お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『銀河疾風サスライガー』ちょっとした感想 Game.2(第5~7話)


今回は、銀河疾風サスライガー』の感想記事第2回目。前回は放送話数の都合上4話の紹介となりましたが、今回からは通常通りの3話ずつのご紹介になります


大勝負のトライを決めるべく、様々な星をめぐってはそこで事件に巻き込まれるJJ9。前2作に比べ、サスライガーはより「1話完結・独立」という形でお話が成り立っており、バラエティに富んでいるように感じますね





5話「虹の大脱走
198353日放送
トライポイント:フリカ星(グリーン惑星海第4惑星)
サイン場所:同星ローデシア大陸・ザンビアの滝の岩

「まあ!“Over the Rainbow”ね!」
 
 
STORY:次のトライを考えながら、ガソリン補給の道中で、人助けをしたJJ9。聞けばこの男ジャーナリストで、その名をマンテ・ルバという。絶滅危惧種で一儲けたくらむワルの話を聞いて、仕事をする気になったブルースたち。フリカ星へ突入し、部族の人々と力を合わせ、グレアムの手下をぶっ潰せ!Be happy, good Luck!正義の勝利のお祝いは、美しい虹がふさわしい。
 
 
たまたま男が襲われたところを目撃したのをきっかけに、ある事件に介入することになったJJ9。次のトライついでに、ワルの掃除を買って出た!今回は前回以上にJJ9が始末屋稼業をしているお話ですが、DDは未登場でした。
 
 
J9-Ⅲ号の動力源であるガソリンを補給しに、グリーン惑星海の某星に立ち寄ったJJ9。そこで彼らが目撃したのは、謎の武装勢力に発砲され重傷を負った男の姿でした。どうやらJ9-Ⅲ号の動力源はガソリン。ほかの小型宇宙船などもガソリンを補給しに来ていますから、30世紀の未来ではまだまだガソリンは主要燃料の1つのようです。しかしこのJ9-Ⅲ号、あまりにもバカデカいため、ガソリンスタンドの屋根をぶっ壊し、燃料タンクもやはりバカデカいので街中のガソリンを吸い上げてしまいます。ガソリン代を払い、いよいよ文無しガラスのおけらになってしまったJJ9。これにプラスしてガソリンスタンドの屋根の修理費1,500ボールも請求されていましたが、あれっ、これ支払ってないような…?
 
 
ソーラープラネッツポストのプチ・ロッジがJJ9のことをテレビで話す中、重傷を負った男が目を覚ます。彼はマンテ・ルバというジャーナリストで、フリカ星で行われている絶滅危惧種ユニコーンバードの乱獲の証拠フィルムを持っていたため、その命を狙われていました。ユニコーンバードはその角から麻薬が生成できるらしく、前回も登場したグレアム・シンジケートの資金源になっていました。本来なら警察や軍が出動してもいい事案なのですが、幹部がシンジケートに買収されているらしく、そう簡単には動けないんだとか。このあたりの設定は『ブライガー』のコネクションと酷似していますね。そしてプチ・ロッジの「次のトライポイントを教えて」というテレビからの呼びかけに応える形で、わざわざ彼女に特別郵便でトライポイントを教えるブルース。ほんと、JJ9のメンバーはノリがいいなぁ
 
 
フリカ星にやってきたJJ9は、マンテ・ルバに言われたようにザンビ族の長老のもとへ。そこでザンビ族の歴史を聴かされた直後、グレアム・シンジケートの襲撃を受けます。ザンビ族は30世紀の人にしてはえらく前近代的な生活をしていますが、これはどうやらわざとだそう。600年前ユニコーンバードに導かれてフリカ星に降り立った彼らの祖先は、その自然に感謝するという形で、こういった生活を送り続けていたようです。そんな彼らの武器は弓矢や投石などで、当然グレアム・シンジケートの武装には対抗しきれない。そういった中で、とうとうサスライガーが出動します。今回の戦闘ではゴーグル部の処理(発光させるなど)にこだわっていたように感じられました。ライガーバクシンガーも完全な「目」でしたから、こういった機械的なゴーグルがキラッとヒカル演出ができるのは、サスライガーの特徴ですね
 
