お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者警察ジェイデッカー』ちょっとした感想 Case.2(第4~6話)

今回は、勇者警察ジェイデッカー』の感想記事第2回目です
 
前回の第3話で登場した、ビルドチームの各メンバーのメイン回が連続する今回。各メンバーがそれぞれメイン回になるとはいえ、お話によってはビルドチームの他のメンバーが声どころか姿すら出てこないお話もあり、第4~6話の段階までここまでやるとは、なかなか挑戦的だなぁと感じました
 
なお、前回(第1~3話)の感想記事は↓コチラです。
 
 
 
 
 

4話「ボスは小学4年生」

1994226日放送
登場した敵他:ムッシュ・モンドー/仕事人メカ使用による勇太暗殺未遂
「平気さ。だって僕には、仲間がいるもん!」
 
STORY:ブレイブポリスの庁舎建設現場から、サボってコッソリ抜け出してきたパワージョー。たまたま勇太と遭遇して一緒に学校へ行くも、授業妨害や軽口たたきとやりたい放題。その時に流れるニセ避難訓練の放送。おびき出された勇太を待っていたのは、ムッシュ・モンドーの暗殺用仕事人メカ。勇者警察手帳を落とした勇太が危ない!パワージョーよデッカードよ、ピンチの勇太を救え!
 
ビルドチームを仲間に加え、そして勇太を取り巻く人々たちの登場も増えてきた『ジェイデッカー』。今回は勇太の通う七曲小学校を舞台にしたお話であり、パワージョーとのやり取りがその話の中心として描かれています。そのためデッカードの登場も最低限、マクレーンとダンプソンおよび冴島総監は未登場でした。
 
 
あずき姉さんの不手際により、学校に遅刻しそうな勇太たち。勇太はデッカードを使うことをためらってそのまま通学路を急ぎますが、その道中パワージョーと出会います。学校に遅刻しそうになったけれども、あえて登校にデッカードを使うことをやめた勇太。ブレイブポリスのボスらしい行動を見せてくれます。まあ、その直後にあずきとくるみがデッカードを使っちゃうんだけどね…。パワージョーはブレイブポリス庁舎の建設現場からこっそり抜け出してきたらしく、勇太と出会った際はかなりバツが悪そうな対応に。勇太の呼びかけに対して「通りすがりのパワーショベルだ」と答えますが、おいおい、この世で自分から口をきくバカでかいパワーショベルなんて、パワージョーくらいしかいないでしょ…

抵抗する勇太をムリヤリバケットに放り込み、一緒に登校するパワージョー。勇太の担任であるレイコ先生の言いつけも無視して学校に居座り、授業を妨害するわ軽口をたたくわとまさにやりたい放題。怒った勇太は、パワージョーを追い返してしまいます。感情豊かなものの礼儀正しいデッカードに対し、パワージョーはお調子者のムードメーカーといったキャラクター。社会科の単語がわからない勇太に対して「俺たちのボスが社会科が苦手じゃ困る」と言ってみたり、授業中の落書きを告げ口したり、挙句の果てには怒ったレイコ先生に対して「怒ると美人が台無しだ」といってみせます。本人に悪気はないのですが、どうも空気が読めないフシもあります。これも彼の魅力っちゃあそうなんですけどね

パワージョーを追い返した直後に流れる、避難訓練の校内放送。実はそれは犯罪者:ムッシュ・モンドーのワナ。彼のメカに靴を奪われた勇太はそのまま体育館へとおびき出されてしまい。彼の操るロボットの前に大ピンチに陥ります。ムッシュ・モンドーは、自身の開発した仕事人メカを使ってターゲットを100%暗殺するという凄腕の暗殺者。今回は何者かの依頼によりブレイブポリスの壊滅=勇太の暗殺を計画していたようですが、偶然により2回も失敗します。1回目はパワージョーのバケットに跳ね返されたからわからなくもないですが、2回目は勇太にメカを踏みつぶされたために失敗。おいおい、この人本当に成功率100%の暗殺者なのか?勇者警察手帳を落とし、ロボットに追いつめられてしまい窮地の勇太。そこにパワージョーとデッカードが駆け付け、パワージョー持ち前のクンフーアクションでロボットを粉砕します。OP映像でも描かれている通り、パワージョーは「カンフー刑事」でありクンフーの達人。ヌンチャクをうまく使ってロボットを一撃で粉砕します。大きさが違うのでロボットを握りつぶすこともできたような気がしますが…、カッコいいからまあいいか!

