お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンR/B(ルーブ)』第10話 ちょっとした感想


× ピザカッター × 美顔器 〇 オーブリングNEO






はい、ハッピー!\ハッピー!!!/ ホロボロス登場回前編となった、今回の『ウルトラマンルーブ』。サブタイトルにもなっている「湊家の休日」パートは、中盤辺りで早々に終わり、後半はロッソとブルのホロボロスとの戦闘、そして「ウルトラマンになること」と「ウルトラマンであること」にこだわるマコトの活動が中心になっていました


前回と前々回で自分の素性をカツミとイサミにばらしたからか、マコトの悪役としてのいやらしさがパワーアップ。『ミラクルちゅーんず!』でも悪役を演じていた、深水さんの演技が光ります。ウルトラシリーズにおいて、このマコトのようなタイプの敵って少ないんじゃないかなぁ。





・ストーリー面

湊家が楽しく休日を過ごす前半、オーブリングNEOを奪われたマコトが“最終試験”と称してカツミとイサミにホロボロスを差し向けてくる後半と、前半と後半で大きくお話の雰囲気が変わった今回。上述したように、特にマコトの悪役っぷりが印象に残りましたね。やっぱり彼は、ただ単にヒーローになって称賛されたいだけの宇宙人なのかな…


市街地にゴメスが出現。カラータイマーが点滅し消滅寸前にまで陥るも、ロッソとブルはウインドとグランドの力を使って勝利。クタクタになってクワトロMに帰ってきたカツミとイサミは、ウシオから突然ピクニックへ行くことを提案され、週末家族総出で出かけることになるのでした。ゴメスとの戦闘シーンは、後述するのでここで割愛。そんな戦闘シーンの後に展開されるのが、サブタイトルにもなっている「湊家の休日」でした。湊一家がやってきたのは、アイゼンワンダーランドというアイゼンテックが開発した大規模公園。ここは母:ミオが失踪する前から何度もピクニックで訪れていた場所であり、最初は乗り気でなかったカツミやイサミも、だんだんと今までの戦いのことを忘れて羽を伸ばし始めます。水鉄砲を撃ちあったり、ビニールボールをパスしあったりと、楽しそうに遊ぶ湊一家。しかし、やっぱりここで見逃してはならないのが、アサヒの回想とセリフですよね。ミオが失踪する直前、まだ赤ん坊だったアサヒはピクニックでここを訪れているようですが、なぜかまだ物心つく前だったのにもかかわらず、その時起きたハプニングを記憶していました。ウシオたちの回想から、少なくともミオの失踪前にアサヒが存在していたことは確定的。しかし、なぜ彼女に覚えているはずがない記憶があるのか?それはやっぱり…!?


ピクニックを思いっきり楽しんで、帰路につく湊一家。道中彼らはアイゼンテックの屋台を見つけ、ウシオとアサヒが駆け込むことに。そこから出てきたのは、前回ボロボロになったはずのマコトでした。ウシオとアサヒを遠ざけた彼は、カツミとイサミに“最終試験”を実施すると宣言。彼がルーブジャイロから出現させたのは、ホロボロスという新たな怪獣でした。中盤からお話の雰囲気が一変。マコトが再びカツミたちの前に現れ、まだまだ自分の野望をあきらめていないこと、そしてカツミたちをウルトラマンと認めていないことを明かし、再び挑戦を仕掛けてきます。ここで興味深いのが、カツミ&イサミとマコトの、各々のお互いに対する反応。カツミとイサミは、マコトの正体を知っているため警戒し敵意をあらわにしますが、それに対しマコトは、あくまでもウシオたちの前では明るく振る舞い、余裕を感じさせるようなそぶりをしています。そしてこのシーンでのマコトは、口元は笑っていても目は笑ってないですよね~。マコト=チェレーゼは、サイコパスまでとはいかないけれど狂気を秘めた、しかしどこか嫌いになれない悪役といった感じがしますね