 
ザンビアの滝にトライを決めて、ついでにプチ・ロッジのインタビューも受けようとするロックたち。そこをグレアム・シンジケート残党に襲われますが、マンテ・ルバの通報で駆け付けた警察によって全員逮捕され、JJ9は無事脱出。次の星を目指すのでした。トライを決めて水着になり、完全に油断していたロックたち。いくら各メンバーがスキルを持っているとはいえ、文字通り裸同然ではさすがにピンチだったようで、一斉に滝に飛び込みます。ブルースがJ9-Ⅲ号に乗っていて、かつ警察の到着が間に合ったからよかったものの、もしどちらかが欠けていたらどうなっていたことやら…
 
 
「虹のアーチをかいくぐり、さすらいトレイン走りゆく。ビッグゲームに胸躍らせて、次のトライに躍り込む。Be happy, good Luck!夢は銀河を駆け巡る。」
 
 
 
 
 
6話「マローン星の黄金」
1983510日放送
トライポイント:マローン星(グリーン惑星海第6惑星)
サイン場所:同星ククアロマ村付近の金鉱山

「やってやろうじゃん!こういうのって、一番嫌いなんだよね!」
 
 
STORY:フリカ星のどデカいカジノ。そこでの博打の最中に、転がり込んだ行き倒れ。彼のリュックから転がり出たのは、驚くなかれ金の原石!実は彼こそ依頼人で、語られたのはグレアムの、反吐が出るような悪事の数々。こいつは許しちゃおけねぇと、始末を買って出たJJ9!マローン星に急行し、1つの村を救い出せ!Be happy, good Luck!光り輝く黄金は、くすんだヤツらにゃ似合わねぇ。
 
 
グリーン惑星海にいる限り、そこをシマにするグレアム・シンジケートは追いかけてくる。今回はまたもやグレアム・シンジケートに関するお話です。今回JJ9に依頼された仕事は前回以上に重たい内容であり、どちらかといえば『ブライガー』にありそうなお話に仕上がっていました
 
 
旅のための資金を稼ぐためにブルースがフリカ星のカジノで賭けに明け暮れている頃、釣りや海水浴などを楽しむほかのメンバーたち。そんな中カジノに、金の原石をリュックいっぱいに詰めた行き倒れの男性が転がりこんできます。思い思いのスタイルでフリカ星を楽しむJJ9。昼ご飯用の魚を釣っていたら逆に海に落っこちるロックとビート、そこに出くわすバーディ、さらには留守番を放り出して海に遊びに行ってしまうジミーとスージーと、JJ9のメンバーの奔放さというかノリがよくわかるシーンになっています。JJ9は前2作のチームと違って戦闘部隊ではないので、こういった軽い感じのノリが成立するのでしょう
 
 
行き倒れていた男は、オハスロというマローン星の出身者。彼がばったり倒れちゃったのは実は3日間何も食べていなかったからでした。しかしそうこうしているうちに彼を追ってグレアム・シンジケートが急襲。JJ9J9-Ⅲ号を発進させ、フリカ星を脱出します。お腹が減っていたようで肉も魚もパンもなんでも頬張るオハスロ。スージーが作った特製J9ラーメンまで平らげてしまいます。なぜ彼が金の原石を持っていたのに、ひもじい思いをしてまでJJ9のもとまで来たのか?それは後々判明することになります。オハスロの目撃情報をもとにたまたまJ9-Ⅲ号を発見し、両者もろとも倒してしまおうとするグレアム・シンジケート。しかしJJ9がそう簡単にやられるはずもなく、攻撃をかいくぐってフリカ星を脱出します。J9-Ⅲ号はVTOL機ではなく、離陸の際は滑走が必要になるらしい。しかし機体があまりにもデカすぎるため、岸壁を破壊し海に突っ込み、海を滑走しながら離陸。メチャクチャフリカ星に被害出してるけど、これ大丈夫なんですかね…
 
