お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『太陽の勇者ファイバード』ちょっとした感想 Sunrise.1(第1~3話)

BURNIN' ファイバード!ファイバード!!ファイバード!!!今回は、『太陽の勇者ファイバード』の感想記事第1回目です
 
世界観も地続きなためか、『エクスカイザー』のフォーマットを維持しつつ、さらにそれを発展させたような形になっている『ファイバード』。さらに、そこに「宇宙警備隊のメカニック」という要素が付加されたことで、第1話の時点からドハマりしてしまいました。いやぁ、やっぱりメカニック描写って、いいよね!
 

第1話「奇跡の勇者(ミラクルヒーロー)登場!」

1991年2月2日放送
登場した敵他:サンドトレマー(メカ獣)
「本当に宇宙から来たなんてスゲェ!ミラクルカッコいいじゃん!!」
 
STORY:祖父である天野博士のアンドロイド研究に期待を寄せる天野ケンタは、その研究が今日完成すると聞いて大喜び。ところが研究自体は失敗、火事が起きて騒ぎになってしまう。残念がるケンタだったが、彼の目の前に強い光が降り注ぎ、あのアンドロイド=火鳥勇太郎が動き始めた。そして事件が起きた時、勇太郎はファイヤージェットで出動。なんと合体・変形してロボットになった!彼の名前はファイバード、ミラクルカッコいいぜ!!
 
勇者エクスカイザー』の好評を得て制作された、勇者シリーズの第2弾『太陽の勇者ファイバード』。今回はその第1話となりますが、大まかな枠組みとしては『エクスカイザー』を踏襲しつつも、メカニック描写等にも重点を置いて変化をつけようとしていたのが印象に残りました。敵組織のことにはほとんど触れず、勇太郎の誕生描写が中心になっていたのも興味深かったですね。
 
天野ケンタは、祖父:天野博士の研究の完成を楽しみにしている元気な小学生。今日こそ研究が完成すると聞き、従姉弟であるハルカとともに研究所を来訪。そこで彼らが見聞きしたのは、何回も聞かされている博士のレスキューチーム構想と、相変わらず不摂生そうに暮らす博士の姿でした。前半部分は、勇太郎を除くメインキャラクターの紹介が中心。各キャラクターが自分の名前や性格を具体的に述べるシーンはありませんが、その所作や言動などから各々がどういった立ち位置なのかがわかるように描写されています。特に面白いのが、ハルカと博士のやり取り。本編開始からわずか2~3分の間に何度も研究所内でやり取りを行い、お互いの性格がわかりやすく描かれています。『エクスカイザー』の出だしと比べると、こういった面では『ファイバード』はかなりテンポが速いと感じますね。そして、一見すると変わり者に見える天野博士ですが、彼が真剣に考えていたのは、来るマイナスエネルギーによる災厄から人々を守るために考案した、レスキューチーム構想。既に必要なメカニックはすべて作り上げており、今はそれらを操縦することになるアンドロイドの製作を行っていました。これだけの開発資金、いったいどこから調達してきたんだろう…?税務署のことを気にしてるあたり、何か裏があるのでしょうか。今回では敵組織(ドライアス)たちに関する説明はほとんどなし。マイナスエネルギーがとにかく悪影響を及ぼすもの、そして博士のライバルであったDr.ジャンゴという科学者が悪者ということくらいしかわかりません。このあたりは、次回以降で解説されるのでしょう
 
Dr.ジャンゴの研究所に謎の光が降り注いだのと同じ頃、アンドロイドの調整も終わり、起動スイッチを入れる天野博士。ところが配電盤などがショートし、ボヤ騒ぎを起こしてしまうことに。起動に失敗して落ち込むケンタでしたが、偶然再度部屋に立ち入った際、目の前で強烈な光を目撃します。Dr.ジャンゴは、今回この彼が自作したアンドロイドの起動シーンでのみ登場。海底に研究所を作っちゃうくらいですから、相当な資金力がありそうですね。ジャンゴがアンドロイド研究をほぼ完成させている一方で、天野博士のアンドロイドは起動に失敗。アンドロイドとその周辺設備はハルカに消火剤をぶっかけられたため無事でしたが、マイナスエネルギーの検知器が異常過熱して発火してしまいます。どうやらこの検知器は、過剰なまでのマイナスエネルギーを検知したらしい。ジャンゴの研究所に降り注いだ光=ドライアスたちの来襲のせいですね。天野博士が言っていた、近いうちに起こりうるというマイナスエネルギーによる災厄は、ウソではなかったのか!そんな天野博士は、どうやら警察からも目をつけられているらしく、佐津田刑事から脱税等のことでいろいろ訊かれるハメに。そりゃ、申告上無収入な博士が、こんな大掛かりな設備作れるわけないもんね…。ちなみに、このシーンではアンドロイドに光が降り注ぐと同時に、周囲のいくつかのメカにも光が。これが第2話以降のファイバードの仲間たちの誕生につながるんでしょうね

