星雲荘、ハーレムにして恋の修羅場になりそう説
・ストーリー面
モア、そして彼女の上司であるシャドー星人ゼナがストーリー中動き回るお話となった今回。前回に比べればリクの登場シーンも増えていましたが、先述した2人の宇宙人捜査の中にたまたま絡むという形で、やっぱり話の中心にいたのはモアたちでした。リクの正体がモアたちにバレず、逆にモアたちの正体がリクにバレなかったのは意外でしたね

序盤でフック星人の陰謀を暴き、そしてピット星人出現の報告を受けるモアとゼナ。これだけ見るとAIBは有能で、確かにゼナの方は有能な捜査官なのですが、モアはなぜかドジ踏んでばかり。しかし妙な“ギャグのしつこさ”は感じませんでした。モアは組織内唯一の地球人という設定のはずですが、こういった天然キャラのお姉さん的なノリで行くのかな?

モアの実質的初登場回であった今回ですが、よく見ているとストーリー面でもなかなか興味深い点が多数。モア自身は小さい頃一緒に住んでいたリクと離れてしまったのには何か深い理由がありそうですし、彼女とゼナが所属するAIBは、少なくともこの宇宙が「ウルトラマンキングによって再生された宇宙」であることを認識しており、さらに宇宙警備隊の存在も示唆しています。ジードの正体までは把握していないようですが、このAIB、思ってた以上にストーリーで重要な組織なのかもしれません。
一方で、今回の伏井出ケイは、担当の編集者との打ち合わせシーンのみで、ストーリーにはあまりタッチせずに出番が終了。しかし「自分の心の一部を宇宙に置いている」など発言していることから、ケイはおそらくストーリ上の敵である何かの分身という形である可能性が高いですね。まあ、あんな言い方を編集者にしたら、「頭大丈夫なのかな?」って思われちゃいそうだけど…

今回リトルスターを持っていたのは、ピット星人の科学者。科学者つながりからか、リトルスターはやがてウルトラマンヒカリのカプセルになりました。ウルトラカプセルは宿主がウルトラマンに願わないと具現化しませんが、今回は直接ピット星人がジードに願うのではなく、エレキングのことを思うがゆえにジードに願うという形がとられていたのは興味深かったですね

・特撮面
市街地から離れた郊外での戦闘シーンであったため、ミニチュアが派手にぶっ壊れるということはナシ。しかしその分火薬での爆発演出がこだわれており、ジードの光線技を受け周辺が火花を散らしながら爆発する中、何とか踏ん張っているエレキングのシーンでは、見慣れきったこの怪獣がある程度の強敵に見えるような演出になっていました。
前回までも要所要所にCGを組み合わせたアクションシーンが使用されていましたが、今回は飛行しながらエレキングの攻撃を跳ね返して反撃するシーンでガッツリ使用。プリミティブの光線はすべて「レッキング」というワードが入っており、エフェクトもどこか禍々しさを感じるものになっています。
ピット星人の願いを受け、ソリッドバーニングに変身してエレキングを倒すジード。エメリウム光線をベースにしたエメリウムブーストビームが披露されました。ソリッドバーニングの戦闘シーンは物語の雰囲気に合わせてBGM「GEEDの証 心情(M-2b)」が使用されていますが、ソリッドバーニングは割と容赦ない攻撃をエレキングに浴びせているので、ちょっと悪役っぽくも見えてしまいます。もしかして、これってわざと?
メインキャラも出そろった『ジード』。そんな中現れるのは、謎の力を持つ芸人とアーストロン!?
次回は第3のフォーム:アクロスマッシャー初登場回!サブタイトルがかなり短くひらがなだけど、これは何か深いものが込められてそうだなぁ。
劇中2度にわたって登場し、市街地のど真ん中でマックスと戦闘を繰り広げたエレキング。1回目の登場である第2話では、マックスの華麗な光線跳ね返しシーンが『マックス』の代表的なシーンになり、2度目の登場である第27話では年末ということもあって派手な戦闘が繰り広げるなど、『マックス』でのエレキングは結構優遇されていたような気がしますね。
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