシストで乗り切ります。ガングルーとガンドーベルのロボット形態が本当に久しぶりに登場。テレビ本編でもしばらく見かけなかったからなぁ。


護の導きにより、ジェイアークを奪還したソルダートJたち。彼はすぐさま艦を発進させ、ピア・デケム・ピットに攻撃開始。しかし、パルス・アベル側は戒道を人質に取っており、Jは彼を奪還すべく、キングジェイダーにメガフュージョンして勝負をかけます。やがて戦闘の舞台は宇宙へ。そこで、キングジェイダーを待ち受けていた敵とは…。とうとう復活、ジェイアークとキングジェイダー。戒道を人質に取られているため100%本調子では戦えていませんでしたが、この復活はかなり嬉しかったですね。しかし、そうやってキングジェイダーの復活を喜んだのもつかの間、最後に展開されるのが、ソール11遊星主たちによって複製された、オービットベースと複製勇者ロボ軍団、そしてゴルディオンハンマーを装備したレプリガオファイガー。そのレプリガオファイガーに搭乗していたのは、生死不明になっていた凱でした。ソール11遊星主たちは、人間自体の複製はできなかったものの、ロボットの複製には成功していた様子。これにより、最強勇者ロボ軍団のレプリジンである複製勇者ロボ軍団が強敵として立ちはだかることになります。さらに厄介なのが、凱が搭乗しているゴルディオンハンマーを装備したレプリガオファイガー。どうやら凱は、ソール11遊星主の手に堕ちて操られてしまっているようですね。ラストシーンで激しくぶつかり合う、キングジェイダーとレプリガオファイガー。勝つのはどっちだ―!!?

 

 

 

FINAL.06「我が名はG(ジェネシック)」

2002年4月3日発売
登場した敵他:ピルナス、ピア・デケム、パルパレーパ、ペイ・ラ・カイン、パルス・アベル(ソール11遊星主)、複製勇者ロボ軍団
これが勝利の鍵だ!:カインの遺産

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「ギャレオンは知っている…。本当の“勇者”を!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!衝突、キングジェイダーVSレプリガオファイガー!何とか生き延びることができた護たちは、凱を取り戻すことに成功。カインの遺産復活のために行動を開始するが、ソール11遊星主の妨害が迫っていた。無残に破壊されたジェイアーク。力を失ったJジュエル。しかし、カインの遺産が強奪されそうになる時、真の勇者が目覚める。フュージョンせよジェネシックガイガー!そして今、究極の破壊神が誕生する!「ファイナルフュージョンジェネシックガオガイガー!」さあ、勇気ある反撃の開始だ!


凱、そしてジェネシックガイガー復活!ついに登場、ジェネシックガオガイガー!!今までソール11遊星主にやられ気味だった凱たちでしたが、今回は彼らもパワーアップを果たし反撃に出るお話に。後半におけるジェネシックガイガーの復活シーン以降の展開が、視聴者をアツくしてくれます。強い、強いぜジェネシックガオガイガー


レプリガオファイガーのゴルディオンハンマーと、真っ向勝負でぶつかりあうキングジェイダー。両者は力の面ではほぼ互角でしたが、レプリガオファイガーの周辺には複製勇者ロボ軍団が控えているため、このままではキングジェイダーの敗北は必至。しかしそんな時、複製勇者ロボ軍団が驚きの行動に出ます。彼らの行動により、レプリガオファイガーもろともとすべてが消滅。ガオファーの機体の一部だけが残り、ジェイアークは何とか脱出を果たします。レプリガオファイガーは、ガオファイガーと同等の能力を持つ存在。キングジェイダーであればこれに勝つことができる可能性もありましたが、周りの他の複製勇者ロボ軍団とレプリカーペンターズが控えていることを知り、劣勢であると悟ります。たとえレプリガオファイガーを倒しても、複製勇者ロボ軍団に攻撃される可能性がある。おまけに、レプリカーペンターズがいるため、相手側は何度でも機体の修復が可能―。ソール11遊星主も、なかなかいやらしい作戦を立ててきたものですね。しかし、こうした戦局をひっくり返したのが、複製勇者ロボ軍団の行動。彼らはキングジェイダーの盾となる形でゴルディオンハンマーを受け止め、光となって消滅。ゴルディオンハンマーも限界点を突破して大破し、その影響でレプリガオファイガーやレプリオービットベースも消滅するのでした。自らがレプリジンであることを知りながらも、複製された記憶をもとに、勇者としての活躍を見せて散っていった、複製勇者ロボ軍団。記憶をもとに勇者としての心が芽生えるとは、さすがにソール11遊星主も予想していなかったことでしょう。