光が収まると同時に、アンドロイドは突如として起動。それを見た天野博士たちは実験が成功したと思い込み、アンドロイドに「火鳥勇太郎」という名前を与えます。勇太郎の起動を喜んだのもつかの間、中東で謎の怪獣が出現。石油プラントを守るため、勇太郎とケンタはファイヤージェットに乗り込んで出撃します。勇太郎の誕生シーンは、なんだか『ターミネーター』を真似たんだろうと思われる展開に。勇太郎はアンドロイド用シリコンを塗り込んで自分の身体を人間そっくりに構成しますが、服を着るという文化を理解していなかったため全裸で研究所内に現れます。ハルカが思わず赤面してたけど、勇太郎は人間に酷似するように作られているはずだから、そういうモノもきちんと造形されてたってことだろうなぁ…。勇太郎誕生直後、中東地域で事件が発生。謎の2人組によって操られた怪獣=メカ獣により、石油プラントが襲撃されてしまいます。この知らせを受けた勇太郎とケンタは、ファイヤージェットに搭乗。現地へ赴いて消火弾を発射し、火災を食い止めます。このファイヤージェットの発進シーンこそ、『ファイバード』の大きな魅力の1つ。『エクスカイザー』では設定的な面でほとんど描かれることがなかったメカニックの発進シークエンスが、『ファイバード』の場合かなり丁寧に描かれています。カニック好きな私としてはたまらない描写。灯台の下部分から飛び出した滑走路を使い、発進していくファイヤージェット。こだわられたメカニック描写がやはり素晴らしい!

火災を鎮圧した勇太郎でしたが、メカ獣を目撃した彼は、突然鳥のような形をした火に包まれながらダッシュし、ファイヤージェットと合体。ファイバードという巨大ロボになります。やがてファイバードはフレイムブレスターという支援戦闘機も召喚し、武装合体。最後はフレイムソード・チャージアップで敵を倒すのでした。「主人公格のロボットがサポートビークルと合体して巨大ロボになる」というのは勇者シリーズではメジャーな設定ですが、『ファイバード』の場合それが勇太郎というアンドロイドである点が興味深い。「合体している」という印象は薄れてしまいますが、面白い試みだと感じました。ファイバード、そして武装合体ファイバードは、今回はそれほどハデな戦闘はしなかったものの、要所要所でのポーズや見得切りがカッコいい!特に必殺技:フレイムソード・チャージアップのバンクシーンが素晴らしい出来でしたね。いやぁ、こりゃ確かにミラクルカッコいいぜ!!
 
 
 

第2話「サミット爆破2秒前」

1991年2月9日放送
登場した敵他:フラブレイ、シークラブ(メカ獣)
「仕方ない。ケンタ、お前を宇宙警備隊地球特別隊員に任命する!」
 
STORY:テレビなどを観て、地球の文化に慣れていく勇太郎。その後あることをきっかけに、ケンタたちは勇太郎の仲間である宇宙生命体が、特殊作業メカに憑依していることを知り「エースバロン」と名付けた。そんな時に判明するドライアスのたくらみ。狙われたのは各国首脳が集うサミット!爆弾が仕掛けられ大パニックの豪華客船内に乗って勇太郎たちが駆け付ける。そしてエースバロンは、新たな合体を遂げた!「五体合体!サンダーバロン!」
 
前回ほのめかされていた、勇太郎=ファイバードの仲間である宇宙警備隊隊員の存在。今回はその1人であるエースバロン、その合体変形形態であるサンダーバロンの初登場回となりました。デビュー回の割には出番が少なかったような気がしますが、その分勇太郎の活躍、そして彼が人間らしさを身に着けていく過程がきちんと描かれていましたね。
 
