『仮面ライダージオウ』EP26　ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

避けられぬ2人の戦い

違うな…。ジオウを倒すのはお前じゃあない。俺の使命だ！アナザージオウとの戦いが続く今回の『仮面ライダージオウ』は、ゲイツの強化フォームであるゲイツリバイブ初登場回。てっきり今回でソウゴの過去とアナザージオウに関するお話は完結するのかと思いきや、まだまだ引っ張る形になっており驚かされました

全ての原因は、やはり2009年のバス事故にある様子。事故の真実とは何か？そしてゲイツとツクヨミはそこで何を見たのか―？これが次回のお話の肝になりそうですね。

前回、アナザージオウと戦うことになったジオウⅡ。しかしその結果は、ソウゴがダメージを負った上にゲイツはリバイブの力を発動できないという散々なものでした。リバイブの力を使えなかったことで悩むゲイツ、そしてシュウォルツが1人で勝手に行動していることで、自分たちの今までの活動に疑問を持つウール。2人が偶然川沿いで出合っていた頃、ツクヨミは1人で2009年に飛んでいました。黒ウォズ曰く、ジオウⅡの力とアナザージオウの相性は悪く、ジオウⅡの力でアナザージオウを倒すことは困難らしい。これがのちのゲイツリバイブ登場の必要性にもつながりますが、同時に後半のソウゴの戦い(ジオウⅡとアナザージオウの一騎打ち)にもつながっていたのはちょっと面白かったです。これ、狙った演出なのかな？一方タイムジャッカー側では、ウールがシュウォルツの行動に疑問を持ち始め、それを自分たちの今までの行動に対する疑問につなげていくことに。ここ最近彼は仲間内で利用されっぱなしでしたから、このように考え方が変わるのも理解できます。味方化するまではなくても、途中でシュウォルツたちに反旗を翻すもやられちゃう…って展開はあり得そうだなぁ

いったんクジゴジ堂に帰ってくるも、ツクヨミたちの行動、そして黒ウォズの発言を受け、再びそこを飛び出すソウゴ。彼は早瀬の行方を追いますが、既に彼は飛流に襲われた後でした。同じ頃、ゲイツはタイムマジーンでツクヨミのいる2009年へ。バス事故の直前の時間に降り立った彼が見たものは―！アナザーウィザードの記憶がないはずなのに、そのことを断片的にフラッシュバックして思い出す早瀬。やはり飛流の言うように、一度アナザーライダー化した人間は、ジオウたちに倒されてもその力や記憶は完全にはなくならないようです。アナザーライダーウォッチの副作用ともいうべきものだけど、これ物語の後半で何か重要な展開に絡んだりするのかなぁ。ソウゴがジオウⅡとなってアナザージオウと戦い始めた一方で、2009年のバス事故の日にやって来ていたゲイツ。彼はそこで、ツクヨミの行動とバス事故の真実を目撃します。バス事故でいったい何があったのかは、視聴者側には今回も分からずじまい。ツクヨミが「ソウゴ！」と叫んで銃口を向けるという、不穏な描写が挿入されました。ここで注目したいのが、ツクヨミの銃口の先。もし子供時代のソウゴを狙っていたとしたら、あんなに高いところを狙ったりはしません。ということは、彼を守るために何者かに銃口を向けた…という可能性が高いと思われます。しかし、それだと腑に落ちないのが、後述のゲイツリバイブ登場の際のゲイツの変わりよう。やはりソウゴも、知らず知らずのうちにこの時何かを犯していたのでしょうか

アナザージオウと激しくぶつかるジオウⅡの前に現れたのは、なんとゲイツ。彼はジオウを倒すということを固く誓っており、そのままゲイツリバイブ剛烈に変身します。アナザージオウを驚異的なパワーで吹っ飛ばすも、シュウォルツの邪魔が入って取り逃がしてしまうことに。彼はその後、ジオウⅡにその矛先を向け、戦いを挑みますが…。ここで登場、ゲイツリバイブ。まずは剛烈に変身してアナザージオウを吹っ飛ばしますが、ここでの資材置き場における多段爆破演出が超カッコいい！ゲイツリバイブ剛烈の強さをアピールするにふさわしいドハデっぷりでした。このままアナザージオウを倒す勢いだった彼ですが、アナザージオウはシュウォルツの手によって撤退。すると彼は、ジオウⅡとの戦いを開始し、疾風の力も併用しながら着実にジオウⅡを追い詰めていくのでした。ゲイツリバイブの特徴は、パワー系の剛烈とスピード系の疾風が使えるて、さらにその2つのフォームに瞬時に変身できること。これによりフォーム別で力を使い分け、ジオウⅡにダメージを食らわせていきます。CGを駆使したゲイツリバイブのフォームチェンジは、スムーズなうえに流れるような戦い方を見せてくれていて、一見の価値あり。でも、次回以降でこの演出が出てくることは…あるのか？