ウルトラシリーズらしい明快な歌詞でありながら、どこか含みを持たせているような今回のOP。そこに秘められているものへ、独断と偏見と妄想まみれで迫ってみましょう。
まずは前半。この辺りは英語中心の歌詞になっていますが、「Get Up=乗り越える」・「Jump Up=飛び上がる」という意味を持っていることに注目です。
「Get Up」の後に続いている単語がそれぞれ「now=今」・「pain=痛み」・「mind=考え」になっており、そのうえで「Jump Up GEED」となっています。これはつまり、ジードに変身したという「今」において、今後ストーリーで降りかかるであろう様々な「痛み」や「考え(悩み)」を「乗り越え」て、それらを踏まえて「飛び上がれジード」ということなのではないでしょうか
次は中盤。このあたりの歌詞はわかりやすく、意味もそのままであろうと考えられます。
そして、後半のサビパート。この辺りはもう見どころ(聴きどころ?)満載です。
「決められた自分のSTORY」というのは、リクのベリアルの息子であるというどうあがいても変えられない過去。「抗うたび築くHISTORY」というのは、そういった過去に対して必死に対抗し、未来という新たな歴史を作ろうとするリクの意思を表しているのでしょう。
もちろん、リクの「ジードとして自分は強くなる」という歌詞通りの意味でとらえることも可能ですが、「GEED」と「僕は強くなる」で歌詞を少し区切っているのが興味深い!こうすることで、第三者である誰かがジードに対して「僕は強くなる」という意味でもとらえられますし、さらには「ジード」という存在・運命に対して「僕は強くなる」という、また違ったリク視点からも、その意味をとらえることが可能です。まあすべて自分の妄想の域を出ないものですが、この歌詞は聞けば聞くほど、深みのあるものだと強く感じますね
そして最後の歌詞。これは文字通りの意味でしょう。
ですが他の方々も注目されていましたが、「ウルトラマンジード」ではなくわざと「ウルトラマン」と区切られていることには、いろいろ考えさせられます。もちろんジード自身がウルトラマンとして覚悟を決めるという意味もあるでしょうし、はたまたそこまで深い意味はないのかもしれません(例:『ウルトラマン80』後期OP「がんばれウルトラマン80」)。
P.S. 考察記事の続編はこちら!→https://blogs.yahoo.co.jp/bongore_asterisk/66298100.html
劇中では新番組予告でも使用されていた、思わず「コイツはスゴいぜ!」と叫びたくなってしまうBGM。序盤の木琴、そして転調による管楽器の使用など、音楽に関してはド素人な私でも、このBGMはかなり凝った作りをしてるんだなぁと感じます。
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