3度も勇太暗殺に失敗したムッシュ・モンドーは、最終兵器を召喚。これに対して応戦するパワージョーでしたが、頭部を拘束されて一転劣勢に。デッカードが合体したジェイデッカーが見せた、驚きの戦法とは!?巨大ロボに対しても果敢に挑むパワージョーでしたが、やはり体格差のせいで逆に拘束される結果に。ピンチのパワージョーに対してジェイデッカーが見せた戦法とは、パワージョーの脚部をわざと分離させ、その際にできた敵のスキを電磁警棒で一突きするというものでした。パワージョーのロボット形態への変形プロセスは、一度分離して変形し、再度脚部が合体するというパターン。この合体プロセスを利用してロボットを倒したのでした。逃げようとするムッシュ・モンドーもジェイバスターで撃墜し、逮捕した勇太。ムッシュ・モンドーの最後の言葉に対して、彼は自信をもってこう答えます。「平気さ。だって僕には、仲間がいるもん!」と
 
 
 
 
 

5話「人造巨龍ガワン」

199435日放送
登場した敵他:人造巨龍ガワン 
「たとえわずかでも、可能性があれば全力を尽くす。私は人間ではないが、人間とはそういうものだと学んだ。」
 
STORY:青森県にあるという違法なバイオ研究所。その場所を突き止めた勇太たちは現場に急行するが、研究所はもぬけの殻。中に残されていたのは、謎のバイオ怪獣だった。調査研究のために東京に輸送することになったブレイブポリスだが、防衛軍の不手際によりガワンが目覚めてしまい、防衛隊員一名とそれを救出に向かった勇太がガワンの体内で行方不明になった!ガワンの攻撃か勇太の救出か?今だマクレーン、ベンチレート弾を撃て! 
 
ビルドチームのメンバー2体目:マクレーンの活躍回となった今回。また、初めて明確な犯罪者が登場しないという異色の構成にもなりました。マクレーンは銃の名手という設定のため、ショットガンの発砲シーンも登場。デッカードとはまた違ったカッコよさをアピールしてくれています。
 
 
違法なバイオ研究所の情報をつかみ、青森県の山中へと向かった勇太・デッカードマクレーン。ところが研究所はもぬけの殻で、残されていたのはバイオ怪獣:ガワンが入った巨大カプセル。調査研究のために東京への輸送任務を命じられたブレイブポリスでしたが、そこに尾上せいあ陸佐ら陸上防衛軍が立ちはだかります。初めて東京以外の場所へ出動することになったブレイブポリス。でも青森県って、警視庁じゃなくて青森県警(警察庁)の管轄じゃ…?そのバイオ研究所には看板が残されていたものの、中は研究資料等も全て引き上げられた後。おそらく看板に出ていた名前がガワンの開発者でしょうが、結局本編にはその姿すら出てくることはありませんでした
 
陸上防衛隊がガワンのサンプルを取ろうとするも、外気に触れたことでガワンが目覚めて失敗。採取にあたった防衛隊員はガワンに飲み込まれ、救出にガワンの体内に入った勇太も消息を絶ってしまいます。攻撃か、救出か。攻撃を優先しようとする防衛軍に怒るデッカードを止めたのは、マクレーンでした。ガワンの体内に入った勇太はすぐに消息を絶ってしまいましたが、その理由は単に発信機を落として踏みつけてしまったため。彼らしいミスではありますが、このことが防衛隊とデッカードたちの衝突を生むことになります。ガワンの市街地進行を食い止めるために攻撃を優先しようとする防衛軍に対し、珍しく怒りを爆発させるデッカード。頭に血が上った彼を、マクレーンは静止します。マクレーンはOP映像にも出てきているような銃の名手ですが、博愛の精神を持っているようで、めったなことではそのショットガンを発砲することはないらしい。ビルドチームの中ではもっともデッカードに近い性格を持っていますが、冷静沈着さではマクレーンの方が上ですかね

