お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』ちょっとした感想 最終楽章


今回は、『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』の総括感想記事です
 
 
純粋な女子向け特撮としては、もう10数年ぶりくらいに造られた新作となる本作。当初の滑り出しは決して良いとは言えなかったものの、一気に人気が急上昇し、シリーズとしての続編が作られるまでになりました。まさかここまで発展するなんて、思ってもみなかったなぁ
 
 




この作品が多くの人を惹きつけた理由、それは単純明快かつ平和なストーリーと、妥協なきアイドル活動(ダンス)およびCG合成にあったといえるでしょう
 
 
まずストーリー面の方ですが、この作品は昨今の特撮作品における難解な展開をそぎ落としつつ、のちのお話に向けての伏線も張った、実に単純明快ですが見逃せないストーリー構成。おまけに敵味方ともに死者は一切出ず、低年齢層でも見やすい平和な展開になっていました(魔王様に音楽を奪われそうになっている時点で、平和とはいいがたいといえばそうですが)
 
 
ストーリーの大体のお話は、OP含めてほぼAパートで完結。あとはネガティブジュエラーを倒しておしまい。その一方で、毎話必ずミラクルちゅーんず!(miracle²)たちのアイドル活動にかかわることをキッチリ描写。一見単純に見えて実はしっかりと作られている。この丁寧な構成が、人々を惹きつけたといえるでしょう。
 
 
次に、アイドル活動について。ミラクルちゅーんず!の5人は現実世界でもアイドルとして活動。劇中設定とは違い実際にはソニーミュージックなどの大手会社が何社も協力したプロジェクトになっており、ダンスや楽曲のクオリティは大人顔負けの高レベル。子供番組だからといって一切妥協はありませんでした。この妥協なきアイドル活動を、対象年齢の女子よりも少しお姉さんに当たる子たちが、本気で本当にやっている。子供たちが憧れ、そして応援できる。こういった要素が、対象年齢の女子たちの中でファンを拡大していったのでしょう
 
 
さらに、劇中でのミラクルちゅーんず!としての活動では、これまた丁寧なCG合成で表現。各メンバーたちの変身シーンの合成はいまだにどうやってるんだろうと不思議に感じますし、その他攻撃エフェクト等も細かく描写されていました。特撮パートは特撮パートでしっかり作り、世界観を徹底的に作り上げる。これも人気を拡大した原因と言えるでしょう。
 
 
つらつらと思ったことを書いてきましたが、要するにこの作品、見た目以上にかなり丁寧かつキッチリ作られた、立派な子供向け特撮番組でした。まだまだ特撮ファンの注目度は低いですが、1人でも多くの人にこの作品を知ってもらいたいと思いますね
 
 
 
 
 

女子向け特撮作品とアイドル要素、しかもそれを現実と一部ダブらせるなど、今までありそうでなかった発想で誕生した作品、『アイドル×戦士ミラクルちゅーんず!』

 
 
その成功を受けて制作された『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』にも、ぜひ期待したいですね!









◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、2010年放送の満福少女ドラゴネット』OPテーマ「ハリケーン☆ラブ」です。


tvkを中心に独立局やネット配信等で放送・配信された本作。本来は子供向け特撮作品として制作する予定だったそうですが、玩具展開等も予定していたのでしょうか。


『ミラクルちゅーんず!』は「『シュシュトリアン』以来23年ぶりの女子向け特撮作品だ」と言われがち。でも、女子向け特撮作品なら2003年の実写版『美少女戦士セーラームーン』とかもあったんだけどなぁ。なんで飛ばしちゃうんだろう。










 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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