お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンR/B(ルーブ)』第11話 ちょっとした感想


ヒーローとは何か?強さとは何か?





でも、この街を守れるのは…。いや、アイツを倒せるのは、俺たちしかいないだろう?今回の『ウルトラマンルーブ』は、ホロボロス登場回の中編にあたるお話。カツミとイサミが、マコトの自作自演に騙されてしまった大衆たちにショックを受けつつも、自分たちなりにウルトラマンりなる理由を改めて認識し、再び戦いに身を投じる姿が描かれました


中後半でのメインの悪役となるであろう、美剣サキも今回初登場。マコトの知らないところでホロボロスのルーブクリスタルを回収し、怪獣を再出現させた目的とは…?






・ストーリー面

カツミとイサミが、今まで綾香市の人々を守るために奮闘してきたのに対し、オーブダークの自作自演の戦いに騙され、簡単に鞍替えしてしまう街の人々。そのことに悔しさを抱きつつも、この街を守り、オーブダークを倒すために、2人が奮起する姿が描かれました。2人の奮起シーンが少し短い気もしましたが、戦闘シーンやサキの登場シーンのことを考えると、これが精いっぱいだったのでしょう。


ロッソとブルが力尽きて消失してしまった後、代わるように現れたのがオーブダーク。彼は当然ホロボロスの技などを知っているため、わざと王道的なウルトラマンの戦い方をし、勝利して見せます。ダーリンのテレビ中継と、戦闘後のマコトの煽動により、すっかりオーブダーク支持に回る大衆たち。カツミとイサミの必死の抵抗も、彼らには届かないのでした。オーブダークの戦いの詳細は後述しますが、確かに武居監督が言っていたように、典型的なウルトラマンの戦闘に。いつもの戦い以上にビルの破壊や爆発も目立っていましたし、特撮的にも戦い方的にも、確かに何も知らない人が見たら「これが正義のウルトラマンだ!」って勘違いしちゃいそうなシーンになっていましたね。こういった演出、面白く感じたなぁ。戦闘終了後、ミカン箱の上に立ち、新たなウルトラマン=オーブダークとともに、怪獣たちの脅威に立ち向かわなければならないと演説するマコト。大衆はすっかりその気にさせられ、カツミとイサミの訴えも彼らには全く届きません。「本来守るべき人々が、敵に騙されてその敵を支持してしまう」という構図は、過去のウルトラシリーズにもみられた構図。いやあ、最終的にはマコトの悪事がバレるだろうということがわかっていても、このシーンは観てて辛いですね


テレビでもオーブダークの人気が徐々に上がり始め、人々に失望するカツミとイサミ。その悩みを当然ウシオに明かせるはずもなく、2人は夜の川沿いで話し合います。時に冗談を言い合うものの、やはり2人の「街と人々を守り、オーブダークを倒す」という決意を新たにするのでした。今まで人々を守るために戦ってきたのにもかかわらず、強いヒーローだからという理由であっさりオーブダークに鞍替えしたその人々を見て、「強さとは何か?ヒーローとは何か?」ということを悩むイサミ。それに対してカツミは、冷静に今まであった事実を述べつつも、イサミの悩みに対してはあえて答えを出さず、「街と人々を守り、オーブダークを倒す」ということを改めて決意します。第1話で偶然ウルトラマンに変身し、第2話では調子に乗っていたカツミとイサミ。数々の戦いを通して、彼らはここまでのことを考えられるくらいに成長していたんですね。決意を新たにするシーンは、彼らが成長したことを感じられるシーンという感じで、とてもGoodでした。でも、欲を言えばもう少しカツミたちが奮起するまでの描写に時間を割いてもよかったかも…


翌日、ベゼルブを召喚し、再び自作自演の戦いをしようとするマコト。ところがベゼルブは思ったほどオーブダークの言うことを聞かず、さらにロッソとブルも再登場したため、戦いは混沌を極めますオーブダークの卑劣なやり方に怒っているロッソとブルは、交代しながらオーブダークとベゼルブ両方を相手にし、ベゼルブの撃破に成功。次はオーブダークだ…という矢先に突然出現したのが、あのホロボロスでした。ベゼルブ撃破後、いつも通りのあのポーズをして見せるロッソとブル。その一連の動作を、アサヒが初めて生で目撃します。何かに気づいたような表情をするアサヒ。あっ、多分2人の正体に気づいたな?その後、ロッソとブルがオーブダークと戦う中、ホロボロスを出現させたのは、今回初登場のサキ。現時点では彼女の目的は一切不明ですが、専用のルーブジャイロを持っているあたり、只者でないことは間違いないでしょう。サキに召喚されたホロボロスは、前回登場した時以上に凶暴化している様子。この強敵を、倒せるのかロッソとブル!?





・特撮面

オーブダークによる王道的なVSホロボロス戦の戦闘、VSベゼルブ戦では、ロッソ&ブル×オーブダーク×ベゼルブという三つ巴の戦闘が描かれるなど、個性的な戦いが楽しめた今回。後半の戦闘では「Hands」がBGMとして流れており、テンションをアゲアゲにしてくれていましたね!





ロッソとブルに代わって、オーブダーク登場!突然現れた黒きヒーローは、ホロボロスの攻撃を受けてビルを壊しつつも、接近戦を中心にホロボロスに戦いを挑み、最後はダークオリジウム光線で完全勝利をおさめます。オーブダークとホロボロスの戦闘は、全ての事情を知っている視聴者からすれば、腹が立つくらい王道的なウルトラシリーズの戦闘に。登場当初は優勢→スキを突かれて一気に劣勢→そこから逆転を果たして必殺技でフィニッシュという、戦闘の流れになっていました。思えば、こういった典型的な戦闘シーンって、久しく観てないような気がするなぁ。これがロッソやブルによるものだったら、大興奮必死だったのに…。ちなみにこの戦闘シーン、オーブダークをより正義のウルトラマンっぽく見せるためか、ビルの破壊や爆発にいつも以上に手間がかけられており、見ごたえのある特撮になっていました





翌日、市街地にベゼルブが出現。オーブダークは自分の台本通りにベゼルブを倒そうとしますが、ロッソとブルがそうは問屋が卸さない!2人はコンビネーションを生かしてオーブダークとベゼルブ両方を相手にし、ベゼルブを倒すのでした。『オーブオリジン・ザ・ファースト』で登場したベゼルブが、今回地上波初デビュー。造形的にも好きなデザインの怪獣なので、ぜひソフビ化してほしいですね。そんなベゼルブとロッソ&ブル、そしてオーブダークの戦闘シーンは、三つ巴の戦いに。どちらかの戦闘一辺倒にならず、バランスよくどちらともの戦闘シーンを描写しており、BGMに「Hands」がチョイスされていたため、観ているときはテンションMAXになりましたね



ホロボロス登場直前、オーブダークとの戦いに挑むロッソとブル。シーンも短く特筆するようなシーンもありませんでしたが、オーブダークにわざわざコブラツイストをかけ、顔をひっぱたくロッソとブルの姿に笑わされました






強敵ホロボロスに苦戦させられる、ロッソとブル。アサヒの手元にオーブリングNEOが届くとき、兄弟たちに奇跡が起きるのか?


次回は前半戦の集大成ともいうべきお話。どうやってホロボロスと決着をつけるのか?オーブダークとの決着は?そして、サキの目的とは!?



















 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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