勇太と防衛隊員の救出に尽力することになったブレイブポリスは、ガワンの一瞬のスキをつくために、橋を壊してガワンを水没させる作戦を決行。駆けつけたパワージョーとダンプソン、そして防衛軍の協力もあって橋は崩壊。ガワンのスキを見逃さなかったマクレーンはベンチレート弾を発射!勇太と防衛隊員の救出に成功します。マクレーンが提案したガワンの水没作戦。その根拠は、ガワンが外気に触れた際に皮膚変化を起こしたことから、ガワンを再び違う環境下に置く=変化中にスキができ、ベンチレート弾を撃ち込めるということでした。当初は厳しめな尾上陸佐でしたが、デッカードの姿やマクレーンの言葉、そして飲み込まれた自分の弟である防衛隊隊員のことを思い、心情変化が。ブレイブポリスに協力して橋を崩落させ、勇太と防衛隊員を救出します。作戦実行直前のマクレーンと尾上陸佐の掛け合いは、マクレーンが繊細なロボットであることを感じさせる描写になっており、必見です

水没させられたことにより水棲怪獣へと変化したガワン。ジェイデッカーの攻撃もはねのける驚異的なパワーを見せますが、マクレーンがベンチレート弾で空けた穴をねらってショットガンを発砲。その弾丸によりガワンは内部崩壊し、事件は解決しました。巨大怪獣というデカブツ相手のためジェイデッカーがジェイバスターで仕留めるのかと思いきや、今回活躍したのはマクレーン。彼がショットガンを構え放つシーンは、やっぱりカッコいいですね。事件解決後責任を問われる勇太でしたが、尾上陸佐たちのおかげで何とかおとがめなしという結果に。まあ、今回の事件は防衛隊側にも責任があったことは事実ですが、尾上陸佐が勇太に対してこう言った行動をしたのも、今回の事件でのブレイブポリスの活躍から様々なことを感じ取ったからなのでしょう
 
 
 
 
 

6話「トレンドにご用心」

1994312日放送
登場した敵他:闇の科学者ドインク、ピエーロ/「トレンドのもともと」による人格操作 
「そうです。心を強く…、つまり、闘魂です!!」
 
STORY:ブレイブポリスのボスとして、フリーライターの君塚綾子から取材を受けることになった勇太。しかし、ダンプソンは大雑把な彼女のことがどうも気に入らない。そんな最中、街では珍妙なものが流行になるという事態が発生。ダンプソンたちの意見を受けて調査してみると、それはマッドサイエンティストによる化学犯罪だった!現場へ乗り込むも、ドインクとピエーロのワナに落ちる勇太たち。闘魂を燃やす、ダンプソンが立ち上がる。
 
ビルドチームの最後のメンバー、ダンプソンが主役となったお話。彼の性格は異常なほどに堅物ですが、それに反してお話の内容はギャグ回になっていました。もしかしなくても、流行ってヤツは誰かの手によって作られているものなんだよなぁ

 
街をパトロール中に信号無視寸前の女性を発見したダンプソン。声をかけてみるとその女性は君塚綾子というフリーライターで、ちょうどブレイブポリス取材のためにそこへ向かっている最中でした。取材によりすっかりその気にさせられる勇太でしたが、ダンプソンはそれに不満のようで…?勇太を取り巻く味方側の初期キャラクターとしては最後になる、綾子が初登場。ビルドチームのメイン回には女性がかかわることが多かったですが、これが後々の展開にもつながっていきます。ダンプソンはかなりの堅物ですが、頑固者というよりかは実直な感じ。見た目的にはチャラそうな雰囲気がしているのになぁ

