伝説の共闘、実現!!
海と太陽と新幹線!これぞ日本の夏だよ!!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、以前から告知されていた『エヴァンゲリオン』との一大コラボ回。シンジ・アスカ・レイ・ミサトさん(声のみ)らが本人ボイスで総登場し、『シンカリオン』の世界観を壊さないようにしつつもかなり『エヴァ』要素たっぷりなお話でした
東海道新幹線三島駅付近で、今日も新幹線撮影に勤しむハヤト。炎天下の中で撮影していたため気分を悪くする彼でしたが、そこに突然、引退したはずの500 TYPE EVAでした。走って追いかけるハヤトでしたが、いつの間にか彼は山中に建設された都市のようなところに迷い込んできました。新幹線の撮影のため、大宮からわざわざ三島駅までやってきたハヤト。ハヤトは第1話でやまびこに乗る際に「新幹線デビューだ!」と言っていましたが、あれ以降もう新幹線に乗りなれて、超進化研究所の出張以外でもこうして自分で新幹線で外出したりしているのでしょうか。まあ、実際は『エヴァ』とコラボさせることの一環で、こういったお話の流れにしたからなんだろうけど…。そんなハヤトの前に現れたのが、500 TYPE EVA。もうすでに引退済み、おまけにJR西日本管内限定の車両が東海道新幹線を走っているのですから、これにハヤトが食いつかないはずがありません。500 TYPE EVAの登場シーンも、演出が凝っていましたね~
山中にある都市:第3新東京市を見つめている中、車に乗っていた三姉妹と出会ったハヤト。彼女たちと仲良くなり、彼は新幹線が撮影できるスポットへ案内されます。一通りの撮影を終え熱海駅まで送ってもらったハヤトでしたが、そこに今までとは毛並みの違う巨大怪物体が出現します。ハヤトの前に現れたのは、事前に登場が告知されていた洞木三姉妹。『エヴァ』本編でどういった性格とストーリー上での立ち位置をしているのか私はわからないですが、少なくとも今回のお話では優しい人々として描かれていました。そしてこの三姉妹、なぜか妙に新幹線に詳しい。これこそ、今回のお話がハヤトの見ていた夢だったのではないか…ということの伏線になっているんですねぇ。彼女たち、とくにヒカリに淡い恋心を抱きながら新幹線撮影を楽しんだハヤトは、熱海駅でお別れすることに。しかしその直前、今までの巨大怪物体とは少し違う敵が出現します。東京経由で大宮まで戻ると語るハヤトに対し、目を丸くする三姉妹。そう、だって『エヴァ』の世界の首都東京は―
超進化研究所は、巨大怪物体を「キングシトエル」と命名。第3新東京市の地下格納庫にE5はやぶさが待機していることを知ったハヤトは、最寄りとなる箱根湯本駅まで向かってから出撃します。カイサツソードなどでキングシトエルと戦うE5はやぶさでしたが、ATフィールドによる鉄壁の守りに苦戦を強いられます。キングシトエルを「どこかで見たことがあるフォルム」とか「何て名前にするかわかっているな?」とか、メタ発言を連発したうえでコードネームを決めた出水指令長たち。なんだよぉ、皆『エヴァ』のこと知ってるのかよ!E5はやぶさの箱根湯本駅待機を知ったハヤトは、“走って”駅まで急行。すぐさまシンカリオンに変形しますが、キングシトエルのATフィールドの前に全く太刀打ちできず、追い詰められていきます。箱根湯本駅まで走っていけたのも、今回の話が夢オチだったのではないかと推測させる要素の1つ。だって熱海駅から箱根湯本駅だよ?それに箱根湯本駅は線路の幅的にはOKでも、新幹線が入線できないし…。ちなみに、このシーンでアスカとレイもチラッと登場。ここだけの登場かと思っていましたが、そうではありませんでした
どうやって攻撃すればいいのか悩むハヤト。そこ出水指令長から、救援の到着の連絡が入ります。なんと現れたのは500 TYPE EVA。しかもそれはシンカリオンに変形し、中に搭乗していた運転士:碇シンジと協力したハヤトは、ついにキングシトエルを撃破したのでした。今回最大の見どころ、シンカリオン500 TYPE EVAの登場シーン!ホクトではなくミサトがシンジに指示を出しており、OPテーマ「残酷な天使のテーゼ」をBGMに堂々変形。これでもかというほどのサービスっぷりでE5はやぶさの前に現れてくれました。いやあ、これは『エヴァ』をほぼ全く知らない人でも興奮できること間違いなし。配信版等では音源差し替えになっちゃうのが残念だなぁ。運転士であるシンジも、今回は好青年といった感じで描写。ハヤトのいい先輩といった立ち位置で共闘してくれました。ああ、これこそ平和な世界だ…。500 TYPE EVAは、カイサツロンギヌスの槍もといカイサツトライデントでATフィールドを破壊。その後E5はやぶさがグランクロスを放ったことで、キングシトエルを破ることができました。500 TYPE EVAの戦い方も、随所に『エヴァ』らしさが。制作陣のこだわりが光ってます
事件を解決し、三姉妹と別れを告げるハヤト。そこで彼は気づいていたことを告白した後、シンジと固い握手を交わしてさよならします。そして三島駅で目を覚ましたハヤトは、自分のデジカメを確認します。そこに記録されていたのは…。三姉妹と箱根湯本駅で別れる際、こちらの世界は東京がないことを知り、またこれ自体が自分の夢であることに気づいていたことを話すハヤト。ハヤトが今回のお話を自分の夢だと気づいていたのは少し意外でしたが、気づいた理由が「東海道線の起点が国府津駅になっていたから」というのは何ともハヤトらしい感じがします。このシーンでは箱根登山鉄道も登場。小田原行きの幕を掲げていましたが、箱根登山鉄道の車両の小田原乗り入れはもう今終了してしまってますから、この点からも今回のお話が夢オチだったのではないか…ということをにおわせてくれています。やがて、シャショットに三島駅で起こされたハヤトは、自分のデジカメがどうなっているかを確認。なんとそこに記録されていたのは、夢の中で撮影したはずの新幹線やヒカリの姿でした。果たして今回のお話は、夢だったのか現実だったのか?どちらともとれるような形で終わらせたのは非常に良いですね。このシーンではアスカとレイ、そしてシンジも登場。アスカにあのセリフを言わせたかったからとはいえ、レイが駅そばでラーメンを頼むのっていくら何でもムチャクチャな気が…?
夏だ!旅行だ!今度はキャンプだ!!キャンプにやって来たハヤトたちを、巨大怪物体が襲う!?
次回は久々にアキタとツラヌキも登場。そしてとうとう、ウエポンコンテナが実戦投入だぁ!!
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