地球のことが何もわからず、テレビなどを観て文化や言葉の勉強をする勇太郎。ドラマを観たりニュースを観たりしてケンタに疑問点をぶつけていきますが、ケンタがすべてわかるはずもなく投げ出してしまうような形に。そんな時、誰もいないはずの地下格納庫から声が聞こえて…?勇太郎にとって地球の文化は何もかもが新鮮ですが、特に時代劇が気に入った様子。時代劇ばかり見ていたせいで、どんどんそれに影響されてべらんめぇ口調になってしまいます。整った面立ちと爽やかな印象を持っているのにもかかわらず、その行動と口調は上述したことの関係でドハデ。こういったギャップのある感じのヒーロー、私は好きですね。でも、チャンプにドーナツ1個盗られたからって、机に飛び乗って「神妙にせぇ!」っていうのはやりすぎな気が…。その後、天野博士は格納庫内での不審な話し声を感知しますが、その声の主は博士が製作した作業用メカニック。そのメカの中に勇太郎の仲間である宇宙警備隊員が憑依しており、そのことを気に入った博士は、彼を「エースバロン」と命名します。エースバロンは勇太郎とは宇宙語で話し、どうやら本名は別にある様子。しかしエースバロンという名前に悪い気がしなかったからか、地球上ではエースバロンと名乗ることにするのでした

博士が新たなる発明:マシン時間停止マシーンをケンタたちに披露している頃、豪華客船クイーンメリー号ではサミットが開催。ところがそのサミットにシュラとゾルが乱入し、各国首脳のいる会議室を占拠。爆弾を設置して首脳たちに地球の支配権をドライアスに明け渡すよう要求します。博士の作品は調子がイマイチだったり失敗だったりということが多いですが、このマシン時間停止マシーンのその1つに。当初はすべての機械の時間を一時停止させられるという設計でしたが、実験で使用した電動ノコギリは停止せず。その代わりに振り子時計は動きを停止したため、半分成功半分失敗という形に終わります。何気ないワンシーンでしたが、ここにおける「マシン時間停止マシーンは時計を止めることができる」という機能は、後半の展開で活用されることになりました。一方のDr.ジャンゴは、既にドライアスと結託。地球制服の野望を実現するため、各国首脳の集まるサミットを狙います。今回もドライアスら敵組織についての明確は説明はありませんでしたが、ジャンゴとドライアスが既に仲間になっているということから、彼らの会話や行動などで、お互いの立ち位置やその狙いなどがわかるようになっています。なるほど、単に説明ゼリフを挿入するんじゃなくて、こういった描写で設定を説明する方法もあるんだなぁ

マイナスエネルギーを検知したことで、出動命令が下る勇太郎とケンタ。彼らはサンダージェットに乗り込み現場へ急行、船内への潜入に成功します。そして会議室に突入した勇太郎は、シュラとゾル、そしてその配下であるテシターと対峙。戦いを繰り広げつつ爆弾を解除しようとします。前回ファイヤージェットを使ったのに対し、今回は新メカニックであるサンダージェットを使用。その理由は、バロンチームの販促はもちろんのこと、メカ獣に襲撃を受けている船内に潜入するため、海底から接近を試みるためでした。サンダージェットはエースバロンを中心とする5つのメカニックが、ビークル状態で合体している大型戦闘機。ファイヤージェットとはまた違った、これでもかというほど長くて細かい発進シークエンスにワクワクさせられました。サンダージェットの発進シーンは、ファイヤージェット以上にウルトラシリーズの防衛隊っぽさを感じたなぁ。船内に潜入した勇太郎は、会議室でシュラたちと戦闘に。肉弾戦でテシターたちをなぎ倒し、なんとか爆弾を持ち出すことには成功します。やはり時代劇の影響を受けているためか、べらんめぇ口調で壇上に上がり、シュラたちに見得を切って見せる勇太郎。カッコいいけど…なんか笑える