同じ頃、街ではコロコロと流行が変わるという事態が発生。勇太までもがそれに乗せられ、そのことが原因でダンプソンとケンカになってしまいます。流行物の珍妙さを不審に思ったダンプソンの提案により、調査が開始。その結果判明したのは、これらが闇の科学者であるドインクとピエーロによる人工的なものだということでした。ドインクとピエーロは悪のマッドサイエンティストで、人格操作のために自分たちの開発したガスで珍妙なものを「トレンド」として流行させていました。流行物として登場したのは、ツルツルカツラや鼻付き眼鏡、さらには全身タイツといったヘンテコなものばかり。そのビジュアルだけでも笑えるのですが、冴島総監と東副総監が大真面目にこれらのことについて融通し合ったり争ったりしており、余計に笑いを誘ってくれます。しかしこれらの流行のグッズ群、絶対有名芸人のあの人とか、他局の番組とかから着想得てるよね…
 
ドインクとピエーロの本拠地と思われる天文台へと突入したブレイブポリス。しかしそこに仕掛けられていたワナにはまり、勇太は戦意喪失、さらにデッカードジェイデッカーに合体できないため、ドインクが操るロボットに苦戦させられます。ブレイブポリスのピンチに駆けつけたのは、綾子から取材を受けている最中のはずのダンプソンでした。天文台の入り口に仕掛けられていたガスは、「五月病のもともと」。なんでも窓際族のサラリーマンなどから抽出した成分をもとに作ったガスらしい。正直あまり想像したくない…。そのガスによって放心状態の勇太に対し、駆けつけたダンプソンが彼にしたアドバイスは「闘魂」。綾子がトレンドのもともとを受けても全く影響がないことから、ダンプソンはそれが彼女の心の強さによるものだと推測したからでした。「心を強く持て」というのはわからなくもないですが、なぜそれが「闘魂」になるのか!?ダンプソンもやっぱり、ビルドチームらしい個性的なロボットですね
 
何とか正気を取り戻した勇太は、ジェイデッカーへの合体に成功。ドインクたちが操るロボットも、ダンプソンの投げつけた「何かよくわからないもの」と、ジェイデッカーの電磁警棒の前に爆発四散。ドインクとピエーロもキッチリ逮捕されるのでした。やけになって暴れるドインクのロボに対し、たまたま見つけた「何かよくわからないもの」を投げつけるダンプソン。結局、それはよい子になる「ニコちゃんのもともと」だったからよかったものの、万が一とんでもないものだったらどうする気だったんだダンプソン?その後、事件も解決し、数日後再び綾子を見かけるダンプソン。しかし彼女の顔にはひげ付き鼻眼鏡が。どうやら彼女がトレンドのもともとに引っかからなかったのは、「彼女の心が強かったというより単に流行に鈍感だったから」というオチでした。流行を追う雑誌のフリーライターやってるのに、本人は流行に鈍感でした…って、そんなのあり~?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回はここまで。次回は第7話から第9話をご紹介予定です。『勇者警察ジェイデッカー』。皆ぁ、観てね~!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

◎今日の勇者ソング◎

 
今日ご紹介するのは、1994年放送の勇者警察ジェイデッカー』使用BGM「暁の刑事」です。
 
明るくて爽やかな印象を与え、曲調は激しくないもののテンションを少しずつ上げてくれる、『ジェイデッカー』の劇中使用BGMの1つ。本編ではデッカードの変形後の活躍シーンなどで使用されていました。
 
ジェイデッカー』は確かに刑事ドラマ風で、今後重たい展開もある作品ですが、BGM面ではそこまで陰鬱なものはなく、明るい印象。音楽をあえて明るいものばかりにすることで、バランスをとっていたのでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう
 
 
 
 
 
 
 
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