GSPOパトカー、ひっそりと逝く
番組は変わって、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』です
怒ってるさ、自分のふがいなさに!俺はなぜ…、もっと早く気づけなかったんだ!?残す敵もドグラニオとザミーゴのみとなり、最終決戦の様相を呈してきた『ルパパト』。今回はドグラニオの脅威が描かれたと同時に、魅利と圭一郎の2人の描写が多く挿入されており、やはり圭一郎のアツいセリフが印象に残りました。お前、最終回直前になっても株をあげる気なのか…!
正体がバレたことにより、指名手配されることになった魅利たち。慣れ親しんだジュレも引き払い、とある洋館に身を潜めていました。彼らの捜査を続ける国際警察でしたが、途中から圭一郎は別行動に。自身の頭を冷やすために立ち寄った公園で、魅利と出会うのでした。捜査の中でノエルと再会し、彼に自分と初美花を仲良くさせたことを責める咲也。ノエルは彼に対し、静かに反論します。「快盗と警察が、本当に仲良くなれたらいい」と思って、咲也と初美花の関係を見守ってきたノエル。警察であり快盗で彼だからこそ、彼らの関係を通じてそれを本気で願っていたのでしょう。そして同時に、それがかなわぬ願いだとも気づいていたと―。一方、別行動をとる圭一郎は、変装をして公園で休む魅利を発見。圭一郎は彼に対して一切怒号をあげず、むしろ自分自身に対する怒りをぶちまけるのでした。「自分はなぜ気づけなかったのか」「なぜもっと早く助けてやれなかったのか」と、自分へ怒りを向ける圭一郎。実に彼らしい、そしてこれがまたいい!
アジトに一度戻っていたドグラニオは、やがて自ら出陣。巨大化して街を焼き尽くします。これに対し、ルパンレンジャーはビクトリールパンカイザーで挑むも敗北。魅利たちは重傷を負い、そのうち透真と初美花は意識不明のまま国際警察の手で病院へ収容されてしまうのでした。とうとう自ら動き出したドグラニオ。最終回直前なので彼が出張ってくるのはわかるのですが、なんか一気に小物化したように見えなくもなかったな…。しかし、さすがラスボスだけあってその強さは伊達じゃない。ビクトリールパンカイザーの合体をも妨害し、それの失敗後は、ルパンコレクションの力をフルに使って攻撃をすべて無効化。途中でエックスエンペラーも加勢しますが、戦力になる前に攻撃を受けまくり、ビクトリールパンカイザーもろとも爆炎に飲み込まれてしまいます。どうやら、自分の金庫の中に大量のルパンコレクションを隠し持っているらしいドグラニオ。それでいてその金庫は、周りについている鎖のせいで「自分でも開けられない」っていうんだから、今後どうやって魅利たちがドグラニオを倒すのかが気になりますね。ザミーゴのルパンコレクションが突破口になったりするのか…?
何とか1人で洋館に戻ってきた魅利。満身創痍の状態で、ザミーゴを倒すべく再び行動を起こします。その後、魅利は自分のことを探していた圭一郎と再会。彼の本心を聞いて感謝したのちに、2人はそれぞれ自分たちの戦いへと赴くのでした。朝焼けに染まる海岸をバックに、再会を果たす魅利と圭一郎。ここで圭一郎が、自分が警察官になった理由を語ったうえで「警察官という肩書のせいで魅利たちを救えないのなら、警察をやめる」という語るのが最高にカッコよかったですね。そしてそれを受けて、「圭一郎は自分みたいになれない」から、自分自身の戦いに戻ってくれと促す魅利の掛け合いも、これまたいい味出してるんだよなぁ~。ホント、このシーンは『ルパパト』の中でも1、2を争う名シーンですよ!その後、ついにザミーゴと1対1の勝負に出る魅利。この勝負に勝つのは、ルパンレッドかザミーゴか―!?
繰り広げられるザミーゴとの死闘。そしてついに、ルパンブルーとルパンイエローまでもがその手に落ちた。ルパンレッドとパトレンジャーに逆転の機会はあるのか!?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ閲覧&フォローの方お願いします→https://twitter.com/CTF_bongore_A