 
オハスロから語られた仕事の内容。それはマローン星の住人を救出すること。マローン星の金鉱山はグレアム・シンジケートにすべて占拠されており、星の人々は金採掘の強制労働に従事させられていたのでした。もともとめぼしい産業も資源もなかったマローン星。そこに金鉱山が眠っていることを発見したグレアム・シンジケートは、フリカ星の島々への移住と引き換えに鉱山一帯を自分たちのものにし、星の人々を働かせていました。しかしその働かせ方は強制労働であり、フリカ星に移住した家族たちも証拠写真の撮影直後に皆殺しにされていました。今まで何度も星の人々は反乱を起こしたり、ほかのアウトローにこの始末を頼んだものの解決せず、とうとうJJ9のもとに仕事が回ってきたのでした。まさに血も涙もないグレアム・シンジケートの横暴。やっぱり話の内容的にはかなり、というより『ブライガー』にあってもおかしくない内容になっていますが、わざとそうしたのでしょうか?さすがにこれには怒りを感じ、義憤もあって仕事を請け負うJJ9JJ9のメンバーは、割と正義感が強いですね
 
 
作戦を立て、マローン星へ突入したJJ9。途中、偶然にもGSPのドナたちと再会し、ロックとビートを中心に敵の拠点をひそかに制圧。最後はJ9-Ⅲ号と変形したサスライガーの火力で敵を全滅させました。ロック・ビート・バーディの手際の良さは、まさしくプロ並み。ロックは銃の名手だから別として、ビートやバーディは戦闘経験はそれほどないはずなのに、どこでこれだけのものを身に着けてきたのでしょうか?そして予期せぬGSPのドナとの再会。第4話で登場したキャラが再登場するのは早すぎる気もしますが、ドナだと分かった時は、思わず「おお!」っとうなってしまいましたね。ロックとビートのキャラは『ブライガー』のキッドとボウィーにより近づけられており、今回の戦闘における彼らのキザで粋な掛け合いは、目をつぶって聞いてたらキッドとボウィーの掛け合いかと錯覚しそうになります。バクシンガー』の時の士郎と佐馬のキャラがキッドやボウィーのそれとはかなり変わっていたので、再び彼らに似たキャラクターになるように戻したのでしょうか。ともかく、今回は非常に『ブライガー』っぽいお話でした
 
 
「マローン星を後にして、明日はいずこかサスライガー。光る黄金それよりも、アツいヤツらのセンセイション。Be happy, good Luck!挑む青春、悔いはない。」
 
 
 
 
 
7話「熱砂の群盗」
1983517日放送
トライポイント:アルバ星(グリーン惑星海第5惑星)
サイン場所:同星ラウラト砂漠

「成功を祈る、JJ9。グッド・ラック!」
 
 

STORY:グレアムの手下の攻撃受けて、痛手を負ったサスライガー。墜落してしまった場所は、アルバ星・ラウラト砂漠のど真ん中!補給燃料探しに行ったロックとビートが出くわした、“赤いコブラ団”とは何か?再び襲い来るグレアムに、立ち向かっていくJJ9。赤いコブラの加勢を受けて、敵を一気に叩き潰せ!Be happy, goodLuck!ラウラト砂漠に吹く熱風、だがそれよりも熱い“夢”がある。

 
 
誰かからの依頼を受けて仕事を行うということが、だんだん板についてきたJJ9。しかし今回はグレアム・シンジケートとの攻防という、今までとはまたちょっと違った毛色のお話になっています。なんか最近、大勝負(ビッグゲーム)のトライよりも、グレアム・シンジケートとの攻防が中心になっているような気が…?
 
 
グリーン惑星海第5惑星・アルバ星付近を航行していたJ9-Ⅲ号。そこに突然現れたグレアム・シンジケートの宇宙船団の不意討ちを受けたJ9-Ⅲ号は、何とか応戦するもその機体を損傷して墜落。目を覚ましたJJ9が見た光景は、同星に広がるラウラト砂漠でした。『ブライガー』の各コネクション以上に『サスライガー』の各シンジケートは武力を持っているらしく、無数の宇宙船でJ9-Ⅲ号を攻撃。J9-Ⅲ号もサスライガー変形前はそこまで武装のバリエーションはなく、敗北してしまいます。そういえば本来はクルーズ宇宙船だったJ9-Ⅲ号。そりゃ武装も少ないですわな。墜落後に最初に目覚めたロックはブルースたちの安否を確認しますが、ビートだけなぜか目を覚まさない。それが死んだふりをしているからということに気づいたロックは、ブルースたちとひと芝居うちます。少々キツいジョークでしたが、ある意味これもJJ9らしいといえる…かな?
 