マコトの挑戦を受けて立つも、完敗してしまったロッソとブル。カツミとイサミに戻った2人は、目の前でオーブリングNEOを奪われてしまいます。人々が逃げ惑う最中、たった1人ヒーロー気取りでホロボロスに向かっていくマコト。彼はアイゼンテックの屋台の中で、オーブダークへと変身を遂げるのでした。終盤のマコトのシーンは、『オーブ』を意識したであろうカットが散見。カツミとイサミに対して「あばよ!」と一言は言って去っていくのは『オーブ』最終話を、閉鎖空間に入って椅子に座り、カメラに向かって変身するのは『同』第1話をほうふつとさせます。やっぱりマコトはオーブの大ファン…ってことなのかな?そんなマコトは、ヒーロー気取りでホロボロスへと向かい、ノリノリで変身。オーブダークが市街地に現れるシーンで、今回は幕を閉じます。独自のヒーロー観を心の中で語るマコト。まったく、この手の敵は、自分が「悪いことをしている」という自覚があまりないってのが厄介だよなぁ。まあ敵とはいえ、カツミとイサミの就職とポストを約束してくれるのは優しいけど…





・特撮面

ゴメスそしてホロボロスと、前半と後半でそれぞれ違う怪獣との戦闘が描かれた今回。ロッソとブルは前者では割と普通に戦っていましたが、後者は強いうえに行動も読めないため、かなり厳しい戦いを強いられていました。今まで『ルーブ』に登場した怪獣は、どれも行動パターンに人間味があったので、純粋な獣っぽい行動をするこのホロボロスは非常に厄介な敵でした。





物語が始まっていきなり描かれるのが、ゴメスとの戦闘。そのパワーに苦しめられるものの、ロッソとブルは入手したばかりのクリスタルの組み合わせで何とか勝利します。その中継をつまらなさそうにアイゼンテック社長室から観ていたのは、あのマコトでした。『X』あたりから、王道のパワー系怪獣というイメージが定着しつつあるゴメス。今回の戦闘でも、光線技などを使わずその腕力で攻め立てる描写がありました。この戦闘シーンで面白かったのが、ブルグランドの攻撃。市街地のど真ん中で連続爆発を起こし、土のパワーで相手の動きを封じ込める攻撃は豪快でしたね





マコトの“最終試験”、それはホロボロスへの勝利。四足歩行のこの怪獣に対し、ロッソとブルは想像以上の苦戦を強いられるハメに。何とか相手の動きを止めて攻撃を叩き込もうとしますが、どれもうまくいかず、ブルの方が先に力尽きてしまいます。ニュージェネレーションヒーローズとしては初の、新規敵側四足歩行怪獣(クグルシーサーは一応ジード側の怪獣だったから)として登場したホロボロス。純粋な獣であるこの怪獣は、野性をむき出しにしているため行動パターンが読めず、スピードもパワーも兼ね備えているためかなりの強敵として、ロッソとブルの前に立ちはだかります。動きなどからは一切感情が読み取れないホロボロス。こういった独特の「得体の知れない雰囲気」を持つ怪獣って、久々な気がするなぁ。ちなみに、四足歩行怪獣相手では定番の馬乗り攻撃も、今回ロッソが披露。これこれ、やっぱり四足歩行怪獣といえばこれだよ!



1人残されたロッソは、ホロボロス相手に奮闘。しかしウシオとアサヒがピンチに陥ったことに気を取られ、2人の救出には成功するものの、ホロボロス撃破には失敗。消滅してしまいます。崩れ落ちるビル、危機に陥る人々、それを身を挺して守るウルトラマン。特撮含めこのシーンはウルトラシリーズでは定番のシーンですが、ここで興味深かったのは、特撮はもちろん、この行動に対するマコトの反応でした。ロッソの行動を批判し、果てしなく減点するマコト。やっぱりこの人、ウルトラマンに憧れているというよりかは、ヒーローになること自体に憧れているだけなんだなぁ






ホロボロスの前にさっそうと現れるオーブダーク。人々の称賛を浴びるマコト。綾香市民はこのまま、作られたヒーロー像に騙され続けてしまうのか?


次回はホロボロス回後編!再び逆境に陥るカツミとイサミは、これを乗り越えることができるのか!?そして、ついに美剣サキも初登場だ!



















 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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