爆弾を持ち出したものの、解除ができない勇太郎。メカ獣も暴れだしたため、勇太郎はエースバロンに指示を出し、エースバロンはサンダーバロンに合体変形して応戦。その間に、爆弾は博士のマシン時間停止マシーンによって一時的に機能停止されたことで、船上での爆破を回避。勇太郎はその後ファイバードへと合体し、サンダーバロンとともにメカ獣を撃破するのでした。前半で登場したマシン時間停止マシーンが、この場面で活用。時計の機能を停止できるということで、時限爆弾の時計をストップさせ、その間に勇太郎が天高く放り投げます。前半の何気ない展開が生かされた瞬間。いやぁ、この展開はちょっと予想してなかったなぁ。そして、今回のメカ獣との戦闘で、サンダーバロンが初登場。エースバロンを含む5体のロボ:バロンチームが合体した姿ですが、合体前の各ロボットがエースバロン以外自我がないのがちょっともったいない気がしましたね。せっかく戦闘機に合体もできて、個別でビークルでも活動できるんだから、全員話す程度の能力があってもいいんじゃないかなぁ。ファイバードが剣術中心での戦闘を行うのに対し、エースバロンは銃火器や肉弾戦による攻撃が得意。海中でロケットパンチを繰り出すなど、ファイバードがしなさそうな攻撃をしているのが興味深かったですね
 
 
 

第3話「勢ぞろい宇宙警備隊」

1991年2月16日放送
登場した敵他:ベノマベント(メカ獣)
「ほんとビックリしちゃったよ。火鳥兄ちゃん、仲間がいっぱいなんだもん!」
 
STORY:天野博士を監視しようとする佐津田刑事と、偶然出会った勇太郎。勇太郎はその時、刑事の乗るパトカーに仲間であるガードスターが憑依していることに気が付いた。ガードスターに乗り込んでドライブする勇太郎とケンタだったが、またしてもDr.ジャンゴが動き出す。シュラとゾルフロンガス工場を襲う時、ガードファイヤーとガードレスキューも現れ、ガードチームは合体を遂げる!「三体合体!ガーディオン!!」見よ、これが宇宙警備隊だ!
 
ファイバードたち宇宙警備隊の新たなる仲間たち、ガードチームの初登場回。ガードスターらガードチームの紹介はもちろんのこと、国枝美子やリスターといった、これからストーリーに関わってくる人物やアイテムが登場しているのも見逃せません。ファイバードとサンダーバロンの活躍もしっかり描いていましたし、バランスのとれた一編だと感じましたね

ケンタが学校でファイバードのことを口外しそうになる一方で、天野博士を30億円強奪事件の真犯人だとにらみ、今日も監視を続ける佐津田刑事。しかし、偶然勇太郎と出会ったことで博士にそのことがバレてしまい、言い争いになってしまいます。その時、勇太郎は佐津田刑事のパトカーに何かを感じ取ったのでした。主人公の少年が秘密を口外しそうになるのは、子供向けアニメでは鉄板ネタ。案の定ハルカにそのことを注意されてしまいます。そういえば、『ファイバード』は『エクスカイザー』に比べて学校や健太の友人の出番が少ないような気がしますが、ストーリーには今後あまりかかわってこないのでしょうか。それと同じ頃、佐津田刑事は天野博士の研究所で勇太郎とばったり遭遇。職務質問しますがトンチンカンな答えが返ってくるので困惑。おまけに博士の作ったミラクルハード接着剤が手にかかったことで、玄関前の木から手が離れなくなってしまいます。前回に比べて多少地球の言葉を覚えた勇太郎ですが、チョウを「ハト」と言ったり、チューリップを「スミレ」と言ったり、やっぱりまだまだな印象。研究所近くの警察官から、さえない新人助手扱いされてしまいます。正体をバレないようにするためには、逆にこういった印象をつけておいた方がいいのかもしれないけど…。第1・2話ではカタブツな感じの印象だった佐津田刑事でしたが、今回は表情豊か。なんだかんだで、天野博士と仲いいんですね