 
ジミーの点検により、燃料が不足していることが判明したJ9-Ⅲ号。ロックとビートは小型宇宙艇で付近の町へ向かいますが、途中で大砂嵐「サンドスコール」に遭遇して墜落。目覚めたときにたまたま通りかかった一団に声をかけると、なぜか銃を突きつけられて拘束されてしまいます。一つのお話の中で再び墜落するロックとビート。やっぱりこの2人、『ブライガー』のキッドとボウィーのコンビに酷似。ちなみにこの小型宇宙艇、今後も時々墜落しちゃいます。そして、謎の一団に拘束されてしまったロックとビート。柱に縛り付けられてもなお、女性のことをあれこれ噂したり粋な掛け合いをしたりするなど、JJ9らしさあふれる言動をしています。まあこの状況でこんなことやってたら、強がってるように思われそうな気がしないでもないけど…
 
 
一団のボスらしき男がJJ9のことを知っていたことで、誤解がとけたロックとビート。男はカルマ・パシャと名乗り、この一団は「赤いコブラ団」というもので、ラウラト砂漠付近で石油を盗掘するものを取り締まっていると語ります。ラウラト砂漠は上述したサンドスコールのせいで開発が遅れ、そのせいでグレアム・シンジケートを含むアウトローたちの石油盗掘が絶えないんだとか。第5話でも描写がありましたが、やっぱりこの時代でもガソリンおよび石油は、重要な資源になっているようです。カルマ・パシャは話せばわかる男で、かなり気さくそう。それを感じ取ったのか、ロックはJ9-Ⅲ号用の燃料を貸してほしいと頼みます。このあたりのシーンでは、ビートが自分たちのことをJJ9サスライガーと名乗ったり、「何をしに来た?」と訊かれてロックが「サイン(トライポイントにトライ)しに来た」と目を光らせて話したりなど、面白い描写が楽しめます
 
 
その頃、グレアム・シンジケートの攻撃を受けて大ピンチに陥っていたJ9-Ⅲ号。しかし間一髪のところで赤いコブラ団の増援と燃料補給が間に合い、J9-Ⅲ号がサスライガーに変形したことで形勢は逆転。グレアム・シンジケートを見事倒しました。今回の戦闘シーンでは、J9-Ⅲ号の燃料補給中に、石油を積んだ宇宙トレインが通過。グレアムはこれを狙ってJ9-Ⅲ号を誘爆しようとします。その直後変形したサスライガーは、宇宙トレインが通過する前に敵に決着をつけるのかと思ったら、まず宇宙トレインを止めて、その後両腕に装備されたランチャーでグレアムを一掃します。ムリヤリ宇宙トレインを止めるのはいいけど、その間とか止めた後に宇宙トレインが攻撃を受けたらどうするつもりだったんだろう?でも、サスライガーのランチャー発射シーンがとてもカッコよかったから、まあいいか!
 
 
「熱き砂漠のオアシスに、残す勝利のJJ9。行く手遥かな惑星海に、広がる夢も命がけ。Be happy, good Luck!サスライガーよどこへ行く。」

 
 
 
 
 
今回はここまで。次回は第8話から第10話をご紹介予定です。Let's get together J9!\イェイイェーイ!/









◎今日のJ9ソング


今日ご紹介するのは、1983年放送の銀河疾風サスライガー』OPテーマカヴァー「銀河疾風サスライガー(こおろぎ'73バージョン)」です。


原曲は以前の記事でご紹介した通りMOTCHIN(アイ高野)さんが歌っていますが、こちらはこおろぎ'73によるカヴァーバージョン。そういえば最近、特撮でもアニメでも、レコード会社などによるカヴァー版ってほとんど見かけなくなりましたね。


カヴァーバージョンでも、やはりこおろぎ'73。その声量や曲にはやはり聞き入るものがありますね。こおろぎ'73と言えば、J9シリーズではおなじみの山本正之さんが音楽を担当した『おじゃまんが山田くん』でもOPを歌っていましたし、これも何かの縁…だったりして!







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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