お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンR/B(ルーブ)』第17話 ちょっとした感想


ブースカ ブースカ ブースカ ブースカ 今日も元気に ピョンピョンでプー!






素敵です、ハッピーは世界を救います!『ウルトラマンティガ』のギランボ回以来、実に22年ぶりのハロウィンをテーマにしたお話が展開された、今回の『ウルトラマンルーブ』。基本的にはギャグ回のノリで、笑えるシーンも多めでしたが、最後にビシッとブースカがキメてくれてたのがよかったですね~


OPもハロウィン仕様になり、アサヒたちのコスプレもとい仮装も登場。こんなユルいノリの中で、最後の最後でサキから驚愕の事実が伝えられるなんて思いもしなかったぞ…






・ストーリー面

ハッピーハロウィン!ということで、ハロウィン要素を前面に押し出していた今回のお話。上述の通りウルトラシリーズのハロウィン回は『ティガ』以来ですが、今回もハロウィンという要素の使い方が上手かったなぁと感じました。ハロウィンがこんなにメジャーなイベントになるだなんて、『ティガ』のギランボ回をリアルタイムで観たときは想像もしなかったなぁ


毎年開かれている、銀河系の宇宙人たちを集めた大慰労会。無事会を終えたダダでしたが、その後ピグモンが“大御所様”に日程を誤って伝えており、しかもこちらに向かっていることを知り驚愕。地球のハロウィンに便乗して、仮装した人間たちを宇宙人に見立てることを思いつきます。ダダにムリヤリ協力させられることになったピグモンが、偶然発見してきた地球人とは…。ウルトラシリーズ以外でも、90年代頃からちょくちょく要素として取り上げられることが多かったハロウィン。そのお話の多くが「敵がハロウィンを利用して攻めてくる」といった感じのものでしたが、今回の『ルーブ』はそういった展開になっておらず、ハロウィンという要素の使い方が面白いなぁと感じました。パーティーに参加する宇宙人だと思わせるために、仮装した人間を集める…。うん、やっぱり面白い発想ですよ。その人間探しに駆り出されることになったピグモンが、偶然発見したのがアサヒたち。彼女もハロウィンパーティーの会場を確保できずにいたため、ピグモンの後をほいほいついていきます。ここでアサヒたちに自分たちのことを紹介するダダが、いちいち心の声が漏れるたびに顔が変わるのが面白い。うーむ、無駄に凝ってていいぞぉ!


洋館にはサキも居合わせており、彼女を巻き込んでハロウィンパーティーの準備を始めたアサヒたち。サキは相変わらずの態度でしたが、アサヒもこれに対しいつものノリで接します。ダダの思惑通り進んでいたパーティーの設営ですが、カツミとイサミがその場にやってきたことにより状況が一変。独りで勝手に取り乱したダダは、巨大化して暴れ始めてしまいます。なぜかダダの洋館にいたサキ。今回もあれこれアサヒに質問してはクールに振る舞いますが、結局アサヒのノリに飲み込まれてしまいます。この2人の会話で、初めてサキに兄弟がいたことが発覚。さらに、彼女の目的が「彼女たちのミス」に関することだということも判明します。やはりサキは単純な悪役じゃなさそう。彼女のこれまでの行動も、その「ミス」をカバーするためのものなのでしょうが、それが何なのか明かされるのは、まだしばらく先のことになりそうですね。その後、カツミとイサミの登場を経て、勝手に巨大化し暴れ始めたダダ。アサヒがミクロ化機の光線にあたりそうになった時、サキはバリアの能力で彼女を守ります。ただの悪役ならこんな行動しないはず。やっぱり、サキの抱えてる秘密が気になるなぁ


暴れまわったダダでしたが、最後はルーブの力によりもとに元のサイズに戻ることに。その時“大御所様”が現れ、居合わせたカツミたちもその正体を目撃します。大御所様は、ダダを注意したのちに銀河系の宇宙人による大慰労会の趣旨を語り、カツミたちとの再会を願いながら消失。笑顔で見送る彼らでしたが、その直後サキからとんでもない発表がなされるのでした。ダダが言っていた“大御所様”は、なんと快獣ブースカ。今回登場の着ぐるみは、昭和オリジナルのものを意識した造形になっており、声役である冨永さんも、オリジナルの高橋さんの声っぽく演技されていましたね。そしてここで見逃せないのが、ブースカによって語られた「大慰労会」の趣旨と理念。その内容が素晴らしかったと同時に、ブースカ自身がしっかりと大御所様らしい圧倒的貫録を見せてくれており、個人的には大満足でした。てっきりギャグのように登場するものだと勝手に思っていたから、こんなレジェンド怪獣のようなポジションで登場してくれるとは意外だったなぁ。ありがとう『ルーブ』!ありがとうブースカ






・特撮面

戦い重視のお話ではなかったため、戦闘パートは軽めでギャグ調だった今回のお話。しかし、ギャグ回こそ特撮で本気を出してくるのが円谷プロのいい所!後述する煙突爆破など、なかなか面白い特撮パートが多かったと思いましたね





今回の戦闘で効果的に用いられていたのが、滝のミニチュア。次回予告動画で辻本監督も触れていましたが、この滝は戦闘シーンでも活用されており、ブルの頭やダダの両手の消火に使われていました。ウルトラホーク3号の発進シーンをはじめ、ウルトラシリーズではちょくちょく出てくる滝のミニチュア。でも、単なる造形物というだけでなく、こうして使われるのって珍しい気がするなぁ。あと、『タロウ』におけるゾフィーのオマージュとしてブルの頭を燃やすんだったら、ダダは両手じゃなくて顔を燃やしてほしかったなぁ(オリジナルはウルトラマンスペシウム光線を食らって顔が黒焦げになるため)





ダダの動きを封じ込めるため、グランドの力とウインドの力を組み合わせることにしたロッソとブル。ロッソグランドの力が大地を割き、ダダを追い詰める!今回のロッソグランドの戦い方は、初登場時の第9話のようなダイナミックな攻撃の仕方が特徴的。そういえば、第9話の演出を担当されていたのも辻本監督でしたね。爆破を利用した土の演出は最高だけど、撮影に手間かかってるんだろうなぁ



跳ね返されたダダの怪光線が、煙突に直撃!真ん中辺りから爆発を起こし、ガラガラと崩れ去っていきます。煙突爆破のシーンは、光線を受けて木っ端みじんに吹っ飛ぶというわけではなく、真ん中部分が爆発し、そのせいでバランスを崩した煙突が倒れながら崩れるという特徴的な破壊シーンに。ビルの爆破シーンを応用したような演出になっており、これは「おおっ!」と唸らされましたね






クワトロMにまさかの密着取材!ノリノリで取材に臨むウシオだったが、この取材陣、どこか様子がおかしくて…?


次回はメフィラス星人ザラブ星人という胡散臭い宇宙人のタッグが登場。ギャグ回と見せかけて、実は意外にいいお話に仕上がっているパターンだぞこれは!























 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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