佐津田刑事のパトカーにガードスターが憑依していることを知った勇太郎は、ケンタとともにそれに乗り込みドライブへ。しかし、そこへフロンガス工場襲撃事件の報せが入り、勇太郎たちは現場へ向かうことになります。この事件の犯人は、やはりドライアスとDr.ジャンゴなのでした。パトカーにガードスターが憑依していることを知り、挨拶をしてケンタとともに平然と乗り込む勇太郎。一部始終をガッツリ佐津田刑事に目撃されてたし、これは逮捕されかねない行動だったぞ。まあ、結局逮捕はされなかったけど…。ガードスターの車内で、この地球におけるドライアスと結託している悪人が誰かを考える勇太郎たち。ここでケンタがジャンゴの名前を出したことにより、勇太郎もその存在を知ることになります。このシーンで、勇太郎とケンタがお互いに情報を出し合い、悪側の組織構成の核心をついていく過程が面白いと感じましたね。そんなドライアスとジャンゴが計画したのが、オゾン層破壊による紫外線での人類抹殺計画。「フロンガスオゾン層を破壊する」や「強烈な紫外線で人が死ぬ」という発想が、なんだか『ファイバード』の放送当時を感じさせます。今はもう、すっかりそういったことは言われなくなりましたもんね

ガードスターに乗って現場に到着した勇太郎たちは、一度ガードレスキューに出会うも再び分かれてそのまま工場内へ突入。シュラとゾル、そしてテシターたちと戦闘になります。勇太郎はテシターたちを倒し、工場内の逃げ遅れた人々は、再び合流したガードチームたちが救出。劣勢になったシュラとゾルは、メカ獣に乗り込み工場を一気に破壊しようとします。このシーンで、ガードチームの初期の残りメンバーであるガードファイヤーとガードレスキューが初登場。ガードスターが先行で変形したのちに2体も変形し、救助活動に当たっていました。バロンチームが人語を話すロボットが1体だけなのに対し、ガードチームは全員が人語を話し、自分たちの意思で活動できるため、にぎやかな印象を受けました。でも、ガードファイヤーだけちょっと出番が少なかったかなぁ…。勇太郎の戦闘、ガードチームのレスキューシーンでは、そういったハデな動きばかりに注目が行きがちですが、他にも重要なポイントが存在。ガードレスキューに乗り込んできた女医として、今後ストーリーにかかわることになる国枝美子が初登場。また、戦闘中危機に陥ったケンタは、勇太郎よりリスターを受け取ります。
 
メカ獣に対抗するために、勇太郎はファイバードへと合体。ガードスターたちはガーディオンへと合体します。メカ獣を何とか工場から引き離すことに成功しますが、フロンガスは流出。しかしそれもエースバロンによって食い止められ、最後は武装合体ファイバードのフレイムソード・チャージアップでメカ獣は倒されるのでした。ガードチームがガーディオンへと初合体。デザインがかなり『トランスフォーマー』のコンボイに似ているような気がしないでもないですが、この勇者シリーズ自体が『トランスフォーマー』から影響を受けているからかなぁ。ガーディオンに合体しているガードチームはレスキューメカがほとんどですが、戦闘能力はなかなかのもの。ファイバードとともにメカ獣を押し返し、ほとんどひるまずに立ち回れていたのが好印象でしたね。エースバロンは終盤にのみ登場しましたが、フロンガスを食い止めるという好アシストを披露。その際に使われたのが、冒頭登場した博士の発明品:ミラクルハード接着剤でした。前回と同じく、序盤で登場した何気ないアイテムが後半で役に立つことに。メインライターである平野さんは、こういった手法が得意だったのかな?
 
 
 
 
 
今回はここまで。次回は第4話から第6話をご紹介予定です。来週も、世界平和だ!
 
 
 
 
 
 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1991年放送の『太陽の勇者ファイバード』使用曲「必殺!フレイムソード」です。
 
 
武装合体ファイバードのフレイムソード・チャージアップや、ジェット合体グランバードのグランキャノン発射シーン、そしてグレートファイバードのフレイムソード・チャージアップなど、ファイバードの必殺技シーンで毎回のように多用されていた、OPテーマのアレンジBGM。これを聞くだけで、相手のスキを突いて一気に形勢逆転し、必殺技を決めるファイバードの姿が鮮明に思い浮かびます。
 
今まで様々な「勇者シリーズ」の作品を観、そして音楽を聴いてきましたが、BGMで一番好きな曲はやっぱりこれですね。そういえば、『ファイバード』の音楽担当は渡辺俊幸さんなんだよなぁ。これといい『ゴーゴーファイブ』といい『シンカリオン』といい、私は渡辺俊幸劇伴の作品に惹かれる法則でもあるのか?
  
 
 

 

 

それではまた次回、お会いしましょう!

 

 

 

 

 

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