今回は、『魔法×戦士マジマジョピュアーズ!』の総括感想記事です。
『ミラクルちゅーんず!』の成功をキッカケに、近年の新規特撮作品としては快挙ともいえるシリーズ化を果たした「ガールズ×ヒロイン!シリーズ」。『マジマジョピュアーズ!』は、このシリーズの特撮作品面でのさらなる可能性を感じさせてくれる作品になっていたと感じましたね。
『ミラクルちゅーんず!』はもともとダンス要素に特撮作品要素を付加した作品になっていましたが、『マジマジョピュアーズ!』は、逆に特撮作品にダンス要素を付加したような作風に。miracle²に続きガールズユニット(magical²)として売り出す予定だったとはいえ、この大胆な転換にはいい意味で驚かされました。
前作よりもより「子供向け特撮番組」という要素が強くなったため、フォーマットはそのままにストーリーの展開面では様々なものが楽しめるような形に。悪役内での世代交代、幹部たちの改心がラスボス(邪魔大帝)撃破につながるなど、バトルヒロインものにならない程度に面白い試みがなされていましたね。以前の記事でも触れましたが、この意欲的な姿勢はもっと評価されるべきだと思うなぁ。まあ、ちょっと捌ききれてなかった感もあるけど…。
そして、肝心の特撮面は、前作に引き続き丁寧なCG合成が特徴。しかし、製作期間が前作に比べて短かったからか、幾分かシンプルになってたものの、それでもそのクオリティ自体はきちんと維持されていましたね。やっぱりこの丁寧な合成が、「ガールズ×ヒロイン!シリーズ」を支えてるんだと思うんだよなぁ。
さらにアイドル活動面に目を向けると、magical²もmiracle²に負けないくらい活躍。さらに、miracle²は『ミラクルちゅーんず!』終了と同時に解散扱いとなりましたが、magical²は同じく解散扱いになったものの、そのほとんどのメンバーがGirls²にスライドして存続するなど、予想していなかった発展をしてくれました。今後も作品が増えるたびに、こうしてGirls²のメンバーとして追加加入していくのかなぁ。
『ミラクルちゅーんず!』のベースを受け継ぎつつ、しっかりとシリーズを発展させてくれた『マジマジョピュアーズ!』。そして「ガールズ×ヒロイン!シリーズ」の歴史は、『ファントミラージュ!』へとバトンタッチされました。
Girls²の結成が、なんだか“今までの集大成”って感じで「もうシリーズ終わっちゃうのか!?」ってちょっと心配になるけど、まだまだ頑張ってもらいたいぞぉ!
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