『仮面ライダービルド』第43話　ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

ジーニアスフォーム、今回はいいところを見せる

科学者として、ビルドとして、葛城忍を超えてみせる！今回の『仮面ライダービルド』は、前回登場した忍が変身したビルドとの本格的な戦闘回に。美空がロストスマッシュ化するという事態も発生しましたが、そこはジーニアスフォームの力が解決してくれました

幻徳のTシャツネタも、以前に増して加速。さらには紗羽さんまで少々おかしい方向に走り始めます。ああ、唯一の常識人だと思ってたのに…。

ビルドとローグの前に現れた、もう1人のビルド。その正体は戦兎の父：葛城忍。彼は今までのことがすべて筋書き通りであり、自分こそがベストオブビルドだと称して戦兎たちに戦いを挑んできます。クローズマグマが暴走する中。戦うことをためらった戦兎は、ジーニアスフォームとなって忍を逃亡させてしまいます。ライダーシステムの真の開発者は忍。ハナからライダーシステムを悪用するつもりだったようですが、やはりパンドラボックスの光を浴びたせいでこういうことになったのかなぁ。一方の龍我は、依然エボルトに憑依されたときにエボルトの遺伝子がほぼすべて無くなったはずですが、まだ一部だけ残っていた様子。それにより再び暴走をはじめ、忍の変身したビルドを追い込みます。龍我の回想の中に出てきたエボル、完全に感情持ってたよね…

暴走のせいで意識を失い目を覚まさない龍我。先ほどの戦いで一海と幻徳からの信頼を失った戦兎は、打開策を考えますがどうもうまくいきません。そんな彼を見守る美空のもとに、エボルトから連絡が入ります。うなだれる戦兎、しかし実はそんな彼のことを助けたいとも考えていた一海と幻徳。いいシーンではあるのですが、ところどころにギャグを挿入しちゃうのがテンポを悪くしちゃってます。まあTシャツで会話するのはまだいいとして、紗羽さんが美空の抱き枕作っちゃうのはどうなのよ…。あれもまたプレバンあたりで完全受注生産でもするのかなぁ

エボルトに呼び出された美空は、彼らの手によりロストスマッシュ化。おびき出された戦兎は彼女と戦うことになりますが、葛城忍からジーニアスフォームでも美空を救うことができないと聞かされ、迷います。そこへ現れたのが、復活した龍我。彼の力と計算によって美空を救う方法を見つけ出したジーニアスフォームは、それを実行して美空を救出。さらに、忍の変身したビルドを撤退させることに成功します。美空がロストスマッシュ化されてしまうまさかの展開。ベルナージュの力がもっと残っていればこういったことは防げたのかもしれませんが、いかんせんもう弱体化していたからなぁ。それにしても、ベルナージュは登場して以来、ずっとなんだかんだでエボルトに利用されっぱなしなような気が…？ジーニアスフォームでも美空を救えないかもしれないという危機的状況に現れたのが、龍我。戦兎は彼とともに同時変身し、龍我の持つ力とベルナージュの持つ力を利用し、ジーニアスフォームの力を加えて美空を救出します。エボルトの遺伝子とベルナージュの力を中和させることで、その力を無効化させてジーニアスフォームの力で彼女を救出！今回の戦兎は、なかなか上手いことを考えましたね。それにしても、遺伝子同士を実際に“中和”させることなんてできるのかな？