壊れたガオファーの中で、意識混濁状態で生き残っていた凱。彼にはまだパルパレーパのケミカルボトルの影響が残っていましたが、護と命の呼びかけと行動により復活。正気を取り戻します。一方、ジェイアークに残っていたソルダートJとルネは、パルス・アベルたちの攻撃に遭遇。ソルダートJはジェイダーで出撃するも反撃かなわず、敵のジェイアークへの侵入を許してしまいます。パルパレーパとの戦いでの敗北後、ケミカルボトルの力により操られていた凱。しかし、ケミカルボトルは対象者の肉体を操るものにすぎず、その心までは操られていませんでした。操られていたものの、凱の意識自体は残り続けていたというのがミソ。護や命がこの凱の意識に語り掛けたことにより、凱はじょじょにケミカルボトルの力から解放されていきます。ボロボロに打ち砕かれたものの、凱は護や命に励まされることで、再び勇気を取り戻すことに。くどいくらい“勇気”や“勇者”というワードが登場するのが、『ガオガイガー』らしいですね(ほめてます)。凱を取り戻したのはよかったものの、その代わり危機に瀕していたのがジェイアーク。パルス・アベルたちの攻撃により、ソルダートJはJジュエルの力をも失ってしまい、ジェイダーは胸部を破壊され機能停止に追い込まれます。戒道の力を悪用し、Jジュエルの力の停止コマンドを使ってソルダートJを追い込むパルス・アベル。あまりにも敵側がチートすぎるぞおい!それにしても、『FINAL』は味方(凱)側のロボットの大破シーンがやたら多いなぁ。


凱を救い出した護と命は、そのまま三重連太陽系内にあるGクリスタルのもとへ。ここにはカインの遺産でるギャレオンが眠っていました。しかし、それを狙っていたのがソール11遊星主。パルパレーパたちが現れ、Gクリスタルが破壊されていきます。ペイ・ラ・カインにギャレオンが強奪されそうになった時、その中にいたのは―!このシーンでは、ギャレオンが誕生した真の意味が判明。赤の星アベルが作り出したソール11遊星主に危機感を抱いたカインは、それのアンチプログラムとしてギャレオンを開発。それをGクリスタルの中に閉じ込めており、来る戦いに備えていました。今までゾンダーとの戦いで活用されてきたギャレオンでしたが、それは当初カインが予定していた使い方ではなかったようですね。そんな強大な力を持つギャレオンですが、ソール11遊星主がそれを見逃さないわけがない。彼らはギャレオンにパワーが充填されたタイミングを狙ってGクリスタル内に侵入。ギャレオンを強奪しようとします。ソール11遊星主の原動力は、Gストーンを上回る力を持つラウドGストーン。しかしこれには、Gクリスタルが放つジェネシックオーラのもとでは出力が低下するという欠点がありました。そういったこともあり、彼らは今まで護を泳がせ、ギャレオンへのパワーを充填とその際のジェネシックオーラの消失タイミングを狙っていたんですねぇ。彼らの作戦は完璧に思われましたが、それは凱の活躍によって打ち砕かれます。ギャレオンの口の中から出てくる凱が最高にカッコいい。そう、ギャレオンは知っている。本当の勇者を!


勇気を取り戻し、勇者として再び立ち上がった凱。彼はギャレオンとフュージョンし、ジェネシックガイガーになります。さらに、謎の声に導かれた命がジェネシックドライブを行った時、ジェネシックマシンも復活。それらはジェネシックガイガーを中心にファイナルフュージョンし、ジェネシックガオガイガーとなるのでした。Gクリスタルのパワーを受け、真の力を得たジェネシックガイガーの力はハンパない。ソール11遊星主の作り出したキューブマシンを、攻撃一発で粉々に粉砕。パルパレーパたちともほぼ互角に渡り合います。TV本編でのガイガーは、特に後半苦戦することが多かったので、これだけ有利に戦いを運んでいるのは、なんだか新鮮に感じましたね。そして、ジェネシックガイガーはジェネシックマシンとともにファイナルフュージョンし、真のガオガイガーともいえるジェネシックガオガイガーへと進化。その圧倒的なパワーは、戦局をひっくり返すのでした。ここで登場、ジェネシックガオガイガー!真の姿だからか、今までのガオガイガーに比べるとイカつく、そしてハデな装飾が目立つデザインに。そしてこれもまたかなり強い!このジェネシックガオガイガーの誕生により、凱たちGGG側にも希望の光が見えてきましたね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第7話から第8話(終)をご紹介予定です。君も、熱きラストステージへ、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、2000年発売のOVA勇者王ガオガイガーFINAL』後期OPテーマ「勇者王誕生!-究極神話(マイソロジーヴァージョン-」です。

 

『FINAL』の後半で使用されることになったOPテーマ。基本的には「神話(マイソロジー)ヴァージョン」をベースにしており、遠藤さんの歌唱をベースに女性コーラスを追加した楽曲になっています。

 

女性コーラスが入ったのは曲の印象に変化がつけられたのでいいのですが、イマイチこう強さというか、アツさがグレードダウンしちゃったような気がします。悪くないんだけど、ちょっと残念だよなぁ。

 

 

 

 

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