お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンR/B(ルーブ)』第5話 ちょっとした感想


???「俺達の翼で飛ぶんです!」






空を飛ぶのが夢でした。鳥のように、自由に―。前回がカツミメインだったのに対し、今回の『ウルトラマンルーブ』はイサミがメイン。大学の同級生である二宮ユウハをゲストキャラに据え、ストーリー面でも特撮面でも“風”や“飛ぶこと”を重要視しながら描いていたのが印象的でした


敵怪獣としてはグエバッサーが登場。巻き起こす突風で市街地のビルを吹き飛ばしたり、またウルトラマンブルウインドとは激しい戦闘を繰り広げたりなど、これまた見どころ盛だくさん。今回のお話は、個人的にかなり満足度の高い作品になっていましたね





・ストーリー面

ゲストキャラであるユウハ、そしてそれとかかわりあるイサミを中心に物語が展開。ユウハのことについても掘り下げがあり、ゲストキャラながら再登場してもおかしくないなと感じるくらいの優遇されっぷりでしたね。でも、結局彼女は大学を…


ある日、大学の構内で二宮ユウハと出会ったイサミ。彼女は地方の名家出身のお嬢様でしたが、同時に自作の機械で空を飛ぼうとしている変わり者でもありました。あることがキッカケで彼女の助手として協力することになったイサミは、カツミやアサヒも巻き込んでユウハの飛行実験の手助けをしますが…。「地方の名家出身」ということからか、異常なほど丁寧な口調で話すユウハ。今どき相手へのあいさつで「ごきげんよう」なんて言う女性がいるんだろうか?そんな彼女の夢は、自作の機械で空を飛ぶこと。鳥のように空を自由に飛びたいと以前から願っていた彼女は、周囲からバカにされながらもその夢を追いかけ続けていました。実家は地方の名家なものの、まだまだ古い慣習も残っており、ユウハにとっては不自由なことだらけ。そこから脱け出したい、自由を手に入れたいという気持ちが、彼女にこうした夢を持たせたのでしょう。今回のお話は「勇気一つを友にして」という歌がモデルになっていることが田口監督により公言されていますが、ここのユウハのシーンは「翼をください」をイメージしているような気もするなぁ


飛行実験で行った山で、新たなルーブクリスタルの存在を察知するイサミ。そんな中、クワトロMには愛染マコトが来店。展示品であった革のコートを購入していきますが、彼の目的はそれだけではありませんでした。その後、イサミたちは再びユウハの飛行実験に協力。しかし、怪獣グエバッサーが出現しユウハもその風の中に巻き込まれてしまいます。前回あたりから、物語における敵ポジションであることを隠そうとしなくなったマコト。今回もクワトロMを訪れて密かに盗聴器を仕掛け、カツミとイサミのルーブクリスタルに関する話を盗聴したり、グエバッサーを出現させたりといろいろ行動します。クッキーに偽装した盗聴器を仕掛けるのは考えたなぁと感じましたが、アサヒに思いっきり噛まれて破壊されてたのには笑いました。そして、再び行うことになるユウハの飛行実験。何度もユウハが失敗する中、それでもイサミは協力し続けますが、その際に彼がユウハからの問いに答えたシーンが強く印象に残りましたね。「ほとんどのヤツらは、夢を持っていても挑戦しようとしない。でもお前はそうじゃねぇ」―


エバッサーはウルトラマンロッソとブルによって倒され、街の天気は再び回復。ただ、まだグエバッサーの起こした風の影響が残っていたため、ユウハはかなりの長時間飛行し、さらにブルとともに空を飛ぶことに成功。彼女の夢は実現しましたが、しばらくして彼女は、自身が語っていた通り親の勧める大学に転学していったのでした。ブルとともに横に並んで飛行するユウハの姿は、本当に素晴らしい。今回におけるベストカットと言えるのではないでしょうか。もう様々なところでも言及されていますが、「人間とウルトラマンが(戦闘機などを介さずに)直接並んで飛ぶ」と言うのは、今回が初でしたね。ユウハの夢の実現という明るい面を描いた一方で、今回の結末はユウハの転学自体は止められなかったという少し暗い一面も。100%ハッピーエンドにしないところも、ウルトラシリーズのいいところと言えるでしょう






・特撮面

エバッサー、そしてウルトラマンブルウインドの登場など、戦闘面でも“風”がもうプッシュされていた今回。田口監督がこだわったというその風の表現がいい味出してました。戦闘中におけるブルの視点からの撮影も、興味深かったなぁ



エバッサー出現!綾香市に降り立ったグエバッサーは、その両翼が巻き起こす猛烈な突風により、市街地のビルを次々になぎ倒していきます。ビルが風圧で粉々に壊れるのではなく、途中でポッキリ折れて吹っ飛んでいくというダイナミックな演出が用いられたこのシーン。迫力たっぷりで、私も思わず「おおっ!」と声を出してしまいましたね



やがて、イサミたちのいる山の方へ侵攻を始めたグエバッサー。カツミとイサミはアサヒとユウハを避難させ、ロッソとブルに変身し戦います。ウルトラマンの戦いとそれを見る人物の合成は、通常人物のいる実景をベースに、その空の部分にウルトラマンたちが戦っているシーンを合成するのが多い印象。しかし今回の場合、それとは逆にミニチュアセットをベースにそこに人物を合成するという手法がとられています。ほんの少しだけ合成に違和感がありましたが、試みとしては面白いと感じました



ウルトラマンティガクリスタルを入手し、ウインドの力を得たブル。ここから彼の、グエバッサーに対する反撃が始まり、最後はロッソとの複合技で勝利します。ブルウインドの戦闘シーンは、ブルにギリギリまでカメラを近づけて撮影することにより、テレビゲームなどのFPS視点のような感じに。いやぁ、こんな撮り方ウルトラシリーズでは初めてじゃないか!?ウルトラシリーズはミニチュアと一緒に撮影してナンボと思っていましたが、意外にこういった撮り方もアリだと思わされましたね。新鮮だったなぁ






カツミとイサミのライバルであり、深いつながりのあるコマ姐が帰ってくる!ところが、なぜか彼女はメカゴモラの中に!?


次回はウルトラマンロッソウインドが初登場。市野監督曰く実質的な前後編になるとのことだったけど、どう展開するんだろう?















 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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