『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第41話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

本庄アカギ、すぐに堕ちる

お誕生日おめでとう、ハヤト！今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、10月17日のハヤトの誕生日を祝うべく、その準備にアキタたちが奔走するお話に。お話の流れ上ハヤトの出番は必然的に少なくなる分、アキタたちの活躍が多めで、プレゼントを何にするかに悩む彼らの姿が、コメディタッチに描かれていました

戦闘シーンもわずかでしたが、E5+E7とE6+E3と2つのリンク合体が登場。リンク合体同士が並んで戦うのは、今回が初めてという形になりました。前者はかなり久々の登場だし、もうちょっと活躍シーン見たかったかなぁ～

ツラヌキからのLINEで、超進化研究所にやってきたアズサ。そこではアキタたちが座っており、ハヤトの誕生日プレゼントについてあれこれ考えていました。参考までにと、フタバたち大人側のプレゼント内容について訊いてみるも、彼らから明確な答えはなし。どうしてもそれを知りたかったアズサは、ある行動に出て…。10月17日はハヤトの誕生日。誕生日プレゼントを何にするかみんなで考えるというのはよくあることですが、今回彼らがわざわざこうした会議を開いていたのは、以前アキタの誕生日会をやった際にプレゼントが丸被りするという現象が起きたからでした。まあ、1人くらいプレゼントが被るってことはあるかもしれないけど、4人(組)全員が被るなんて普通ありえないでしょ…。そうした事態を避けるため、会議を開くことにしたアキタたち。今回は大人と子供でプレゼントを分けるということだったので、彼らはまず大人側のするプレゼントをフタバに訊きますが、はぐらかされてしまうことに。しかしどうしてもそのプレゼントの内容が知りたかったアズサは、アカギの弱みを握ってスパイのようなことをさせ始めます。アズサからフタバとのことを言われ、ビックリするくらいわかりやすく動揺するアカギ。その結果、彼女の「フタバとの仲を取り持ってあげる」という言葉に屈してしまいます。ああ、アカギってやっぱり残念なイケメンすぎる…

地下世界ではカイレンがイザと再会していた頃、アキタたちは、ハヤトの好きなものを探すべく、フタバの協力を得て今までの戦闘ビデオを見ることに。自分たちなりの結論を出し、それをプレゼントにしようと思い立ちますが、そんな時アカギから大人側のハヤトへのプレゼントの情報がもたらされるのでした。Aパート後半は、アキタたちが映像を通じて今までの戦いを振り返るという形になっており、プチ総集編のような形に。アキタが大宮駅のホームに例えてハヤトに方角を教えたりとかってシーン、過去にありましたよね～。戦闘ビデオを通じて、ハヤトの鉄オタっぷりを改めて思い知らされたアキタたち。単なる商品のようなものではだめだと考えた彼らは、ハヤトの「鉄道に乗るのが好き」ということにヒントを得て、フリーパスなどの1日乗車券を思いつきます。ハヤトは鉄道好きのため、路線図や時刻表等はもちろん自分で購入済み。そのため商品系ではハヤトの持っているものや見飽きたものをプレゼントしてしまう可能性がありますが、1日乗車券など「鉄道を体験できるもの」であればそうしたことはない―。彼らはささっとこの発想に行きついていましたが、この発想の転換はなかなか面白いものだと思いましたね。しかし、そうした名案が出た直後、アカギから大人側のプレゼントの内容の情報がもたらされることに。それは東北新幹線はやぶさのグランクラスの乗車券でした。さすが大人たち、財力が違うぜ…(グランクラスは料金がかなり高い)

アキタたちのところへフタバもやって来て、プレゼントのことについて話していると、巨大怪物体出現の情報が。アキタたちと遅れてハヤトがこれに対して出撃します。フタバからの指示を受け、彼らは各々リンク合体。出現していたバチガミの亜種を次々に撃滅していきますが、戦闘中にそれらは突然消滅。代わりにカイレンがその姿を現し、ハヤトたちに挨拶をしてすぐ消えたのでした。フタバの話によると、彼女がもらって一番うれしかったものは、自分が生まれた年にできたワイン。両親からもらったようですが、アカギは勝手にお付き合いしている人からもらったと思い込んでしまいます。アカギの動揺っぷりがやっぱり面白いこのシーン。彼は皆さんご存知の通り悪いキャラではないので、最後は幸せになってほしいなぁ～と思いますが…、どうなるんだろう？このようにアキタたちが平和に過ごしている間に入ってきたのが、バチガミ出現の報せ。大宮支部全員で出撃することになった彼らは、フタバからの指示を受けてE5+E7とE6+E3にそれぞれリンク合体。破竹の勢いでバチガミを倒していきますが、突如それらは消滅し、代わりにカイレンが現れます。E5+E7とE6+E3、2つのリンク合体が一気に登場し大活躍してくれるのには注目させられますが、それと同じく見逃してはならないのが、リンク合体前のE6こまちたちの活躍。最近はE5はやぶさばかりがクローズアップされ、E6こまちたちは苦戦続きでしたが、今回はそれぞれの武器で敵を倒しまくっていました。やっぱり彼らも、日々トレーニングしてパワーアップしてるんですね～

戦いが終わって、ついに開かれるハヤトの誕生日会。大人側からは情報通りはやぶさのグランクラスの乗車券がプレゼントとして渡したのに対し、アキタたちが渡したプレゼントは、かなり粋なものでした。アキタたちがハヤトにプレゼントしたのは、ハヤトが生まれた年の月に発行されたJR時刻表。上述したフタバがもらって最も嬉しかったプレゼントから着想を得たものでした。実用性があるものではないですが、ハヤトは「当時どんな列車が走っていたかを知ることができる」として、興奮して大喜び。いやぁ、このプレゼントは本当に粋で、発想の勝利だと感じますよ。アキタたちもなかなかやるじゃないか！